I.B.(そこそこリアルな冒険者の性春事情!)

リカトラン

文字の大きさ
131 / 173
2nd season 第二章

128 After the War

しおりを挟む
夜空が白みがかった頃、俺達は神殿に戻った。

「アンタ・・・酷い顔ね?」
「・・・嫁にブサイク言われた・・・シニタイ」

凍えた身体を湯に浸して、取り留めもない言葉を口にする。
先に入ってればいいのに、みんな律儀に待ってくれてた。
当然のようについて来ようとしたライザを叩き出し、ラティアが手配してくれていた前教皇の内風呂に浸かる。
今日は屋根が、あった方がいい。

「・・・あの、シリアさん?さっきライザを追い出したのに、なんか一人増えてるんですが・・・」

湯気とアベルの影に隠れて、推定200歳がモジモジしている。

「なによっ?仲間はずれは可哀想でしょっ?」
「・・・はい、そうですね・・・」

俺も男だ、新しい女体にょたいが嬉しくないかと問われれば、そりゃ当然嬉しいに決まってる。
だが、こういう時どう反応すべきなのか?
っていうかカラダが勝手に反応しちゃったら気まずいし?
なんかこう、中学生の姉ちゃんの、お泊り会に連れてこられた小学生の弟?そんな気分・・・前世でも姉ちゃんとか居なかったけど。

「おまえはだいじょぶか?」

考えてみれば、大量虐殺を経験したのは俺だけじゃない。
シリアだって結構な数を殺してる。

「んー、不思議と平気なのよね?アンタがヘタレな分、こっちは余裕出てる感じ?」
「良かった・・・おまえが弱っちゃったら、俺、どうしていいかわかんないし・・・ミラン、大丈夫か?」

「・・・あんま実感とか無いかも・・・夢でも見てた感じ」
「そっか・・・ユリアもだいじょうぶ?」
「わたしは大丈夫だから・・・心配しないで?」

「安心なさい?女は強いの?キャパ振り切ったら大泣きして、それでリセット」
「うん・・・面目無い・・・」
「もう・・・しょうがないわね?みんな~、ヘタレが甘やかして欲しいって」

アベルの巨乳にいだかれて、ラティアが髪をなでてくれる。
パンパンに張ったふくらはぎが力強くほぐされ、ユリアがおっぱいを触らせてくれる。
スージー・・・いつの間に足ツボとか覚えた?

「やばい・・・気が抜けたら涙出てきた」

目を閉じて、女たちの優しさに縋る・・・心の中にこびりついた、コールタールのような塊が溶かされて・・・

「それでは失礼して・・・パクっ・・・グチュグチュグチュグチュ」
「ぬぉっ!・・・ニェリーザさん?」
「むっ?猊下?順番が違ったか?」

みんなほぐしてくれてるのに・・・ひとりだけガチガチにしようとしてる人が・・・しかも上手いっ!

グチュグチュグチュグチュ グチュグチュグチュグチュ

「・・・これは・・・ユリアとはまた違ったタイプのテクニックよね?」
「旦那様・・・気持ちよさそう」

グチュグチュグチュグチュ グチュグチュグチュグチュ

「ちょっ!エマ、乳首さわんな!マズイマズイマズイマズイ」
「ホラ、我慢しないで、びゅーって出してスッキリさせてもらいなさいっ?」

さわさわっ さわさわっ

グチュグチュグチュグチュ グチュグチュグチュグチュ

「うっ・・・出るっ」

びゅるるるるるるっ びゅるるるるるるっ

グチュグチュグチュグチュ グチュグチュグチュグチュ

「んぉぉぉぉぉぉぉっ 無理無理無理無理っ」

びゅるるっ びゅるるっ びゅるっ グチュグチュグチュグチュ びゅるっ グチュグチュグチュグチュ

射精直後の敏感なペニス、ニェリーザの舌が容赦なくなぶる。
この瞬間は中出しよりヤバイ。

「おうふ・・・ぬぅほっ・・・んんんっ」

「コイツも調子出てきたみたいだし、部屋いきましょ?今日はリーザニェリーザさんの歓迎会ね?」

結論から言おう。
生粋エルフのくせにバインバインだった。
そしてブランクが長かったせいか、皆の集中砲火に耐え切れず、あっという間に轟沈した。

今は今日の勲一等という事で、ミランが集中砲火を浴びている。

「んあっ きゃっ っんんん あ”ーっ」

ぬぷっ ぬぷぅっ ぬぷっ ぬぷぷっ

一日の労を労うように、ゆっくりと貫いて、ネットリと腰を動かす。
組み敷かれたミランがジタバタと暴れるが、犯人は俺じゃない。
右足にはスージー、左足にはエマ、それぞれが取り付いて、足の指をしゃぶっている。

ぐちゅぅ ぐちゅぅ れろれろれろれろ

刺激に晒される事のない指の、その敏感な部分を舌が這うと、ゾワゾワとした快感が下肢を駆け上がり、膣奥まで到達して肉棒の摩擦と混ざり合う。

「ふあっ ふああんっ あんっ ふああんっ」

両腕はアベルの尻の下。
バンザイさせられた両脇を、アベルが執拗にぜる。

「んひっ んひひひっ まって! んひひひひひっ」

脇腹と乳首は性感の虜、リシェルの担当だ。
どこをどうされれば悶てしまうのか、誰よりもよくわかってる。

「ほらミラン、がんばれ~ がんばれ~」
「んひっ んひっ んひっ んひいぃぃぃぃ」

戦場に身を浸した影響なのか、皆、タガが外れていた。
そして完全に振れ切っているのが、シリアとユリアだ。

「んちゅ んちゅ ちゅく んちゅぅ」

抱き合って唾液を絡め合う二人。
シリアのヴァギナから生えたバイブが、ユリアの蜜壺を貫いている。

「きもちい きもちい 奥様ぁん きもちいよ~」

チリっ

微かに嫉妬の痛みが奔る・・・だが、それ以上に魅入られる。
地上でもっとも愛する二人の痴態。
その美しい光景に目を奪われる。

きゅっ

「カインく~ん?今はこっち~」

咥え込んだペニスをヴァギナで締め上げ、腹の下でミランが嫉妬する。
ミランと俺の間に恋愛感情は無い。
快楽を貪るためだけのただれた行為。
ミランの膣壁が俺に絡みつく。

「んあっ んちゅっ ふあっ んひっ」

ミランの口を塞いで、俺の舌をねじ込むと、腟内がコリコリと感触を変える。
恋愛感情は無くても、こうしていると可愛く思えてくるから不思議だ。

ぬちゅ ぬちゅ ぬちゅ ぬちゅ

視界の隅でユリアの足首がブルブルと震える。
嫉妬と背徳感、同時に、男達に犯されるユリアの姿が脳裏に浮かぶ。
屈折した劣情がわき上がり、その慟哭を目の前の女に叩きつける。

ばすっ ばすっ ばすっ ばすっ

「んあっ そこ いいっ いいっ」

ミランの膣壁から分泌液が吹き出し、膣内がズブズブに仕上がっていく。

ぐっぽ ぐっぽ ぐっぽ ぐっぽ

がっしりと腰を抱きかかえ、かき混ぜるように擦り付ける。
うっとりとするミランを見下ろすリシェルが、下腹部に手を伸ばし・・・きゅうっ!

「んひぃ!」

殺し合いの後はたぎる。
アベルたちはそう言うが、どうやら俺は逆らしい。
淫靡な空気に朦朧としながらも、どこか没頭しきれない自分を自覚する。
そんな状況に混乱しながらも、肉体は快楽を貪る。

ぱんっ ぱんっ ぱんっ ぱんっ ぱんっぱんっぱんっぱんっぱんっぱんっぱんっぱんっ

「んあっ イクっ きもちいい そのまま そのまま んぁぁぁぁあっ ・・・ っん」

どぷっ どぷっ どぷっ どぷっ

「じゃ、次あーしね?」

代わる代わる股を開く女達。
みな可愛い俺の家族だ。
なのに・・・今日はただ、静かに眠りたい・・・そう感じてしまう自分が申し訳ない。
しおりを挟む
感想 240

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

百合ランジェリーカフェにようこそ!

楠富 つかさ
青春
 主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?  ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!! ※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。 表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。

セクスカリバーをヌキました!

ファンタジー
とある世界の森の奥地に真の勇者だけに抜けると言い伝えられている聖剣「セクスカリバー」が岩に刺さって存在していた。 国一番の剣士の少女ステラはセクスカリバーを抜くことに成功するが、セクスカリバーはステラの膣を鞘代わりにして収まってしまう。 ステラはセクスカリバーを抜けないまま武闘会に出場して……

極上イケメン先生が秘密の溺愛教育に熱心です

朝陽七彩
恋愛
 私は。 「夕鶴、こっちにおいで」  現役の高校生だけど。 「ずっと夕鶴とこうしていたい」  担任の先生と。 「夕鶴を誰にも渡したくない」  付き合っています。  ♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡  神城夕鶴(かみしろ ゆづる)  軽音楽部の絶対的エース  飛鷹隼理(ひだか しゅんり)  アイドル的存在の超イケメン先生  ♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡  彼の名前は飛鷹隼理くん。  隼理くんは。 「夕鶴にこうしていいのは俺だけ」  そう言って……。 「そんなにも可愛い声を出されたら……俺、止められないよ」  そして隼理くんは……。  ……‼  しゅっ……隼理くん……っ。  そんなことをされたら……。  隼理くんと過ごす日々はドキドキとわくわくの連続。  ……だけど……。  え……。  誰……?  誰なの……?  その人はいったい誰なの、隼理くん。  ドキドキとわくわくの連続だった私に突如現れた隼理くんへの疑惑。  その疑惑は次第に大きくなり、私の心の中を不安でいっぱいにさせる。  でも。  でも訊けない。  隼理くんに直接訊くことなんて。  私にはできない。  私は。  私は、これから先、一体どうすればいいの……?

今日の授業は保健体育

にのみや朱乃
恋愛
(性的描写あり) 僕は家庭教師として、高校三年生のユキの家に行った。 その日はちょうどユキ以外には誰もいなかった。 ユキは勉強したくない、科目を変えようと言う。ユキが提案した科目とは。

服を脱いで妹に食べられにいく兄

スローン
恋愛
貞操観念ってのが逆転してる世界らしいです。

【完結】異世界に転移しましたら、四人の夫に溺愛されることになりました(笑)

かのん
恋愛
 気が付けば、喧騒など全く聞こえない、鳥のさえずりが穏やかに聞こえる森にいました。  わぁ、こんな静かなところ初めて~なんて、のんびりしていたら、目の前に麗しの美形達が現れて・・・  これは、女性が少ない世界に転移した二十九歳独身女性が、あれよあれよという間に精霊の愛し子として囲われ、いつのまにか四人の男性と結婚し、あれよあれよという間に溺愛される物語。 あっさりめのお話です。それでもよろしければどうぞ! 本日だけ、二話更新。毎日朝10時に更新します。 完結しておりますので、安心してお読みください。

ちょっと大人な体験談はこちらです

神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない ちょっと大人な体験談です。 日常に突然訪れる刺激的な体験。 少し非日常を覗いてみませんか? あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ? ※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに  Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。 ※不定期更新です。 ※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。

処理中です...