婚約破棄ですか? どうでもいいのでそれでお願いします。

りまり

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 この後宰相閣下に呼ばれたのだが、うん頭抱えてますね。

 「呼び立ててすまんな、どうしてもこいつらが話があるっていうので全員を一か所に集めた」

 「父上朗報です。
 ここにいます伯爵令嬢はエレンの義妹でなんと稀少な光属性なのです」

 「・・・」

 興奮しているのでしょうか、顔が真っ赤にしながら義妹がどれだけ優秀かを語る殿下に周りは白けていた。

 殿下は知らないのでしょうか?

 ここに集められた人間は少なくとも二属性以上でかなりの魔力量を有している。

 私は全属性所有し魔力量が膨大だったため妃候補上がってしまったのだ。そうでなければ伯爵家とはいえ裕福な商家より貧乏な家の娘など妃候補になどならない。加えて私はそれなりに頭も良かったからなおさらだ。

 「本当に情けない」

 「エレンこのバカに少し灸をを据えおうと思うが何がいい」

 両陛下の目は本気でこのバカ王子に灸を据えるつもりだ。

 「そうですね・・・私ここにきてから一度も外にお忍びで出たことがないのです。
 なので私の仕事を殿下にやってもらえないでしょうか」

 「おお、そうだな。
 ならエレンの母君が所有していた屋敷が保養地にある。
 そこで思う存分羽を伸ばしておいで」

 「ありがとうございます。
 やった!!!!」

 私は初めての休暇に浮かれていた。

 浮かれない方が不思議なぐらいだ。

 10歳でここにきてから勉強にマナーに忙しくしていた。

 周りは大人ばかりで年が近いとはいえ側近候補ぐらいしかいなかった。

 それが初めて表に出れるのだ。

 私は出かける支度をするべく部屋を後にしたのだ。

 不敬?

 実の娘のように可愛がってくれている両陛下がそのぐらいのことで怒ったりしませんよ。

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