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2nd season 第四章
154 技術革新
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加盟国の積極的な協力により、人族至上主義の一掃は思いの外スムースに進んだ。
今や亜人排斥思想など口にしようものなら、どの街でも石もて追われる。
俺の提供する技術を具現化するには、ドワーフの協力が不可欠な事が明白だったからだ。
各国は競って優遇措置を発表し、自国が如何に亜人にとって住みよい国かを声高らかにアピールした。
そして俺は、全ての技術をナルドさん経由で展開することにした。
今やナルドさんは全ドワーフの師としてその地位を揺るぎないものにしている。
一極集中は成熟期になれば停滞の温床となるが、成長期には様々なメリットがある。
物資や知識が集中する事で、効率的な相乗効果が望めるのは勿論だが、地球では成し得なかった事、規格の統一が容易なんだ。
その統一はボルト・ナットに留まらず、歯車やクランクなどの機関部品に至るまで、精密な一つを手作業で製造した後は、全てを金属魔法で複製してゆく。
機構が先にあるのでは無く、部品に合わせて全体がデザインされる思想。
ありとあらゆる部品が流用可能という事は単に、修理が容易になるだけじゃない。
全ての資材が量産効果の恩恵を受け、安価に大量に世に出回る事で、発想を形にするまでが異常に速くなる。
規格化されたコンポーネントを組み合わせるだけで、次々とあらたな製品が生み出されるんだ。
いずれは動作効率を追求して、部品も多様な専門分岐に至るだろう、だが創成のこの時期においては、実用化速度が何よりも大事だ。
「よしっ、これでちゃんと止まるだろう、ナルドさん、走らせてみよう」
「いよいよか?こいつぁ滾るぜ!」
前進三速、後退一速、28人乗りの自動馬車『ナルバス』が遂に完成したっ!・・・と、思う。
ナルバスの部品で一番かかったのはタイヤだ。
チューブ式は最初から諦めた。
錬金術師に大枚叩いて生み出させたゴムっぽいリングを、鉄製ホイールに嵌めただけの物。
地球人を乗せたら殴られるだろうが、木製車輪に馴染んだこの世界では、サス付きのゴムタイヤは天上の乗り心地と言っても過言で無い。
ナルドさんを助手席に、俺が運転席に乗車する。
「主様っ!いよいよかっ!?いよいよ動かすんだなっ!?」
うむ。
今年で三十三歳となったライザが、キラキラと小学生男子のような目をして最前列を陣取っている。
「あー、何があるかわかんないんだから、ちゃんと座ってろよ?」
まぁ俺たちの場合、むしろ立ってたほうが安全かもしれないが・・・。
シュシュシュシュシュシュシュッ
蒸気機関では無いが燃料は薪だ。
加熱炉は精密機構ではないので、途中で燃料が切れたら、その辺の森で拾ってくるという、のどかな設計。
「それじゃ動かすぞー」
「っしゃぁぁぁあぁっ!」
ガゴッ
レバーを一速に入れて、クラッチペダルを踏み込む。
アクセルは無い。
ペダルを踏んでいる間だけギアが噛む仕組みだ。
そろそろとバスが進んでゆく。
「うぉぉぉぉぉ動いたっ!主様っ!動いたぞっ!」
まぁ、確かに、ちょっと感動しないでもない。
「・・・でも・・・思ったより遅いぞ?主様?こんなんじゃ歩くのとかわんねー?」
「バカライザ。町中でスピード出したら死人が出るぞ」
「じゃっ?もっと速く走れるんだな?ほんとだなっ?」
「あー、もう、外に出るまでおとなしくしてろ。年寄りとか轢かないように、俺も必死なんだ!」
狭い通りを指さされながら、緊張した面持ちでノロノロ進む。
今やエルダーサは大都市だ。
新技術を求める者たちが世界中から集ってくる。
白兎亭もスパも、とんでもない巨大事業に成長していた。
「えっ・・・猊下っ?」
「あー、ご苦労さま。通っていいか?」
「はっ・・・はい・・・?」
顔を知ってる門兵さんで良かった、一々説明してたら日が暮れる・・・あっ、ヘッドライトとか考えてなかったよ?どうすんだ?夜?
「主様っ!外だっ!速くっ!速くっ!」
「だー、うっさい!いきなりは速く出来ないんだ」
ガコンッ
「今までが一速、こっからが二速。もっと加速して、限界に達したら三速に上げる。それが最高速だ」
「うぉぉぉぉぉ!速くなってきたっ!速くなってきたぞ!」
一速で歩行速度、二速で駆け足程度、三速は・・・
ガコンッ
「ほれ、これで三速だ。どのくらい出るかはまだわからん」
「うぉぉぉぉ、すげーっ!馬より全然早いなっ!」
ふむ・・・概ね30km/hくらいか?
まぁ走るのはわかってた。
問題は止まるかなのだよライザくん。
「よーし、じゃ、止まってみるぞ?下手するとバラバラになるかもしんないから覚悟しとけよ?」
「おぅ!まかせてくれっ!」
うん、何を任せるのかわからんがやってみよう。
クラッチを離し、ブレーキをグッと踏み込む。
ガキョガキョガキョガキョッ
油圧機構なぞというものは発明してない。
つまり、純粋な機械式ディスクブレーキだ。
「おっ?結構効くな?あとは耐久性だ。ナルドさん、降りて確認しよう」
「おっ・・・おう・・・」
「ん、どうかした?」
「いやっ・・・なんつーか・・・驚きと感動でぼーっとしてたぜ・・・これ、もう馬要らねぇな?」
駆け足の馬は13~4km/hだが、並足だと6~7km/h。
つまり、馬車の一日の移動距離は4~50kmしかない。
30km/hのナルバスなら、控えめに見積もっても200kmは行けるだろう。
これまで半月以上かかっていた王都→エルダーサ間が四日の距離に縮まるわけだ。
グラム王都から聖都の距離も、50日から12日に短縮される。
俺たちにしてみれば走ったほうが速いが、民衆の動きは加速するだろう。
そしてこのナルバスの運用は、あえて神殿で独占しない。
何もかも独占では不満が溜まるだろう。
車両を各国に売りつけて、都市間定期乗り合い便として、それぞれの国で運用させるつもりだ。
盗賊対策として、乗客の手荷物は制限する。
野営道具と食料程度。
金目のものは神殿郵便で送ってもらう。
汚いテントを奪うために、国営のバスを襲うバカは居ない。
それでも人攫いは出るだろうが、28人乗りを襲うのは少々ハードルが高い。
冒険者に割引運賃でも提示すれば、徐々に淘汰されていくだろう。
「うん、これなら問題無さそうだな。このまま日が暮れるまで走って、夜は転移で戻るとしよう。ナルドさん、運転替わろう」
「あー、俺はあとでいいわ。ライザのじょーちゃんにさせてやんな」
「ホントかおっちゃん!?」
「あー、良かったな?ちゃんと言うこと聞くんだぞ?」
「おぅ!まかせてくれっ!」
その後七日かけて、ナルバスはエルダーサ→聖都間を往復した。
消耗品はナルドさんが面倒見てくれる、あとは各国の王達に運行協定を結ばせれば、俺の役目はそこで終わり。
旅の準備は完了だ。
今や亜人排斥思想など口にしようものなら、どの街でも石もて追われる。
俺の提供する技術を具現化するには、ドワーフの協力が不可欠な事が明白だったからだ。
各国は競って優遇措置を発表し、自国が如何に亜人にとって住みよい国かを声高らかにアピールした。
そして俺は、全ての技術をナルドさん経由で展開することにした。
今やナルドさんは全ドワーフの師としてその地位を揺るぎないものにしている。
一極集中は成熟期になれば停滞の温床となるが、成長期には様々なメリットがある。
物資や知識が集中する事で、効率的な相乗効果が望めるのは勿論だが、地球では成し得なかった事、規格の統一が容易なんだ。
その統一はボルト・ナットに留まらず、歯車やクランクなどの機関部品に至るまで、精密な一つを手作業で製造した後は、全てを金属魔法で複製してゆく。
機構が先にあるのでは無く、部品に合わせて全体がデザインされる思想。
ありとあらゆる部品が流用可能という事は単に、修理が容易になるだけじゃない。
全ての資材が量産効果の恩恵を受け、安価に大量に世に出回る事で、発想を形にするまでが異常に速くなる。
規格化されたコンポーネントを組み合わせるだけで、次々とあらたな製品が生み出されるんだ。
いずれは動作効率を追求して、部品も多様な専門分岐に至るだろう、だが創成のこの時期においては、実用化速度が何よりも大事だ。
「よしっ、これでちゃんと止まるだろう、ナルドさん、走らせてみよう」
「いよいよか?こいつぁ滾るぜ!」
前進三速、後退一速、28人乗りの自動馬車『ナルバス』が遂に完成したっ!・・・と、思う。
ナルバスの部品で一番かかったのはタイヤだ。
チューブ式は最初から諦めた。
錬金術師に大枚叩いて生み出させたゴムっぽいリングを、鉄製ホイールに嵌めただけの物。
地球人を乗せたら殴られるだろうが、木製車輪に馴染んだこの世界では、サス付きのゴムタイヤは天上の乗り心地と言っても過言で無い。
ナルドさんを助手席に、俺が運転席に乗車する。
「主様っ!いよいよかっ!?いよいよ動かすんだなっ!?」
うむ。
今年で三十三歳となったライザが、キラキラと小学生男子のような目をして最前列を陣取っている。
「あー、何があるかわかんないんだから、ちゃんと座ってろよ?」
まぁ俺たちの場合、むしろ立ってたほうが安全かもしれないが・・・。
シュシュシュシュシュシュシュッ
蒸気機関では無いが燃料は薪だ。
加熱炉は精密機構ではないので、途中で燃料が切れたら、その辺の森で拾ってくるという、のどかな設計。
「それじゃ動かすぞー」
「っしゃぁぁぁあぁっ!」
ガゴッ
レバーを一速に入れて、クラッチペダルを踏み込む。
アクセルは無い。
ペダルを踏んでいる間だけギアが噛む仕組みだ。
そろそろとバスが進んでゆく。
「うぉぉぉぉぉ動いたっ!主様っ!動いたぞっ!」
まぁ、確かに、ちょっと感動しないでもない。
「・・・でも・・・思ったより遅いぞ?主様?こんなんじゃ歩くのとかわんねー?」
「バカライザ。町中でスピード出したら死人が出るぞ」
「じゃっ?もっと速く走れるんだな?ほんとだなっ?」
「あー、もう、外に出るまでおとなしくしてろ。年寄りとか轢かないように、俺も必死なんだ!」
狭い通りを指さされながら、緊張した面持ちでノロノロ進む。
今やエルダーサは大都市だ。
新技術を求める者たちが世界中から集ってくる。
白兎亭もスパも、とんでもない巨大事業に成長していた。
「えっ・・・猊下っ?」
「あー、ご苦労さま。通っていいか?」
「はっ・・・はい・・・?」
顔を知ってる門兵さんで良かった、一々説明してたら日が暮れる・・・あっ、ヘッドライトとか考えてなかったよ?どうすんだ?夜?
「主様っ!外だっ!速くっ!速くっ!」
「だー、うっさい!いきなりは速く出来ないんだ」
ガコンッ
「今までが一速、こっからが二速。もっと加速して、限界に達したら三速に上げる。それが最高速だ」
「うぉぉぉぉぉ!速くなってきたっ!速くなってきたぞ!」
一速で歩行速度、二速で駆け足程度、三速は・・・
ガコンッ
「ほれ、これで三速だ。どのくらい出るかはまだわからん」
「うぉぉぉぉ、すげーっ!馬より全然早いなっ!」
ふむ・・・概ね30km/hくらいか?
まぁ走るのはわかってた。
問題は止まるかなのだよライザくん。
「よーし、じゃ、止まってみるぞ?下手するとバラバラになるかもしんないから覚悟しとけよ?」
「おぅ!まかせてくれっ!」
うん、何を任せるのかわからんがやってみよう。
クラッチを離し、ブレーキをグッと踏み込む。
ガキョガキョガキョガキョッ
油圧機構なぞというものは発明してない。
つまり、純粋な機械式ディスクブレーキだ。
「おっ?結構効くな?あとは耐久性だ。ナルドさん、降りて確認しよう」
「おっ・・・おう・・・」
「ん、どうかした?」
「いやっ・・・なんつーか・・・驚きと感動でぼーっとしてたぜ・・・これ、もう馬要らねぇな?」
駆け足の馬は13~4km/hだが、並足だと6~7km/h。
つまり、馬車の一日の移動距離は4~50kmしかない。
30km/hのナルバスなら、控えめに見積もっても200kmは行けるだろう。
これまで半月以上かかっていた王都→エルダーサ間が四日の距離に縮まるわけだ。
グラム王都から聖都の距離も、50日から12日に短縮される。
俺たちにしてみれば走ったほうが速いが、民衆の動きは加速するだろう。
そしてこのナルバスの運用は、あえて神殿で独占しない。
何もかも独占では不満が溜まるだろう。
車両を各国に売りつけて、都市間定期乗り合い便として、それぞれの国で運用させるつもりだ。
盗賊対策として、乗客の手荷物は制限する。
野営道具と食料程度。
金目のものは神殿郵便で送ってもらう。
汚いテントを奪うために、国営のバスを襲うバカは居ない。
それでも人攫いは出るだろうが、28人乗りを襲うのは少々ハードルが高い。
冒険者に割引運賃でも提示すれば、徐々に淘汰されていくだろう。
「うん、これなら問題無さそうだな。このまま日が暮れるまで走って、夜は転移で戻るとしよう。ナルドさん、運転替わろう」
「あー、俺はあとでいいわ。ライザのじょーちゃんにさせてやんな」
「ホントかおっちゃん!?」
「あー、良かったな?ちゃんと言うこと聞くんだぞ?」
「おぅ!まかせてくれっ!」
その後七日かけて、ナルバスはエルダーサ→聖都間を往復した。
消耗品はナルドさんが面倒見てくれる、あとは各国の王達に運行協定を結ばせれば、俺の役目はそこで終わり。
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