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10.バレてしまったチキンハート
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その日の夜、源蔵は美智瑠と共に会社近くの居酒屋に顔を出した。
美智瑠が社内コンペの御礼がしたいというので、ならばビールでも奢って貰おうという訳になったのだが、美智瑠はもっと良いお店でご馳走したかったとぶーぶー文句を垂れていた。
「いやいや、そんなん宜しいですって。お気持ちだけ、ありがたーく受け取っときます」
「んもー、楠灘さんセレブの癖に、欲無さ過ぎー。質素過ぎー。僧侶か!」
尚もぶつぶついっている美智瑠だったが、源蔵が居酒屋の椅子に腰を落ち着けて梃子でも動かぬ姿勢を見せた為、美智瑠もどうやら諦めた様だった。
「ほな、雪澤さんの優勝を祝しまして」
「かんぱーい!」
それでも何だかんだと嬉しそうに飲み食いしているのだから、美智瑠は案外こういう雰囲気の店が嫌いではないのかも知れない。
しかし正直なところ、美智瑠から御礼がしたいといわれた時には少々困ってしまった。
源蔵はもともと、他者のアイデアを盗んででも結果を出しさえすればそれで良いという危険な風潮が社内に蔓延するのを阻止したかっただけであり、それがたまたま美智瑠の手助けという形になったに過ぎない。
それ故、美智瑠にそこまで恩義に感じて貰う必要も無かったのだが、優勝した本人は何もかも源蔵のお陰だといい張って聞かない。
その為、取り敢えずビール一杯だけでも彼女に奢って貰えれば気が済むだろうと考え、こうして飲みに付き合うことになった訳だ。
「はー……それにしても雅史の奴、ホント良い気味だわ。アイツの顔、見ました? アタシの名前がコールされた時、アイツめっちゃ顔真っ青になってましたよー」
「ありゃあ、見てて気の毒になる程でしたね。まぁ今回は自業自得ってことで、心を入れ替えてくれたらそれでエエんですけど」
源蔵が枝豆を大きな口の中に放り込むと、美智瑠がそれは無い無いと苦笑しながら掌を左右に振った。
「アイツ、マジで楽することしか考えない奴なんですよ。アタシもホント、何であんなのと付き合ってたのかなって思うぐらい」
「そらまた手厳しい。でも付き合い始めの頃は、仲良かったんちゃいますの」
すると美智瑠は若干悔しそうな表情で、ぷぅっと頬を膨らませた。
「もうね……完璧に騙されてました。アイツが無駄にイケメンだから、コロっとイっちゃったアタシも悪いんですけど」
成程、顔に魅かれたところは否定しないのか――源蔵は内心で苦笑を浮かべたが、敢えて口には出さない。
今日のところは美智瑠の快挙を祝うことに専念すれば、それで良いのである。
ところがここでどういう訳か、美智瑠は別の話題を振ってきた。
「そいやぁ楠灘さん……こないだいってた仏様の件、アレってまだ生きてるんですか?」
「ん? あー、仏の顔も三度までの話? そらぁ勿論」
一体何をいい出すのかと不思議に思いながら、源蔵はジョッキをグイっと呷った。
すると美智瑠は妙に真剣な面持ちで、テーブル越しにずいっとその美貌を寄せてきた。
「やっぱ、勿体無さ過ぎますって……せめてあともう三回ぐらい、チャンス貰えません?」
「いや、何の話ですか」
源蔵は美智瑠がいわんとしていることが、よく分からない。チャンスを得るとしたら源蔵の側の筈なのに、何故彼女がチャンス云々をいい出すのだろう。
「もし今、楠灘さんがカノジョ募集中っていったら、手ぇ挙げる子って絶対何人か居ますよ?」
「んな訳ありまっかいな」
またこの手の話かとうんざりしながら、源蔵は大きな溜息を漏らした。
ところが美智瑠は酔いが廻っているのか、すっかり赤くなった顔で更に詰め寄ってきた。
「だから楠灘さんは、もっと自信持って下さい!」
これに対して源蔵は、強烈なカウンターパンチをお見舞いした。
「この顔、よぅ見て下さい。こんなんとセックスしたがる子なんて、まぁ居ませんって」
「えー、そうかなぁ」
美智瑠は尚も納得いかないといった様子で、豊満な胸を持ち上げる格好で腕を組んだ。
「アタシ、全然オッケーですけど」
「いやいやいやいや、イケメンハンターが何いうてはりまんの」
源蔵は危うく噴き出しかけた。
美智瑠は社内でも有名なイケメン大好き美女だ。そんな彼女が源蔵を相手にするなど、天地がひっくり返ってもあり得ない。
「でもホント、あと三回だけでもリトライしませんか? 絶対脈ありな子、居ますって」
「もう勘弁して下さい。あんなしんどい目に遭うのは懲り懲りなんですわ」
源蔵は幾分投げ遣り気味にジョッキの中身を飲み干した。
「そんなぁ。三回ぐらいフラれるなんて、誰にでもありますってば。もっと自信持って下さいよー」
「いや、あのね……雪澤さんがフラれんのと、僕らがフラれんのとでは次元が違うんですよ」
ここはもう、はっきりと教えてやった方が良いだろう。
源蔵は口元を拭ってから、美貌を寄せてきている美智瑠に敢えて自身の不細工面を近づけた。
「僕がフラれた時はね、相手の子からゲロみたいな汚いモンを見る様な目つきで睨まれたんですよ。雪澤さんにはそんな経験、あります?」
「うーん……そんな目で見られるってのは、流石に無いかしら……」
美智瑠は自信無さげな様子で僅かに身を引いた。
「そんな酷い目に、あともう三回挑戦しろとおっしゃる訳で? そらぁ何ぼ何でも酷な話ですよ」
「そりゃあ昔はそうだったかも知れませんけど、今は違うと思います。楠灘さんのことをそんな風に見る女子が居たら、逆にアタシの方がその子の感性疑っちゃいます」
随分と嬉しいことをいってくれるが、これもどうせ社交辞令だろう。本気にしてはいけない。
が、美智瑠がいうことも尤もだ。
過去に三度フラれたあの頃は、源蔵もまだまだ若かった。今は年齢を重ね、色々と経験を積んでいるから、多少は状況が変わっているかも知れない。
「けど、誰かと付き合うんやったら、やっぱり僕の方から声かけますわ。女性から声かかる時って絶対、嘘告かドッキリですし」
「んもー……だから、そんなことありませんってばー。疑い深いひとですねー」
過去に三度、あんな酷い目に遭ったのだから、そりゃあ疑い深くもなる――とは口に出さなかったものの、矢張りあと三回も己にチャンスを与えるのは、相当に勇気が要った。
「どうです? 少しは前向きになって下さいました?」
「僕のチキンハートで耐えられるか、大いに疑問ですけどね」
それでも、一度は美智瑠の口車に乗せられてやっても良いかも知れない。
源蔵は美智瑠の真剣な眼差しに幾分圧倒されながらも、そんなことを考え始めていた。
美智瑠が社内コンペの御礼がしたいというので、ならばビールでも奢って貰おうという訳になったのだが、美智瑠はもっと良いお店でご馳走したかったとぶーぶー文句を垂れていた。
「いやいや、そんなん宜しいですって。お気持ちだけ、ありがたーく受け取っときます」
「んもー、楠灘さんセレブの癖に、欲無さ過ぎー。質素過ぎー。僧侶か!」
尚もぶつぶついっている美智瑠だったが、源蔵が居酒屋の椅子に腰を落ち着けて梃子でも動かぬ姿勢を見せた為、美智瑠もどうやら諦めた様だった。
「ほな、雪澤さんの優勝を祝しまして」
「かんぱーい!」
それでも何だかんだと嬉しそうに飲み食いしているのだから、美智瑠は案外こういう雰囲気の店が嫌いではないのかも知れない。
しかし正直なところ、美智瑠から御礼がしたいといわれた時には少々困ってしまった。
源蔵はもともと、他者のアイデアを盗んででも結果を出しさえすればそれで良いという危険な風潮が社内に蔓延するのを阻止したかっただけであり、それがたまたま美智瑠の手助けという形になったに過ぎない。
それ故、美智瑠にそこまで恩義に感じて貰う必要も無かったのだが、優勝した本人は何もかも源蔵のお陰だといい張って聞かない。
その為、取り敢えずビール一杯だけでも彼女に奢って貰えれば気が済むだろうと考え、こうして飲みに付き合うことになった訳だ。
「はー……それにしても雅史の奴、ホント良い気味だわ。アイツの顔、見ました? アタシの名前がコールされた時、アイツめっちゃ顔真っ青になってましたよー」
「ありゃあ、見てて気の毒になる程でしたね。まぁ今回は自業自得ってことで、心を入れ替えてくれたらそれでエエんですけど」
源蔵が枝豆を大きな口の中に放り込むと、美智瑠がそれは無い無いと苦笑しながら掌を左右に振った。
「アイツ、マジで楽することしか考えない奴なんですよ。アタシもホント、何であんなのと付き合ってたのかなって思うぐらい」
「そらまた手厳しい。でも付き合い始めの頃は、仲良かったんちゃいますの」
すると美智瑠は若干悔しそうな表情で、ぷぅっと頬を膨らませた。
「もうね……完璧に騙されてました。アイツが無駄にイケメンだから、コロっとイっちゃったアタシも悪いんですけど」
成程、顔に魅かれたところは否定しないのか――源蔵は内心で苦笑を浮かべたが、敢えて口には出さない。
今日のところは美智瑠の快挙を祝うことに専念すれば、それで良いのである。
ところがここでどういう訳か、美智瑠は別の話題を振ってきた。
「そいやぁ楠灘さん……こないだいってた仏様の件、アレってまだ生きてるんですか?」
「ん? あー、仏の顔も三度までの話? そらぁ勿論」
一体何をいい出すのかと不思議に思いながら、源蔵はジョッキをグイっと呷った。
すると美智瑠は妙に真剣な面持ちで、テーブル越しにずいっとその美貌を寄せてきた。
「やっぱ、勿体無さ過ぎますって……せめてあともう三回ぐらい、チャンス貰えません?」
「いや、何の話ですか」
源蔵は美智瑠がいわんとしていることが、よく分からない。チャンスを得るとしたら源蔵の側の筈なのに、何故彼女がチャンス云々をいい出すのだろう。
「もし今、楠灘さんがカノジョ募集中っていったら、手ぇ挙げる子って絶対何人か居ますよ?」
「んな訳ありまっかいな」
またこの手の話かとうんざりしながら、源蔵は大きな溜息を漏らした。
ところが美智瑠は酔いが廻っているのか、すっかり赤くなった顔で更に詰め寄ってきた。
「だから楠灘さんは、もっと自信持って下さい!」
これに対して源蔵は、強烈なカウンターパンチをお見舞いした。
「この顔、よぅ見て下さい。こんなんとセックスしたがる子なんて、まぁ居ませんって」
「えー、そうかなぁ」
美智瑠は尚も納得いかないといった様子で、豊満な胸を持ち上げる格好で腕を組んだ。
「アタシ、全然オッケーですけど」
「いやいやいやいや、イケメンハンターが何いうてはりまんの」
源蔵は危うく噴き出しかけた。
美智瑠は社内でも有名なイケメン大好き美女だ。そんな彼女が源蔵を相手にするなど、天地がひっくり返ってもあり得ない。
「でもホント、あと三回だけでもリトライしませんか? 絶対脈ありな子、居ますって」
「もう勘弁して下さい。あんなしんどい目に遭うのは懲り懲りなんですわ」
源蔵は幾分投げ遣り気味にジョッキの中身を飲み干した。
「そんなぁ。三回ぐらいフラれるなんて、誰にでもありますってば。もっと自信持って下さいよー」
「いや、あのね……雪澤さんがフラれんのと、僕らがフラれんのとでは次元が違うんですよ」
ここはもう、はっきりと教えてやった方が良いだろう。
源蔵は口元を拭ってから、美貌を寄せてきている美智瑠に敢えて自身の不細工面を近づけた。
「僕がフラれた時はね、相手の子からゲロみたいな汚いモンを見る様な目つきで睨まれたんですよ。雪澤さんにはそんな経験、あります?」
「うーん……そんな目で見られるってのは、流石に無いかしら……」
美智瑠は自信無さげな様子で僅かに身を引いた。
「そんな酷い目に、あともう三回挑戦しろとおっしゃる訳で? そらぁ何ぼ何でも酷な話ですよ」
「そりゃあ昔はそうだったかも知れませんけど、今は違うと思います。楠灘さんのことをそんな風に見る女子が居たら、逆にアタシの方がその子の感性疑っちゃいます」
随分と嬉しいことをいってくれるが、これもどうせ社交辞令だろう。本気にしてはいけない。
が、美智瑠がいうことも尤もだ。
過去に三度フラれたあの頃は、源蔵もまだまだ若かった。今は年齢を重ね、色々と経験を積んでいるから、多少は状況が変わっているかも知れない。
「けど、誰かと付き合うんやったら、やっぱり僕の方から声かけますわ。女性から声かかる時って絶対、嘘告かドッキリですし」
「んもー……だから、そんなことありませんってばー。疑い深いひとですねー」
過去に三度、あんな酷い目に遭ったのだから、そりゃあ疑い深くもなる――とは口に出さなかったものの、矢張りあと三回も己にチャンスを与えるのは、相当に勇気が要った。
「どうです? 少しは前向きになって下さいました?」
「僕のチキンハートで耐えられるか、大いに疑問ですけどね」
それでも、一度は美智瑠の口車に乗せられてやっても良いかも知れない。
源蔵は美智瑠の真剣な眼差しに幾分圧倒されながらも、そんなことを考え始めていた。
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