ChatGPTさんの短編小説 2025年5月

草薙銀之介

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40件目 この屋根の下で、誰とキスをする?

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海沿いの丘に建つ白いシェアハウス。
ここには、俺――如月タクミと七人の美少女たちが暮らしている。

 

朝からリビングは、熱を帯びていた。

 

「はいはーい! 今日は“濃厚キスチャレンジDAY”だよー!」

 

ラブリー天使系長身美少女・姫野リリィが、パンケーキ片手に宣言した。

 

「おい、なんだその意味深な響き……ってか、勝手に決めるなよ」

 

「え? だって、みんなタクミくんのこと、めちゃくちゃ好きだし?」

 

彼女は屈託なく笑って、俺の手をぎゅっと握る。

 

「くっ……やっぱり今日もそうなるのね……!」

 

低身長で逆上気質の火野あかねが、顔を真っ赤にして叫ぶ。
その手にはなぜか水鉄砲。戦う気満々だ。

 

「……騒がしい。けど、参加はする」

 

低身長の陰キャ美少女・月城ことはは、目線を本から外さずに言った。

 

「おほほ、やはりこの私にふさわしいキスを差し上げますわ」

 

紅茶を優雅に飲む、令嬢の美少女・綾小路セリナ。
なぜかナイフとフォークを携えている。怖い。

 

「ふふ……キスひとつで、心を支配できると思ってるの?」

 

妖しげな雰囲気をまとった3年生の先輩・白雪レイカが、ワイングラス越しに微笑む。
中身は葡萄ジュース、たぶん。

 

「タクミ、黙って座ってろ。お前のキス、いただく」

 

長身黒ギャル美女先輩・黒川ナツは、気だるそうにしながらも近づいてきた。
口調は乱暴だけど、目は真剣だった。

 

「……タクミ。唇の温度、測定します。基準値を超えたら、濃度を上げます」

 

AIアンドロイド女子高生・アメリア。
淡々とキスの“深度”をデータ処理しているのが恐ろしい。

 

そして――

 

「タクミ、今日も隣、私でいいよね?」

 

俺の幼馴染、桜井ミユが、何気ない口調で隣に座る。
けれどその手は、俺の手をぴたりと逃がさない。

 

「じゃあ順番、くじ引きで決めよっか♪」

 

リリィが小瓶を振ると、なぜか俺が一番最初になってしまった。

 

そして始まった、“みんなで濃厚なキス”チャレンジ。

 

リリィは笑顔のまま、そっと俺の唇に自分の唇を重ねてくる。
そのまま数秒――吐息が重なる。甘くて柔らかくて、ちょっと意識が飛びそうになる。

「恥ずかしいけどガンバルねっ……、ふ……ちゅっ……ん……っ、ふぅんふぅん……、ペチョっピチャっ……、んひっ、キモチィねっ……ちゅっ」

あかねは「し、しょーがないんだから!」と叫びながらキスして、一瞬だけ唇を噛んできた。思わず変な声が漏れた。

「どーせアンタはスケベなんでしょっ、なんか悔しいから……ペロッ、痛い……?」

「我慢して……、れろっちゅぴっんっ……、んんっ……、軽くイっちゃった……っ、もっとしてやるっ、れろれろれろっちゅぴっんっ、ちゅっ」

ことはは無言で近づき、目を閉じ、触れるようなキス。
でも、舌が一瞬だけ動いて、俺はギブアップ寸前。

「んっ……れろっ、にげちゃ……ダメ……、んむ……っちゅっれろれろれろっちゅぴっんっ……、あむっえろっちゅっ……んっ……ふうぅふうぅ」

セリナはワルツのリズムで額に触れ、唇にゆっくりと当てた。
香水と紅茶の香りが混ざって、記憶が飛びそうだった。

「んっ……んむ……っちゅっんっ……、はぁっ……はぁっ……、んっ……キモチィれろっ、……ふ……んむ……っちゅっ、ふぅんふぅん、ちゅっちゅっ」

レイカは、「甘い夢を、現実にしてあげるわ」と囁きながら、キスの最中に俺の髪をなでた。背筋がゾワゾワした。

「んっ……、ん~っ、ちゅくっ……クチュ……っ、んっ……、キモチィっちゅっ、あ~んちゅぷっれろれろれろっらぁ~いしゅきぃいイヒヒっ」

ナツ先輩は「文句あるならやめていいぞ」と言いつつ、俺の首元を抱き寄せて、深く、長く、まるでドラマのワンシーンみたいなキスをした。

「あ~ん、れろっちゅぴっ、んっれろっ、んむっちゅっ、しゅきぃれろれろれろっちゅぴっんっ……」

アメリアは「最適な角度、接触圧力、継続時間……」と計算しながら、でも結局、そのキスは誰よりも“温かく”て、涙が出そうだった。

「んっ……ちゅっ、ペチョっピチャっ、ちゅここっ、れろれろれろっ、ちゅくっちゅくっ……ちゅぴっんっ……キモチィ……」
 

最後に――ミユ。

 

「全部見てた。だから、私のは……特別だよ?」

 

そう言って、ミユは両手で俺の顔を包み込む。
そのまま、時間が止まったように長く、深く、俺の唇を奪っていった。

「んむ……っちゅぴっ、れろっちゅぴっんっ……、ちゅこっちゅくっちゅぴっ、にへっ、まけないれろれろれろっちゅぴっんっ……」

「やっぱり……これが、私のタクミだね」

 

目を開けたミユの笑顔は、どこか怖くて――でも、綺麗だった。

 

他の6人が静かに見つめる中、俺はただ呆然と座っていた。

 

こんな毎日が続いたら……俺、多分、死ぬ。

 

でもその前に、誰か一人を、本当に好きになってしまいそうだ。

 

それが誰かを、まだ俺は知らない。


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