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番外編
★溶けて絡めて味わって9
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「ごめんなんて言わないで、分かってるから。私の事を大好きでいるからこそりょーくんはエッチしたい気持ちが強くなるんだし、それと同じくらい優しい気持ちも持ってくれてるんだって」
「ありがとうあーちゃん♡」
このクリスマスシーズン、朝香は珈琲店で忙しく亮輔は家庭教師のバイトが立て込んでいたので、ゆっくりと時間を掛けてセックスするのは久しぶり。
そして珈琲店含め商店街大通りの店舗は特別に年末休み前まで日祝関係なく毎日営業する為、明日以降またしばらくこうした時間を過ごせなくなってしまう。
朝香の強張った体を気遣ってくれるのは嬉しいけれど、今夜この時間亮輔が満足してくれなかったら朝香は申し訳ない気持ちになってしまうし、既に気分が最高潮に高まっている彼を焦らすなんて真似はしたくなかった。
亮輔は朝香の頬をスリスリと愛おしく撫でながら「ありがとう」を言った後、手を腰へ移動させグッと力を込めた。
「じゃあ、まずはゆっくり挿れてみて……あーちゃんが痛がらなかったら本気出す」
「うん」
朝香の頷きと共にググッと挿入されていくのを感じて……
「っあ……」
「あ……」
「苦しくない?」
「んっ……うんっ」
苦しくはないけれど、いつも以上に大きさや太さを感じてナカがいっぱいいっぱいって感覚がする。
朝香は改めて「久しぶりにエッチするんだな」と思い知らされた。
「やっぱりあーちゃん苦しそう……」
「苦しいわけじゃ、ないけど」
「けど……何?」
男根がミッチリと詰められているこの感覚は嫌じゃないし苦しいとも感じないのだが「久しぶり」の感覚がどうも邪魔するのか、朝香に変な力が入ってしまっていて心地良く感じられない。
「トロトロのキスをしたら、いつもみたいになる、かも」
「ホント? あーちゃんの緊張してる感じ、解れるかな?」
強張りを亮輔も充分に感じていたらしい。だからこそ彼は「朝香がいつも以上に緊張してる」と判断したんだろうし、朝香も朝香でこの強張りの理由を分析する事が出来ていた。
「りょーくんの口からも温もり貰えたら緊張が解れる……かも」
「じゃあ、キスしながら動いてみるね」
見つめ合い、肉体が弛む方法を探り合って、頷き合う。
亮輔とそういう事をするのが朝香は好きだし、色々と合わせてくれる亮輔を愛おしいと肌を重ねる度に実感する。
「んっ」
「んっぅ」
朝香を強く抱き締め、熱い舌で唇をこじ開ける亮輔の行動は、まるで温まったチーズをゆるめて溶かす白ワインのようだと朝香は思った。
「んふぅ」
「ふうっ……んん」
キスしながらのセックスは心地良く、ふわふわホワホワとした浮遊感や多幸感を得る。
(チーズフォンデュと同じだぁ……)
その理由は「温もりを感じている以上に溶け合い絡まり合っているからだ」と気付いた。
「んっ」
「ふっ……ん」
「んふうぅん……っ、ん」
「んんぅ……ふ……」
上も下も深く濃厚に繋がっている2人の肉体。
今日は特にチーズフォンデュのイメージが更に重なって、身体の一部がチーズにも、フォークにも、パンやブロッコリーやウインナーにも感じられた。
(りょーくんに私のトロトロとした蜜が絡まり合って……それをパクッと食べたらきっと美味しくって……って、私の妄想も変態っぽくなっちゃってるなぁ)
「っあ……あーちゃん……」
ふいに唇を離した彼の口から、細くて冷たい糸が伝い私の口へと入る。
「ん……イッても、いいよ?」
「うん、あーちゃんの1番奥でイキたい」
「うん♡ 私も♡」
また見つめ合い、頷き合って言葉を交わし……彼の熱い指が朝香の指に絡んでガッチリ掴まれる。
直後朝香は亮輔の熱い肉体によって激しく揺さぶられた。
「っぅ、んぅ♡」
「んぁあ♡」
肉体同士がガツガツと激しくぶつかり、朝香はその度に快感の声を上げ続ける。
「あーちゃん……っあ……ああっ」
朝香の体や声で亮輔を快感の渦に引き込む事が出来ているのが嬉しいし
「あっ………っ、ああぁ」
絶頂に達して、ビュクビュクと朝香の膣内にいっぱい解き放とうとしている亮輔が逞しくも愛らしくも感じる。
「俺、今日初めて落としちゃった♡ あーちゃんのトロトロの蜜の中に♡」
食事では器用に食材を落とさなかった亮輔は、ゴムの処理をしながら少年みたいな笑顔を朝香に見せ、そんな事を言ってきた。
「ふふっ♡」
「恋する気持ちも、高まって深まる気持ちも……ぜんぶぜーんぶあーちゃんの中に落としちゃった♡」
「ふふふー♡」
それに対して朝香は脱力したまま、笑う事しか出来なくて……
「落としたから今度はりょーくんが罰ゲームだよ」とか、気の利いた言葉を言えれば良かったなぁ……と、朝香は夢の中で軽く反省したのだった。
「ありがとうあーちゃん♡」
このクリスマスシーズン、朝香は珈琲店で忙しく亮輔は家庭教師のバイトが立て込んでいたので、ゆっくりと時間を掛けてセックスするのは久しぶり。
そして珈琲店含め商店街大通りの店舗は特別に年末休み前まで日祝関係なく毎日営業する為、明日以降またしばらくこうした時間を過ごせなくなってしまう。
朝香の強張った体を気遣ってくれるのは嬉しいけれど、今夜この時間亮輔が満足してくれなかったら朝香は申し訳ない気持ちになってしまうし、既に気分が最高潮に高まっている彼を焦らすなんて真似はしたくなかった。
亮輔は朝香の頬をスリスリと愛おしく撫でながら「ありがとう」を言った後、手を腰へ移動させグッと力を込めた。
「じゃあ、まずはゆっくり挿れてみて……あーちゃんが痛がらなかったら本気出す」
「うん」
朝香の頷きと共にググッと挿入されていくのを感じて……
「っあ……」
「あ……」
「苦しくない?」
「んっ……うんっ」
苦しくはないけれど、いつも以上に大きさや太さを感じてナカがいっぱいいっぱいって感覚がする。
朝香は改めて「久しぶりにエッチするんだな」と思い知らされた。
「やっぱりあーちゃん苦しそう……」
「苦しいわけじゃ、ないけど」
「けど……何?」
男根がミッチリと詰められているこの感覚は嫌じゃないし苦しいとも感じないのだが「久しぶり」の感覚がどうも邪魔するのか、朝香に変な力が入ってしまっていて心地良く感じられない。
「トロトロのキスをしたら、いつもみたいになる、かも」
「ホント? あーちゃんの緊張してる感じ、解れるかな?」
強張りを亮輔も充分に感じていたらしい。だからこそ彼は「朝香がいつも以上に緊張してる」と判断したんだろうし、朝香も朝香でこの強張りの理由を分析する事が出来ていた。
「りょーくんの口からも温もり貰えたら緊張が解れる……かも」
「じゃあ、キスしながら動いてみるね」
見つめ合い、肉体が弛む方法を探り合って、頷き合う。
亮輔とそういう事をするのが朝香は好きだし、色々と合わせてくれる亮輔を愛おしいと肌を重ねる度に実感する。
「んっ」
「んっぅ」
朝香を強く抱き締め、熱い舌で唇をこじ開ける亮輔の行動は、まるで温まったチーズをゆるめて溶かす白ワインのようだと朝香は思った。
「んふぅ」
「ふうっ……んん」
キスしながらのセックスは心地良く、ふわふわホワホワとした浮遊感や多幸感を得る。
(チーズフォンデュと同じだぁ……)
その理由は「温もりを感じている以上に溶け合い絡まり合っているからだ」と気付いた。
「んっ」
「ふっ……ん」
「んふうぅん……っ、ん」
「んんぅ……ふ……」
上も下も深く濃厚に繋がっている2人の肉体。
今日は特にチーズフォンデュのイメージが更に重なって、身体の一部がチーズにも、フォークにも、パンやブロッコリーやウインナーにも感じられた。
(りょーくんに私のトロトロとした蜜が絡まり合って……それをパクッと食べたらきっと美味しくって……って、私の妄想も変態っぽくなっちゃってるなぁ)
「っあ……あーちゃん……」
ふいに唇を離した彼の口から、細くて冷たい糸が伝い私の口へと入る。
「ん……イッても、いいよ?」
「うん、あーちゃんの1番奥でイキたい」
「うん♡ 私も♡」
また見つめ合い、頷き合って言葉を交わし……彼の熱い指が朝香の指に絡んでガッチリ掴まれる。
直後朝香は亮輔の熱い肉体によって激しく揺さぶられた。
「っぅ、んぅ♡」
「んぁあ♡」
肉体同士がガツガツと激しくぶつかり、朝香はその度に快感の声を上げ続ける。
「あーちゃん……っあ……ああっ」
朝香の体や声で亮輔を快感の渦に引き込む事が出来ているのが嬉しいし
「あっ………っ、ああぁ」
絶頂に達して、ビュクビュクと朝香の膣内にいっぱい解き放とうとしている亮輔が逞しくも愛らしくも感じる。
「俺、今日初めて落としちゃった♡ あーちゃんのトロトロの蜜の中に♡」
食事では器用に食材を落とさなかった亮輔は、ゴムの処理をしながら少年みたいな笑顔を朝香に見せ、そんな事を言ってきた。
「ふふっ♡」
「恋する気持ちも、高まって深まる気持ちも……ぜんぶぜーんぶあーちゃんの中に落としちゃった♡」
「ふふふー♡」
それに対して朝香は脱力したまま、笑う事しか出来なくて……
「落としたから今度はりょーくんが罰ゲームだよ」とか、気の利いた言葉を言えれば良かったなぁ……と、朝香は夢の中で軽く反省したのだった。
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