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番外編
★溶けて絡めて味わって8
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「りょーくんってお酒強い人だったんだね。ワインもビールも飲んだのに顔が赤くなってないし全然酔っ払ってなさそう」
ドキドキしながら裸エプロン12分を終えると、これまた亮輔が密かに準備していたらしいバスローブを持ってきて朝香に纏わせソファでワインやビールで乾杯して酒を楽しんだり、バブルバスでイチャイチャしたりと2人きりの時間をゆったりと過ごした。
今からはベッドルームで時間を過ごす。
先週末に2人でお金を出しあって買ったアロマディフーザーに甘い香りのオイルをセットしながら朝香が彼の酒の強さについて話題を向けると
「そんな事ないよ。あーちゃんと同じくらいのほろ酔い気分かも」
と、飄々とした返事をする。
「嘘だぁ私よりも余裕あるよ、ほろ酔いにすらなってないでしょ」
「あーちゃんだって余裕あるように見えるよ。酔っ払い状態では決してないっぽい」
「そりゃあワイン飲み終えて少し時間が経ったから……お風呂も入ったし」
エアコンで暖まった部屋の中、2人共に全裸でマットレスに寝転がる。会話しながらスリスリと頬を擦り寄せたりギュッと抱き締めあうだけでも心地良く、朝香はリラックスした息を吐き亮輔もそれに呼応した息遣いになっている。
「あーちゃんだって充分お酒強い人だと俺は思うよ」
「りょーくんには負けるよぉ」
「ふふ♪」
今の時間帯は亮輔が言っていた「性の6時間」の真っ最中。
時間的にもムード的にも更なる行為をしていかなければならないというのに、心地良すぎてダラダラとした会話を続けてしまう朝香。
それでも亮輔は急いた行動を取らない。朝香の「意識してエッチをいきなりスタートするのが恥ずかしい」という気持ちを察してくれているようで、朝香に合わせてダラダラ会話のやり取りをきちんとしてくれ、チュッと可愛らしいキスを合間に入れてくれる。
(りょーくんは変態さんだけど優しい部分もしっかり持っている……そういうところが大好きなんだよね♡)
「そろそろ…………した方が良いよね?」
唇が離れた直後に朝香がそう訊くと、彼は優しくニッコリと微笑んだ。
「エロエロで可愛いあーちゃんをいっぱい見せてね♡ 素敵な『性の6時間』を過ごそう♡」
唾液で潤んだ彼の唇の動きに朝香の下腹部が疼く。
「うん♡」
(セクシーな目付きや甘々なイケボも好きだけど、キス直後の潤んだ唇にも弱いんだよぅ♡)
亮輔とお付き合いが始まって数えきれないくらいのキスをこなしている所為か、視界に彼のセクシーな唇が入っただけで陰唇が潤み肩や背中やがピクンと過剰に震えてしまう。
朝香の知らぬまに、ディープキスが性的欲求のスイッチになっているのだろう。今から始めるには丁度良いタイミング。
亮輔は朝香の頬にチュッと軽いキスをすると、チェストの引き出しからゴムを一つ取り出してスルスルと被せた。
「照明は落とすよね?」
したい気持ちはあれど、照明のリモコン操作をしない亮輔の動作が気になる。
「えぇ~? 明るい中しちゃダメ? 暗くしたらあーちゃんの仕事に支障出る場所にキスマークつけちゃうかも♡」
「うぅっ……」
いつもみたいに間接照明のオレンジ色の明かりだけにしてもらいたかったのだけれど「キスマークをバレる場所につけるかも」の脅しにすぐ屈服してしまう朝香。
「明るいと恥ずかしい? でもね、アルコールでほっぺが真っ赤になってるエロ可愛いあーちゃんの顔をちゃんと見ながらエッチしたいんだ」
亮輔は覆い被さりながら大きな手で私の頬を包み、親指で私の目の下から頬骨にかけてスッと撫でてきた。
「んっ♡」
「撫でたところ、気持ちいい?」
「うん……」
亮輔の表情はとても嬉しそうで、今この瞬間が幸せで堪らないといった様子でいる。
「クリスマスイブの夜でしかも『性の6時間』って言われてるような時間帯に、こうして裸であーちゃんとベッドの上で過ごしてると思ったら嬉し過ぎるし結構興奮してる」
「っあ……りょーくんのっ、すっごくかたいぃ♡」
濡れぼそった股にクチュリと亮輔の先端がほんの少し入っただけで朝香は全身を大きく震わせた。
「さっきのチーズフォンデュみたいに中はトロトロみたい♡」
「やぁん♡ 言い方がエッチぃ♡」
「んっ」
「んあぁっ……」
「痛い? やっぱり指で解してからにする?」
朝香に掛ける言葉は優しく女の身体を気遣ってくれているのに、亮輔の男性的な部分は我慢出来ないらしい。声掛け中の今も硬い先端を膣口へグリグリと押し付けていた。
「んっ……痛くないからっ……いいぃ♡」
「本当に? 痛くならないかな?」
(今のりょーくん、複雑な心境なんだろうな……)
彼の気持ちが手に取るように分かる。エッチしたくて堪らなくて本心では奥まで挿入して思い切り揺さぶりたい気持ちでいっぱいなのに、朝香の股が裂けたり痛がったりするのは嫌だと考えているのだと。
(りょーくんはスケベな部分もあるけど本質は優しいから)
「早く繋がりたいんでしょ? 私と……今すぐに、奥まで」
だからこそそのままストレートに朝香が伝えると、彼は苦笑いして眉を下げた。
「うん……なんか、ごめんね。あーちゃんの言う通り本当はもう我慢出来ない。裸エプロンで食器洗いしてるあーちゃんの顔がとっても可愛くてずっとキュンキュンしてたから」
「りょーくんってお酒強い人だったんだね。ワインもビールも飲んだのに顔が赤くなってないし全然酔っ払ってなさそう」
ドキドキしながら裸エプロン12分を終えると、これまた亮輔が密かに準備していたらしいバスローブを持ってきて朝香に纏わせソファでワインやビールで乾杯して酒を楽しんだり、バブルバスでイチャイチャしたりと2人きりの時間をゆったりと過ごした。
今からはベッドルームで時間を過ごす。
先週末に2人でお金を出しあって買ったアロマディフーザーに甘い香りのオイルをセットしながら朝香が彼の酒の強さについて話題を向けると
「そんな事ないよ。あーちゃんと同じくらいのほろ酔い気分かも」
と、飄々とした返事をする。
「嘘だぁ私よりも余裕あるよ、ほろ酔いにすらなってないでしょ」
「あーちゃんだって余裕あるように見えるよ。酔っ払い状態では決してないっぽい」
「そりゃあワイン飲み終えて少し時間が経ったから……お風呂も入ったし」
エアコンで暖まった部屋の中、2人共に全裸でマットレスに寝転がる。会話しながらスリスリと頬を擦り寄せたりギュッと抱き締めあうだけでも心地良く、朝香はリラックスした息を吐き亮輔もそれに呼応した息遣いになっている。
「あーちゃんだって充分お酒強い人だと俺は思うよ」
「りょーくんには負けるよぉ」
「ふふ♪」
今の時間帯は亮輔が言っていた「性の6時間」の真っ最中。
時間的にもムード的にも更なる行為をしていかなければならないというのに、心地良すぎてダラダラとした会話を続けてしまう朝香。
それでも亮輔は急いた行動を取らない。朝香の「意識してエッチをいきなりスタートするのが恥ずかしい」という気持ちを察してくれているようで、朝香に合わせてダラダラ会話のやり取りをきちんとしてくれ、チュッと可愛らしいキスを合間に入れてくれる。
(りょーくんは変態さんだけど優しい部分もしっかり持っている……そういうところが大好きなんだよね♡)
「そろそろ…………した方が良いよね?」
唇が離れた直後に朝香がそう訊くと、彼は優しくニッコリと微笑んだ。
「エロエロで可愛いあーちゃんをいっぱい見せてね♡ 素敵な『性の6時間』を過ごそう♡」
唾液で潤んだ彼の唇の動きに朝香の下腹部が疼く。
「うん♡」
(セクシーな目付きや甘々なイケボも好きだけど、キス直後の潤んだ唇にも弱いんだよぅ♡)
亮輔とお付き合いが始まって数えきれないくらいのキスをこなしている所為か、視界に彼のセクシーな唇が入っただけで陰唇が潤み肩や背中やがピクンと過剰に震えてしまう。
朝香の知らぬまに、ディープキスが性的欲求のスイッチになっているのだろう。今から始めるには丁度良いタイミング。
亮輔は朝香の頬にチュッと軽いキスをすると、チェストの引き出しからゴムを一つ取り出してスルスルと被せた。
「照明は落とすよね?」
したい気持ちはあれど、照明のリモコン操作をしない亮輔の動作が気になる。
「えぇ~? 明るい中しちゃダメ? 暗くしたらあーちゃんの仕事に支障出る場所にキスマークつけちゃうかも♡」
「うぅっ……」
いつもみたいに間接照明のオレンジ色の明かりだけにしてもらいたかったのだけれど「キスマークをバレる場所につけるかも」の脅しにすぐ屈服してしまう朝香。
「明るいと恥ずかしい? でもね、アルコールでほっぺが真っ赤になってるエロ可愛いあーちゃんの顔をちゃんと見ながらエッチしたいんだ」
亮輔は覆い被さりながら大きな手で私の頬を包み、親指で私の目の下から頬骨にかけてスッと撫でてきた。
「んっ♡」
「撫でたところ、気持ちいい?」
「うん……」
亮輔の表情はとても嬉しそうで、今この瞬間が幸せで堪らないといった様子でいる。
「クリスマスイブの夜でしかも『性の6時間』って言われてるような時間帯に、こうして裸であーちゃんとベッドの上で過ごしてると思ったら嬉し過ぎるし結構興奮してる」
「っあ……りょーくんのっ、すっごくかたいぃ♡」
濡れぼそった股にクチュリと亮輔の先端がほんの少し入っただけで朝香は全身を大きく震わせた。
「さっきのチーズフォンデュみたいに中はトロトロみたい♡」
「やぁん♡ 言い方がエッチぃ♡」
「んっ」
「んあぁっ……」
「痛い? やっぱり指で解してからにする?」
朝香に掛ける言葉は優しく女の身体を気遣ってくれているのに、亮輔の男性的な部分は我慢出来ないらしい。声掛け中の今も硬い先端を膣口へグリグリと押し付けていた。
「んっ……痛くないからっ……いいぃ♡」
「本当に? 痛くならないかな?」
(今のりょーくん、複雑な心境なんだろうな……)
彼の気持ちが手に取るように分かる。エッチしたくて堪らなくて本心では奥まで挿入して思い切り揺さぶりたい気持ちでいっぱいなのに、朝香の股が裂けたり痛がったりするのは嫌だと考えているのだと。
(りょーくんはスケベな部分もあるけど本質は優しいから)
「早く繋がりたいんでしょ? 私と……今すぐに、奥まで」
だからこそそのままストレートに朝香が伝えると、彼は苦笑いして眉を下げた。
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