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思い出せた過去、嫌な過去
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少し夢を見た。
恐らく、小学4年生の頃だ。
俺自身、4年生の頃の記憶は曖昧だ。だから、俺はそれを相当酷いことが遭った と決めつけていた。
ただ、今見てる夢は違う。祖母の友人の養子になってから何かを習ってた。それも複数。
合気道、柔術、柔道をしているな。
その瞬間、蛇口を捻って水を出したような勢いで頭の中に情報が流れてきた。
あぁ、そうだったな。
合気道では五段、柔術では覚えるのが嫌で我流だっけ。柔道は初めての大会で一位を獲得。
どれも異例な事だと言われた。まぁ、当たり前だわな。それに他のも習っていたなぁ。
思い出してると、夢は突然車の中になった。
隣には祖母の友人がいる、どうやらタクシーらしい。
奇妙な感覚を覚えた。この夢は自分の過去の出来事だろう。思い出せなかった記憶まで思い出せた。
だが、この夢はこの出来事はこの過去は知らない。
夢を見ていると、爆発音に近いような音がなった。
事故に遭ったのだ。後ろからトラックがぶつかってきた。トラックは猛スピードで走っていたらしい。
ぶつかったのにきずいたのかバックして、、、またぶつける。このタクシーをどけたいのか。
警察のサイレンが近くなる度に、強くぶつかってきてる。
出ようにも、ドアが壊れて開かない。
およそ、11回ぐらいでタクシーをどかしてそのまま進む。
これだけでも災難なのにまだ続く。
運転手のお陰で出れたが車もとい乗っていたタクシーが爆破した。
数メートル離れていたが爆風で吹き飛ばされた。
これで習っていたことと4年生の時の記憶がなくなっていたのだろう。
思い出せて良かったのか思い出さない方が良かったのか。
だが、今は自分に少し自信がついた。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「んあ………」
目を開けると知らないところで知らないベッドで寝ていた。
「起きた?」
声がする方に顔を向けると、美少女がいるではないか。え、、人?
「っ……………」
声を出そうにも緊張と恐怖で声が出ない。
「ビックリしたんだからね。ドアの前に貴方がいて『どいて』って声をかけたら倒れたんだから。」
女性は苦手だ。
小学5年生の頃だ。いじめられている俺を庇った女の子がいた。
『やめないさい! 可哀想でしょ! なんの理由が合ってこんなことしてるの!』
初めて庇って貰った。この時俺はこの子に恋をした。
周りは何も言えない。
『大丈夫?立てる?』
その後も俺に何かがある度に助けてくれた。助けて貰ったのが初めてだったからとてつもなく嬉しかった。
俺はその子に5年生、2月頃に告白したっけ。初めての恋、初めての告白。今思い出せば、馬鹿だなぁと
う。
『あ、あの好きです! 付き合って下さい!』
『ごめん、無理。』
即答だった。3~6秒ほど固まって頭を整理する。理由を聞くと
『いじめられてる奴と付き合うとか無理だから。それに君キモいし。助けてるのは周りからいい目で見られた
いだけだから。じゃあね。もう、助けないから。面倒だし。』
一週間ほど休んだぜ。
学校言ったら根も葉もない話が流れてて前よりいじめが過激になったなぁ。
「で、貴方は?」
「っえ、えっと……何ですか?……」
こいつもいじめるのかな。覚悟だけはしておこう。
「だから、名前よ。ちゃんと聞いてください。」
クール系黒髪ロング美少女が俺ごときの名前を知りたいだと!?
何を考えてる。ヤバイ鼓動が加速する。
「ぁ……貴女のな、、名前を、、、先に教えて下さい………」
言えた。ちゃんと言えた。
「私は蓬莱 沙夜(ほうらい さや)よ。よろしくね。」
蓬莱?聞いたことはあるが珍しい苗字だな。
「え……っと私は……………不知火 聖で、す……」
「不知火 聖。えぇ、ありがとう。覚えとくわ。」
そうやってニコッっと微笑む。
可愛いなぁ。「さて」と言いながら真剣な顔にする。鋭い目が怖いですよ。
恐らく、小学4年生の頃だ。
俺自身、4年生の頃の記憶は曖昧だ。だから、俺はそれを相当酷いことが遭った と決めつけていた。
ただ、今見てる夢は違う。祖母の友人の養子になってから何かを習ってた。それも複数。
合気道、柔術、柔道をしているな。
その瞬間、蛇口を捻って水を出したような勢いで頭の中に情報が流れてきた。
あぁ、そうだったな。
合気道では五段、柔術では覚えるのが嫌で我流だっけ。柔道は初めての大会で一位を獲得。
どれも異例な事だと言われた。まぁ、当たり前だわな。それに他のも習っていたなぁ。
思い出してると、夢は突然車の中になった。
隣には祖母の友人がいる、どうやらタクシーらしい。
奇妙な感覚を覚えた。この夢は自分の過去の出来事だろう。思い出せなかった記憶まで思い出せた。
だが、この夢はこの出来事はこの過去は知らない。
夢を見ていると、爆発音に近いような音がなった。
事故に遭ったのだ。後ろからトラックがぶつかってきた。トラックは猛スピードで走っていたらしい。
ぶつかったのにきずいたのかバックして、、、またぶつける。このタクシーをどけたいのか。
警察のサイレンが近くなる度に、強くぶつかってきてる。
出ようにも、ドアが壊れて開かない。
およそ、11回ぐらいでタクシーをどかしてそのまま進む。
これだけでも災難なのにまだ続く。
運転手のお陰で出れたが車もとい乗っていたタクシーが爆破した。
数メートル離れていたが爆風で吹き飛ばされた。
これで習っていたことと4年生の時の記憶がなくなっていたのだろう。
思い出せて良かったのか思い出さない方が良かったのか。
だが、今は自分に少し自信がついた。
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「んあ………」
目を開けると知らないところで知らないベッドで寝ていた。
「起きた?」
声がする方に顔を向けると、美少女がいるではないか。え、、人?
「っ……………」
声を出そうにも緊張と恐怖で声が出ない。
「ビックリしたんだからね。ドアの前に貴方がいて『どいて』って声をかけたら倒れたんだから。」
女性は苦手だ。
小学5年生の頃だ。いじめられている俺を庇った女の子がいた。
『やめないさい! 可哀想でしょ! なんの理由が合ってこんなことしてるの!』
初めて庇って貰った。この時俺はこの子に恋をした。
周りは何も言えない。
『大丈夫?立てる?』
その後も俺に何かがある度に助けてくれた。助けて貰ったのが初めてだったからとてつもなく嬉しかった。
俺はその子に5年生、2月頃に告白したっけ。初めての恋、初めての告白。今思い出せば、馬鹿だなぁと
う。
『あ、あの好きです! 付き合って下さい!』
『ごめん、無理。』
即答だった。3~6秒ほど固まって頭を整理する。理由を聞くと
『いじめられてる奴と付き合うとか無理だから。それに君キモいし。助けてるのは周りからいい目で見られた
いだけだから。じゃあね。もう、助けないから。面倒だし。』
一週間ほど休んだぜ。
学校言ったら根も葉もない話が流れてて前よりいじめが過激になったなぁ。
「で、貴方は?」
「っえ、えっと……何ですか?……」
こいつもいじめるのかな。覚悟だけはしておこう。
「だから、名前よ。ちゃんと聞いてください。」
クール系黒髪ロング美少女が俺ごときの名前を知りたいだと!?
何を考えてる。ヤバイ鼓動が加速する。
「ぁ……貴女のな、、名前を、、、先に教えて下さい………」
言えた。ちゃんと言えた。
「私は蓬莱 沙夜(ほうらい さや)よ。よろしくね。」
蓬莱?聞いたことはあるが珍しい苗字だな。
「え……っと私は……………不知火 聖で、す……」
「不知火 聖。えぇ、ありがとう。覚えとくわ。」
そうやってニコッっと微笑む。
可愛いなぁ。「さて」と言いながら真剣な顔にする。鋭い目が怖いですよ。
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