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1st season 第三章

054 叩きつける想い

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仰向けに寝転がったユリアは、まるでかれたカエルのように股を開き、両の手でパックリとワレメを押し広げると、とろけた顔で切なそうにこう言った。

「ユリアのビショビショに濡れた、こらしょうの無いおまんこをおかしてください」

たった一言でカインは我を失った。

その言葉の通り、薄い産毛までがビショビショに濡れそぼっており、自らの親指で皮を剥かれた肉芽クリトリスはガチガチに勃起している。

愛おしい幼馴染が遂に自分を受け入れようとしている状況への歓喜と興奮。
その卑猥な言動を他の男に教え込まれているという狂おしい嫉妬。
発情しためす肉壷にくつぼが誘引するあらがいいがたい肉欲。
純粋だった大切な少女が淫売のように媚びる様への抑えきれぬ怒り。

矛盾する感情の不快感がカインの心臓を圧迫し。
すべててを呑み込むような性衝動が脳髄を痺れさせる。

口づけする余裕もなくユリアのちつにペニスを押し込んだ。

「んあっ」
「んっんうぅぅ」

これがユリアの中。
幾度となく想像し、決して与えられることが無かったその感触がカインを満たしてゆく。

「あぁぁぁ、カイン、嬉しい・・・」

ぬぷぅ ぬぷぷっ ぬぷぅ

その愛おしい膣壁ちつへき凹凸おうとつひとつひとつを確かめるように、ゆっくりと引き戻す。

「おうふっ」

たかぶりすぎた感情が、たった一擦ひとこすりで精液を押し出そうとする。

ぐっとこらえ、ふたたびユリアの奥深く侵入する。
酩酊したかのように視界が揺らぎ、尿道の中ほどまで精液がこみ上げる。
歯を食いしばるようにそれをこらえ、夢に見続けた女の顔を見下ろす。
女は小さく唇を開き、甘えるような吐息をこぼす。
その瞳は愛おしそうにカインを捉え、歓喜の涙があふれている。

「カイン、お願い、もっとわたしを犯して」

抱え込むように口づけると、吸い出した舌を舐め尽くす。

もっと、もっと、もっと。

他の男達が汚した隅々までを上書きするように、ユリアの全身をまさぐった。
ユリアの躰に、自分が触れたことが無い場所がある事が許せない。
自分が見たことのない表情かおがある事が許せない。
自分が聞いたことのない喘ぎ声が許せない。

全てを奪い返す為にカインはユリアを陵辱する。

「はんっ ぁぁぁ カイン だめ もう、イク 見て カインのおちんちんでイクわたしを見て」

全身でカインに抱きつくと、うるうるとカインの瞳を見つめる。

「イクの イクっ いやらしくイってるわたしを見ててっ カイン ああっ カイン カインっ・・・」

涙を流しながらユリアが絶頂を迎える。
自らのペニスで快楽を与える征服者の愉悦ゆえつ
カインは自分が射精している事にも気が付かぬほどに、夢中でユリアを犯し続けた。

「ああっ ああ あーーーー あーーーー」

あるじの精液を子宮に満たしたまま犯され、意識が遠のきかけると鈴の音が響く。
逃れることのできぬ快感の渦。
二度目の射精をカインが自覚した時、ブルブルと震えていたユリアがぐったりと脱力する。
あまりの快楽に腰が抜けてしまったのだ。

「だめっ、カインの精子、キモチ良すぎて、もう動けない」

ゆっくりとペニスを引き抜くと、ユリアの顔に馬乗りになり、その唇に押し込んでゆく。
喉奥まで押し付けると、美しいユリアの顔が苦悶にゆがむ。

嘔吐えづくユリアの口内を、許すこと無く陵辱する。
俺は今、ユリアを犯している。
与えられているのでは無い、奪い返しているのだ。

三度目の射精はこらえようともせず、ユリアの喉に流し込んだ。
涙を流しながらむせるユリアは、それでも拒絶すること無く、射精を終えたカインのペニスを優しく舌で愛撫した。

快楽だけでは無い、痛みを与えることすら許され、むしろ求められる。
狂気に満ちたその行為こそが、カインの心の奥底、あのかたまりを溶かしてゆく。

「ユリア・・・ようやっと俺のものに出来た」

そっとユリアをいだくと、とても優しく口付けた。

「カイン。わたしの身体にはもう汚れていないところなんて一欠片も残ってない。カインにあげられるものなんて何にも残ってない。だから、カインがしてくれる事は、どんな酷いことでも嬉しいの。カインがずっとしたかったこと、全部わたしにシてほしいの」

欲望に追いつかぬ肉体を奮い立たせるため、カインがポーションを取り出すと、ユリアがそっと手をのばした。

「わたしにさせて?」

ユリアはポーションを口に含むと、カインに口づけて流し込む。
犯される為に男に与える。
その女からの求めに脳髄が痺れ、肉棒がドクドクといきり立つ。

四つ這いにさせた尻を掴み、熱い肉棒をこすりつける。
目にすることは許されなくとも、かつてカインの肉棒が、唯一ゆいいつれることをゆるされた場所。

「おおぅぅぅ」

「この躰にカインが触れられ無い場所なんてないよ。カインが見てダメなところなんてないよ」

ペニスからしたたる粘液をこすり延ばしながら、ユリアの股に手を滑り込ませ、勃起したままのクリトリスを指でつまむ。

「ぁんっ」

愛液でヌルヌルとした肉芽をしごきながら、甘ったるい声でユリアに強請ねだる。

「命令じゃないよ。今どうされてて、どう感じてるのか、全部俺に言葉で伝えて」

「っんん カインのおちんちん。熱くて硬いの。あの頃みたいに、オシリにこすりつけられてる。カインの匂い、こすりつけられてる。きっと、お尻の穴も見られちゃってる。恥ずかしい穴、見られちゃってる。恥ずかしくて、おまんこビショビショになっちゃう。カインに見られて興奮したクリトリス、勃起してて恥ずかしいのに、しごかれちゃってる っんんふ」

「クリトリスしごかれるのきもちいいの?」

「きもちいい。カインの指だと、とっても恥ずかしくて、とっても気持ちいい」

「でもユリアは誰にいじられても気持ちよくなっちゃうよね?」

「いじわる・・・言わないで。カインは特別。カインだから、すぐにイッちゃうよ?」

「じゃあユリア、ちゃんとお願いして?」

「ユリアのクリトリス、しごいてください。恥ずかしいお尻の穴を見ながらイカせてください ああんっ あ あ あ イク イク イク~っ」

「命令、そのままずっとイッたままで居ろ」

「いやぁぁぁぁ だめっ きもちい きもちい きもちい きもちい きもちい きもちい きもちい きもちい きもちい きもちい きもちい きもちい きもちい きもちい きもちい きもちい きもちい きもちい きもちい きもちい きもちい きもちい きもちい きもちい きもちいよー」

「っう たまんね 出すよ ユリア オシリに出すよっ」

どぴゅっ どぴゅどぴゅっ どぴゅどぴゅっ ぴゅっ

美しい尻に飛び散った精液、そのドロリとした液体をペニスで薄く伸ばしながら塗り込む。
射精の余韻が消え去ったら、壁に背をあずけて腰をおろし、ユリアを仰向けに転がしてみる。

びくっ びくっ びくっ びくっ

一定間隔で女性器を収縮させているユリアの顔を股の間に引きずり込んでペニスと並べる。

「まだイってるの?」
「カイっ・・こ・・だめ・・・されたころ・・ない・・・・・おかし・・くなる」
「ユリアはおかしくなれないだろ?お口でもう一度イカせてくれたらめてあげるよ」

涙とヨダレでぐちゃぐちゃになり、トロトロにとろけた美少女の顔。
その唇が亀頭にそえられ、ちゅぱちゅぱと音を立てる。
口の中に含んでしごこうとするが、うまく口を開けることが出来ない。

「ユリア、凄いよ。今までで一番いやらしい顔だ。俺の宝物。誰も見たことが無い顔だよ」

髪を撫で、耳の穴をくすぐる。

「カイっ・・・ほろに・・・だめな・・・のっ・・・きもちい・・・しんじゃう」
「仕方ないなぁ、じゃあ手伝ってあげるね」

左手でユリアの頭を支え、右手でペニスを握る。
縋るように見上げるユリアの顔に、唇に、頬に、そのペニスをこすり付ける。

「ユリア、きれいだよ、たまらない。俺のこと好きか?」
「すきっ・・・カインがすきっ・・・すきなのっ」
「俺がイクまで好きって言ってて」
「すきっ・・・すきっ・・・すきっ・・・すきっ・・・すきっ・・・すきっ・・・」

どぴゅっ どぴゅっ びゅるるる びゅるっ びゅるるる ぴゅっ

「すきっ・・・すきっ・・・すきっ・・・」
「っおおぅ      命令、もう、イクのやめていいよ」

ザーメンでドロドロになったユリアの顔がぴったりとペニスに寄り添う。

「カイン・・・ひどい。でも嬉しい・・・もっともっとヒドイことシて?」

カインは食事をとることも忘れ、丸一昼夜ユリアを犯し続けた。
愛液と精液でベトベトになったまま、唇が触れ合う距離で抱き合って眠った。
目を覚まし、裸のまま食事をとり、また何度か抱き合った。

「カイン・・・どうしてもして欲しいお願いがあるの。きっとまたカインを傷つけてしまうけど、それでも、彼女さんが帰ってくる前に、どうしても聞いて欲しい」
「・・・言ってみて」
「わたしに命令してほしいの。ダンジョンで何があったのか、何故去ったのか、そしてその後奴隷になるまでどう過ごしたのか、嘘の付けない状態でカインに話させてほしいの。許してもらえるなんて思ってない。でも、どうしても知ってほしい。今のわたしにそんな資格なんてない、甘え過ぎなのはわかってる。でも、お願い・・・やっとカインに会えたから、二度と会えないと思ったカインに会えたから、今度はひとつの嘘も残したくないの」
「・・・命令、すべてを嘘偽り無く話すこと」

ユリアは涙を流しながら全てを伝えた。
カインは涙を流しながら全てを聞いた。
全てを話し終えたユリアにカインは告げた。

「俺も聞いて欲しい事があるんだ」

カインは淡々とこれまでの事を話した。

「だから俺は、もうユリアを許してる。頭ではね。でも、あいつらが、ユリアをなぶり続ける光景を忘れるなんて無理だ。悔しくて、情けなくて、いたたまれなくて、うらやましくて、腹が立って。胸の中がドス黒くモヤモヤするんだ。きっとコレは一生消えない。だからあいつらよりも強く、支配して、蹂躙して、自分のモノだと確認し続けないと、たぶん狂ってしまう。逃げ場の無いユリアに配慮なんてできない。昔みたいに我慢なんてしない。たとえユリアが嫌がっても、ずっとずっと、俺だけの性奴隷だ」
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