自由気ままな生活に憧れまったりライフを満喫します

りまり

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   あの日から私は何もする気がおきずに部屋にこもっていたのだが、あまりに私を心配するお父様とお兄様の為に外の空気を吸いに町にでた。

 出るんじゃなかったと思う。

 かわいい子と腕を組み楽しそうに歩いている。

 バカみたい!

 バカみたい!

 そうだよね。

 今まで女と思われたことなんてない。

 何やっているんだろ、何特別感出してたんだろ。

   彼は私には気付かず通り過ぎていった。

   私はギルドに行き依頼を確認した。

 丁度よさそうな依頼があったのでそれを受付嬢に渡すとすぐに受理してもらえた。

 明日の朝早くにここを立つので今日は一週間分の食料を買い込み家路についたのだ。

 両親や兄にはしばらく旅に出るとだけ伝えてあるので大丈夫だろうし、護衛はつかず離れずで付いてきてくれる。

 この時ばかりは過保護な親でよかったと思う。

 その日は夢を見ることなく深い眠りについたのだ。

 よく朝すっきりとした顔で旅だった。

 
  


 一人あれているものがいるが自業自得だ。

 偶然にも毎回合う女の前で勘違い女と迷惑だとさえ言ったんだ。

 自分のことを遠回しに言われていると思うだろう!!!!!

 それを避けられているだとか嫌われただとか嘆いているこいつがうっとおしい。

 早くも追い出してやろうと思っていると扉が開きそこには常連さんの姿があった。

 「ギルマス久しぶりだね」

 「最近暇になったからね、あの子のお陰で仕事がはかどるよ」

 「それは良かったですね」

 「だから事務仕事に専念してくれるか、俺と結婚してくれと求婚したんだ」

 「おや本気で口説きに言ったんですね」

 「当たり前じゃないか、あんないい女他にいないだろ!!!!」

 「そうですね、尊攘そこらの男にはもったいないですね」

 「そうだろ、それなのに今日から一週間依頼を遂行するために旅に出ちまったんだ」

 「大丈夫なのですか?
 確か彼女まだCランクでしたよね?」

 「大丈夫だ影に頼んで彼女を見守らせている」

 「過保護ですね」

 「当たり前だ、俺の未来の奥さんだからなエマは」

 ギルマスがエマ様のお名前を出すと今まで荒れていた常連さんの顔色が変わった。

 「どういうことです、エマは僕のですよ」

 「散々傷付けてきた奴に言われたくないね」

 常連さんは何も言わずに出て行ってしまったが、どこに向かっているかなんて手に取るようにわかる。

 「追いつきますかね」

 「どうだろうな、運命ってやつでつながっているなら追いつくだろうよ」

 ギルマスの顔はどこか意地悪な顔で言っていたのを私は見て見ぬふりをした。 


 

 
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