【完結】嫌われ者の僕はひっそりと暮らしたい

りまり

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   私には3人の子がいる。

   それぞれ可愛くて愛情を注いでいたつもりだが、リアムが3歳になると、リリシャに虐められたと訴えてきた。その時は軽く諌める程度だったしリリシャも言い方がキツかったのかなと反省していた。

   数日するとまたリアムが訴えてきたのだ。

   今度は双方につけた従者に聞くとリリシャは確かに何もしていなかったのだ。ならなぜそんな嘘をリアムがつくのだ?

   私がリリシャを諌めないと知ると今度はリデアに訴え始めた。リデアは確認することなくリリシャを殴った。

 小さな身体は壁に打ち付けられ崩れ落ちたリリシャをリデアは動じることなく蹴りつけたのだ。

 従者が慌てて騎士を呼びリデアを止めたが、リリシャが救出された時は小さな身体を丸め頭を庇うようにしていたという。

 リリシャを医者に診せ治癒を施したが、小さな身体が大量の魔力を注ぐのは危険とこまめに治療していたがその間も目を覚ますことがなかった。それなのにリアムは目を覚まさないリリシャに虐められたと訴え続けたのだ。

 リリシャは一年かけて治癒を施し完治したが中々目を覚まさなかった。

 完治から数日するとようやく目を覚ましたが、兄に暴力を振るわれた恐怖から部屋から出ることを極端に嫌がったと執事から聞き仕方ないと了承したが後から調べるとリアムが嫌がるからだとわかった。

 何故あの時きちんとリリシャに確認しなかったと後悔したが、料理長からリアムの食事に関する報告とリリシャの食事を執事が行為に捨てていることを聞き秘密裏に調べると悪事がわんさか出てくるではないか!!!!

 その頃リリシャと第一王子の婚約が内定したが、リリシャの希望で婚約者をリアムに変えるなど手続きをしている間にリリシャは部屋を日の当たらない場所に移され、食事もさらに減らされたと報告があったのだ。

 見守っている方が耐えられなくなるような仕打ちを小さなリリシャは耐えていたのだ。

 多くの証拠と証言を取り執事は騎士団に引き渡された。

 リデアによって救出されていたリリシャは、リデアに甲斐甲斐しく介護されていた。

 流石に口移しで水を飲ませているのを見た時は思考がフリーズしたが、慌てて事情を聴くと意識がないので口移しでスープや水をこまめに与えていたというではないか、従者が初めはやると言っていたが、なぜかそれが面白くなくって自分でやり始めたと言う。

 親としてなんといえば正解なのか悩む。

 はっきり言って私もかわいいリリシャに口移しで水を与えたい。

 羨ましいぞリデアよ!!!!!

 
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