婚約破棄、、、ねぇ?

待井 月

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真実

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首を跳ねられた私は倒れることもなければ、傷口から血を吹き出すこともありませんでした。
1つ指を鳴らします。

すると、あらどうでしょう。
首が切られた事実などなかったように繋がります。

周りが唖然としている中、もう1度指を鳴らします。

すると、あらどうでしょう。
先程まで王太子だったものが私に。
私が王太子の姿に変わります。

何人か、会場の端で倒れました。
あらあら。
この事態に気づいたものたちは膝をついてます。

「ねぇ、偽物の王太子様?貴女、私を乗っ取れると本当に思ったのですか?」

目の前の女が崩れます。
野望が潰えたのでしょう。


「ネタバラシをしましょうか。」

「幼い頃、私とそこにいる少女は婚約を結びました。」

「2年ほど経った時、少女が言ったのです。」

「体を入れ替えてみないか、と。」

「体を入れ替えて過ごせばきっと、膿を潰せると。」

「私は感動しましたよ。そうは言っても、貴女私の体を乗っ取る気満々でしたから。本当にそんな幼い作戦が通ると思ってたのですか?」

「そして、この騒ぎ。」

「そこの、人間と精霊のハーフであるリリーと一緒にここまでやってのけるのですから。」

「いやぁ、素晴らしい劇でしたよ?」

「それに、貴女が言った膿も潰せそうですし。」

「しかし、私を殺したのは頂けませんねぇ。」

「知ってました?魔力というものは器ではなく魂についてくるものなんですよ。」

「貴女が使っていた魔力、私と経路を繋いで貸してあげていたものなんですけど、随分と派手にやってくれましたね?」

「まぁでも。もう聞こえてないかもしれませんが。」

少女は今まで無理やり魔力を使っていたツケが回って死んでしまいました。
あぁ、自ら手を下さなかった私はどれほど優しいのでしょうか。

リリーという娘も半狂乱になってこちらを見ています。
半分精霊ですからね。
こちらは何をしても良いでしょう。

さて、ゴミを捨ててこの国を新しくしましょうか。

大丈夫。
私優しいですから。
人間に復讐なんてしませんよ。
ただ、魔力は返して貰いますが。










さてと、私は愛しい主の元へと帰りますか。
ねぇ、神様?
私の愛おしい主様。
今回ばかりはちょっとやり過ぎですかね?
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