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なんやこの良妻
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寮
「うん。やっぱりここはいいな。」
「そうですね。この黒い喫茶店のような感じ好きなの。」
こいつとは上手くやっていけそうだ。
「ん……」
「はい、分かりました。荷物は私の部屋にお願いしますね。」
伝わるのすげぇな。
俺は蓬莱のバックを部屋まで持っていく。初めて蓬莱の部屋を見るが一体どうなってるんだろう。
てか、やっぱりこの寮大きいな。流石、アメリカと日本が合同で作製された学校だ。寮まで立派とは。
蓬莱の部屋の前までつき、少し深呼吸して入る。
う~ん。女の子の部屋って感じはしない。物は置いてあるが目立たないため殺風景だ。
あまりめんどくさいことはしたくないが蓬莱のためだ。物を買うことを勧めよう。だが、俺も買いに行かさ
れると思うがな。
バックを机の近くに置き、部屋から出る。
居間に戻るとエプロンをつけた蓬莱の姿がそこにはあった。日曜日にも見たがやはりこう、、良妻感が出て
る。
さて、我が居間を紹介しよう。俺は黒い椅子に腰をかける。前には黒い机と蓬莱が座る椅子がある。
俺の座っている後ろ辺りに本棚があり、ラノベと日本で有名な小説や世界でも有名な小説がある。これは俺
と蓬莱の趣味だ。蓬莱の後ろにはやや大きいテレビがある。その近くにはテレビゲームが置いてあり、携帯ゲ
ーム機もある。これは俺の趣味だな。
蓬莱の物は無いの?勿論あるとも。
現在、紅茶に合うクッキーを焼いている。分かったか?要は、お菓子作りの料理本が台所と机に置いてあ
る。真面目なんだろう、ちゃんと付箋さえしてある。
後は------ないな。まぁ俺まだ蓬莱のこと分かんないし、仕方ないね。
カーテンは薄い黒、太陽光が若干透けてるのがいい雰囲気を出している。太陽光が苦手な俺には嬉しい限り
だ。本棚に歩き本を選ぶ。俺は基本何でも読む。
俺は気になった本を1冊手に取り椅子へ戻る。題名を読むと、"THE SI シャイニング"と書かれていた。
読んだことがないからきっと蓬莱が持ってきたものだろう。
10pを越えた辺りで、蓬莱がクッキーと黒いカップに注がれていた紅茶を持ってきた。
「あら、シャイニングね。私が持ってきたやつ。」
やはりか。10p程度しか読んでないが1p1p続きが気になるぐらい面白い。
・・・・・クッキー食べていい?
それを瞬時に悟ったのかニコッと笑いながら
「どうぞ」
と言う。この笑顔、クラスの皆が見るにはどれぐらい時間を掛ければいいんだ。
クッキーを取り、目線を本に戻す。
旨いなこれ。ほんのり甘く紅茶が進みそうな味わいだ。商品化しても誰も文句は言わない、それぐらい旨
い。蓬莱はエプロンを外し、部屋に戻る。
本を読み進めていると、勉強道具を持って蓬莱はやって来た。どうやら本当に俺と付き合いたいらしい。
蓬莱の学力は分からないが俺の上の下辺りに思っていいのか。テスト自体満点を取るのは難しくない。蓬莱
も勉強してるんだから満点は取れるだろう。その後だ。同率一位になった場合だ。
俺が一位を取ったら蓬莱が一週間ご奉仕、蓬莱が勝てば俺と付き合う。
同率になったら「両方合わせて結婚しましょう!」何て言うかも知れない。だからってわざと負けることは
したくない。蓬莱も本気だ。それで俺が手を抜いたと知ったら嫌われるかもしれないし、俺自体裏切るような
ことはしたくない。こりゃ、覚悟しといた方がいいな。
俺は勉強してる蓬莱をチラッと横目でみる。視線を感じたのかニコッと微笑んでくる。
・・・・・付き合うのも悪くないかもな。
クッキーを食べつつ、紅茶を飲みつつ、本を読んで、静かにそう考えてた。
「うん。やっぱりここはいいな。」
「そうですね。この黒い喫茶店のような感じ好きなの。」
こいつとは上手くやっていけそうだ。
「ん……」
「はい、分かりました。荷物は私の部屋にお願いしますね。」
伝わるのすげぇな。
俺は蓬莱のバックを部屋まで持っていく。初めて蓬莱の部屋を見るが一体どうなってるんだろう。
てか、やっぱりこの寮大きいな。流石、アメリカと日本が合同で作製された学校だ。寮まで立派とは。
蓬莱の部屋の前までつき、少し深呼吸して入る。
う~ん。女の子の部屋って感じはしない。物は置いてあるが目立たないため殺風景だ。
あまりめんどくさいことはしたくないが蓬莱のためだ。物を買うことを勧めよう。だが、俺も買いに行かさ
れると思うがな。
バックを机の近くに置き、部屋から出る。
居間に戻るとエプロンをつけた蓬莱の姿がそこにはあった。日曜日にも見たがやはりこう、、良妻感が出て
る。
さて、我が居間を紹介しよう。俺は黒い椅子に腰をかける。前には黒い机と蓬莱が座る椅子がある。
俺の座っている後ろ辺りに本棚があり、ラノベと日本で有名な小説や世界でも有名な小説がある。これは俺
と蓬莱の趣味だ。蓬莱の後ろにはやや大きいテレビがある。その近くにはテレビゲームが置いてあり、携帯ゲ
ーム機もある。これは俺の趣味だな。
蓬莱の物は無いの?勿論あるとも。
現在、紅茶に合うクッキーを焼いている。分かったか?要は、お菓子作りの料理本が台所と机に置いてあ
る。真面目なんだろう、ちゃんと付箋さえしてある。
後は------ないな。まぁ俺まだ蓬莱のこと分かんないし、仕方ないね。
カーテンは薄い黒、太陽光が若干透けてるのがいい雰囲気を出している。太陽光が苦手な俺には嬉しい限り
だ。本棚に歩き本を選ぶ。俺は基本何でも読む。
俺は気になった本を1冊手に取り椅子へ戻る。題名を読むと、"THE SI シャイニング"と書かれていた。
読んだことがないからきっと蓬莱が持ってきたものだろう。
10pを越えた辺りで、蓬莱がクッキーと黒いカップに注がれていた紅茶を持ってきた。
「あら、シャイニングね。私が持ってきたやつ。」
やはりか。10p程度しか読んでないが1p1p続きが気になるぐらい面白い。
・・・・・クッキー食べていい?
それを瞬時に悟ったのかニコッと笑いながら
「どうぞ」
と言う。この笑顔、クラスの皆が見るにはどれぐらい時間を掛ければいいんだ。
クッキーを取り、目線を本に戻す。
旨いなこれ。ほんのり甘く紅茶が進みそうな味わいだ。商品化しても誰も文句は言わない、それぐらい旨
い。蓬莱はエプロンを外し、部屋に戻る。
本を読み進めていると、勉強道具を持って蓬莱はやって来た。どうやら本当に俺と付き合いたいらしい。
蓬莱の学力は分からないが俺の上の下辺りに思っていいのか。テスト自体満点を取るのは難しくない。蓬莱
も勉強してるんだから満点は取れるだろう。その後だ。同率一位になった場合だ。
俺が一位を取ったら蓬莱が一週間ご奉仕、蓬莱が勝てば俺と付き合う。
同率になったら「両方合わせて結婚しましょう!」何て言うかも知れない。だからってわざと負けることは
したくない。蓬莱も本気だ。それで俺が手を抜いたと知ったら嫌われるかもしれないし、俺自体裏切るような
ことはしたくない。こりゃ、覚悟しといた方がいいな。
俺は勉強してる蓬莱をチラッと横目でみる。視線を感じたのかニコッと微笑んでくる。
・・・・・付き合うのも悪くないかもな。
クッキーを食べつつ、紅茶を飲みつつ、本を読んで、静かにそう考えてた。
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