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2nd season 第一章
104 宣言
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オッス、おらカインっ!
この世界で最大の神殿、そのバルコニーに立って、赤べこ人形みたいにカクカク手を振ってるぞっ!
守護天使のみんなが空を飛んで集めてくれた、聖都中の暇人がゴミのようだっ!
「良いな民よ?わからぬ事があれば、このロックハウスのカインに聞け。我らはお前たちの安寧を願っている」
わぁぁぁぁぁ わぁぁぁぁぁぁ ホルジス様ぁぁぁぁぁ ホルジス様ぁぁぁぁぁぁ
あー、やっぱこの話はウケるね?
衝撃的に落として観衆の集中力を高め、ちゃんと最後に回収する。
うん、さすが神っ!
あっ、俺もなんか言うの?
やっぱし?
んー、アレ、やっちゃダメかな?
聖都よっ!私は帰ってきたっ!
うん、ダメだよね。
もう一度群衆を見下ろす。
戦って勝ち取ったならまだしも、コネだけでこんなとこに立つことになると、さすがに自分がスカスカなのがわかる。
膝が震えてるし、少しでも気を抜いたら声が裏返る自信がある。
でも、仮にも200万の命を預かるリーダー職、社会人としてちゃんとやんなきゃダメだよな。
「聞けっ聖都の民よっ!」
ざわざわっ
「ホルジス様の神託を聞いたなっ?我らが寄る辺としてきた聖教は長い歴史の中で湾曲され、誤解され、祈りは歪んだ・・・やがて世界は朽ち果てるっ!」
そ、そんなっ!
ホルジス様ー!御慈悲をー!
「民よっ!案ずることはないっ!」
おおっ!
「神は我らを見捨てなかった!こうして400年ぶりにホルジス様が降臨されたのだ!」
ホルジス様ー!
ホルジス様ー!
「これより我らは道を正すっ!多くのことが変わるだろう!まず、手始めに名が変わるっ!」
おーーーーー!
おぉぉぉぉ!
「今、この時より、聖教は神理教となった!神の理の教えだっ!」
うぉーっ!
新時代だー!
「我が名はカイン・ロックハウス、神々の忠実なる下僕!」
ロックハウス教皇ぉぉぉぉ!
教皇さまぁぁぁぁ!
「さぁ、変革の時だっ!ともに歩もうぞっ!」
うぉぉぉぉぉぉ!
うぉぉぉぉぉぉ!
~~~~~
「ふぃ~~、マジ、脚震えた」
「いやぁ、さすがですね、カインさん。お見事でした」
「えぇ、まぁ、事象を並べてるだけで、実のところメッセージは『よろしくね?』の一言しか無いのに、なんか立派に聞こえる偉い人の話術です」
「・・・台無しね」
「では早速、お約束のデータです」
ズンッ・・・頭の中に膨大な情報が流れ込んでくる。自分で学んだのとは違う、正確な情報。
「すげぇ・・・カバーステッチ・ミシン、マジすげぇっ!」
「ねぇ、その『ミシン』って何なの?」
「あー、前世の世界にあった、服を縫うための機械だ」
「へっ?」
「いや、エマ1人じゃ大変じゃん?全員分縫うの?ミシンがあれば、ほんと、びっくりするくらい速く縫えるんだって。それに、たぶん弩と同じで、ギフトが無くてもそこそこ行けるはず」
「主様・・・私の為に・・・教皇引き受けてくれたのかな?」
「違うから、コイツ、絶対エロい服量産する気だからっ!」
「ふふふ、皆さんわかってませんねー。カインさん、最初から受けるつもりでしたよね?」
「・・・いや、なんか、ホルジス様が色々仕込んでそうだったんで、少しのってみたんですよ。その甲斐はありました」
「どゆこと?」
「いや、聖教国ったらそこそこの規模じゃん?さすがにそのトップに『その女を寄越せ!』とか言えないじゃん?だから、部屋に一歩入った瞬間、空の玉座を見てもう決めてたよ。まっ、エロい服欲しさにミシン強請ったのも正解だ」
「・・・旦那様・・・ありがとうございます」
「これから大変だぞ?トップには立ったが、俺の言うこと聞きたい部下なんて一人も居ないんだ。みんな、頼りにしてるからな?」
「任せなさいっ!・・・でも、国って、何やるの?」
「何はともあれ予算割だな。ホルジス様、今回の首謀者達、頂いても?」
「ええ、勿論」
こうして俺は、聖都に入って僅か四日で国王となった。
あまりのあっけなさに実感なんて微塵もないが、仕事を振られたらなんとかする。
『出来る出来無いじゃない、やるんだ。社会人としての常識だ』
うん、俺の居たブラック企業ではそう学んだ。
~~~~~
「どうも~、皆さんが殺し損なったカイン・ロックハウスですよ~、リーダーさんはどなたかなぁ?」
・・・アサシンズ沈黙。
「んー、まぁ、そうだよねー。とりあえず、天使に気絶させられて状況わかってないだろうから、三行で説明してあげよう。
ホルジス様400年ぶりに降臨。
教皇クビ。
俺、指名された。
わかった?」
・・・依然として沈黙。
「あ、別に拷問とか秘密を話せ~的な感じで来てるわけじゃ無いから。皆さんが普通に仕事だったって事は理解してます。なので許す許さないすら無いと思うんだ。んでね?これから首謀者、教務長氏とお話してこようと思う。そこで確認、俺が教務長、再雇用したら、皆さんも働く気、ある?」
「なっ!本気か?」
「ホンキホンキ。で、その場合。働く気があるって場合の話だけど、新教皇直属と、教務長の子飼い、どっちがいいのか聞いとこうと思って」
「・・・我らは教務長様に拾われた。たとえ汚れ役でも、教務長様以外に傅くつもりは無い」
「せいか~い。良かったね?答え間違ったら死んでたよ?じゃ、話がまとまったら迎えにくるから」
うん、暗部なんてマズイ情報の巣窟。
簡単に主を鞍替えされたら困るんだよね。
ついでに教務長もワルモノなだけでクズじゃ無いって判明したし、善き哉、善き哉。
牢獄棟の薄暗い石階段を上り、教務長の独房へ向かう。
本来ならクーデター直後、責任者が単独でウロウロしてるとかアホなわけだが、人類にあの銀色天使さん達をどうにか出来るとは到底思えない。
「あー、お勤めご苦労さまです。開けてもらっていいですか?」
独房と言ってもVIP用。
ちゃんと扉のある個室仕様・・・その前に立ちはだかる、顔のない銀色の人にお願いする。
うん、事態が収集するまで数日なら顕現させっぱでいいって、ホルジス様が貸してくれた。
「どうもー、今回の主犯、教務長さんであってますー?」
ギロリ
歳の頃は40代前半、細身で長身。
この世界に銀縁眼鏡が存在したら、さぞ似合うであろうインテリヤクザが背筋を伸ばしてベッドに腰掛けている。
「私もヤキが回ったものですね・・・こんなお若い方にしてやられるとは・・・」
「あー、カイン・ロックハウスです。お名前、伺っても?」
「・・・ヤザン」
うほっ、なんかめっちゃ親近感わくお名前!
「さて、ヤザンさん。早速ですが、今のお仕事、満足されてますぅ?」
ギロリ
「嫌味ですか?今の仕事は尻でベッドを温める事ですが、概ね満足ですよ。貴方に処刑されるまでの期間限定雇用でしょうが」
「またまたぁ~?・・・オホン。ま、勿体ぶるのはやめましょう。貴方の刑、決めました。死刑じゃありません。死ぬまで若造にこき使われる刑ですね」
「はぁ?」
「あのいかにも無能そうなデブに仕えてたんだ、アンタ、上司とか誰でも構わないタイプでしょ?仕事さえあれば」
「・・・・」
「ぶっちゃけ俺は働きませんっ!なので方針だけ決めて丸投げします。ヒーヒー言いながら完遂して下さい」
「私を・・・使うつもりですか?」
「えぇ、私の知る限り、ここでは貴方が一番信用できて、使い勝手が良さそうだ」
「意味がわからない・・・ユザール前教皇にあなたの妻たちを薦め、あなたを陥れて殺そうと画策したんですよ?」
「えぇ、知ってます」
「・・・理由を伺っても?」
「ふふふ、賢い人にそう言われると楽しいですね?ならば、説明しようっ!ヤザンさん、あなた、やろうと思えばいつでもあのデブ殺して教皇になれたはず!だがやらなかった・・・つまり、No2とかが好きなタイプでしょ?」
「いやそんな事は・・・そうかもしれない」
「善悪なんて関係ない。目の前にある仕事をこなす。ただただ愚直に、自らの職責を果たす事でしか生きられない・・・そういう人、俺の故郷に多かったんですよ。いやぁ~雇う側としてこれ以上無い人材でしょ?」
「私が貴方にとってかわるとは?・・・いや、無いか。確かに私はあのデブすら殺さなかった」
「では、そういうことでいいですね?」
「・・・なんともはや・・・こんなに困惑させられるのはいつぶりの事か・・・」
「はい、じゃ、ここ出ますよ。貴方の未来には過労死という栄光が待ってます!張り切って行きましょう~!」
この世界で最大の神殿、そのバルコニーに立って、赤べこ人形みたいにカクカク手を振ってるぞっ!
守護天使のみんなが空を飛んで集めてくれた、聖都中の暇人がゴミのようだっ!
「良いな民よ?わからぬ事があれば、このロックハウスのカインに聞け。我らはお前たちの安寧を願っている」
わぁぁぁぁぁ わぁぁぁぁぁぁ ホルジス様ぁぁぁぁぁ ホルジス様ぁぁぁぁぁぁ
あー、やっぱこの話はウケるね?
衝撃的に落として観衆の集中力を高め、ちゃんと最後に回収する。
うん、さすが神っ!
あっ、俺もなんか言うの?
やっぱし?
んー、アレ、やっちゃダメかな?
聖都よっ!私は帰ってきたっ!
うん、ダメだよね。
もう一度群衆を見下ろす。
戦って勝ち取ったならまだしも、コネだけでこんなとこに立つことになると、さすがに自分がスカスカなのがわかる。
膝が震えてるし、少しでも気を抜いたら声が裏返る自信がある。
でも、仮にも200万の命を預かるリーダー職、社会人としてちゃんとやんなきゃダメだよな。
「聞けっ聖都の民よっ!」
ざわざわっ
「ホルジス様の神託を聞いたなっ?我らが寄る辺としてきた聖教は長い歴史の中で湾曲され、誤解され、祈りは歪んだ・・・やがて世界は朽ち果てるっ!」
そ、そんなっ!
ホルジス様ー!御慈悲をー!
「民よっ!案ずることはないっ!」
おおっ!
「神は我らを見捨てなかった!こうして400年ぶりにホルジス様が降臨されたのだ!」
ホルジス様ー!
ホルジス様ー!
「これより我らは道を正すっ!多くのことが変わるだろう!まず、手始めに名が変わるっ!」
おーーーーー!
おぉぉぉぉ!
「今、この時より、聖教は神理教となった!神の理の教えだっ!」
うぉーっ!
新時代だー!
「我が名はカイン・ロックハウス、神々の忠実なる下僕!」
ロックハウス教皇ぉぉぉぉ!
教皇さまぁぁぁぁ!
「さぁ、変革の時だっ!ともに歩もうぞっ!」
うぉぉぉぉぉぉ!
うぉぉぉぉぉぉ!
~~~~~
「ふぃ~~、マジ、脚震えた」
「いやぁ、さすがですね、カインさん。お見事でした」
「えぇ、まぁ、事象を並べてるだけで、実のところメッセージは『よろしくね?』の一言しか無いのに、なんか立派に聞こえる偉い人の話術です」
「・・・台無しね」
「では早速、お約束のデータです」
ズンッ・・・頭の中に膨大な情報が流れ込んでくる。自分で学んだのとは違う、正確な情報。
「すげぇ・・・カバーステッチ・ミシン、マジすげぇっ!」
「ねぇ、その『ミシン』って何なの?」
「あー、前世の世界にあった、服を縫うための機械だ」
「へっ?」
「いや、エマ1人じゃ大変じゃん?全員分縫うの?ミシンがあれば、ほんと、びっくりするくらい速く縫えるんだって。それに、たぶん弩と同じで、ギフトが無くてもそこそこ行けるはず」
「主様・・・私の為に・・・教皇引き受けてくれたのかな?」
「違うから、コイツ、絶対エロい服量産する気だからっ!」
「ふふふ、皆さんわかってませんねー。カインさん、最初から受けるつもりでしたよね?」
「・・・いや、なんか、ホルジス様が色々仕込んでそうだったんで、少しのってみたんですよ。その甲斐はありました」
「どゆこと?」
「いや、聖教国ったらそこそこの規模じゃん?さすがにそのトップに『その女を寄越せ!』とか言えないじゃん?だから、部屋に一歩入った瞬間、空の玉座を見てもう決めてたよ。まっ、エロい服欲しさにミシン強請ったのも正解だ」
「・・・旦那様・・・ありがとうございます」
「これから大変だぞ?トップには立ったが、俺の言うこと聞きたい部下なんて一人も居ないんだ。みんな、頼りにしてるからな?」
「任せなさいっ!・・・でも、国って、何やるの?」
「何はともあれ予算割だな。ホルジス様、今回の首謀者達、頂いても?」
「ええ、勿論」
こうして俺は、聖都に入って僅か四日で国王となった。
あまりのあっけなさに実感なんて微塵もないが、仕事を振られたらなんとかする。
『出来る出来無いじゃない、やるんだ。社会人としての常識だ』
うん、俺の居たブラック企業ではそう学んだ。
~~~~~
「どうも~、皆さんが殺し損なったカイン・ロックハウスですよ~、リーダーさんはどなたかなぁ?」
・・・アサシンズ沈黙。
「んー、まぁ、そうだよねー。とりあえず、天使に気絶させられて状況わかってないだろうから、三行で説明してあげよう。
ホルジス様400年ぶりに降臨。
教皇クビ。
俺、指名された。
わかった?」
・・・依然として沈黙。
「あ、別に拷問とか秘密を話せ~的な感じで来てるわけじゃ無いから。皆さんが普通に仕事だったって事は理解してます。なので許す許さないすら無いと思うんだ。んでね?これから首謀者、教務長氏とお話してこようと思う。そこで確認、俺が教務長、再雇用したら、皆さんも働く気、ある?」
「なっ!本気か?」
「ホンキホンキ。で、その場合。働く気があるって場合の話だけど、新教皇直属と、教務長の子飼い、どっちがいいのか聞いとこうと思って」
「・・・我らは教務長様に拾われた。たとえ汚れ役でも、教務長様以外に傅くつもりは無い」
「せいか~い。良かったね?答え間違ったら死んでたよ?じゃ、話がまとまったら迎えにくるから」
うん、暗部なんてマズイ情報の巣窟。
簡単に主を鞍替えされたら困るんだよね。
ついでに教務長もワルモノなだけでクズじゃ無いって判明したし、善き哉、善き哉。
牢獄棟の薄暗い石階段を上り、教務長の独房へ向かう。
本来ならクーデター直後、責任者が単独でウロウロしてるとかアホなわけだが、人類にあの銀色天使さん達をどうにか出来るとは到底思えない。
「あー、お勤めご苦労さまです。開けてもらっていいですか?」
独房と言ってもVIP用。
ちゃんと扉のある個室仕様・・・その前に立ちはだかる、顔のない銀色の人にお願いする。
うん、事態が収集するまで数日なら顕現させっぱでいいって、ホルジス様が貸してくれた。
「どうもー、今回の主犯、教務長さんであってますー?」
ギロリ
歳の頃は40代前半、細身で長身。
この世界に銀縁眼鏡が存在したら、さぞ似合うであろうインテリヤクザが背筋を伸ばしてベッドに腰掛けている。
「私もヤキが回ったものですね・・・こんなお若い方にしてやられるとは・・・」
「あー、カイン・ロックハウスです。お名前、伺っても?」
「・・・ヤザン」
うほっ、なんかめっちゃ親近感わくお名前!
「さて、ヤザンさん。早速ですが、今のお仕事、満足されてますぅ?」
ギロリ
「嫌味ですか?今の仕事は尻でベッドを温める事ですが、概ね満足ですよ。貴方に処刑されるまでの期間限定雇用でしょうが」
「またまたぁ~?・・・オホン。ま、勿体ぶるのはやめましょう。貴方の刑、決めました。死刑じゃありません。死ぬまで若造にこき使われる刑ですね」
「はぁ?」
「あのいかにも無能そうなデブに仕えてたんだ、アンタ、上司とか誰でも構わないタイプでしょ?仕事さえあれば」
「・・・・」
「ぶっちゃけ俺は働きませんっ!なので方針だけ決めて丸投げします。ヒーヒー言いながら完遂して下さい」
「私を・・・使うつもりですか?」
「えぇ、私の知る限り、ここでは貴方が一番信用できて、使い勝手が良さそうだ」
「意味がわからない・・・ユザール前教皇にあなたの妻たちを薦め、あなたを陥れて殺そうと画策したんですよ?」
「えぇ、知ってます」
「・・・理由を伺っても?」
「ふふふ、賢い人にそう言われると楽しいですね?ならば、説明しようっ!ヤザンさん、あなた、やろうと思えばいつでもあのデブ殺して教皇になれたはず!だがやらなかった・・・つまり、No2とかが好きなタイプでしょ?」
「いやそんな事は・・・そうかもしれない」
「善悪なんて関係ない。目の前にある仕事をこなす。ただただ愚直に、自らの職責を果たす事でしか生きられない・・・そういう人、俺の故郷に多かったんですよ。いやぁ~雇う側としてこれ以上無い人材でしょ?」
「私が貴方にとってかわるとは?・・・いや、無いか。確かに私はあのデブすら殺さなかった」
「では、そういうことでいいですね?」
「・・・なんともはや・・・こんなに困惑させられるのはいつぶりの事か・・・」
「はい、じゃ、ここ出ますよ。貴方の未来には過労死という栄光が待ってます!張り切って行きましょう~!」
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