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2nd season 第三章
138 シリア暗殺計画(1)
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ミズーラ条約の締結に端を発する首脳会議は、二年の月日を経て、参加十三ヶ国、1・4・7・10月と四半期毎の開催が定例化していた。
今夏の開催は7月4日からの三日間。
直前の準備に追われるカインは、それでも7月2日、ユリア24歳の誕生日をささやかに祝い、まだ癒えぬPTSDを抱えながらも、ヤザンとフレッドのみを従え、堂々たる主催者として会議に臨んだ。
「それではコレより、第六回、世界首脳会議を開催させて頂きます」
カイン宣言の元、穏やかなムードで会議が開始された。
現在の世界情勢、表面的には帝国が支配面積で突き抜け、グラム王国を筆頭とする大国がそれを追撃する様相を見せているものの、実際は聖教国、いや、カイン個人の一人勝ち。
圧倒的な武力と経済の両輪を持ちながら、一切支配しようとせず、一体どうやっているのか、各国同士の小競り合いが大喧嘩に発展する前には飄々と現れて、無関係な自国の利を削ってまで仲裁する。
既に世界は『カイン・ロックハート』というインフラの盤面で、コマを競り合うゲームへと変化していた。
帝国はそのボードゲームの上で、トップを走るプレイヤーに過ぎない。
ボードそのものであるカインとはステージが違うのだ。
このゲームをプレイしている限り、過ぎた惨劇は起こらない。
その安心感が、各国の首脳達を弛緩させていた。
「あー、私の知る限り、ご参加の各国において、火急の議題は無いものと考えておりますが、いかがです?」
「そうですな、昨年の冷夏による被害も、猊下のご温情により、飢饉に至らず乗り切れました。ま、些か国庫が寂しいところではありますがその程度」
「ふん、さっさと本題に入ったらどうだ?また何か悪巧みがあるのだろう?」
「悪巧みとは人聞きが悪い。まぁ、確かに悪巧みと、言えなくも無い、斬新な試みの提案は用意させて頂いています。陛下方、私からのご提案に入らせて頂いても?」
「お聞きしましょう」
一同の賛同を得て、カインが語り始める。
「まず、今回のご提案、この場に居る誰にも、それどころか私の部下たちにさえ話していない、機密中の機密です。と、申しますのも、あまりに突飛も無い話で、下手に噂が出回っては冷静に吟味いただけない類の話なのです」
「ほぅ・・・随分ともったいぶるでは無いか?」
「ええ。では本題に入る前に、ペルシラ皇帝陛下。陛下の野望は今現在もお変わりありませんか?」
「当然だ」
「つまり、帝国による世界支配・・・具体的にはどういう世界なのでしょうね?その、帝国が支配した後の世界というのは?」
「ふんっ、知れたこと。世界が帝国にひれ伏す。我らペルシラが先祖代々受け継いできた悲願だ!」
「んー、でも、大陸全土が帝国になってしまったら、ひれ伏す国が無いのでは?」
(((ぷふっ))) (((くすくす)))
「屁理屈を言うなっ!」
「いえ、屁理屈では無く、真剣に想像してみて頂きたいのです。大陸全土が帝国となったとき・・・そうですね、例えば民はどうですか?今のグラム王国の民はどうなっていますか?」
「ふんっ、当然、戦果による疲弊は多少はあるだろう。だがそれは一時的なもの。ひとたび帝国の領土となれば、そこに住むは帝国の民。帝国の隆盛の中で活気ある暮らしをしているだろうな」
「なるほど・・・では、王家はどうですか?そして貴族などの特権階級は?」
「それは様々であろうな。最後まで抵抗して消えゆくもの。進んで軍門に下り、領地を引き継ぐもの。今と変わらん」
「ありがとうございました。さて、今回のご提案。驚かないよう・・・と言っても無理な話ですが、ペルシラ帝国が、皇帝陛下がここまでやる気なのです、いっそ世界を支配して頂いては如何でしょう?」
「なっ!」
「馬鹿を言うな!」
「謀ったか!」
「皆様、ご静粛に。先にもお話しましたように、この件に関して、私はなんらペルシラ陛下と相談しておりません。純粋に、我らの、皆様がたに利のある話としてご提案させて頂いているのです」
「そんな事が信じられるか!」
「なぜ戦ってもいないのに屈せねばならんっ!」
「いえ、屈するわけではありませんよ?そうですね、言い方を改めましょう。私はここに『世界同盟』の発足をご提案させて頂きます。大綱はお配りする紙面をご確認ください」
##### 世界同盟大綱 #####
一つ、参加国は『世界同盟』の名の下に、相互不可侵を誓約する。
一つ、参加国は治安維持に必要な数を残し、軍を解体するが、これは強制では無い。
一つ、ペルシラ帝国は世界同盟の武力として、非参加国との国境線を守る責務が生じる。
一つ、ペルシラ帝国は世界同盟内の治安維持に関しても、その責任が生じる。
一つ、参加国はペルシラ帝国に対し、国境防衛の戦費及び治安維持費を毎年支払う。
一つ、ペルシラ帝国と参加国の間に衝突が発生した場合、神殿がこれを公平に仲裁する。
######################
「貴様・・・これでは帝国が丸損では無いかっ!」
「「「「「えっ???」」」」」
「丸損だなんてそんなぁ~、銘こそ世界同盟ではありますが、実質帝国の世界支配じゃないですか?」
「ふざけるなっ!」
「えーと、御二方?ご説明頂けますかな?我らにはこの内容、一方的に武装解除を命ぜられているように思えるのですが?」
「そんな事は書いてませんよ?『強制では無い』と書いているでしょう?」
「猊下・・・猊下は一体何をなさりたいのですか?」
「国境線。その総距離分だけ軍が必要になります。だが国境が無くなれば?非同盟国と接する線だけなら今の数分の一に軍備が縮小できます。つまり軍の予算も人員も数分の一に抑えられる。その抑えられた額を、防衛費用として帝国に支払う。それだけで、毎年莫大な予算が浮く。国によっては国家予算がいきなり倍に増えるようなものでしょう?そしてその予算で、農地を広げ、技術革新を奨励、誰もが美味いものを腹いっぱい食べられる、クーデターの起きない世界にしませんかと、そう、ご提案申し上げているのです」
俺も今回の提案、すんなりと受け入れられるとは思ってない。
当然だ。
地球で言うところのEU圏に近い構想・・・そしてEUは失敗した。
大きく異なるところは軍備の一国集中と、神殿という強大な抑止力。
まぁ、『そういう考え方もある』という事を、各国の首脳に周知する事で、少しばかり土壌が良くなるくらいの思いつきだ。
「さぁ、積極的に議論してまいりましょう。私も完全なプランだとは思っていません。だが、もしも成立するなら、世界はわずか数十年で、数百年分の発展を遂げる事となる・・・議論する価値くらいはあるはずだ」
「ふむ・・・確かに軍備は国庫最大の負担・・・これを大きく削れる点には魅力を感じます。だが、ナンセンスだ。武器を保たぬ我らを、帝国が蹂躙せぬとはとても思えん」
「同意見ですな。これまで猊下の発案はどれも素晴らしかった。だが、こればかりは少々度が過ぎる」
「そもそも我が帝国がそんな貧乏くじを引き受けるわけが無かろう!他国が発展する中、我が国だけが取り残されるのは明白ッ!」
「あー、大変申し訳無いのですが、ペルシラ陛下は降りれませんよ?」
「何故だっ!」
「いや、だって、欲しいでしょ?世界?参加の各国が軍備を放棄したとして、もしも帝国が護らねば、南の非参加国に取られる事になる。自分の獲物が横取りされるところを黙って見ていられますか?」
「くっ・・・貴様っ!」
「ですが、猊下、帝国が我らを攻めぬ訳がない」
「それもどうでしょう?軍を持たぬ国と、どうやって戦争するのでしょう?剣を振り上げてみたところで、そもそも振り下ろす相手が居ない」
「その振り上げた剣でっ!我ら王族の首をはね、己が支配下に置くに決まっておるっ!」
「確かにその可能性はありますね?だが、その可能性を潰す事が出来るとしたら?」
「その時は猊下が粛清して下さるので?」
「あー、勿論それはそうなんですが『殺されたらカタキは取る』と約束されても、あまり嬉しくないでしょう?殺されちゃうんですから。私の考える方法は別ですね。答えは単純、帝国が自分で支配するよりも、帝国に貢献すればいい。いかにペルシラ皇帝陛下といえ体は一つ、支配した国には代理の管理者を派遣しなければならない。その『想定代理人』よりも、うまく国を発展させ、多くの『防衛費』を支払ってくれる王なら、帝国が殺す理由は何一つなくなる。そう、思いませんか?」
何やら想定と反応が違う。
皆もっと軍の縮小に対して"剣のプライド"的なところで反発すると予想してたんだけど、よほど帝国が怖いのか、殺される心配ばかりしてるな?
これは、もうちょっと攻めてもいいのか?
「ペルシラ陛下ならばすでにご納得されましたでしょう?これは先に陛下がおっしゃられた、有能な王が戦わずして頭を垂れたのとなんら変わりが無いと?」
「ふんっ・・・何から何まで納得いかんわ!貴様にお膳立てされて覇道をなしたとして、何が嬉しいっ!」
「まだ三割も残っているではありませんか?それとも残りの南方諸国も私にお膳立てせよと?」
「くっ・・・」
「それでも参加国の皆様はこうお思いでしょう?『多少稼ぎが増えたところで、帝国に貢いでいては変わらないでは無いか』と。そうですね・・・いくら帝国に貢いでもあまりある程に儲けるには・・・如何でしょう?私がミシンの技術。それを提供するとしたら?」
「「「「「なっ!」」」」」
よしっ、勝負だ!
今夏の開催は7月4日からの三日間。
直前の準備に追われるカインは、それでも7月2日、ユリア24歳の誕生日をささやかに祝い、まだ癒えぬPTSDを抱えながらも、ヤザンとフレッドのみを従え、堂々たる主催者として会議に臨んだ。
「それではコレより、第六回、世界首脳会議を開催させて頂きます」
カイン宣言の元、穏やかなムードで会議が開始された。
現在の世界情勢、表面的には帝国が支配面積で突き抜け、グラム王国を筆頭とする大国がそれを追撃する様相を見せているものの、実際は聖教国、いや、カイン個人の一人勝ち。
圧倒的な武力と経済の両輪を持ちながら、一切支配しようとせず、一体どうやっているのか、各国同士の小競り合いが大喧嘩に発展する前には飄々と現れて、無関係な自国の利を削ってまで仲裁する。
既に世界は『カイン・ロックハート』というインフラの盤面で、コマを競り合うゲームへと変化していた。
帝国はそのボードゲームの上で、トップを走るプレイヤーに過ぎない。
ボードそのものであるカインとはステージが違うのだ。
このゲームをプレイしている限り、過ぎた惨劇は起こらない。
その安心感が、各国の首脳達を弛緩させていた。
「あー、私の知る限り、ご参加の各国において、火急の議題は無いものと考えておりますが、いかがです?」
「そうですな、昨年の冷夏による被害も、猊下のご温情により、飢饉に至らず乗り切れました。ま、些か国庫が寂しいところではありますがその程度」
「ふん、さっさと本題に入ったらどうだ?また何か悪巧みがあるのだろう?」
「悪巧みとは人聞きが悪い。まぁ、確かに悪巧みと、言えなくも無い、斬新な試みの提案は用意させて頂いています。陛下方、私からのご提案に入らせて頂いても?」
「お聞きしましょう」
一同の賛同を得て、カインが語り始める。
「まず、今回のご提案、この場に居る誰にも、それどころか私の部下たちにさえ話していない、機密中の機密です。と、申しますのも、あまりに突飛も無い話で、下手に噂が出回っては冷静に吟味いただけない類の話なのです」
「ほぅ・・・随分ともったいぶるでは無いか?」
「ええ。では本題に入る前に、ペルシラ皇帝陛下。陛下の野望は今現在もお変わりありませんか?」
「当然だ」
「つまり、帝国による世界支配・・・具体的にはどういう世界なのでしょうね?その、帝国が支配した後の世界というのは?」
「ふんっ、知れたこと。世界が帝国にひれ伏す。我らペルシラが先祖代々受け継いできた悲願だ!」
「んー、でも、大陸全土が帝国になってしまったら、ひれ伏す国が無いのでは?」
(((ぷふっ))) (((くすくす)))
「屁理屈を言うなっ!」
「いえ、屁理屈では無く、真剣に想像してみて頂きたいのです。大陸全土が帝国となったとき・・・そうですね、例えば民はどうですか?今のグラム王国の民はどうなっていますか?」
「ふんっ、当然、戦果による疲弊は多少はあるだろう。だがそれは一時的なもの。ひとたび帝国の領土となれば、そこに住むは帝国の民。帝国の隆盛の中で活気ある暮らしをしているだろうな」
「なるほど・・・では、王家はどうですか?そして貴族などの特権階級は?」
「それは様々であろうな。最後まで抵抗して消えゆくもの。進んで軍門に下り、領地を引き継ぐもの。今と変わらん」
「ありがとうございました。さて、今回のご提案。驚かないよう・・・と言っても無理な話ですが、ペルシラ帝国が、皇帝陛下がここまでやる気なのです、いっそ世界を支配して頂いては如何でしょう?」
「なっ!」
「馬鹿を言うな!」
「謀ったか!」
「皆様、ご静粛に。先にもお話しましたように、この件に関して、私はなんらペルシラ陛下と相談しておりません。純粋に、我らの、皆様がたに利のある話としてご提案させて頂いているのです」
「そんな事が信じられるか!」
「なぜ戦ってもいないのに屈せねばならんっ!」
「いえ、屈するわけではありませんよ?そうですね、言い方を改めましょう。私はここに『世界同盟』の発足をご提案させて頂きます。大綱はお配りする紙面をご確認ください」
##### 世界同盟大綱 #####
一つ、参加国は『世界同盟』の名の下に、相互不可侵を誓約する。
一つ、参加国は治安維持に必要な数を残し、軍を解体するが、これは強制では無い。
一つ、ペルシラ帝国は世界同盟の武力として、非参加国との国境線を守る責務が生じる。
一つ、ペルシラ帝国は世界同盟内の治安維持に関しても、その責任が生じる。
一つ、参加国はペルシラ帝国に対し、国境防衛の戦費及び治安維持費を毎年支払う。
一つ、ペルシラ帝国と参加国の間に衝突が発生した場合、神殿がこれを公平に仲裁する。
######################
「貴様・・・これでは帝国が丸損では無いかっ!」
「「「「「えっ???」」」」」
「丸損だなんてそんなぁ~、銘こそ世界同盟ではありますが、実質帝国の世界支配じゃないですか?」
「ふざけるなっ!」
「えーと、御二方?ご説明頂けますかな?我らにはこの内容、一方的に武装解除を命ぜられているように思えるのですが?」
「そんな事は書いてませんよ?『強制では無い』と書いているでしょう?」
「猊下・・・猊下は一体何をなさりたいのですか?」
「国境線。その総距離分だけ軍が必要になります。だが国境が無くなれば?非同盟国と接する線だけなら今の数分の一に軍備が縮小できます。つまり軍の予算も人員も数分の一に抑えられる。その抑えられた額を、防衛費用として帝国に支払う。それだけで、毎年莫大な予算が浮く。国によっては国家予算がいきなり倍に増えるようなものでしょう?そしてその予算で、農地を広げ、技術革新を奨励、誰もが美味いものを腹いっぱい食べられる、クーデターの起きない世界にしませんかと、そう、ご提案申し上げているのです」
俺も今回の提案、すんなりと受け入れられるとは思ってない。
当然だ。
地球で言うところのEU圏に近い構想・・・そしてEUは失敗した。
大きく異なるところは軍備の一国集中と、神殿という強大な抑止力。
まぁ、『そういう考え方もある』という事を、各国の首脳に周知する事で、少しばかり土壌が良くなるくらいの思いつきだ。
「さぁ、積極的に議論してまいりましょう。私も完全なプランだとは思っていません。だが、もしも成立するなら、世界はわずか数十年で、数百年分の発展を遂げる事となる・・・議論する価値くらいはあるはずだ」
「ふむ・・・確かに軍備は国庫最大の負担・・・これを大きく削れる点には魅力を感じます。だが、ナンセンスだ。武器を保たぬ我らを、帝国が蹂躙せぬとはとても思えん」
「同意見ですな。これまで猊下の発案はどれも素晴らしかった。だが、こればかりは少々度が過ぎる」
「そもそも我が帝国がそんな貧乏くじを引き受けるわけが無かろう!他国が発展する中、我が国だけが取り残されるのは明白ッ!」
「あー、大変申し訳無いのですが、ペルシラ陛下は降りれませんよ?」
「何故だっ!」
「いや、だって、欲しいでしょ?世界?参加の各国が軍備を放棄したとして、もしも帝国が護らねば、南の非参加国に取られる事になる。自分の獲物が横取りされるところを黙って見ていられますか?」
「くっ・・・貴様っ!」
「ですが、猊下、帝国が我らを攻めぬ訳がない」
「それもどうでしょう?軍を持たぬ国と、どうやって戦争するのでしょう?剣を振り上げてみたところで、そもそも振り下ろす相手が居ない」
「その振り上げた剣でっ!我ら王族の首をはね、己が支配下に置くに決まっておるっ!」
「確かにその可能性はありますね?だが、その可能性を潰す事が出来るとしたら?」
「その時は猊下が粛清して下さるので?」
「あー、勿論それはそうなんですが『殺されたらカタキは取る』と約束されても、あまり嬉しくないでしょう?殺されちゃうんですから。私の考える方法は別ですね。答えは単純、帝国が自分で支配するよりも、帝国に貢献すればいい。いかにペルシラ皇帝陛下といえ体は一つ、支配した国には代理の管理者を派遣しなければならない。その『想定代理人』よりも、うまく国を発展させ、多くの『防衛費』を支払ってくれる王なら、帝国が殺す理由は何一つなくなる。そう、思いませんか?」
何やら想定と反応が違う。
皆もっと軍の縮小に対して"剣のプライド"的なところで反発すると予想してたんだけど、よほど帝国が怖いのか、殺される心配ばかりしてるな?
これは、もうちょっと攻めてもいいのか?
「ペルシラ陛下ならばすでにご納得されましたでしょう?これは先に陛下がおっしゃられた、有能な王が戦わずして頭を垂れたのとなんら変わりが無いと?」
「ふんっ・・・何から何まで納得いかんわ!貴様にお膳立てされて覇道をなしたとして、何が嬉しいっ!」
「まだ三割も残っているではありませんか?それとも残りの南方諸国も私にお膳立てせよと?」
「くっ・・・」
「それでも参加国の皆様はこうお思いでしょう?『多少稼ぎが増えたところで、帝国に貢いでいては変わらないでは無いか』と。そうですね・・・いくら帝国に貢いでもあまりある程に儲けるには・・・如何でしょう?私がミシンの技術。それを提供するとしたら?」
「「「「「なっ!」」」」」
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