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Rihito#

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小学生

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~1年生~
4月、7歳になった私は入学式を迎えた。1番祝ってくれたのは祖父だった。一回り成長した私はまだやんちゃだった。相変わらず祖父とは毎日遊んでいた。日課になっていた宿題をはやく終わらせて、寝るまで一緒に遊んでいた日々だった。
私の口から
「じいちゃんなんか嫌い!!」
という言葉は消えていた。
仲のいい父方の2人のいとこが遊びに来た。その時は祖父と4人でトランプをして遊んでいた。園芸で忙しい時期でも遊んでくれていたことを今でも覚えている。
曽祖母が冬になくなった。お経を唱えなければいけない日はいつも祖父が唱えていた。近所でお悔やみがあった時も、和尚ではないが、祖父がいつもお教を唱えに行っていた。まだ1年生だった私は、初めての身内の死だった。悲しかった。たくさん泣いた。この日から私は毎日祖父と一緒にお教を唱え続けた。お教を暗記してしまうほど唱え続けていた。だが時がたち、いつしか唱えなくなってしまった。

~2年生~
母の友達から「スーパーファミコン」をもらった。スーパーファミコンの操作の仕方を知らないけど暇であろう祖父、家事で忙しかった祖母、仕事で忙しかった父と母。私は1人、スーパーファミコンで遊んでいた。1人で遊ぶのがだんだん飽きてきた私は祖父に、
「スーパーファミコンで遊びたい。」
と言った。それを聞いた祖父は、
「頑張ってやり方覚えるわ。」
と言って、毎日スーパーファミコンで遊んだ。1番熱中して遊んでいたのが、「マリオカート」だ。特に2Pで対決する風船割りに没頭していた。お互い負けず嫌いだったので、自分が勝つまで終わらなかった。祖父は指が曲がっていて元に戻らなかった。その割にはうまい操作だなとつくづく思っていた。
2年生は祖父とのゲームに没頭していた日々だった。

~3年生~
スーパーファミコンはまだやり続けていたが、オセロにもハマっていた。やはり勝負してくれるのは祖父だけだった。何回も、何十回も戦ったがいつも勝つのは祖父だった。コツを教えてもらいながら夏は廊下、冬はこたつで毎日やった。
ある日学校で聞かれた「将来の夢」。
保育園に通っていた時は「ケーキ屋さん」。小学1~2年生の時は「歯医者さん」だった。「医師」はどうだろうかと思った私は、曽祖母が他界した時のことを思い出した。ある日吐血した曾祖母は病院へ運ばれた。県立病院6階の612号室に入院した。いろいろな手続きがあり、家に帰ってきたのは夜中だった。次の日の朝9時、病院から1本の電話がかかってきた。それを受け取ったのは父だ。
「容態が急変しましたので9時30分まで来てください。」
そう言われた私達家族は急いで向かった。県立病院まで30分以上かかってしまうが、その日は車が少なかった。病院へ着いた頃にはもう遅かった。もう他界していたのだ。たった1日という短い間だった。曽祖母が入院した日、祖母が
「夜、隣で付き添ってもいいですか?」
と看護婦に訪ねていた。
「大丈夫です。私達がいますから。」
そう言われ、モヤモヤしたまま祖母は家に帰っていた。看護婦の話によると、夜、曽祖母は家族を探して歩き回り、吐血したらしい。祖母はそれを聞き、なぜ付き添わなかったのかと後悔しているだろう。
そんなことをいろいろ考えた私は「医師になろう。」と決断した。人助けをしたいと思ったのもあるが、人間のお腹の中身に興味があったのだ。家に帰り、祖父に
「うちは将来医者になりたい!!」
と言った。
「じゃあ、じいちゃんとの約束な。」
そう言って指切りげんまんをした。

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