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本編
王都はまだですか?
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町を出発してから三日目。今日も野営の私達は今、師匠とランバートさんが狩りに行って私は焚き火の番をしている、昨日、買い出しと情報収集の為に寄った大きな街で、騎士団からの連絡があった。
あの日、店を訪ねていていたのは、公園で住所を聞いてきた同級生だった。知らない男性に私の行き先を聞き出したらお金をくれると言われて、聞きに来ただけだったらしい。彼女は組織とは無関係ということで、お説教の後、帰宅を許されたそうだ。暫くは監視が付くみたいだし、安心して大丈夫と師匠から言われた。
ボーとそんな事を考えながら焚き火に小枝を追加していると、師匠とランバートさんが泥だらけで帰って来たけど……くっさ!?何処に落ちた!!!!
鼻を摘まんだ私が一歩離れると、二人とも首を傾げる。気付いてよ!
「臭い!」
「獲物は採れたよ」
そう言ってランバートさんが、猪を突き出した。これも臭い!
「二人とも川で洗って来てください」
今、隠れている森の脇にある川を指すと、ランバートさんは自分の臭いを確認して頷いた。ほら!自分でも臭かったでしょう!
「面倒臭い」
「うん?師匠、何か言いましたか?」
欠伸しながら嫌がる師匠に、私が青筋立てながら向き直ると、両手を上げて降参のポーズをしてランバートさんの後を追って川へ向かう。二人が川辺で何か話しているのを眺めながら、焚き火に小枝を追加した。あの大きさの猪なら二日位は持つかな?洗って貰ったら、そのまま川で血抜きして……ブッ!お前らいきなり服を全部、脱ぐな!!!!
私の事はお構い無しに、服を脱いで洗い出す二人に背を向けて、大きなため息がでる。……女扱いしろとは言わないけど、気遣いってモノは無いのかなぁ?あー!早く王都に着かないかな。膝の間に顔を挟む様に座って、一人でブツブツ文句を言う。この二人が無神経なのかな?私が気にし過ぎなの?
「イリーナ、具合でも悪いのか?」
ランバートさんが声を掛けてくれるけど、顔を上げたくなくて頭を横に振って否定だけした。
「えっと……猪は、どうしたら良い?」
「川で血抜きして、内臓は火炎魔法で炭になるまで焼いて下さい」
了承の返事したランバートさんの足音が離れる事を確認すると、ゆっくりと顔を上げる。川辺に向かうランバートさんは、上半身裸のままだった。やっぱりね。私が名前で呼ばない事を気にする割に、裸になる事は気にしない。逆でしょうが普通!
「リナ、血抜き済んだぞ!」
一人で悶々と考えていると、師匠が何とも気の抜ける事を言った。気遣いより食事が大事ですもんね!
「……二人が服を着たら、そっちに行きます」
師匠がやっと上半身裸に気付いて服を着替えながら、ランバートさんにも何か話してる。師匠の指摘で、やっと気付いた彼も慌てて服を着た。
「……皮を剥いで解体します」
なんだか二人と話をしたくなくて無言で皮を剥ぐ。横でランバートさんがウロウロしてるけど、それも無視して作業を続けた。解体した肉の半分は収納して、残った骨や頭は内臓と同じ様に処理して貰った。血抜きしたとは言え獣をそのまま焼くと臭みが強いから、料理用ポーチから香辛料を取り出す。まだ、明るいから今のうちに鍋で煮て、明日の朝用も準備しよう。
「別で明日の準備しますから、焼くのお願いします」
二人に味付けした肉の塊を押し付けて、私は横で鍋に材料を入れて煮込み始めた。私のせいで空気が悪いのかも?でもなぁ、何て言えば良いのか自分の気持ちが分からない。あーイライラす……る……?
「あ……れ……?」
身体が熱い?それとも鍋に近付き過ぎた?でも、なんだかクラクラ目が回るよ?
「イリーナ!」
「リナ!聞こえるか!」
あれ?師匠達、何を慌ててるの?私は別にどうもな……い……
あの日、店を訪ねていていたのは、公園で住所を聞いてきた同級生だった。知らない男性に私の行き先を聞き出したらお金をくれると言われて、聞きに来ただけだったらしい。彼女は組織とは無関係ということで、お説教の後、帰宅を許されたそうだ。暫くは監視が付くみたいだし、安心して大丈夫と師匠から言われた。
ボーとそんな事を考えながら焚き火に小枝を追加していると、師匠とランバートさんが泥だらけで帰って来たけど……くっさ!?何処に落ちた!!!!
鼻を摘まんだ私が一歩離れると、二人とも首を傾げる。気付いてよ!
「臭い!」
「獲物は採れたよ」
そう言ってランバートさんが、猪を突き出した。これも臭い!
「二人とも川で洗って来てください」
今、隠れている森の脇にある川を指すと、ランバートさんは自分の臭いを確認して頷いた。ほら!自分でも臭かったでしょう!
「面倒臭い」
「うん?師匠、何か言いましたか?」
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私の事はお構い無しに、服を脱いで洗い出す二人に背を向けて、大きなため息がでる。……女扱いしろとは言わないけど、気遣いってモノは無いのかなぁ?あー!早く王都に着かないかな。膝の間に顔を挟む様に座って、一人でブツブツ文句を言う。この二人が無神経なのかな?私が気にし過ぎなの?
「イリーナ、具合でも悪いのか?」
ランバートさんが声を掛けてくれるけど、顔を上げたくなくて頭を横に振って否定だけした。
「えっと……猪は、どうしたら良い?」
「川で血抜きして、内臓は火炎魔法で炭になるまで焼いて下さい」
了承の返事したランバートさんの足音が離れる事を確認すると、ゆっくりと顔を上げる。川辺に向かうランバートさんは、上半身裸のままだった。やっぱりね。私が名前で呼ばない事を気にする割に、裸になる事は気にしない。逆でしょうが普通!
「リナ、血抜き済んだぞ!」
一人で悶々と考えていると、師匠が何とも気の抜ける事を言った。気遣いより食事が大事ですもんね!
「……二人が服を着たら、そっちに行きます」
師匠がやっと上半身裸に気付いて服を着替えながら、ランバートさんにも何か話してる。師匠の指摘で、やっと気付いた彼も慌てて服を着た。
「……皮を剥いで解体します」
なんだか二人と話をしたくなくて無言で皮を剥ぐ。横でランバートさんがウロウロしてるけど、それも無視して作業を続けた。解体した肉の半分は収納して、残った骨や頭は内臓と同じ様に処理して貰った。血抜きしたとは言え獣をそのまま焼くと臭みが強いから、料理用ポーチから香辛料を取り出す。まだ、明るいから今のうちに鍋で煮て、明日の朝用も準備しよう。
「別で明日の準備しますから、焼くのお願いします」
二人に味付けした肉の塊を押し付けて、私は横で鍋に材料を入れて煮込み始めた。私のせいで空気が悪いのかも?でもなぁ、何て言えば良いのか自分の気持ちが分からない。あーイライラす……る……?
「あ……れ……?」
身体が熱い?それとも鍋に近付き過ぎた?でも、なんだかクラクラ目が回るよ?
「イリーナ!」
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