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引っ越し
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ーカレン宅ー
「姉さん、荷物は中で本当に良いのか?家を開けるのは解るが、、、」
「ジョッシュ、私が何故この家を捨てなければならないの?勿論、家ごと持っていくわ!」
「は?」
「ジョッシュさん、気付きませんか?この家、魔道具ですよ。しかも、結界や呪い返しがついてます。、、、これだけの魔道具。僕の祖国なら国宝級ですよ。例え王族でも持ち出せる訳がないです!」
リオンの言葉は驚くべき物だった。
あれ?国宝級?まさか、、、
「なぁ、姉さん。姉さんが消えた時にちょうど、宝物庫から1つ物が盗まれたって話が出たんだが?」
姉さんの顔を見たが、俺から隠すように動いている。そのまさか、だったのか。
「まぁ、良いんじゃねえの。俺は王族止めてレイとリオンの叔父としてここにいるんだ。何も伝えないよ。っと、リオン、レイはどうした?」
「お菓子を食べて寝ています。我ながら最高の力作を美味しく食べてね。腕もかなりあがってるんですよ、今度は皆さんにも作ります。」
本当にこいつは年齢と姿があってないな。俺からしたら、10代位の子供を相手にしている感じだ。甘えるのではなく、自分の事を理解したって感じの。
、、、成人してるんじゃないだろうか?
「、、、魔族は自我と理性を幼い内に教え込まれます。だから、僕をそんな風に思うのでしょう。 」
「!」
声には出していなかったはずなのに、、、まさか、相手の心を読めるのか?
「、、、ジョッシュさんはレイと同じで顔が読みやすいんです。ポーカーフェイスを覚えてください。それじゃぁ、簡単に騙されますよ。」
少ししゃくにさわったから俺はリオンの頭をこずいた。でも、俺もこいつも笑顔だ。
「余計なお世話だ。」
こいつは、俺のいい話相手になりそうだな。
酒が飲めるようになったら、飲みに連れていこう。
うん、絶対そうしよう。しかし、ポーカーフェイスだと、俺に出来ない訳が、、、
「人の息子と酒を飲もうとするな!」
「いひゃい(痛い)!いひゃいから(痛いから)!」
うん、、、これからは努力しないとな。
「お母さん、レイ、ジョッシュ、リオン。ちゃんといるわね。んじゃ、お引っ越しと行きましょうか。皆、下がってて。」
カレンが呪文を唱え始めると魔法陣が生成され、家を覆いました。そして、その魔方陣が5センチ位の正四面体の大きさになりました。
「魔方陣による封印で大きさを変えるのですね。
本で読んだ事はありましたが、まさか実物をお目にかけれるとは、、、。」
「まぁ、根本は同じね。魔方陣を使うのは同じだけど、これは封印している訳じゃないの。この魔方陣の中では、形状変化、拡大、縮小が永遠と行われて、この家をおく場所によって自動的に大きさが変わるわ。リオン、貴方がいっているのはマジックハウスね。あっちは人間が主に作っているわ。屋敷を魔方陣に封印しているもの。でも、あっちは屋敷や家の大きさが反映されるから、使い勝手は悪いの。森の中に開けた場所はあまり無いからね。でも、私のはマジックホーム。マジックハウスと違う点とと
して形状、大きさの変化が出来るからテントや大人一人入れる大きさにもなれるの。でも、中はかなり大きい。使い勝手も性能も此方が上よ。」
カレンの説明は実に解りやすいものでした。これは魔法や魔道具に詳しいだけじゃないですね。教えてもらいましょうか?
「カレン!集中しなさい。昔から貴女は、、、」
カレンの話が終わると、カレンの母親。
ちょうど良い。視ましょう。ついでにジョッシュさんも一緒に。
名前:ミランダ・リー・アルス
ランクSSS レベル45
職業:精霊使い・エルフの神子
種族:ハイエルフ
技能:礼儀作法SSS 火魔法B 水魔法S 光魔法S
精霊の呼び声SSS アルス流剣術SSS
アルス流弓術SSS 天賦の才SSS
装備:ミスリルの胸当て
備考:アルス森林王国王妃
名前:ジョッシュ・ミカゲ・アルス
ランクS レベル458
職業:聖騎士
種族:ハイエルフ
技能:光魔法SSS 二刀流A アルス流剣術A
アルス流弓術S アルス流体術A
装備:絶剣リーガル 魔剣リーガル
オリハルコンの鎧
備考:アルス森林王国第一王子
まぁ、こんなところですね。しかし、ハイエルフというのはランクがS以上しかいないのでしょうか?
しかし、精霊使いとは気になりますね。いつか聞きましょうか。そして何より!今、カレンに頬っぺたを引っ張られて冷やしているジョッシュさんがこんなにも強いだなんて!あり得ない。人は見た目で判断してはいけないのですね。しかし、お婆様がここまで強いとは、、、
「母様、お婆様、終わりましたよ。早く行きましょうか。」
お婆様の話は長引きそうだったので声をかけ、準備が終了した事を伝えました。母様からは、すまないといった表情をされましたが、問題はありません。
ん?カレンが何故母様かだって?それは、家族だからです。私はリオン・カンナヅキ。母上では母上と混ざってしまうので、母様と区別しました。お婆様はお婆様です。生憎、僕はお婆様に会った事がないので、お婆様はお婆様ただ一人と考えています。
「お母さん、お祖母ちゃん。早く行こう!」
「レイ、リオン、、、解ったよ。でも、カレン。後で必ず仕置きするから覚悟をし。」
うーん、母様可哀想です。
「バックに入れるものは入れた。ミランダさん、姉さん、後はあんたらだけだから早くしてくれ。」
「私は終わってるけど母さんは?」
「私は無いね。元々荷物は持ってないし。」
「なら、終わりだな。でも、何処へ行く?この国の中は勿論駄目だ。でも、同盟国も避けたい。リオン、この頃世界情勢調べてるだろ?何処か良い国は無いか?勿論、人間の国は却下だ。」
「解りました、候補地としては4ヵ国ですね。
アグル海皇国。海産資源に優れ亜人も数多くいます。アルトリス山岳国、鉱山資源に優れドワーフの国ですね。次はメシア共和国ここは亜人も人間も等しく生活している国です。そして、レントブゥルム王国です。ここはいわゆる、魔族の国ですね、僕が嬉しいのは祖国に行くことですが無理でしょう。」
僕がこれを伝えると、ジョッシュさんは母様達の方へ向かって行きました。
ー旧カレン宅ー
「ここはメシアに行こう。彼処には学園もある。学園は幼少部もあるリオンとレイの教育にもってこいだろ?教養は生活において必要だ。金なら、俺と姉さんは傭兵ギルドにも登録してるだろ、何とかなるさ。、、、だろ?」
私の弟は本当に優秀だ。時折、馬鹿を見せるのがたまに傷だが本当に優秀だ。
「ジョッシュの言うとうりね。リオンは兎も角、
レイに関しては私が教えられる事は少ないわ。」
リオンは私の研究や趣味に興味を示しているけど、
レイはそんな事はない。私がリオンに教えているのは、リオンが確かな知識を持っており、話相手としても楽しいからだ。
「むしろ、ジョッシュ君は何故レイではなくリオンを学園に入れようと思ったんだい?リオンは幼少部には相応しくないよ。せめて、中等部いや、高等部位じゃないかね。、、、教養は下手な子供よりある。大丈夫さね。」
母さんの言うとうりだ。何故、リオンまで?
「彼奴に友達っているのか?いないなら丁度良いだろう?それにリオンは魔族だ。いつ牙を此方に向けるかわからないが、友達ができ抑止力となるなら最高だろ?」
「、、、僕はそこまで信用ありませんか?」
いないと思っていたリオンがすぐ後ろまで来ていた事に驚いた。いや、でも大人がここで話しているから、、、いてもおかしくない。
「あっ、いや?すまん、リオン。」
「別に問題はありません。それよりも、レイが
待ちくたびれています。早く行きましょうか、
人類ならより強い暗殺者を仕向けるのでしょう。
ならメシア共和国に急がないと!」
リオンはただ私達の顔を見ながらそんな事をいった。やはり、人類よりも魔族達の方が優秀なのではないかと思った。信用は一瞬にして砕ける。それをリオンは自分から砕かないようにしている。
、、、リオン、ごめんね。
「姉さん、荷物は中で本当に良いのか?家を開けるのは解るが、、、」
「ジョッシュ、私が何故この家を捨てなければならないの?勿論、家ごと持っていくわ!」
「は?」
「ジョッシュさん、気付きませんか?この家、魔道具ですよ。しかも、結界や呪い返しがついてます。、、、これだけの魔道具。僕の祖国なら国宝級ですよ。例え王族でも持ち出せる訳がないです!」
リオンの言葉は驚くべき物だった。
あれ?国宝級?まさか、、、
「なぁ、姉さん。姉さんが消えた時にちょうど、宝物庫から1つ物が盗まれたって話が出たんだが?」
姉さんの顔を見たが、俺から隠すように動いている。そのまさか、だったのか。
「まぁ、良いんじゃねえの。俺は王族止めてレイとリオンの叔父としてここにいるんだ。何も伝えないよ。っと、リオン、レイはどうした?」
「お菓子を食べて寝ています。我ながら最高の力作を美味しく食べてね。腕もかなりあがってるんですよ、今度は皆さんにも作ります。」
本当にこいつは年齢と姿があってないな。俺からしたら、10代位の子供を相手にしている感じだ。甘えるのではなく、自分の事を理解したって感じの。
、、、成人してるんじゃないだろうか?
「、、、魔族は自我と理性を幼い内に教え込まれます。だから、僕をそんな風に思うのでしょう。 」
「!」
声には出していなかったはずなのに、、、まさか、相手の心を読めるのか?
「、、、ジョッシュさんはレイと同じで顔が読みやすいんです。ポーカーフェイスを覚えてください。それじゃぁ、簡単に騙されますよ。」
少ししゃくにさわったから俺はリオンの頭をこずいた。でも、俺もこいつも笑顔だ。
「余計なお世話だ。」
こいつは、俺のいい話相手になりそうだな。
酒が飲めるようになったら、飲みに連れていこう。
うん、絶対そうしよう。しかし、ポーカーフェイスだと、俺に出来ない訳が、、、
「人の息子と酒を飲もうとするな!」
「いひゃい(痛い)!いひゃいから(痛いから)!」
うん、、、これからは努力しないとな。
「お母さん、レイ、ジョッシュ、リオン。ちゃんといるわね。んじゃ、お引っ越しと行きましょうか。皆、下がってて。」
カレンが呪文を唱え始めると魔法陣が生成され、家を覆いました。そして、その魔方陣が5センチ位の正四面体の大きさになりました。
「魔方陣による封印で大きさを変えるのですね。
本で読んだ事はありましたが、まさか実物をお目にかけれるとは、、、。」
「まぁ、根本は同じね。魔方陣を使うのは同じだけど、これは封印している訳じゃないの。この魔方陣の中では、形状変化、拡大、縮小が永遠と行われて、この家をおく場所によって自動的に大きさが変わるわ。リオン、貴方がいっているのはマジックハウスね。あっちは人間が主に作っているわ。屋敷を魔方陣に封印しているもの。でも、あっちは屋敷や家の大きさが反映されるから、使い勝手は悪いの。森の中に開けた場所はあまり無いからね。でも、私のはマジックホーム。マジックハウスと違う点とと
して形状、大きさの変化が出来るからテントや大人一人入れる大きさにもなれるの。でも、中はかなり大きい。使い勝手も性能も此方が上よ。」
カレンの説明は実に解りやすいものでした。これは魔法や魔道具に詳しいだけじゃないですね。教えてもらいましょうか?
「カレン!集中しなさい。昔から貴女は、、、」
カレンの話が終わると、カレンの母親。
ちょうど良い。視ましょう。ついでにジョッシュさんも一緒に。
名前:ミランダ・リー・アルス
ランクSSS レベル45
職業:精霊使い・エルフの神子
種族:ハイエルフ
技能:礼儀作法SSS 火魔法B 水魔法S 光魔法S
精霊の呼び声SSS アルス流剣術SSS
アルス流弓術SSS 天賦の才SSS
装備:ミスリルの胸当て
備考:アルス森林王国王妃
名前:ジョッシュ・ミカゲ・アルス
ランクS レベル458
職業:聖騎士
種族:ハイエルフ
技能:光魔法SSS 二刀流A アルス流剣術A
アルス流弓術S アルス流体術A
装備:絶剣リーガル 魔剣リーガル
オリハルコンの鎧
備考:アルス森林王国第一王子
まぁ、こんなところですね。しかし、ハイエルフというのはランクがS以上しかいないのでしょうか?
しかし、精霊使いとは気になりますね。いつか聞きましょうか。そして何より!今、カレンに頬っぺたを引っ張られて冷やしているジョッシュさんがこんなにも強いだなんて!あり得ない。人は見た目で判断してはいけないのですね。しかし、お婆様がここまで強いとは、、、
「母様、お婆様、終わりましたよ。早く行きましょうか。」
お婆様の話は長引きそうだったので声をかけ、準備が終了した事を伝えました。母様からは、すまないといった表情をされましたが、問題はありません。
ん?カレンが何故母様かだって?それは、家族だからです。私はリオン・カンナヅキ。母上では母上と混ざってしまうので、母様と区別しました。お婆様はお婆様です。生憎、僕はお婆様に会った事がないので、お婆様はお婆様ただ一人と考えています。
「お母さん、お祖母ちゃん。早く行こう!」
「レイ、リオン、、、解ったよ。でも、カレン。後で必ず仕置きするから覚悟をし。」
うーん、母様可哀想です。
「バックに入れるものは入れた。ミランダさん、姉さん、後はあんたらだけだから早くしてくれ。」
「私は終わってるけど母さんは?」
「私は無いね。元々荷物は持ってないし。」
「なら、終わりだな。でも、何処へ行く?この国の中は勿論駄目だ。でも、同盟国も避けたい。リオン、この頃世界情勢調べてるだろ?何処か良い国は無いか?勿論、人間の国は却下だ。」
「解りました、候補地としては4ヵ国ですね。
アグル海皇国。海産資源に優れ亜人も数多くいます。アルトリス山岳国、鉱山資源に優れドワーフの国ですね。次はメシア共和国ここは亜人も人間も等しく生活している国です。そして、レントブゥルム王国です。ここはいわゆる、魔族の国ですね、僕が嬉しいのは祖国に行くことですが無理でしょう。」
僕がこれを伝えると、ジョッシュさんは母様達の方へ向かって行きました。
ー旧カレン宅ー
「ここはメシアに行こう。彼処には学園もある。学園は幼少部もあるリオンとレイの教育にもってこいだろ?教養は生活において必要だ。金なら、俺と姉さんは傭兵ギルドにも登録してるだろ、何とかなるさ。、、、だろ?」
私の弟は本当に優秀だ。時折、馬鹿を見せるのがたまに傷だが本当に優秀だ。
「ジョッシュの言うとうりね。リオンは兎も角、
レイに関しては私が教えられる事は少ないわ。」
リオンは私の研究や趣味に興味を示しているけど、
レイはそんな事はない。私がリオンに教えているのは、リオンが確かな知識を持っており、話相手としても楽しいからだ。
「むしろ、ジョッシュ君は何故レイではなくリオンを学園に入れようと思ったんだい?リオンは幼少部には相応しくないよ。せめて、中等部いや、高等部位じゃないかね。、、、教養は下手な子供よりある。大丈夫さね。」
母さんの言うとうりだ。何故、リオンまで?
「彼奴に友達っているのか?いないなら丁度良いだろう?それにリオンは魔族だ。いつ牙を此方に向けるかわからないが、友達ができ抑止力となるなら最高だろ?」
「、、、僕はそこまで信用ありませんか?」
いないと思っていたリオンがすぐ後ろまで来ていた事に驚いた。いや、でも大人がここで話しているから、、、いてもおかしくない。
「あっ、いや?すまん、リオン。」
「別に問題はありません。それよりも、レイが
待ちくたびれています。早く行きましょうか、
人類ならより強い暗殺者を仕向けるのでしょう。
ならメシア共和国に急がないと!」
リオンはただ私達の顔を見ながらそんな事をいった。やはり、人類よりも魔族達の方が優秀なのではないかと思った。信用は一瞬にして砕ける。それをリオンは自分から砕かないようにしている。
、、、リオン、ごめんね。
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