前世を思い出した巫女は神のもとに行きたい

だるま

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浄化をします

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さて、とりあえず依頼書が来るのはすぐではないらしい。

わたしは別に城には用はないので、自分の生活をするだけだ。
解放された後、館長が何やらニヤニヤしてたが絡むと面倒なので無視した。
今日の仕事を済ませてわたしはさっさと家に帰るのだ。






 特に寄るところもなかったので、早くアパートに到着した。
家に入ると人影がわたしのベッドに腰掛け、足をブラブラさせていた。


「おかえり。」
わたしが帰ってきたのを確認しその人影は駆け寄って抱きついてきた。

「た、ただいま。ミコト。」

うん。まぁ土地神だしどこでも出てこれるんだね。




「わたしがいるとこよくわかったね。」

「そりゃわかるよ。
今回の試験に呼んだのも私だし。」

「……えっ呼んだのミコトなの?」

「うん。何回呼んでも神殿にこないんだもんビックリだよ!」

「あー…、手紙に怒りがひしひし伝わってたよ…」

「神官がユエに案内出しても出しても来ないから、焦ってたんじゃないかな。
私からマリンに、マリンから神官に伝えてたから、領主の母から威圧されるし、今回の試験の案内出す時には神官も半泣きだったよ。」

「……」
悪いことをしたな…スイマセン見知らぬ神官さん…

「立ったままだし、お茶入れるわ座ってて。」

「お菓子も希望!」

「はいはい。」







わたしは目の前で口いっぱいつめこんでる小動物もといミコトを眺めていた。


「?なに?」

「いや、ずいぶん子供の姿・・・・になったなと思ってね。」

そうミコトは昔は成人女性の容姿をしていた。今も可愛らしいが、状況は良くないのだ。

「わたしの側からユエがいなくなって50年、神殿にいた人たちはもう随分前に浄化の力なんてなかったんだよね。
もうケガレを身体に溜め込むしかなくて力弱まって身体縮んじゃったよ。」

「……わたしを側から離したのはミコトだよ?」

「これでも一時的とはいえユエを手放すのは痛手も覚悟の上だったからね。
それにあれ以上側に置くのはユエ自身の魂に良くなかったってのもあったからね。」

「えっどういこと?」

「ユエが巫女から神徒として使えて250年…本来人の魂は輪廻の輪に戻る。それを曲げてたから魂が消滅しかけてたんだよ。」

「いやいや。輪廻に戻す前にそう説明してよ。
そもそも神様なのに、魂なんてどうにかできないの?」

「それはまた私より上位の神が決めたことだからね。どうにもならなかったの。」

「また浄化の力を持って生まれて来させて、ミトコの望みは何?」

「私は、ユエが幸せになってほしいと願っているよ。」
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