婚約破棄ですか? どうでもいいのでそれでお願いします。

りまり

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 確認すると言って出て行ってからちょうど1時間後に戻ってきた側近で公爵家の次男ラディは怒りで体が震えていた。

 「本当のことだったのですね」

 「はい、今陛下と王妃殿下にご報告してきましたのでそろそろ殿下が血相変えて戻ってくるかとおもいますよ」

 笑顔が怖いな~

 仕事の出来ない殿下に変わり私と側近三人で仕事をまわしているのだ。

 遊び呆けている輩にとやかく言われる筋合いはない。

 「あそこまで阿呆だとは思いませんでしたよ。
 まさか護衛につけた騎士候補を自分の側近だと思っていたらしいですよ」

 「そこで殿下に会ったけど、腕に気色悪い女が引っ付いていたぞ」

 「あら、もう書類を出してきてくれたの?」

 「あまり出歩くと仕事にならなくなりますからね」

 彼も側近の一人で侯爵家の次男で名前をフランと言う、後一人いるのだが今騎士団に行き剣の練習中だ。

 側近と言えど殿下の一番近くにいるのでそれなりの強さがなければならないのだ。

 「ヨシュアもそろそろ戻ってくるんじゃないかな」

 「暑苦しくなりますね」

 「一応室内はそれなりに冷やしているんですけど、ヨシュアの熱気で効きが悪いですからね」

 バンと大きな音がして中に入ってきたのはヨシュアだった。

 彼も侯爵家の次男であるが、三人とも王家の血が入っているのだ。陛下たちにはお子が一人だけなので彼らは殿下のスペアとして育てられた側近とは名ばかりなのである。

 もちろん殿下は知りませんよ。

 教えてもらっていたとしても覚えていないでしょうから知らされていないのと変わりません。



 
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