前世を思い出した巫女は神のもとに行きたい

だるま

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絡まないでください

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さて、カイン様は長を切り殺した…と言うことだけど、それは儀式に対して怒りがあった?
その頃にはわたしが奉仕者だと言う事を知っていた?

「先代の領主様から、儀式のこと聞いたのね。」

「私が、カインに言ったの。サニアが亡くなって少ししてから。」

「ミコト…何気に介入してるよね。いいの?」

「背中を押すくらいのことは大丈夫だもん。
それに、私もサニア殺されて気分悪かったし。」

「ミコト…」
わたしはミコトを抱きしめた。
友達を失って喜ぶなんてないよね。

「ごめん…怒ってくれてありがとう。」

「うん…
だから、早まるようなことはもうしないでね。」

「う、うん。そこで神徒の話出すんだね。」

「なんとなく。」

「それで、何故カイン様にミコトが教えれたの?」

「サニアの血にわたしが見えるように力を与えたの。
血を飲んだ領主には、私が見えるようになったの。」

ここに来て、領主一族のミコトが何故見えるのかが明かされた。
「って、ちょっとミコト?
わたしの身体にそんなことしたの⁈」

「将来を考えると、領主側が立場的に弱かったから。
張り合えるようにしてあげたの。」

死んだんだ後とはいえ、そんな動きが…私を媒介にする必要あったのかな…


「カイン様は儀式を止めようとしてくれたんだね。」

「神殿を変えると誓ってたからね。血の儀式については、特に憎んでたよ。」

原因は…
「わたしか…」

「そうだよ。あの時、サニアがカインを想うように、カインもサニアを想ってた。だから、カインは神殿を許さなかった。」

奉仕者になったことに後悔はない。妹を救えたんだから。そう思わないとサニアの死が無駄になる。

ミコトはそれからその当時のとを話しながら、わたしサニアの墓に案内してくれた。

もう亡くなって300年経つのに今でも花が供えられたいた。
誰が…世話をしてくれているのだろう。
わたしは驚き、ただ墓を見ていた。
「領主一族だよ。」

「!?」
思っていることが分かったのか、教えてくれた。

「カインが、この墓を代々守るようにと残したみたい。今はアトスが世話してるけど。
記憶を戻してからは特に花が豪華になったよね。」

「……そんな飾るものでもないだろうに…」
アトス様が世話をしてるのが目に浮かぶ。
甲斐甲斐しい人だ。今でもわたしサニアを大事にしてくれている。
わたしは胸が温かくなるような感じを抱いた。

「現金かもしれないけど、アトス様と向き合ってみる。」
目を向けず諦めるのは、もう十分だ。







戻ってから、書庫の仕事をしていると過去の記録が出てきた。
こんなところにあってもいいのかとは思ったが、好奇心に負けて読んでしまった。
歴代領主の事業などが記されていた。

やはり見るのはカイン様が治めてた時代。
開拓事業から産業の発展と力を入れていたことが記録されていた。
そして…神殿への協定など変革を示したことも記されていた。

結局カイン様が生きている間に改革に肩がつくことはなかったけれど、後を継いだ領主達が神殿を徐々に変えていってくれていた。


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