I.B.(そこそこリアルな冒険者の性春事情!)

リカトラン

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1st season 第二章

032 人殺し

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翌朝食堂に降りると、ピンクの乳首が座っていた。
白肌にピンクよりも、褐色にピンクの方がエロく見えるのは何故だろう?
と、哲学的思考を巡らせていると邪魔が入った。

「ちょっと、なんで無視してそっち座んのよっ!」
「???」
「何、わけわかんないみたいな顔してんのよっ!」
「えっと、俺?」
「そうよっ!あんた以外ありえないでしょ!」

えーと、命がけで美少女を助けた。

ドサクサに紛れてピンクの乳首をたっぷりと視姦した。

被害者に詰め寄られている。←イマココ

「ほんの出来心です。すみませんでした」
「なんで謝るのよっ!」

とりあえず席に着くと、ラティアさんが氷の微笑で朝食を運んでくれた。
うん、アベルさん以降ちょっと桃色思考に走りすぎている。
性格だってもっと暗かったはずだ。
どうしちゃったんだ俺?

「ちゃんとお礼言えて無かったし、あたしも検証立ち会うから、一緒に行こうと思って待ってたのよ」
「あー、そうか。怪我とか大丈夫だったか?」
「ええ、あんたが来てくれなかったら、自分がどうなってたかは良くわかってる。本当にありがとう・・・その、お礼が必要だったらなんでもするわよ?」
「気にしないでいいよ。俺の運が悪かっただけだから」
「ほんとに?・・・ちょっとくらいなら無茶なお願いでも聞くわよ?」
「んー、裸も見ちゃったし。チャラって事で」

ボッ

「なんてこと言うのよっ!」

うん、なんかこのとはこういうノリだな。同級生っぽい。

ギルドへ寄ってマスター達と出発する。
集落へ行く前に最初の目撃場所に寄るらしい。
昨日の礼儀を知らない小僧も同行している。

「この辺だな。このあたりでシリアがさらわれた」
「はぁーっ?アンタ達があたしを置いて逃げたんでしょ?」
「あー、そういうのは後だ。ここでオーク3体と遭遇。デッドライトの四人は逃走を試みるが、シリアだけが遅れて捉えられた。事実と異なるところはあるか?」
「無ぇ(無いです)」

何この子?ギルマスに対して態度悪~っ!岸田の記憶が戻った俺は余裕でペコペコしちゃうねっ!

「よし、次はカインだ。集落のあったところまで先導しろ。残党が居る可能性もあるから少し手前で止まれ」
「了解です」

スタスタと進む。
なぜかピンクの乳首さんが隣をついてきて、後ろには礼儀知らずの子達が・・・空気わるっ!

「おいっ、おまえ!何、他人ひとの女とイチャついてんだよ!」
「あんたとは別れるって言ってるでしょ?ほっといてよ」
「あー、そういうのはまた後で、若いもの同士で解決してよ」
「てめぇ幾つだよ?」
「17だけど」
「下じゃねぇか!生意気言ってっとシメんぞ」

んー、同じE級らしいけど全然怖くない。
むしろ最後方でイライラしているギルマスが怖い・・・。
っていうかそりゃこじれるよね。
オーク相手に彼氏が逃げたら彼女は妊娠レイプ確定だもんね。
うぁー、このも内心結構キてるんだろうな。
ギルマス・・・なんでこんなメンツ集めるかなぁ~。

そうこうするうちに集落手前へ到着。

「この先500mくらいです、あのひらけたあたり」
「ふむ・・・気配は無いな。ここからは俺が先頭だ。余計な声を出すなよ?死ぬぞ?」

集落の中へ入ると、そこかしこにオークの手やら頭やらが転がっている。

「あー、やっぱ結構回収しそこなってますね。落ち着いてたつもりでも結構テンパってたのかも、お恥ずかしい限りで・・・」

どうもギルマスと居ると岸田口調に・・・権力に弱かったもんな、俺。

「・・・ふむ。報告に間違いは無さそうだな。他の魔物が住み着いても問題だ。後片付けは明日にもギルドでやっておく」
「っつーかよ、いい加減ほんとの事言えよ?E級のおめーがこんなんやれるわけねーだろ?誰に頼んで手柄譲って貰ったんだよ?シリア寝取るために金積んだんだろ?」

すんごく面倒くさいのでギルマスにでSOSを発信してみる。

「あー、お前らは知らないかもしれんが、カインはこうみえて試練の洞窟踏破してる、ちょっと頭おかしい男だ。んで、カイン、帰ったらお前D級な」
「あれ?D級って試験とか無かったでしたっけ?」
「試験はあるが、内容はここの10分の1以下だ」
「はぁ、まぁ、頂けるならありがたく・・・」

ギルドで手続きをし、棚ぼた的にD級になった。
手続きの途中でLVが足りない事を思い出し、確認したら32になっていた。
なんだか無駄に疲れたけど、D級にもなれたことだし良しとし、トボトボと家路につく。

とぼとぼ (コソコソ) とぼとぼ (コソコソ)

ピンクの乳首さんがけてくる。
めんどくさー。
痴話喧嘩とか首突っ込んだら俺のトラウマがすごそうだから嫌なんだけど。
サッと小道に入ってクネクネと曲がり彼女をく。
うん、成功・・・ガンッ!・・・と思った瞬間、後頭部を強烈な痛みが襲った。

~~~~~

ギシッ ギシッ ギシッ

「@_^$&△($%^_~」
「_)#^@)_$%~△#{:!<"(^*」

頭が痛い。

ギシッギシッギシッ

後頭部がズキズキと痛む。

「んんん~ っん~ っんんん~」

うめき声が聞こえる。
ぼんやりとした視界の中で、男が女にのしかかっている。
女は両手をベッドに縛られ、猿ぐつわを噛まされている。
女の下半身にはブーツしか纏われておらず、大きく破られたシャツは、褐色の乳房と美しいピンクの乳首がのぞいている。
女のヴァギナを出入りする肉棒はあまり湿っておらず、僅かに血液がひりついている。

「んんんんっ んんんっ んんんんっ」

苦しそうな声。
次第にカインの意識が覚醒する。
椅子に座らされ、肘掛けと脚に手足が縛り付けられている。

ギシッ ギシッ ギシッ

「ったくよー、最初からヤらせとけば痛い目見なくて済んだのによー」
「お前の女だから最初は譲ってやったんだ、とっとと出して変われよ」
「いやこの女、顔はいいけどマンコは全然ダメっすよ。ザリザリしてむしろチンコ痛えっす」
「ツバでもつけて濡らせよ。あ、マイク、お前アレもってたろ?出せよ」
「あー?このクスリたけぇーんだよ。ヤったら殺す女に使うにはもったいねぇ」
「いいじゃねぇか。折角の上玉だ。ひーひーアヘらせて、ヒーロー様に見せつけてやろうぜ」
「ったくいい趣味してんなー。おっ、お目覚めだぜ」

シリアの目がこっちを向く。
懇願?謝罪?恥辱?、複雑過ぎてその意思はみきれない。
ユリアの時と違って頭はいたって冷静。なのに、何故か心臓だけが破れんばかりに鼓動を打つ。
状況は明白そうだけど・・・違ったらマズイよな・・・ユリアはそういう嗜好だったわけだし・・・

「あー、一応聞くんだけど?四人でそういうプレイを楽しんでるわけじゃないよな?」
「はぁ、何言ってんのお前?あー、そうそう、お前に見せつけて楽しんでるわけ。NTRって奴?どうもこの女はノリがわりぃけどよっ!」
「そうか、じゃ、遠慮なく、しね」

肘掛けに縛られた右腕を外側に120度ほど回転させ、コブシをゆるく開く。
バシュッ バシュッ バシュッ
零式を三度みたび出現させ、微塵の気負いも無く人の命を消す。
人だったものが崩れ落ちる音を聞きながら、零式とナイフを入れ替え、いましめを切る。
ベッドの上に腰掛け、まず、猿ぐつわを外す。

「大丈夫?じゃ無さそうだけど・・・うん、こうして見るとどうしてどうして・・・縛られてる女の子って、めちゃくちゃエロいよね?」
「あんたっ・・・何っ・・」
「あ、ダイジョブ、ダイジョブ。迷惑料分ながめるだけだから。うーん、やっぱ褐色の肌にピンクの乳首は最高だと思うんだけど?」
「見んなっ!ヘンタイっ!」

もぞもぞと身をよじる美少女。
隠れたいのだろうが、むしろ余計にシャツがはだける。

「じーっ」

真っ赤になったシリアが涙目で細く訴える。

「はやく・・・ほどいてよ」
「ごめんごめん、ちょっとイジメ過ぎた」

縄を解き、毛布を被せる。

「二日連続で毛布をかけることになるとは・・・」
・・・・・・・・・汚されちゃった
「ん?何?」
「せっかく、あんたが命がけで助けてくれたのに・・・結局コイツらに汚されちゃった。初めてだったのに・・・もっと素敵な特別になると思ってたのに・・・もう、もう、無くなっちゃった」

失われてしまった遠い故郷、そこに向ける郷愁にも似た、そんな表情かおだった。

「はぁ?何言ってんのお前?」
「え?」
「まさかあれか?さっきのでセックスしたつもりか?あの程度で経験者づらか?」
「しかたないじゃないっ!ヤラレちゃったもんはヤラレちゃったのよっ!」
「みとめねぇ、断じてみとめねぇ。いいか?セックスって言うのはな?ゾワゾワしてガクガクして、必死にたえようとしても汁が溢れ出して、尻の穴だけはやめてくれって言っても聞いてもらえなくて、もの凄く気持ちいいのに全然足りなくて、恥ずかしくて、狂い死にしそうなくらい恥ずかしいのに、もう『イカせて下さい』ってお願いするしかなくて、それだけいじめられてもお互いに心が繋がっちゃって、心も体もぐちゃぐちゃに犯し合うすんげー気持ちいいもんなの?おまえさっきのでヨダレたらしたか?ガクガク震えながらイキまくったか?イッてねーよな?あんなチクッと刺してピュッと出たくれえの事でセックス上級者かたってんじゃねぇよ!あんなんひっぱたかれたと変わんねー。しかも思い出したらお前、中出しすらされてねぇだろ?ノーカンノーカン。やり直しを求める。異論は認めない」

もじもじと股を擦り合わせながらシリアが言う。

「・・・・・・・・・・・ぜんっぜんっなぐさめられてる気がしないけど実際かなりなぐさめになったわ・・・ありがと」

腰が抜けて動けないシリアを抱え、二日連続で治療院に届けた俺は、二日連続でギルドに事後報告のため向かう。
お?昨日と同じ人だ。

「えーと、冒険者を殺した場合って、ギルドに報告必要ですよね?」
「え"・・・・?」
「ええ、襲われて拉致されて監禁されたので殺しました」
「しょっ、少々待ち下さいっ!」

ギルマスを筆頭に数名が彼らとのいさかいを見ていたこと、証言通りの薬物が遺体のポケットから発見されたこと、加えてシリアの証言と治療院の報告により、全面的にお咎め無しとなったが、俺が『未遂だった』と偽証した事がバレ、げんこつだけは貰った。
人を殺した罪悪感は何日経っても襲ってこなかった。
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