もう一人のオレがみんな美少女で家に住みついてますが何か

第八話 Obsolute The Activation 5

　夕方八時半頃に裏実瑠が呼びに来たので、俺は峰輿宅へ参上して席に就くと、順番に弁当を温めていたから少し待ってみる。

　萌香は既に緑茶と天丼弁当をやっていて、次に実瑠と優花へハンバーグ弁当が寄越されて、俺と奈津美さんには焼き魚弁当。

　真胡都には唐揚げ弁当を寄越して、最後に紫英流はのり弁当を持ってきては、カップのワカメスープをかき回して分配する。

　偶にはインスタントな夕食も悪くないと、一同は出来るだけゆっくり食べようとしたが、実瑠と優花と真胡都は少し速い。

　余程にしてダンプラや購入商品が気になると見えて、弁当とスープも大事にしたいと、何となく我慢しているようにも見えた。

　俺も待ちきれないから自宅ですでに始めていて、中断していると貴重な時間と製作意識に、挟まっては腹がソワソワしている。

　悟られると空気を壊しそうだが、食事の時間や弁当がイヤではないし新鮮なので、弁当もしっかり食べたいから二人の腹も分かる。

　そこへ席に就く前に寄越したチャーハンが、充分な熱量を保って素材の旨香を撒き散らして、各席に分配されるがミニサイズ。

　弁当と手作りチャーハンの組み合わせは、やや太りそうでも通常の白米を炊きたてでの使用で、糖質とタンパク質で代謝上げか。

　血流やリンパの流転率や体温を、糖質と熱量で補填しながら睡眠や代謝を引き上げて、カロリーが本当に燃えるなら問題無い。

　それにネギの香味や塩コショウを控えめに、出汁やスープは使っていないにしても、ベーコンの旨味や旨香も利いている。

　更には半熟気味の卵をダイレクトに使用する事でマイルドな旨味を加算しながら、全体的に旨香と旨味が絶妙にシンクロしている。

　弁当の鮭もイイやつを見つけたのか、脂もノッて色も佳く少し塩気が濃くも、白米と同時に喰うくらいに旨くサイズもイイ。

　ちくわの天麩羅やゴボウ炒めも独特な旨味が、半身のコロッケも併せてあっさりとしながらも、全体的に善くまとまっている。

　今この時までの1日が何時も以上に充実して、通常時でも充分に贅沢なのに、更に秋葉原を探訪してはより艶の良いO.T.A.活の1日だった。