パーティーを追放されたおじさんの里帰り珍道中

春志乃

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地鳴り編

おじさんが見つけた男の子

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「魔獣討伐を祝して、かんぱーい!」

「「「「「かんぱーい!」」」」」

 ジョッキが掲げられ、宴会がにぎやかに始まった。
 魔獣討伐記念の宴会は、冒険者ギルドでは入りきらなかったので、騎士団の訓練所で行われていた。
 ベノワを始め、冒険者ギルドのコックたちと騎士団の食堂のコックたちも加わって、大牙猪の肉を使ったごちそうがこれでもかとたくさん用意された。
 基本的には立食形式で騎士団の食堂から持ってきた長机がずらりと並び、そこにごちそうが並べられ、飲み物は真ん中の長机に用意されていた。
 この宴会の主賓であるレオたちには、別途、テーブルと椅子が用意されていて、のんびりと食事を楽しめるようになっていた。料理も出来た手を係りの者が運んできてくれ、別途、メニューも用意してくれて、注文も出来るようになっているのだ。まさに至れり尽くせりである。

「あぁ~……うめぇ……!」

 キンキンに冷やされた麦酒を一気にあおり、レオは感嘆の声を上げた。

「このジュース、おいしい」

「わんわん!」

「私は葡萄酒のほうが好き」

 ルイはリンゴのジュース、ポンタはミルク、ロザリーは葡萄酒を楽しんでいる。

「さあ、食うぞ!」

「うん!」

「ルイ、どれがいい? ママがとってあげるわ」

「わんわんわん!」

 ルイより先にポンタが返事をする。

「ポンタくんは、こちらをどうぞ」

 ベノワがやってきて、ポンタの前に肉料理を置いてくれた。彼専用に調理してくれたらしい肉にポンタがかぶりつく。

「オレ、カツがいい」

「ふふっ、お気に入りね」

「俺はこっちのソテーだな」

 ロザリーがルイにトンカツをとりわけ、レオは分厚いソテーを自分の皿に乗せ、ナイフで切り分け、ルイとロザリーの皿に乗せる。

「おいしい!」

「よかったわね。こっちのレオが切り分けてくれたお肉も美味しいわよ」

「お、これ、しっとりして美味いな。このソースも絶妙だ」

「へへっ、ありがとうございます」

 ベノワが照れくさそうに頭を掻きながら、ぺこぺこと頭を下げる。

「肉料理はもちろん、それ以外にもあれこれ作りましたし、これからまだまだ作るので、たっくさん食べて下さいね!」

 そう告げるとベノワは、忙しそうにどこかへと去って行った。おそらく厨房に戻ったのだろう。今日は騎士団の食堂で料理を作ると言っていた。

「本当に料理が好きなのね、楽しそう」

 足取り軽く去っていくベノワにロザリーがくすくすと笑いながら言った。

「マージ曰く、大牙猪の肉なんて早々調理できねえから、朝から晩まで暇を見つけては、レシピとにらめっこしてたらしいぜ」

「あのね、マージおばさんとおるすばんしてるときにね、ベノワおじさんになにたべたいかきかれたからね、トンカツっていった」

 一昨日は冒険者ギルドで長い長い報告会議があって、それには普段、子守りを頼んでいるアベルもシェリーも参加するということで、マージがルイのお守りを引き受けてくれたのだ。

「そうなのね。なら、たくさん食べるといいわ。ただ、無理はしちゃだめよ。何事も美味しく食べられる分が一番よ」

「はーい」

 ルイは素直に頷いて、美味しそうにトンカツを頬張る。
 レオとロザリー、そして、ポンタも目の前のご馳走をルイに負けじと胃に納めていく。
 宴会はとても賑やかで、冒険者や騎士がそれぞれ特技を披露する余興が有ったり、バージとギュンターが槍と剣で演武を見せてくれたり、騎士団内の有志で構成されている楽団が演奏を披露し、皆で踊ったりと、目まぐるしいほど騒がしく、楽しい時間が流れていく。
 合間合間で、レオたちのもとにはお偉いさん(ギルドや騎士団だけではなく、なぜか町のお偉いさんだった)が挨拶に来たり、ギュンターはどこで聞きつけたのか、ぜひ、レオのコレクションを見せてほしいとお願いして来たり、サウロは自分が解体したい獲物をリクエストしてきたり、若い冒険者や騎士たちはレオやロザリーに指導をしてほしいとお願いに来たり、絶えず誰かがやってきた。

「ふー、食った食った」

「もう、おなかいっぱい」

「デザートは別腹よ」

 腹をさするレオとルイの横で、ロザリーは美味しそうにデザートのタルトを頬張っていた。レオとルイは「よく入るな(はいるね)」と感心しながらそれを眺める。ポンタは、テーブルの下でふくれた腹を見せながら、幸せそうに眠っている。野生は捨てたんだろう。

「よぉ、レオ。どうだ? 楽しんでるか?」

 ワインボトルを片手にバージがやって来た。ほら、と促されてグラスを差し出せば、そこにワインが注がれ、ロザリーのグラスにもワインを注いだ。レオも彼の盃にワインを注ぎ返す。

「レオ、ロザリー、君たちに良いニュースと面倒くさいニュースがある。どっちから聞きたい?」

 些か酒のせいで赤い顔でバージが言った。

「どっちの話も聞きたくねぇ」

「じゃあ、面倒くさい話からしよう。このエンドの町は、バルテル辺境伯様が治めるバルテル辺境伯領にあるわけだが、そのバルテル辺境伯様が君たちに会いたいそうだ」

 レオはこれでもかと顔をしかめた。ロザリーは素材の売買以外のこういう話はレオが決めるものと思っているので「次は何を食べようかしら」とメニューを片手にデザート選びを続行している。

「パパ、すごいかお」

「レオは堅苦しいのが嫌いなのよ。あら、アイスクリームがあるわ。ルイも食べる?」

「あいすくりーむってなぁに?」

「冷たくて、甘くて、美味しいのよ。初めてならママと半分こしましょうか」

 すみませーんとロザリーが給仕を呼ぶ。

「断るって選択肢は」

「俺のメンツがつぶれるなぁ」


「絶対案件じゃんかよぉ……」

「まあまあ。辺境伯様は、気さくな人だよ。今回の件で、どーしても君にお礼が言いたいそうだ」

「……礼はいらねぇって言っておいてくれ」

「それで次。嬉しいニュースだ。といっても俺がそう思っているだけで、君たちにとって嬉しいものであればいいという前提がつくがな」

 レオの言葉をさらっと無視してバージが続けた。

「今回の魔獣討伐の討伐依頼報酬額が決定した。……まず、金貨千枚だ」

「……は?」

 レオの口から間抜けな声が出た。運ばれてきたアイスクリームを食べようとしていたロザリーの手も止まり、動いたのはルイが自分の口にアイスクリームの乗ったスプーンを運んだ手だけだった。

「だ、大丈夫なのか、ギルドの財政は……」

「冒険者ギルドから五百枚、残りは領主家から出される。……そして、君たちが討伐に使ったポーション類は魔術師ギルドが、君たちのエンドの町での宿代は商業ギルドが、君たちが討伐に使用した武器、防具などの修繕費は職人ギルドが保証する。もちろん、討伐した魔獣に関する素材は、毛の一本、血液の一滴に至るまで、全て君たちのものだ。売買するもよし、手元に残すもよし、全て君たちが決めていいんだ」

 レオは思わずロザリーを振り返る。ロザリーはぽかんと口を開けたままだったが、レオも同じく開いた口がふさがらなくなっていた。

「お、おい、バージ、俺たちは何もそこまで求めてるわけじゃ……」

「そうじゃない。そうじゃないんだ、レオ」

 バージが葡萄酒のボトルを握りしめた手に力が込められたのが見て取れた。

「……本来、魔獣討伐とは、それほどの保障がされる依頼なんだ」

 バージが俯き、吐き出すように言った。
 ロザリーが片手で口元を覆い、レオは、はっ、と短く息を吐いた。
 四年前の黒虎の魔獣個体との討伐戦は、豊富な聖水に助けられはしたが、ポーション類も大量に消費し、防具や武器の消耗も激しく、高額の討伐報酬とはいえ、利益はほとんど出なかった。
 こんな宴も開かれなかったし、他のギルドや王領内のことであるから、ここを例にするなら王家から何を言われることも、してくれることもなかった。
 ただギルドマスターのケロースが「ご苦労だった」と一言、告げただけだった。

「王領内のことで、王家が出て来ないというのなら……ギルドマスターと組んでいたか、ギルドマスターが、君たちが受け取るべき報酬を、自分の懐に入れてしまったか、そのどちらかなんだ」

「だが……」

 レオはその先をなんて続ければよいのか分からなかった。
 バージは懐から一枚の紙を取り出した。それは金の鉄槌の新メンバー募集の紙だ。

「ここを見ろ……討伐隊には、これだけのものが保障されているんだぞ」

 バージが指さしたのは、募集要項の最後の二行。

『・衣食住費用王家負担
 ・そのほか優遇制度あり』

「これは話が違うだろ。だって、俺たちはただの冒険者だが、聖者と聖獣の護衛も兼ねた討伐パーティーで……」

「魔獣の討伐に関する規約を定めているのは冒険者ギルドじゃない。国際法によって、定められているんだ。この世界共通の脅威、それが魔獣だからだ。俺たち冒険者が魔獣の前身である魔物を斃すことを生業にしているため、討伐の際は中心になるだけなんだ」

 バージの強張った声、戸惑うレオとロザリーにルイがスプーンを口にくわえたままおろおろしていて、何かを察知したらしいポンタがルイの膝に乗った。

「そもそも、俺たちは誰も、四年前、この国に、アルト国に、魔獣が出たなんて話を知らなかった。辺境伯様でさえご存じなかった」

「国が、混乱することになるからと極秘で行われたんだ」

「……不都合を隠したかったとしか、俺には思えない」

 ははっとレオの口から乾いた笑いが零れて、身を投げ出すように背もたれによりかかり、片手で顔を覆う。ロザリーも両手で顔を覆って俯いてしまった。
 何もかもがケロースの手のひらの上で転がされていたのだろうか、と今になって、気が付いた自分の滑稽さに嫌気が差す。何が二年前だ。その前から、自分たちはあのサイ野郎に目をつけられていたのだ。
 あの魔獣討伐は、その数年後に行われる聖者召喚のために、レオたちを試したかったのだろう。

「……パパ、ママ、だいじょうぶ?」

 ルイの心配そうな声にレオは、はっと我に返って顔を上げる。

「おう、大丈夫だ。ちょっと難しい話に疲れちゃっただけだ、な、ロザリー」

 同じくルイの掛け声に顔を上げていたロザリーが微笑んで、ルイの頭を撫でた。

「ええ。痔に加えて、あいつのイチモツにも不能の呪いをかけてやればよかったって思っただけよ」

「ロザリー嬢、ロザリー嬢、隠さなきゃいけない呪詛が漏れてる」

 バージが慌てたように言った。

「あら、いけない。なんでもないわ、ルイ」

 うふふっと笑うロザリーに、ルイは、それ以上聞いてはいけないと悟ったようで黙って頷いた。レオの息子は賢い子だ。

「なあ、バージ、この町ご自慢の冒険者たちは、合格しそうか?」

「どうかな……もし受かるとすればAランクのゴーシュだろうが……ゴーシュはどちらかと言うとレオと同じ慎重派だ。ケロースは、そういうのを嫌うんだろう?」

「俺とは本当に意見が合わなかったからな……もし、可能なら、試験に落ちた奴らが戻って来て、話を聞いてもいいだろうか」

「ああ、もちろん。噂や伝聞より、直接、挑戦した奴らの話を聞くのが一番だ」

 バージが了承してくれ、レオはありがとさん、と力なく返す。

「……なんか、悪かったな。もっと別の日に伝えればよかった」

「いや、早めに教えてくれた方がいい」

 レオの言葉にロザリーも頷き、バージがわずかに表情を緩めた。

「ルイもすまなかったな。せっかくのアイスが溶けちゃったな」

 ルイがバージの言葉に手元に視線を向ければ、アイスクリームは器の中でクリーム状になっていた。

「大丈夫よ。『凍結せよ』」

 ロザリーがアイスクリームの上で人差し指をくるくる回しながら呪文を唱えれば、中身もくるくる回りながら凍って、アイスクリームの姿を取り戻した。

「もどった!」

「今度は、溶ける前に食べましょう」

「うん!」

 ルイが美味しそうにアイスクリームを頬張る。その姿に荒んだ心も癒される。
 それはロザリーも同じだったようで、柔く微笑むと自分の分のアイスクリームも復活に取り掛かった。

「……なんだかんだ全部、置いてきたと思っても、こうやって離れた場所で違う角度で身の事を見てみれば、また知らなかった事実を知ることになるもんだな」

「そういうもんさ。本当に何もかも捨てることなんて、きっと、できないんだよ」

 レオの言葉にバージが少しだけ目を伏せて言った。
 レオより十以上年上の彼にも、同じように何もかもを捨てたくなったことが、あるのかもしれない。

「……あー、ロザリー、もっと飲んでいいか?」

「もう、今日はしょうがないから許してあげる。私ももっとデザート食べちゃお」

「レオは酒癖でも悪いのか?」

 レオがロザリーに飲酒の許可を求めるのが不思議だったのかバージが首を傾げた。

「いいえ、全く。……そうじゃなくて、強すぎて全く酔わないから、気づくと尋常じゃない量を飲んじゃうのよ。ずーっと前にそれで店の酒を空にして、とんでもない金額請求されたんだから」

「以来、酒飲むときはロザリーの許可をちゃんととるようにしてんだ。いや、マジで、本当にとんでもない額飛んでったんだよ。あんときは金が足りなくて、ドラゴンとか狩りに行っちゃったもんな」

「そんなお遣いみたいなノリで行くもんじゃないけどな、ドラゴンは」

 バージが呆れたように苦笑を零す。

「いーい? ルイも、パパがお酒を飲もうとしてたら、ちゃんとママに教えてね。ママがいなかったら、コップ一杯だけって約束させるのよ?」

「うん。わかった!」

 ルイがこくこくと頷き、ルイが垂らしたアイスクリームを舐めていたポンタも「わん!」と返事をした。

「ところでレオ」

「んぁー?」

 どの酒を飲もうかメニューを熟読していたので、間抜けな返事になってしまった。しかしバージは気にした様子もなく先を続ける。

「ギュンターにレオの牙コレクションを見せると約束したそうだな」

「だって見てえってクソ真面目にお願いされちまったからよ」

「俺だって見たいの我慢してたんだ。俺も見たい」

「欲望に素直だな、おい。……ギュンターにも言ったが、コレクションの中の牙は売らないからな」

 レオのコレクションには牙と角がある。角はどうしてもと頼まれれば売ることもあるが、牙だけは絶対に売らないと決めている。大牙猪の牙のような一般人が狩るのは大変だが、レオなら気軽に狩れるようなものは取引用としてまた別にしてあるのだ。

「見せてくれるだけで嬉しい! レオみたいな冒険者は時にとんでもないお宝を見せてくれるからなぁ」

「マスターおじさんは、たからものある?」

「俺か? 俺にもあるぞ。今度、ルイにも見せてやろうな」

「ほんと? たのしみ!」

 にこにこと相好を崩すバージに、やっぱり孫とおじいちゃんなんだよなぁ、と思いながらレオは運ばれてきた酒をあおる。

「あのね、マスターおじさん。このあいだね、オレ、マージおばさんのおてつだいしてたのしかったんだよ」

「そうかそうか」

 ルイが先日のマージとの留守番で彼女の手伝いをした話をバージは楽しそうに聞いている。彼の愛娘が結婚して、本当に孫でも出来たらバージは溶けるんじゃないかと思ってしまうほど、ゆるゆるな表情だ。

「ロザリー、世の中ってのはなかなか厄介だなぁ」

「そうね。でも、それもまた冒険を楽しくしてくれるものなのかもね。あ、これ美味しい」

 オレンジのゼリーにロザリーが顔をほころばせる。
 きっと、これから色々と知りたくなかった真実も知ることになるのだろうが、とりあえずロザリーは可愛いし、ルイも可愛いし、ポンタも可愛いし、レオの家族は全体的に可愛いので、どんなことも乗り越えられそうだ。
 レオが見つけた男の子は、どうも幸せも一緒にレオの傍に連れて来てくれたらしい。
 レオは一生懸命、バージにマージのお手伝いについて話しているルイの頭を撫でて、また一口、酒をあおるのだった。



         おわり


ーーーーーーーーーーーーーーー
ここまで読んで下さって、ありがとうございます。
閲覧、お気に入り登録、エール、感想、いいね どれも励みになっておりました(*´▽`*)
これにて地鳴り編は完結でございます。

しばらくお休みをいただいて、また続編を執筆したいと思っております。
時々、番外編を更新出来たらな、とは思っております。
よろしければ応援をかねて、感想など頂けますと作家としてのエネルギーになりますのでよろしくお願いいたします。

それではまた次のお話も楽しんで頂ければ幸いです。
ありがとうございました(*'ω'*)
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