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2nd season 第二章
130 神殿文書保管室
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神殿文書保管室は、聖都神殿西棟一階の隅に置かれた、カビ臭い窓際部署だ。
様々な部署を経由して、ありとあらゆる書類が、最後に辿り着く。
一度この部屋に行き着いた書類は、二度と掘り返される事が無い。
そしてその、二度と読まれる事の無い文章を、薄暗い倉庫の中で延々整理し続けるのが、この部署の仕事・・・そう、思われている。
実際、半年前の配置換えで、この部署の人員が総入れ替えされた際、開放された神官達は皆歓喜したものだ。
そして程なくして、芳しくない噂話がささやかれるようになった。
『猊下に見染められると文書倉庫に連れ込まれる』
『書類を置きに行ったら猊下に追い出された』
『木箱の裏には寝台が置かれているらしい』
勿論、これを耳にしたシリア達は激昂したりしない。
確かに、木箱の影には寝台が置かれている。
だが、本当に秘密なのは、寝台の下、その床に描かれた転移門。
そう、神殿文書保管室の、本当のオフィスへ翔ぶ為の魔法陣がそこにある。
「あー、まぁ、アレだ。皆、落ち込む事は無い。むしろ今回の一件で、膨大なデータが手に入った。この情報をどう活かしていくのか?それを皆で考えよう」
神殿には郵便発送の依頼書が残る。
そして今や聖都には郵便カードを登録しないと入場出来ない。
郵便の受け取り、スパの利用、各種申請、神殿が関わるありとあらゆるシーンで郵便カードのスキャンが求められる。
郵便カードはギルドカードと同じ、本人の魔力が微量ながら記録されている為、成り済ましが出来ない。
そっくり同じ意匠のカードを偽造したとしても、神殿の持つスキャナーが反応しない為、すぐにバレる。
そしてその膨大なスキャン記録。
勿論プリンターなど存在しない為、全て手書きだが、それがここに集められる。
「宣戦布告の10日前から、入場者が増えてた。それに前日には、聖都を出た者の数が跳ね上がってる。あーしのミス・・・くやしい!」
「いや、スージー、俺だって気付かなかった。聖都の人口は急増してる。世界中の商人が集まるんだ、このくらいの出入りの増減から、戦争を予測するのは無理だ」
予算調整局では補佐だが、スージーはここの室長を兼任してる。
NSA(米国国土安全保障局)を筆頭に、地球世界の先進国が皆やっている事に、俺達はローテクオンリーで取り組んでいた。
彼等と俺達の違いは『手紙の中身を盗み見ない事』。
勿論やってやれない事は無い。
だが俺には、地球世界の政府ほど、上手に陰謀論を封殺する自信が無い。
盗み見が内部告発され、国連まで巻き込んで裁判沙汰になったのに、あの世界でそんな事を口にしても『テレビの見過ぎ、そんなわけ無いじゃん』と鼻で笑われる。
日本だって例外じゃない。
大地震で原発が爆発したあの時『電力が実は余ってる』と、証拠を掲載したサイトが次々に消えた。
まぁ、当の電力会社が、自社サイトから証拠となる数字を消し忘れてたのは、気骨ある社員のささやかな抵抗だったのだと思いたい。
「よし、当面はABCの三班にわかれて進行しよう。A班は通常業務、B班は外国向けの速達郵便を追跡して、各国諜報員の割り出し。C班は一番大変だ。この郵便カードの山から、関係者を割り出して欲しい」
4,837枚の郵便カード。
その持ち主は既にこの世に居ない。
つまり、宣戦布告以前に、その全てでは無くとも、多くが聖都に潜伏していた可能性が高いのだ。
気の遠くなるような話だが、ここに記載された郵便番号と関わりのある番号が見つかれば、監視対象として暗部に情報を回すことができる。
ここでのスージーの部下は48名。
全員女性だ。
そしてその多くは、盗賊による拉致監禁や性犯罪の被害者だ。
人間関係や思想面を厳しくチェックし、国主婦人とヤザンによる個別面談を経て、ホルジス様と対面の上、誓いを立てた者だけがこの椅子に座っており、希望者は神殿の女性職員寮に居住できる。
外部の人間と接触する機会の少ないこの部署は、彼女たちにも居心地が良いらしい。
男である俺が出入りするのは嫌がるかと思ってたが、杞憂だった。
皆、俺のセクシーなヒップラインに興味津々、チラチラと熱い視線を送ってくる。
(ねぇ、あの話、ホントかな?)
(ホントらしいわよ!室長も『泣きながらビュルビュル出してた』って言ってらしたもの!)
(日替わりで、白の騎士の方々から掘られちゃってるんだって!)
(キャー!聖女様もお掘りになるのかしらっ?)
余談だが、ホルジス様はかなり小まめに降臨するようになった。
詐欺商法から撤退する際に『そもそもホルジス様が現金を持って何に使う?菓子折りの一つでも貰ったほうがよほど嬉しいと言っておられた』などと俺が口走ったせいで、神殿には山のような菓子が納められるようになってしまったのだ。
人間界のお供えなど、ここ数百年無かったらしく、各部門への手土産に大活躍だそうだ。
「何もかもが手探りだ。こんな事をして何になると、嫌になることも多いと思う。世間に自慢する事もできない。窓際部署として笑われるかもしれない。だが、俺は確信している。ここで皆が築き上げるノウハウこそが、皆の献身こそが、この国を暴力から守るっ!頼んだぞ!」
「「「「「はいっ!」」」」」
インターネットを飛び交う膨大な文字列。
NSAではその中から、テロに関わる特定キーワードを抽出、その抽出数が基準を越えると、その地域は要警戒エリアとして、モニターに赤が灯る。
神殿郵便でも同じような『兆候パターンの抽出』が出来るはずだ。
盗賊被害が発生する直前に、郵便利用件数の跳ね上がる商人。
紛争が起こる地域でいつも、事前に速達を受け取る傭兵。
そういったキーパーソンを見つけ出し、その監視から始めるつもりだ。
急いてはいけない。
全人類に郵便を浸透させる。
それまでは、疑いを持たれたらダメだ。
コンコン
「俺だ、入るぞ」
ヤザンの執務室にズカズカと踏み込んで、書類の束を渡す。
を?今日も苦虫くんが居るな?働け!俺の分まで!
「この中の誰かが各国のスパイだ・・・まっ、たぶん半分は当たりだな?見張るだけ見張ってくれ」
「・・・それなりに・・・多いですな・・・」
「そうだな。だから臨時予算をやろう」
ジャラジャラジャラジャラジャラ
千枚の白金貨をヤザンのデスクに積み上げる。
「げ、猊下っ?国家予算の半分はありますが?一体どこから?」
「ん、知らないのか?戦争に勝つと賠償金が貰えるんだ。うまく使えよ?」
「・・・」
うん、苦虫くん、眼球飛び出しすぎ。
ヤザンに渡したのはほんの一部、ミズーラ政府は結構貯め込んでた。
俺はこの資金を元手に、世界をビキニで満たしてゆくっ!
様々な部署を経由して、ありとあらゆる書類が、最後に辿り着く。
一度この部屋に行き着いた書類は、二度と掘り返される事が無い。
そしてその、二度と読まれる事の無い文章を、薄暗い倉庫の中で延々整理し続けるのが、この部署の仕事・・・そう、思われている。
実際、半年前の配置換えで、この部署の人員が総入れ替えされた際、開放された神官達は皆歓喜したものだ。
そして程なくして、芳しくない噂話がささやかれるようになった。
『猊下に見染められると文書倉庫に連れ込まれる』
『書類を置きに行ったら猊下に追い出された』
『木箱の裏には寝台が置かれているらしい』
勿論、これを耳にしたシリア達は激昂したりしない。
確かに、木箱の影には寝台が置かれている。
だが、本当に秘密なのは、寝台の下、その床に描かれた転移門。
そう、神殿文書保管室の、本当のオフィスへ翔ぶ為の魔法陣がそこにある。
「あー、まぁ、アレだ。皆、落ち込む事は無い。むしろ今回の一件で、膨大なデータが手に入った。この情報をどう活かしていくのか?それを皆で考えよう」
神殿には郵便発送の依頼書が残る。
そして今や聖都には郵便カードを登録しないと入場出来ない。
郵便の受け取り、スパの利用、各種申請、神殿が関わるありとあらゆるシーンで郵便カードのスキャンが求められる。
郵便カードはギルドカードと同じ、本人の魔力が微量ながら記録されている為、成り済ましが出来ない。
そっくり同じ意匠のカードを偽造したとしても、神殿の持つスキャナーが反応しない為、すぐにバレる。
そしてその膨大なスキャン記録。
勿論プリンターなど存在しない為、全て手書きだが、それがここに集められる。
「宣戦布告の10日前から、入場者が増えてた。それに前日には、聖都を出た者の数が跳ね上がってる。あーしのミス・・・くやしい!」
「いや、スージー、俺だって気付かなかった。聖都の人口は急増してる。世界中の商人が集まるんだ、このくらいの出入りの増減から、戦争を予測するのは無理だ」
予算調整局では補佐だが、スージーはここの室長を兼任してる。
NSA(米国国土安全保障局)を筆頭に、地球世界の先進国が皆やっている事に、俺達はローテクオンリーで取り組んでいた。
彼等と俺達の違いは『手紙の中身を盗み見ない事』。
勿論やってやれない事は無い。
だが俺には、地球世界の政府ほど、上手に陰謀論を封殺する自信が無い。
盗み見が内部告発され、国連まで巻き込んで裁判沙汰になったのに、あの世界でそんな事を口にしても『テレビの見過ぎ、そんなわけ無いじゃん』と鼻で笑われる。
日本だって例外じゃない。
大地震で原発が爆発したあの時『電力が実は余ってる』と、証拠を掲載したサイトが次々に消えた。
まぁ、当の電力会社が、自社サイトから証拠となる数字を消し忘れてたのは、気骨ある社員のささやかな抵抗だったのだと思いたい。
「よし、当面はABCの三班にわかれて進行しよう。A班は通常業務、B班は外国向けの速達郵便を追跡して、各国諜報員の割り出し。C班は一番大変だ。この郵便カードの山から、関係者を割り出して欲しい」
4,837枚の郵便カード。
その持ち主は既にこの世に居ない。
つまり、宣戦布告以前に、その全てでは無くとも、多くが聖都に潜伏していた可能性が高いのだ。
気の遠くなるような話だが、ここに記載された郵便番号と関わりのある番号が見つかれば、監視対象として暗部に情報を回すことができる。
ここでのスージーの部下は48名。
全員女性だ。
そしてその多くは、盗賊による拉致監禁や性犯罪の被害者だ。
人間関係や思想面を厳しくチェックし、国主婦人とヤザンによる個別面談を経て、ホルジス様と対面の上、誓いを立てた者だけがこの椅子に座っており、希望者は神殿の女性職員寮に居住できる。
外部の人間と接触する機会の少ないこの部署は、彼女たちにも居心地が良いらしい。
男である俺が出入りするのは嫌がるかと思ってたが、杞憂だった。
皆、俺のセクシーなヒップラインに興味津々、チラチラと熱い視線を送ってくる。
(ねぇ、あの話、ホントかな?)
(ホントらしいわよ!室長も『泣きながらビュルビュル出してた』って言ってらしたもの!)
(日替わりで、白の騎士の方々から掘られちゃってるんだって!)
(キャー!聖女様もお掘りになるのかしらっ?)
余談だが、ホルジス様はかなり小まめに降臨するようになった。
詐欺商法から撤退する際に『そもそもホルジス様が現金を持って何に使う?菓子折りの一つでも貰ったほうがよほど嬉しいと言っておられた』などと俺が口走ったせいで、神殿には山のような菓子が納められるようになってしまったのだ。
人間界のお供えなど、ここ数百年無かったらしく、各部門への手土産に大活躍だそうだ。
「何もかもが手探りだ。こんな事をして何になると、嫌になることも多いと思う。世間に自慢する事もできない。窓際部署として笑われるかもしれない。だが、俺は確信している。ここで皆が築き上げるノウハウこそが、皆の献身こそが、この国を暴力から守るっ!頼んだぞ!」
「「「「「はいっ!」」」」」
インターネットを飛び交う膨大な文字列。
NSAではその中から、テロに関わる特定キーワードを抽出、その抽出数が基準を越えると、その地域は要警戒エリアとして、モニターに赤が灯る。
神殿郵便でも同じような『兆候パターンの抽出』が出来るはずだ。
盗賊被害が発生する直前に、郵便利用件数の跳ね上がる商人。
紛争が起こる地域でいつも、事前に速達を受け取る傭兵。
そういったキーパーソンを見つけ出し、その監視から始めるつもりだ。
急いてはいけない。
全人類に郵便を浸透させる。
それまでは、疑いを持たれたらダメだ。
コンコン
「俺だ、入るぞ」
ヤザンの執務室にズカズカと踏み込んで、書類の束を渡す。
を?今日も苦虫くんが居るな?働け!俺の分まで!
「この中の誰かが各国のスパイだ・・・まっ、たぶん半分は当たりだな?見張るだけ見張ってくれ」
「・・・それなりに・・・多いですな・・・」
「そうだな。だから臨時予算をやろう」
ジャラジャラジャラジャラジャラ
千枚の白金貨をヤザンのデスクに積み上げる。
「げ、猊下っ?国家予算の半分はありますが?一体どこから?」
「ん、知らないのか?戦争に勝つと賠償金が貰えるんだ。うまく使えよ?」
「・・・」
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