居候の訳アリ女子高生アイドルに三日で恋をして、相思相愛になった件。【三月の雪】

月平遥灯

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巡る季節に告ぐ言葉・三月の雪

エピローグ 倉美月春夜と倉美月充希の物語

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 誰もいない鏡張りの広い部屋。ミキサーにスマホを繋いで流す曲に、軽く身体を動かす。ステップは軽やかに。動きは華やかに。流れる曲はリズミカルに。踊る心と身体を旋律に乗せて踏むステップは刀の太刀筋のように。


 踊り切った一曲に全身全霊を込めた僕の身体が水分を欲する。ペットボトルの蓋をあけて飲み干したミネラルウォーターが、駆け巡る血潮に溶け込む。今日も清々しい。


 時計の針が午後四時半を告げる頃に、扉を開けてやってくる可愛い子たち。


「しゅんせんしぇい。よろしくおねがいしましゅ」

「あやかちゃん、よろしくお願いします」


 リュックを背負った四歳児が頭を下げる。僕はしゃがみ込んであやかちゃんの頭を撫でた。まだ幼いその子は僕に抱きつき、抱っこをせがむ。そんな僕の様子を見て安心した親御さんが、よろしくお願いします、と言い残してスタジオを去っていく。そうしている内に、次から次へと子供たちが集まってきた。


「きょう、みちゅきせんしゃいは?」

「もう少しで来るよ。それまでに、僕と準備運動しようね」


 はーい、と可愛らしい声で返事をする子供たちとストレッチをする。綺麗に整列できない子たちを、こっちだよ、と言って並ばせて、ぬいぐるみで釣りながら行うストレッチは、子供好きな僕としては案外楽しい。

 ストレッチが終わって走り回る子たちも、音楽を掛ければ立ち止まり飛び跳ねる。一緒にやろう、と僕が言えばきちんと言うことを聞いてくれる。でも、僕一人だと、ちょっとしんどい。上手くできない子をサポートしてあげて、四苦八苦。軽いリズミカルな体操で、子供たちの感覚を養っていく。



 扉を開く金属が擦れる蝶番《ちょうつがい》の音はひっそりと。足音は軽やかに。身のこなしはおしとやかに。その表情は華やかに。微笑む彼女はまるで天使のように。


 肩まで伸びた髪は相変わらず栗色で、美しい硝子玉《がらすだま》のような瞳に、長い睫毛《まつげ》がくるんと跳ねる。初雪の積もった湿原から顔を出す溝蕎麦《みぞそば》のような可愛らしい頬に、思わず子供たちも声を上げる。あ、みちゅきせんしぇいだ。せんしぇい、抱っこして。大好き。


 スタジオに入ってくる充希に、体操そっちのけで子供たちは駆け寄っていく。寄って来た子供たちに、今日も元気だね、と笑顔で語り掛ける充希は幸せいっぱいの表情。

 大学を卒業した彼女は、僕が開いたこのスクールでインストラクター兼事務をしてくれている。見ての通り、子供たちに大人気。それに比べて僕は————。


「しゅんせんしぇい。あたし、しょうらい、しゅんせんしぇいの、およめさんになる」


 そうでもないみたい。思わず嬉しくなって抱っこをしてあげると、喜ぶ四歳児に釣られて他の子たちが駆け寄ってくる。あたしも、僕も、と。そんな僕を見て、充希は言う。春夜くん、レッスンしないと。いや、はい、ごめんなさい。


 ダンスというよりは、教育系の体操のようなレッスンだけど、それはそれで評判が良かった。このレッスンのカリキュラムを考案してくれたのは充希だ。現実的にこの子たちができることと、親御さんたちの需要を考えて、レッスン内容を考えているという。さすがに大学で学んできただけのことはある。でも、きっとこのレッスンで叩きこまれたリズムは、きっとダンスを志すようになる歳には、絶大な威力を発揮する。自分がそうだったように。



 四歳児から五歳児の二時間のレッスンが終わると、次に来たのは、小学生たち。


「シュン先生、よろしくお願いします」

「あ、ミツキちゃんがいる~~。やったぁ」

「こら、充希先生でしょ」


 親御さんに叱られた女の子は、気にも留めずに嬉しそうに充希に話しかける。内容はファッションの話や、流行りの曲のこと。なんて大人びていることだろう。小学生にも対等に話す充希は、彼女たちにも好かれていて、親御さんからの信頼も厚い。そんな充希を見て僕は思う。優しい人なんだな、って。付き合っていた当初から分かっていたけど、こうして結婚をして暮らしてみると、ますます性格が分かってくる。予想通り、明るくて優しくて。


 ストレッチをして、体幹トレーニングをした後、イベントで発表するダンスの振り付けを一つ一つ確認していく。曲を流すと踊り出す身体はとてもしなやか。日々の地道なトレーニングの成果だ。

 また、選抜したメンバーの中には、大会で表彰されるほど実力がついてきた子もいるくらい。僕もとても嬉しい。お手本に披露する充希のダンスが、小学生たちを魅了していく。感嘆の声を上げる小学生たちの憧れ。それが倉美月充希。

 この子たちの中からアイドルが生まれないかな、なんて期待を込めてレッスンに力を入れる充希は、とても充実している。



 午後八時。


 扉を開けて入ってくる女子高生たちに僕は固まる。僕が一番緊張する時間帯。あまり僕たちと年が変わらないこの子たちは、下手な事を言うと見透かされてしまう。怖い。

 また、この子たちはダンスで未来を描こうとする、いわばガチ勢。入ってくるなり、充希を見つけて掛ける言葉は、よろしくお願いします。と、真面目なのかと思いきや、恋愛話を始める生徒の一人に、充希は真面目に相談に乗っているみたい。


「ミツキちゃ~~ん。ちょっとフリで見て欲しいところあるんだけど」


 そんな彼女たちにとって丁寧に振り付けを教える充希は、まるで年上の友達。お祭り系のイベントに出演した暁《あかつき》には、一緒に屋台を回って食べ歩きをする仲。

 そんな仲良し充希の表情がガラリと変わるダンスに、みんな魅了されている。華麗に披露するダンスは風の彩りすら染め上げる。みんな充希に憧れていて、目指す人は倉美月充希、と言って必死に練習する彼女らの姿に、出番はないな、と僕は胸中で呟く。

 ストレッチをして、基礎練習と体幹トレーニングをしていると、唐突に開く扉。入ってきたのは、野々村朱莉《ののむらあかり》。伸ばした髪の毛が揺れるポニーテルは、彼女のトレードマークになりつつある。


「あれ、あかりちゃん、今日出番だったの?」


 まるで教室に入って来た友達に声を掛けるように、朱莉を見て手を振る生徒たちは、彼女のことも友達のように思っている。朱莉ちゃんの恋人早く紹介してよ、と茶化す生徒に、いないわよ、と返す朱莉は相変わらず理想が高いらしい。そんな朱莉もダンスを続けていて、イベントでたまに披露する。


「ごめんね~~。遅くなっちゃって」


 朱莉はたまに来ては、アシスタントのアルバイトをしてくれる。人手が足りない僕たちにとって朱莉は救世主のような存在。それに、また一緒に何かできることがすごく嬉しい。イベントに出れば、生徒たちの活躍に一喜一憂して、終わればみんなで笑い合う。最高じゃないの。


 午後九時半。ようやく伽藍洞《がらんどう》になったスタジオで、僕と充希は床のモップを掛けながら、今日という日が終わっていくことに、少しだけ感傷的になっていた。この子たちが自分たちの元を離れていくころには、自分たちは何歳になっているのかな、なんて。


「そろそろ帰ろうか、春夜君」

「うん。充希夫人、今日もお疲れさまでした」

「旦那様もお疲れ様でした」


 そう言って僕に抱きつく充希がキスをする。汗臭いよ、なんて言っても聞きやしない。けど、僕も充希を抱き締めて、再びキスをした。本当に幸せ。



 ★★★



 ベッドに横たわる僕のとなりで腕に絡みつく充希は、疲れを知らない人。そう、女子高生だったあの頃から全く変わっていない。キスをして、おやすみ、と言う僕に、寝ちゃうの、と。


「だって、あれだけダンスすれば疲れるでしょ」

「じゃあ、春夜くんは明日から教える時以外はダンス禁止」

「えぇ。楽しみがなくなっちゃうよ」

「むぅ。わたしがいても楽しみがなくなっちゃうの?」

「そ、それとこれとは別じゃない」


 別じゃないの、と言って僕に馬乗りになる充希は、これまたあの頃と変わらない。だって、先に春夜くんが寝ちゃうから寂しいんだもん、と言ってまたキスをする。

 だけど、そんな充希が相変わらず可愛くて、充希を横にしてその両腕を掴む僕は、もう許さないよ、と言って彼女に覆いかぶさった。


「でた、満月の夜の春夜くん」

「今日は三日月でした」



 ★★★



 朝早く充希と出かけた先は、志桜里の眠る場所。倉美月家のお墓の隣に建てた志桜里のお墓に水を掛けて丁寧にスポンジで洗っていく。綺麗になったところで、色とりどりのカーネーションとアマリリス、フリージアを供える。少し多いかな、と思いながらもお線香の束に火を灯す。一風変わった苺の香りのするお線香に、充希は言う。これ、志桜里ちゃん本当に気に入るの、と。いや、気持ちだから、と言って香しい煙をもくもくと放つお線香の半分を充希に手渡した。



 手向けたお線香の煙が風に乗って流れる先は、遥か群青色《ぐんじょういろ》の空の向こう。春爛漫《はるらんまん》の季節が巡るたびに、志桜里のことを思い出す。ここに来るたび思い出を話す充希と僕の中で志桜里は確かに息づいている。


「志桜里ちゃん、人生ゲームまたやろうね」

「今度こそ志桜里に勝たないと」


 風が吹いた。

 
 墓地の真ん中に咲く桜の花びらが舞い上がり、降り注ぐ光を浴びて雪のように僕と充希に降り注いだ。ひらひらと舞う桜色の雪は、まるで志桜里が応えているよう。苺の薫を纏《まと》う雪に、思わず呟く。志桜里、また来るよ。


 志桜里の思い出を墓誌《ぼし》に添えて。


 志桜里の拾った紅葉は、もう僕の心の中に刻んでいる。だから、志桜里返すよ。僕の中で君は生きている。



「いいの、春夜くん。それ大事なものなんじゃないの?」

「うん。もういいんだ。だって、志桜里はきっと近くにいるし」


 
 風が吹いた。



 暖かい風。舞い上がる紅葉の葉は、高く、空高く舞い上がる。桜の花びらとともに。



 帰りに寄った海は穏やかで、充希と二人、堤防に腰かける。僕の肩に頭を乗せる充希は、波を見て呟く。春夜くんと一緒に過ごす時間は、あとどれくらい残っているのかな。


「何十年って残っているよ。きっと」

「いつかはお別れしなくちゃいけないんだよね」


 僕はゆっくりとかぶりを振った。ただ、なにも言わずに。


「ねえ、充希。充希は僕に充希のすべてをくれる?」

「え? もうあげたじゃん」

「ううん。そうじゃなくて、充希の時間」

「…………うん」

「じゃあ、今度は僕のやりたいことリスト作るのを手伝ってよ」

「————うん。春夜くんのやりたいことしよ」



 春夜君ならわたしのすべてをあげる————ねえ、わたしのこと好き?



 好きだよ充希。また一緒に季節を巡ろう。そして、やりたいことを見つけたい。


 今度は、どんな物語を歩もうか?


 春夜くんとわたしの物語をゼロから作ろう。


 愛しているよ充希。


 わたしも……ずっとずっと。
 

 今までも。


 これからも。ずっとずっと。



 完



——————
最後までお付き合いいただきありがとうございました。

 
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感想 1

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みんなの感想(1件)

sin
2021.01.08 sin

シュン君の心情がかなりミツキに傾いて来て、今回だいぶ接近してきましたね…!
雰囲気的にしてしまうかと思われましたが、もう少し距離が縮まらないといけないですかね…むむ

2021.01.21 月平遥灯

感想に返信できることを今知りました。
ごめんなさいっ!!
感想とても嬉しいです!

長いお話ですが、お付き合いいただければ嬉しいです!

ありがとうございました!

解除

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