太郎と花子

澤村 通雄

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イギリスの貿易商

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ランスコの前に辿りついた太郎は、店の中へ入った。

ハイ!タロー!
キョウハ、ドウシタ?

いまや太郎とニックは盟友である。

ここ5年間のあいだで太郎とニックは、かけがえのないビジネスパートナーとなり、お互いの信頼関係も構築されていた。

国境を越えた友情というのも、あるのだなぁと、お互い初めての体験であった。

太郎はニックに、海外貿易の相談を持ちかけて、それならば店の客にもってこいの人物がいると聞いた。

デビットという名のイギリス人の貿易商なのだそうだ。

ニックも一枚かますという条件でその男を紹介するという。

まだ英語が不慣れな太郎は、ニックが仲間になってくれれば大いに頼もしい。

早速、そのイギリス人が週末にいつも店に来るということを聞き、それまで会社に戻り待つことにした。
今日は、火曜日だ。
一度、太郎の花巻商店も新しい業務体系に備えて、立て直すいい機会だと思っていた。
早速、会社に戻り、太郎、ゲン、花子、尾津で会議を開くことにする。

さぁ、花巻商店の海外進出に向けて、第ニの出発点に立った。

義理父の尾津との約束、ビジネスマンの道のりは、まだまだ終わらない。
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