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やっぱり高校でも駄目なのか?
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おはようございます。不知火 聖と言う者です。これ三度目か、いや気のせいか。
今、登校中なんだが腕から蓬莱さんが引っ付いて離れてくれない。
こう今までこんなことが無かったしこれまでもこんなのが無いと思ってたから嬉しいんだが、恥ずかしい。
寮から学校までは約800m強。こいつは誰もが目を引く美少女だ。土曜日のデパートだって周りの目は常に
蓬莱 沙夜に向けられていた。・・・何かちょっとムカついたけどな。
ん?日曜日はどうしたかって? まぁ、普通だったよ。蓬莱は一緒に居れるだけで嬉しいとか言ってたし。
ーーーーー
ーーー
ーー
ー
「・・・ん?」
目が覚めたらそこは自分の寮だった。何か結構大変なことがあったと思うんだが。
「あ!漸く目が覚めたのね。昨日は凄く心配したんだからね。」
昨日……今は朝だから土曜日のことか。あれ?
「お前は大丈夫、だったか?」
「えぇ。聖君のお陰で大丈夫だったわ。」
「俺のお陰で……?」
要は代わりに俺が殴られてお前は無事だったのか?でも、殴られた特有の痛みはないな。
………慣れって怖いな。
「そんな訳ないでしょ。第一殴られた特有の痛みって何なのよ。悲しすぎるわよ。」
「さらっと心読むの、止めて。」
こいつホントになんだよ。サードアイでも付いてるの? あ、これ分かった人同士な。
てか、そんな訳ないってどうゆうこと?俺があの擬似キン肉マンを返り討ちにしたの?
「えぇ。今思ってる通りよ。その細い手足でよくやったわね。正直好感度が999から1800まで上昇したわ。」
そんなステータス要らないな。てか、上限いくらだよ。
「上限は100よ。」
「限界突破する、な」
「まぁ、それは置いといて貴方何か習ってるの?」
習ってるって言うよりかは習ってたの方が正しいな。
「へぇ意外ね。見た感じ柔道と合気道だったわね。」
「まぁ、そんな所だ。」
はぇ~よく分かったな。でも、やってたのを思い出したのは一昨日、昨日辺りだったな。
「と、言うと?」
「今から5,6年前に事故が遭ったんだが、その衝撃で忘れてた。それで夢で、、思い出し、た。」
「……事故。悪いこと聞いちゃった?」
「別に大丈夫、だ。その事故で死人は出なかったし。何ならそのことを思い出してくれたのは、お前のお
陰でもある。」
そう、俺はこいつに出会ってあの夢を見た。いつもは嫌な夢だったがこいつ出会ったお陰であの出来事を思
い出せた。これは感謝すべきことだ。人は何かの経験があると自分に多少でも自信がつくのだ。
数年前のことだが、何かを習ってたと言う事実は変わらない。しかも、段は結構上、柔道では高成績も取れ
たほどだ。今まで欠点しか無いと思っていたがこれで長所にもなり得ることが思い出せた。
「だから、ありがとう。」
俺は礼を言う。養母以外に言ったことがない礼を、言えた。
うん、心が軽い。こりゃあ良いな。
ん?顔真っ赤だな。照れてるのか嬉しいのか分からないな。
「コ、コーヒー淹れてくるわね!」
あぁ、台所に行った。・・・面白いな。
あ………本買うの忘れた…………
ーーーーー
ーーー
ーー
ー
とまぁ、こんなことがありましたとさ。その後はコーヒーを飲んで雑談し本を買って読んで過ごした。
おぉ、いつの間にか学校についてた。
「おい、そろそろ離れて。靴が脱ぎづらい……」
「あ、あぁそうねごめんなさい。」
物分かりが良いのが嬉しいな。
靴を履き替えて教室に向かう。緊張するな……
「大丈夫よ。私がついてるわ。」
余計緊張するっての。
あーー気持ちの整理がついてない。なのに、着くの速すぎだよぉ。
俺は人生で一番ドキドキしてるかもしれない。緊張って人を駄目にするんだな。もう嫌だな。
さて、運命のドアを開ける。
さっきまではドアの前まで響いてた話声が俺がドアを開けたことによって静寂とかす。
「え、えーっと誰かな?」
ヤバイ。自分倒れて良いっすか?
「さ、席につきましょう?不知火君。」
お、おう。俺の考えが分かる蓬莱は唯一の味方だ。
てか、席どこ?
そんな事を考え見回していると前のドアが開かれ先生が入ってくる。
「席についてくれー。HRと金曜日出来なかった自己紹介をしてもらうからな。」
席が分かんないって言ってるだ………今自己紹介って言った?
今、登校中なんだが腕から蓬莱さんが引っ付いて離れてくれない。
こう今までこんなことが無かったしこれまでもこんなのが無いと思ってたから嬉しいんだが、恥ずかしい。
寮から学校までは約800m強。こいつは誰もが目を引く美少女だ。土曜日のデパートだって周りの目は常に
蓬莱 沙夜に向けられていた。・・・何かちょっとムカついたけどな。
ん?日曜日はどうしたかって? まぁ、普通だったよ。蓬莱は一緒に居れるだけで嬉しいとか言ってたし。
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「・・・ん?」
目が覚めたらそこは自分の寮だった。何か結構大変なことがあったと思うんだが。
「あ!漸く目が覚めたのね。昨日は凄く心配したんだからね。」
昨日……今は朝だから土曜日のことか。あれ?
「お前は大丈夫、だったか?」
「えぇ。聖君のお陰で大丈夫だったわ。」
「俺のお陰で……?」
要は代わりに俺が殴られてお前は無事だったのか?でも、殴られた特有の痛みはないな。
………慣れって怖いな。
「そんな訳ないでしょ。第一殴られた特有の痛みって何なのよ。悲しすぎるわよ。」
「さらっと心読むの、止めて。」
こいつホントになんだよ。サードアイでも付いてるの? あ、これ分かった人同士な。
てか、そんな訳ないってどうゆうこと?俺があの擬似キン肉マンを返り討ちにしたの?
「えぇ。今思ってる通りよ。その細い手足でよくやったわね。正直好感度が999から1800まで上昇したわ。」
そんなステータス要らないな。てか、上限いくらだよ。
「上限は100よ。」
「限界突破する、な」
「まぁ、それは置いといて貴方何か習ってるの?」
習ってるって言うよりかは習ってたの方が正しいな。
「へぇ意外ね。見た感じ柔道と合気道だったわね。」
「まぁ、そんな所だ。」
はぇ~よく分かったな。でも、やってたのを思い出したのは一昨日、昨日辺りだったな。
「と、言うと?」
「今から5,6年前に事故が遭ったんだが、その衝撃で忘れてた。それで夢で、、思い出し、た。」
「……事故。悪いこと聞いちゃった?」
「別に大丈夫、だ。その事故で死人は出なかったし。何ならそのことを思い出してくれたのは、お前のお
陰でもある。」
そう、俺はこいつに出会ってあの夢を見た。いつもは嫌な夢だったがこいつ出会ったお陰であの出来事を思
い出せた。これは感謝すべきことだ。人は何かの経験があると自分に多少でも自信がつくのだ。
数年前のことだが、何かを習ってたと言う事実は変わらない。しかも、段は結構上、柔道では高成績も取れ
たほどだ。今まで欠点しか無いと思っていたがこれで長所にもなり得ることが思い出せた。
「だから、ありがとう。」
俺は礼を言う。養母以外に言ったことがない礼を、言えた。
うん、心が軽い。こりゃあ良いな。
ん?顔真っ赤だな。照れてるのか嬉しいのか分からないな。
「コ、コーヒー淹れてくるわね!」
あぁ、台所に行った。・・・面白いな。
あ………本買うの忘れた…………
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とまぁ、こんなことがありましたとさ。その後はコーヒーを飲んで雑談し本を買って読んで過ごした。
おぉ、いつの間にか学校についてた。
「おい、そろそろ離れて。靴が脱ぎづらい……」
「あ、あぁそうねごめんなさい。」
物分かりが良いのが嬉しいな。
靴を履き替えて教室に向かう。緊張するな……
「大丈夫よ。私がついてるわ。」
余計緊張するっての。
あーー気持ちの整理がついてない。なのに、着くの速すぎだよぉ。
俺は人生で一番ドキドキしてるかもしれない。緊張って人を駄目にするんだな。もう嫌だな。
さて、運命のドアを開ける。
さっきまではドアの前まで響いてた話声が俺がドアを開けたことによって静寂とかす。
「え、えーっと誰かな?」
ヤバイ。自分倒れて良いっすか?
「さ、席につきましょう?不知火君。」
お、おう。俺の考えが分かる蓬莱は唯一の味方だ。
てか、席どこ?
そんな事を考え見回していると前のドアが開かれ先生が入ってくる。
「席についてくれー。HRと金曜日出来なかった自己紹介をしてもらうからな。」
席が分かんないって言ってるだ………今自己紹介って言った?
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