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誘い
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10分も経たないうちに、店のドアがカランカランと音を立てて空いた。
額にうっすらと汗を滲ませた明だった。
どうやら走って来たみたいだった。
喜美子は、あれからまだプリンアラモードにひと口しか口にしていない。
こんな子供のような物を食べているのを知られるのが恥ずかしかった。
そこまでは、明の顔を見るまで気付かなかった。
ゴメン、待った?
全然待っていない。
早すぎるくらいだ。
喜美子は、プリンアラモードのことばかりが気になった。
だ、大丈夫です...。
随分早かったのですね。
走られたのですか...?
帰ってしまうのかもと思って...!
突然にメモを渡してしまい申し訳ないっ!
さぞ、びっくりされたでしょう。
僕みたいなだいの大人が..。
ハッハッハッ。
明は笑って誤魔化した。
喜美子は、ちょっとチャーミングだなと思った。
実は僕はね。
すかさず、マスターが現れる。
お客様、ご注文は?
ウチの店の常連に、唾をつけるなというような勢いだ。
あっ、コーヒーお願いします。
承知しました。
マスターは、スッとカウンターに戻った。
喜美子さん、美味しそうですね。
僕も頼もうかな?
フッ、氷室さん冗談がお上手ですね。
ハッハッ、本音なんだけどなぁ。
オッホッホ。
少し、場が和んだ。
今日は、どうなされたのですか?
今、決算期でお忙しい時なのに。
だからですよ、仕事は仕事。
プライベートはプライベートで区切りをつけなくては!
一度、喜美子さんとプライベートでゆっくりお話ししたかったんです!
迷惑でしたか..?
め、迷惑だなんて...
ただ、ちょっとビックリはしました。
突然のことだったんで...。
僕はね、この歳になるまで学生の時以来、女性とお付き合いしたことが無いんですよ。
恥ずかしい話ですが。
喜美子さんのような、聡明な綺麗な方と同じ職場で働けて、こうしてお話出来ることがとても光栄なんです。
そんなこと言って、今日も経理部の千賀さんにお誘い受けていらしたじゃないですか...?
いやいや、本当に困ったもんで僕は実は喜美子さんをお誘いすることを、もう半年以上前から悩んでいたんです。
それが千賀さんの今日のことがあって、勢いというか、今しかない、みたいな..。
と、いうと...?
ゴホンッ、えー、つまり...
僕と真剣にお付き合いして下さい!
はい、コーヒーお待ちどうさま。
マスターがタイミング悪く、テーブルにコーヒーを置いた。
ごゆっくり。
あ、あの、私にも彼女と同じもの追加で!
はい、プリンアラモード追加ですね。
マスターは、少しおかしそうに見えた。
額にうっすらと汗を滲ませた明だった。
どうやら走って来たみたいだった。
喜美子は、あれからまだプリンアラモードにひと口しか口にしていない。
こんな子供のような物を食べているのを知られるのが恥ずかしかった。
そこまでは、明の顔を見るまで気付かなかった。
ゴメン、待った?
全然待っていない。
早すぎるくらいだ。
喜美子は、プリンアラモードのことばかりが気になった。
だ、大丈夫です...。
随分早かったのですね。
走られたのですか...?
帰ってしまうのかもと思って...!
突然にメモを渡してしまい申し訳ないっ!
さぞ、びっくりされたでしょう。
僕みたいなだいの大人が..。
ハッハッハッ。
明は笑って誤魔化した。
喜美子は、ちょっとチャーミングだなと思った。
実は僕はね。
すかさず、マスターが現れる。
お客様、ご注文は?
ウチの店の常連に、唾をつけるなというような勢いだ。
あっ、コーヒーお願いします。
承知しました。
マスターは、スッとカウンターに戻った。
喜美子さん、美味しそうですね。
僕も頼もうかな?
フッ、氷室さん冗談がお上手ですね。
ハッハッ、本音なんだけどなぁ。
オッホッホ。
少し、場が和んだ。
今日は、どうなされたのですか?
今、決算期でお忙しい時なのに。
だからですよ、仕事は仕事。
プライベートはプライベートで区切りをつけなくては!
一度、喜美子さんとプライベートでゆっくりお話ししたかったんです!
迷惑でしたか..?
め、迷惑だなんて...
ただ、ちょっとビックリはしました。
突然のことだったんで...。
僕はね、この歳になるまで学生の時以来、女性とお付き合いしたことが無いんですよ。
恥ずかしい話ですが。
喜美子さんのような、聡明な綺麗な方と同じ職場で働けて、こうしてお話出来ることがとても光栄なんです。
そんなこと言って、今日も経理部の千賀さんにお誘い受けていらしたじゃないですか...?
いやいや、本当に困ったもんで僕は実は喜美子さんをお誘いすることを、もう半年以上前から悩んでいたんです。
それが千賀さんの今日のことがあって、勢いというか、今しかない、みたいな..。
と、いうと...?
ゴホンッ、えー、つまり...
僕と真剣にお付き合いして下さい!
はい、コーヒーお待ちどうさま。
マスターがタイミング悪く、テーブルにコーヒーを置いた。
ごゆっくり。
あ、あの、私にも彼女と同じもの追加で!
はい、プリンアラモード追加ですね。
マスターは、少しおかしそうに見えた。
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