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神のもとに行きたいと言ったら阻止されました
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沈黙が続いている。
わたしは、うつむきただシーツを眺めている。
そして領主はただわたしを見つめている。
視線を感じるので、居た堪れない。
「ヴェーヌス家…俺たちを?
それが何故君がここまでならなきゃいけないんだ?」
「……すみません。今はそれ以上は話したくありません…」
「今はってことは、いつか話してくれの?」
「さぁ……わかりませんが…」
今ここまで話をして、自分がこの人にここまで話す事になるなんて思ってもなかった。正直自分も驚いてる。
「そう…今はこれ以上の追求はしないでおくよ。
本題がまだだしね。」
「本題?」
何やら嫌な予感がする…
領主がもじもじしだしたし。
「ミコト様から力を与えてもらったんだ……
その……領主がもともとこの地を管理するのに、地脈の力を身体に貯めることができるらしいんだ。普段の生活には全く関係ないんだけど、地脈とつながることで土地が安定するみたいなんだ。
それが領主の血筋が管理してる理由なんだけよ。
……それで、この貯めている力を使って君の力を回復させることができるようにミコト様がしてくれたんだけど……」
「はぁ…ミコトが……」
ミコト…領主がすごく言いにくそうなんだけど、どんな条件づけしたの⁈
領主は耳まで赤くし、俯いたまま沈黙している。
すごく言いにくいことなんだと察知できるけど…
すると、領主は意を決して顔を上げた。
「君に触れていれば力が君に流れるらしいんだ!」
「は?」
なに言ってんの?
「だ、だから、今夜は君と一緒に寝る!抱いて寝れば君は回復するんだよ!」
勢いで言ってようだが、正直…
「抱いて寝るんならミコトと寝てはダメなんですか?土地神だし…」
「そ、それじゃあ、回復しないんだよ!」
なんだそれ!?
なんて力授けてるんだ!
……この1ヶ月飄々としていた領主が、顔を赤くして必死だ。
珍しいと思いながらも、出された内容が内容だけに、思考が進まない。
「だ、抱いて寝る必要はないのでは?近くにいるとか、手に触れるではダメなんですか?」
「今はこれが提案できる回復法なんだ。」
「今は?」
「うっ……」
領主が詰まった。この部屋に来てから珍しい領主が見れているのだが、う~ん……この話まだ続きがあるな…
「ねぇいつまで、そんな問答してるの?寝ないの?」
ミコトが領主の後ろからひょいと顔を出した。
いつからいたんだろう……
「うん?始めからいたよ?」
心を読むな!
「ミコト。領主様が言ってることは本当なの?その…回復する方法…」
「うん。普段なら触れるだけでもいいんだけど、今回のユエは頑張りすぎて重症手前だから、しばらく抱きしめてもらわないと、なかなか回復しないかなぁ。今夜一緒に寝るくらいなら、明日には半分くらいは戻ると思うよ?」
「断っても「だめ!」……」
とりあえず態度で拒否を示すが、ミコトからの援護射撃なんて思いもしなかった。しかも領主側につくなんて…
「もう、そんなに嫌がるかなぁ…まぁ、もう一つ手早い方法はあるよ?」
「?」
「アトスと性交渉すれば一発だよ!なら早く済むでしょ?」
領主がさらに赤くなったーー
この人以外に純情かも……
わたしは、うつむきただシーツを眺めている。
そして領主はただわたしを見つめている。
視線を感じるので、居た堪れない。
「ヴェーヌス家…俺たちを?
それが何故君がここまでならなきゃいけないんだ?」
「……すみません。今はそれ以上は話したくありません…」
「今はってことは、いつか話してくれの?」
「さぁ……わかりませんが…」
今ここまで話をして、自分がこの人にここまで話す事になるなんて思ってもなかった。正直自分も驚いてる。
「そう…今はこれ以上の追求はしないでおくよ。
本題がまだだしね。」
「本題?」
何やら嫌な予感がする…
領主がもじもじしだしたし。
「ミコト様から力を与えてもらったんだ……
その……領主がもともとこの地を管理するのに、地脈の力を身体に貯めることができるらしいんだ。普段の生活には全く関係ないんだけど、地脈とつながることで土地が安定するみたいなんだ。
それが領主の血筋が管理してる理由なんだけよ。
……それで、この貯めている力を使って君の力を回復させることができるようにミコト様がしてくれたんだけど……」
「はぁ…ミコトが……」
ミコト…領主がすごく言いにくそうなんだけど、どんな条件づけしたの⁈
領主は耳まで赤くし、俯いたまま沈黙している。
すごく言いにくいことなんだと察知できるけど…
すると、領主は意を決して顔を上げた。
「君に触れていれば力が君に流れるらしいんだ!」
「は?」
なに言ってんの?
「だ、だから、今夜は君と一緒に寝る!抱いて寝れば君は回復するんだよ!」
勢いで言ってようだが、正直…
「抱いて寝るんならミコトと寝てはダメなんですか?土地神だし…」
「そ、それじゃあ、回復しないんだよ!」
なんだそれ!?
なんて力授けてるんだ!
……この1ヶ月飄々としていた領主が、顔を赤くして必死だ。
珍しいと思いながらも、出された内容が内容だけに、思考が進まない。
「だ、抱いて寝る必要はないのでは?近くにいるとか、手に触れるではダメなんですか?」
「今はこれが提案できる回復法なんだ。」
「今は?」
「うっ……」
領主が詰まった。この部屋に来てから珍しい領主が見れているのだが、う~ん……この話まだ続きがあるな…
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ミコトが領主の後ろからひょいと顔を出した。
いつからいたんだろう……
「うん?始めからいたよ?」
心を読むな!
「ミコト。領主様が言ってることは本当なの?その…回復する方法…」
「うん。普段なら触れるだけでもいいんだけど、今回のユエは頑張りすぎて重症手前だから、しばらく抱きしめてもらわないと、なかなか回復しないかなぁ。今夜一緒に寝るくらいなら、明日には半分くらいは戻ると思うよ?」
「断っても「だめ!」……」
とりあえず態度で拒否を示すが、ミコトからの援護射撃なんて思いもしなかった。しかも領主側につくなんて…
「もう、そんなに嫌がるかなぁ…まぁ、もう一つ手早い方法はあるよ?」
「?」
「アトスと性交渉すれば一発だよ!なら早く済むでしょ?」
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