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絡まないでください
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数日後、アトス様に声をかける心の準備をして、彼のもとへ向かった。
日にちを置いたのは、わたしがそばに来るなと言ったのに翌日に撤回するのは恥ずかしかったからだ。
執務室のドアをノックし、中に入る。
初めてきた執務室。
わたしを前にして、アトス様が目を丸くして固まっている。
「ど、どうしての?ユエ。」
「あの…お願いがあって…」
「!?な、何かな?できることならいいんだけど。」
お願いなんて、したくないんだけど、勝手に入るわけにもいかないしな。
「神殿に行きたいのです。」
「えっ神殿?行きたくなかったんじゃ。」
「もちろんそこで浄化をするつもりはありません。
書庫室で、神殿への改革が色々書いていたので、どんな風になったのか見たくなって…その…連れて行ってもらえませんか?
許可だけいただけたら1人でも…「一緒に行くから!?」」
「…そうですか。では、行ってもいいんですね?」
「ああ、今の神殿は神官達は全て外部から来た者達ばかりだ。見学するのも構わないよ。
明日、都合つけるからそれでいいかな?」
「構いません。明日ですね、よろしくお願いします。」
ぎこちないながらも、なんとか話ができたかな…
アトス様の顔がにやけてるのが、つっこみはやめておこう。
翌日、午後からアトス様と供に神殿に来た。
わたしは来たことを後悔していた…
この人目立つ…
こんなことなら1人での方が良かったなぁ…
でも、もう遅いかぁ…
神官や巫女が、アトス様を見つけると駆け寄り挨拶をしてくる。
ごますりではなくただ向けるのは尊敬の眼差しだ。
それだけ追い出された神官達はここでは嫌われていたのかもしれない。
「ここからは関係者以外は入れませんが、領主様からの依頼なので特別に拝観を許可はします。」
案内していた神官はわたしを見ながら言っている。
確かにわたし部外者だよね。無理言ってごめんなさい。
中の構造は変わっていないが、絵画や花瓶と言った置き物が、やたらと豪華だ。
それを見ていると
「それら美品は、古参の神官達はが買い集めていた物らしいよ。自分達は貴い血筋だから、こういう物を持つに値するのだとか言ってね。」
「煩悩に塗れてますね…」
昔はそんなことなかったんだけどなぁ…
お金が集まりやすいから、使い道として、こんな贅沢になっていくのかな…
そうこう歩いてると、最奥部御神体の部屋に到着した。
案内していた、神官には席を外してもらった。怪訝な顔をしていたけど、話を聞かれたくない。
ここはサニアがいつも祈りをしたところ。
そしてここで毒を飲んで死んだ場所…
ここは何も変わらない。全く浄化の力は感じられないけど。
やっぱり誰も浄化できないんだな…
わたしはサニアが死んだ場所の床を撫でる。
「そこでサニアは死んだの?」
アトス様が、神妙な顔で訪ねてくる。
「はい。カイン様達が部屋から出てすぐに毒を飲みました。」
「…最後はどんな会話をしたの?」
「こんな儀式をいつまでも続けられないですよという話をしましたね。」
「ああ、本当にその通りになったけどね。」
「ミコトから聞きました。長を殺したんでしょ?」
「…うん。何度も儀式はしないと言ったのに強行してきたから、息子にそんな業を背負わせたくなかったからね。神殿との関係なんてどうでも良かったし。」
さぞかし殺伐とした関係になってしまったんだろうな。
後に継いだ領主様達の苦労が忍ばれる。
「息子…奥方様とは仲良くできたんですか?」
「…気の良い人だったよ。そしてカインがほかに想い人がいるのも知っていた。
でも、領主夫人として役目を果たしてくれたよ。」
領主夫人ができた人でよかったな。
「さっさと忘れてくれれば良かったのに。わたしはあなたより妹を取りました。
そして自分の可能性を見出さなかった。
現実から…カイン様から目を逸らしたのに…
ごめんなさい…」
日にちを置いたのは、わたしがそばに来るなと言ったのに翌日に撤回するのは恥ずかしかったからだ。
執務室のドアをノックし、中に入る。
初めてきた執務室。
わたしを前にして、アトス様が目を丸くして固まっている。
「ど、どうしての?ユエ。」
「あの…お願いがあって…」
「!?な、何かな?できることならいいんだけど。」
お願いなんて、したくないんだけど、勝手に入るわけにもいかないしな。
「神殿に行きたいのです。」
「えっ神殿?行きたくなかったんじゃ。」
「もちろんそこで浄化をするつもりはありません。
書庫室で、神殿への改革が色々書いていたので、どんな風になったのか見たくなって…その…連れて行ってもらえませんか?
許可だけいただけたら1人でも…「一緒に行くから!?」」
「…そうですか。では、行ってもいいんですね?」
「ああ、今の神殿は神官達は全て外部から来た者達ばかりだ。見学するのも構わないよ。
明日、都合つけるからそれでいいかな?」
「構いません。明日ですね、よろしくお願いします。」
ぎこちないながらも、なんとか話ができたかな…
アトス様の顔がにやけてるのが、つっこみはやめておこう。
翌日、午後からアトス様と供に神殿に来た。
わたしは来たことを後悔していた…
この人目立つ…
こんなことなら1人での方が良かったなぁ…
でも、もう遅いかぁ…
神官や巫女が、アトス様を見つけると駆け寄り挨拶をしてくる。
ごますりではなくただ向けるのは尊敬の眼差しだ。
それだけ追い出された神官達はここでは嫌われていたのかもしれない。
「ここからは関係者以外は入れませんが、領主様からの依頼なので特別に拝観を許可はします。」
案内していた神官はわたしを見ながら言っている。
確かにわたし部外者だよね。無理言ってごめんなさい。
中の構造は変わっていないが、絵画や花瓶と言った置き物が、やたらと豪華だ。
それを見ていると
「それら美品は、古参の神官達はが買い集めていた物らしいよ。自分達は貴い血筋だから、こういう物を持つに値するのだとか言ってね。」
「煩悩に塗れてますね…」
昔はそんなことなかったんだけどなぁ…
お金が集まりやすいから、使い道として、こんな贅沢になっていくのかな…
そうこう歩いてると、最奥部御神体の部屋に到着した。
案内していた、神官には席を外してもらった。怪訝な顔をしていたけど、話を聞かれたくない。
ここはサニアがいつも祈りをしたところ。
そしてここで毒を飲んで死んだ場所…
ここは何も変わらない。全く浄化の力は感じられないけど。
やっぱり誰も浄化できないんだな…
わたしはサニアが死んだ場所の床を撫でる。
「そこでサニアは死んだの?」
アトス様が、神妙な顔で訪ねてくる。
「はい。カイン様達が部屋から出てすぐに毒を飲みました。」
「…最後はどんな会話をしたの?」
「こんな儀式をいつまでも続けられないですよという話をしましたね。」
「ああ、本当にその通りになったけどね。」
「ミコトから聞きました。長を殺したんでしょ?」
「…うん。何度も儀式はしないと言ったのに強行してきたから、息子にそんな業を背負わせたくなかったからね。神殿との関係なんてどうでも良かったし。」
さぞかし殺伐とした関係になってしまったんだろうな。
後に継いだ領主様達の苦労が忍ばれる。
「息子…奥方様とは仲良くできたんですか?」
「…気の良い人だったよ。そしてカインがほかに想い人がいるのも知っていた。
でも、領主夫人として役目を果たしてくれたよ。」
領主夫人ができた人でよかったな。
「さっさと忘れてくれれば良かったのに。わたしはあなたより妹を取りました。
そして自分の可能性を見出さなかった。
現実から…カイン様から目を逸らしたのに…
ごめんなさい…」
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