前世を思い出した巫女は神のもとに行きたい

だるま

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帰りたいんですけど

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「で?あなたはどうるのですか?このまま座っていてはいつまでも帰れませんよ?」

「今帰っちゃダメですかね~」
てへへへって、場違いは間違いないので聞いてみた

「あなたは再三の招集に応じなかった方ですね。あなたもこの土地に住まう領民でしょう。今行われていることがどれほど重要なことかわかっていますよね?」

怖い…怒ってる…オーラで何言ってんだこのやろうって言ってる(汗)


非領民とか言われると面倒だし…

「はい。今から行ってきます!」
とにかくここから離れねば、野生の勘が働いた。
わたしはそそくさと石を見た。
あれ?チビ巫女の分がないぞ?

「あの~石1つ足りないんじゃないですかね。」

「用意した石はこれで全てです。受験者分はあったでしょう。これで全部です。」

「はぁそうなんですかぁ…」
チビ巫女は受験者じゃない?
わたしは、これ以上この場にいることはできないのでチビ巫女を連れて出ることにした。


マダムは彼女達を見送った後、
あのやる気のない受験者の横にいた少女がそばから離れないこのに気付いていた。話には出さなかったが、それは…

「そう…あの子なの」

そう呟いたが誰も聞く者はいなかった




出てきたはいいが、ちらりとチビ巫女を見た。
チビ巫女は手を繋いだままわたしについて来ている。このまま引きずり回すわけにもいかないしなぁ

「ねえ、お嬢ちゃん。今から祠っていうの?を探しに行くんだけど、あなたどうする?」

目線を合わせチビ巫女に聞いてみる

チビ巫女はニコっと笑いながらこっちと指差し誘導し始めた。
どうやら一緒に祠を探すらしい。

まぁいいかどこにいけばわからないし…このままでも帰れないしね。
わたしはチビ巫女に付き合うことにした。


神殿の敷地内の森は神聖な領域で魔獣や穢れはない。

チビ巫女に案内されて森に入ったはいいが、ただひたすら森の中を歩く。ただ黙々と…

やだっ!わたし、チビ巫女会ってから会話できてないよ⁈
目が合えば微笑んでくれるけど言葉ない。話せないのかな?なんてことを考えつつ、わたしたちは森の奥に進んでいった。


道中滝があった。歩いて疲れたところに滝の側は涼しい。

そこには受験者が石を手に何やら祈りを捧げている。

滝に何か力があるのだろうか?
いや"ここは何もない"
そういえばここでよく"あの子"と水浴びしてたなぁ…


「・・・・・」



またある大きな岩にが見えてきた。そこには別の受験者が祈りを捧げていた。

"ここも何もない"のに…
あーここは修行サボって昼寝しにきてたなぁ


「・・・・・・・」



どうやら受験者は自然のものに力が宿っていると思っているらしいそれはそうなのだが、ここの場所では弱い。
探すのは"この先にある洞窟の奥にある祠なのに…"
 


「・・・・・・」


わたしさっきからなんか変なこと言ってない?なんで祠の場所知ってるの?
滝のこととか岩のこととか…見たことあるような…デジャヴ?


考えてるうちに、なん…か…頭が…痛く…なって…


汗が止まらない。足も力が入らなくなってきた。わたしは歩けなくなり頭を抱えその場に蹲った。


どうしたんだろう…なんで?
今までこんなこと無かったのに私の身体どうしたの?冷や汗が止まらないし、頭がガンガンする。頭痛も治らないこのままじゃ動けなくなるんじゃ…



私は自分を抱きしめるようにうずくまった。


ぎゅっ


あっ…あたたかい…このぬくもり懐かしいな。
昔___がそばにいてくれたな…

だんだん頭痛も治まってきた。
目を開けるとチビ巫女がわたしをぎゅっと抱きしめていた。

私は知ってるんだ。
もうずっと前から…この手も…優しい手も…


しばらくチビ巫女がわたしを抱きしめてくれていた。
このぬくもりが懐かしく、何かが湧き上がってくるのを感じる。


"大丈夫だよ"


そのとき頭に言葉が響いてきた。優しい声、懐かしい…

私は頭をあげたチビ巫女と目が合いニコリと微笑んでいる。
チビ巫女いえ…あなたは…
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