転生魔王と転生勇者

十六夜

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教師

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ーレジアナ魔術学園・第8講義室

「皆さん、邪魔物は消えました。授業を続けましょう。先程、リオン君が使った魔法障壁も私の火球も、原理は魔力を濃縮したと言うもので、全く同じものです。」

こいつ、俺を利用した上に授業再開だと?ふざけるな、なんなんだよ!

「先生、それだと魔力が足りなくなるのでは?」

「うん、パーシーさん素晴らしい所に気付きました。そこで、体外魔力と言うものを取り入れるのです。体外魔力とは大気中にある魔力の事です。これを意識して取り入れれば、魔法の威力は上がります。実際、これを無意識に行える種族が2つあります。レイさん、答えて見てください。」

レイに質問が飛び、俺は小声で答える必要はない。
と言ったが、レイは俺に軽蔑の目を向けたのち、
彼奴が満足する答えを出しやがった。

「エルフ種、そして、、、魔族ですね?」

「素晴らしい!エルフも魔族も共に魔力に対して高い親和性を見せています。これは、、、いえ、この話は止めましょう。人間史上主義の方が居ないとも思えないのでね。」

人間史上主義者か、確かにいたら面倒だが、、、学生にいるか?この国では、差別は最も重い罪なのに、自分から処刑されに行くかね、、、。

「皆さん、そんな顔をしないで。それでは、授業に戻りますよ、、、。」

そこら辺から何を話してたのか憶えてない。余りにもつまらなすぎて寝ちまっていたようだ。後からレイに内容を聞くと、

「授業で寝る?はっ、バカみたい。」

と煽られてしまった。、、、たくっ俺に対する当りが余計強くなってやがるし、やってらんねーよ。
俺が何したってんだ。

「リオン、どうしたのですか?直ぐに次の授業が始まりますよ。」

「タニアか、、、あぁ、そうだな。」

そこからの授業はいたって普通だった。ロイド先生の世界史もハロルド先生の地理も、、、ある意味では可笑しいが授業じたいは普通だった。まぁ、授業中にボディービルするおかしな人だが、、、。そして、放課後になり、俺は帰ろうとするときとある人物を見つけた。


「ジョッシュ!」

「リオン、レイ!それに、、、どちら様かな?」

「初めまして、ジョッシュ・アルス王子。御会いできて光栄です。私は、タニア、、、タニア・アーリアと申します。」

タニア、いつの間にって、おい!アーリアってあの司教が会長してる派閥じゃねぇか!まじかよ!

「、、、今代の聖女様か。確か、教皇様の妹だったよな。それが、、、なぜリオンと共にいるんだ?」 

「ボロボロの服で話しかけて来たときにジャケットをかけてやったんだ。そしたら、懐かれっ!」

不意に足を踏まれた。俺を踏んだ奴を確認すると、案の定。レイだった。

「、、、まぁいい。それより、学校の事で何かあるか?色々聞きたいんだ。」

「くそったれな男がいた!」

「とても優しくて、格好いい先生がいるの!」

ーレジアナ魔術学園・通路

「お前らは正反対の事を言うな。一体誰の事だ?」

俺は剣術の教師として過ごし、彼奴に挨拶をしてから、女神ゴーディさんの元に帰ろうとすると、甥と姪の他に見知らぬ子がいるのを見つけた。話してみると、俺の立場を知っている。しかもセリエ教の聖女だから驚きだ。全く、変な友達がふえる。しかし、二人の答えた人物は同じだった。

「「メール・イーシェン」」

「お兄ちゃんみたいに私の事を抱き締めてくれたの。」

「はっ?お前あの男をそれだけで?!」

「メール司教が抱き締めるなんて聞いたことがありませんね。中々新鮮なお話です。」

メール・イーシェンだって!レイは何故か本人に気に入られてるから良いが、、、リオンには後で話しておかないとな。彼が敵になってしまったら後々面倒な事になる。

「リオン、メール司教を敵に回すのは止めろ。彼が敵になった場合は俺でも勝てない。」

「ジョッシュ、何いってんだよ!ジョッシュが負けても俺がいるだろ?」

「、、、自信過剰ね。お兄ちゃんはジョッシュ叔父さんを倒したけど、貴方は一体何連敗しているのかしら?たしか、、、20だったわよね?」

「そうだな。彼奴はお前と違って力は無いが、手数が多い。レイと似たようなタイプだな。かち合えば
リオン、お前が勝つだろうが、彼奴がお前の単調な攻撃を見切れないハズがない。お前と同等の実力を持っているんだから。、、、だから、いや、これ以上はよそう。話を戻すぞ、兎に角、メール司教は実力はさることながら、それなり、いや恐ろしいパイプを持っている。」

「そんなヤバい物を持ってるんだな、あの司教。
、、、わかった、敵対はしない。でも、信じられない。本当に強いのかあの司教!」

「あら、強いわよ彼。」

「なっ、、、なぜ!ミーシェ、君が!?」

「そりゃここ私の家だし、居てもおかしくないでしょ?リオン君、、、戦わせてあげよっか?彼と。」

「本当か義姉さん!」

おいおい、面倒な事になってきやがった。後で教会に寄付しに行かなくちゃな、、、あのお堅いアーリア会が受け取ってくれるかな?

ーメシア共和国・首都メサイヤ ・セリエ教会

俺は義姉さんに案内されあの司教と戦える場所へときた。そこはセリエ教の教会のはずだが、何処かの軍隊の駐屯地のようだった。

「お前たち、甘えるな!私は女性だろうと容赦はしない。戦場で敵が情をかけるか?答は否だ!君達は型にそった攻撃しかしない。通常の騎士ならそれで良いだろう。しかし、我々は黒薔薇の騎士だ!マリ様の下で血反吐を吐きながら聖騎士どもの尻拭いをさせられた日々を思い出せ!奴等を抑止する権力はすでにマリ様が握った。後は、我々が強くならねばならない。すべては、我が女神セリエ、そしてマリ様の為に!!!」

「「女神セリエ、そしてマリ様の為に!!!」」

正直、演説の内容が物凄く腐っていた。権力はある?残りは実力?なに?教会でも攻め落とすの?

「ハロルド、そんなにしては彼女達の体を壊してしまいますよ。一度休憩をいれなさい。」

「ロイド、彼女?ここには騎士しかいない。それに教練は必要な事だ!」

「貴方は!その馬鹿げた体力が有るから言えるのです!女性の体は貴方のようではないのです!」

「うるさい!それより、、、あ」

司教二人が争っていると、片方が片方の胸を触った。でも、男どうしだろ?何故、固まるんだ?

「リオン、ロイド司教は女性なのです、、、。」

「キャァァァァァァァァ!!!」

その後、耳を裂くような金切り声の後、パチンっと何かを叩くような音が響いた。

ちなみに、女性騎士の多くはまるでゴミを見るような目でハロルドを見たあと解散した。ハロルドのへの尊敬の念は既に黒薔薇には存在しないようである。

「ハロルド、君は愚かです。かつて、女性への接し方。話し方、たとえ騎士と言えど彼女達は女性です。それを理解しないだなんてまったく、、、やれやれですよ。」

「「「メール大司教様!!!!」」」

メール大司教?!彼奴ってそんなに偉いの?いや、教会の階級は知らんが、争ってた二人以外は頭を下げている。

「皆さん、メール大司教は止めなさい。ここはあの豚どもの巣窟ではないのです。それに奴等のいないこの場所で堅苦しいのは無しですよ。ほら、メール。復唱してください。」

「「「「メール。」」」」

「よろしい、それでは女神セリエのご加護があらんことを。」

「「「女神セリエのご加護があらんことを。」」」

女騎士達は今度は隊列を乱す事なく消えていった。
侮蔑されてた奴とは大違いだな。なんて思っていると、三人が俺達に近づいてきた。

「あれ?学園長先生、ジョッシュ先生それに、、、妹様、レイさん、リオン君ではありませんか。今日は犯罪者の確保へのご協力有り難うございます。おって表彰状と礼金が届けられますので、お受け取りください。そして、犯罪者の確保のためとはいえ、民間人を巻き込んだこと、大変申し訳ありません。」

最初に文句を言おうといたことを先に謝られ、どうしたら良いか慌てていると、姐さんが手助けしてくれた。

「彼、リオン君が貴方と戦いたいそうよ。できないかしら?」

いや、いきなり本題?!もっと何かないの!

「良いですよ、体を鈍らせる訳には行きませんし、相手は、、、そうですねジョッシュ先生、彼らレイさん、リオン君妹様のの三人でお願いします。ですが、、、ジョッシュ先生、三人が負けそうな場合は好きに介入してくれて構いません。」

「えぇ、解りました。 」

何なんだ?この余裕、俺は半ば怪しさを覚えながらもこの返答にレイと共に首を縦にふった。レイが乗り気なのは以外だが、これで彼奴と戦える!
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