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1章
第3話 だいまおうは しょうりした
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2020/10/30に大幅に改訂しました。
~ ※ ~ ※ ~ ※ ~ ※ ~ ※ ~ ※ ~ ※ ~ ※ ~
「大魔王グランドブラッド様でいらっしゃいますね」
立っていたのは、巨大なガマガエルのような姿をした魔族だった。
確か魔蛙族と呼ばれる種族だ。
とても生存能力が高い魔族だと聞いている。
「我が輩の名前は、ブラムゴンと申します。この暗黒大陸の監視を仰せつかっております」
ブラムゴンは精一杯の敬意を俺に払う。
だが、その時にはすでに、俺の興味はブラムゴンの側にいた少女に向けられていた。
ショートのややくすんだ金髪。
その前髪に隠れた深緑の瞳が、夏の青葉を思わせる。
14、5歳ってところだろう。
白い肌は、まるで月の肌のように美しかった。
俺がじっと見つめていると、少女はハッとなって目をそらす。
目の下が赤く染まっていくのを見た。
可愛い……。
今まで異形の魔族ばかりだったからな。
アリュシュアも綺麗だったけど、この子には別種の美しさがあるというか。
いかん。いかん。
相手はまだ少女だ。
これじゃあ、ロリコンじゃないか、俺。
初めて人族に出会ったから変に興奮してるな。
ブラムゴンは「ゲッゲッゲッ」と鳴き、大きな腹を震わせる。
「この者は、大魔王様のお眼鏡に適いましたでしょうか?」
「あ。……いや、そういうわけじゃ。そもそもなんで人間がここにいるんだ? この村も……。俺はお前達に、魔族以外の種族はいないと聞かされていたんだぞ」
眉根を寄せ、ムッと顔を向ける。
大魔王の怒りの表情を見て、ブラムゴンは一瞬たじろぐ。
だが、その持続時間は短かった。
「この者たちは滅び行く種族です。いえ、この者たちだけではない。この大陸に住む獣人、ドワーフ、そしてエルフ……。そのすべてが滅びに貧している。そんなものいないのも同然でしょう」
俺は村人の方をチラリと見た。
誰も反応しない。
突然現れた暗黒大陸の当主とも言うべき存在を、ただただ恐れていた。
俺は振り返って、ブラムゴンに反論する。
「共生しようとは考えないのですか?」
一瞬、目を丸めたブラムゴンはまたしても汚い声で笑った。
「共生? 魔族と人族が? 笑わせないで下さい。こんな弱っちいヤツらが、我らとともに生きるなど、出来るわけがありません」
「おいおい。ブラムゴン、誰にそんな口を聞いているんだ?」
「え――――っ??」
「俺は大魔王だぞ。魔王エヴノスが認める魔族の王の王だ。その割りには、お前は随分と頭が高いんじゃないかのか?」
俺は1歩進み出て、ブラムゴンの前に出る。
そしてありったけの力を込めて、目の前の魔族を睨んだ。
さすがに魔王エヴノスの名前を出されては、ブラムゴンも立つ瀬はない。
そもそもこいつには、俺に対しても恩義があるはずだ。
俺が前に出る一方、ブラムゴンは己の立場をようやく理解したらしい。
ふらふらと後ろに下がると、頭を下げた。
「し、失礼しました、大魔王グランドブラッド様!」
「そもそも俺は人族だ。お前は大魔王である俺を馬鹿にしたことになるんだぞ。不敬にも程があるとは思わぬか?」
「誠に申し訳ありません。どうかここは、この娘を献上するということで許していただけないでしょうか?」
ブラムゴンは先ほどの少女を差し出す。
少女を促し、俺の前に立たせた。
「どうぞ近くで見て下さい。どうです? なかなかそそる顔をしてるでしょ? 肌なんてすべすべです。毎日ミルクを注いだお風呂に入れておりますからね」
確かに少女から甘い匂いが漂ってくる。
村人と比べると、血相は悪くても、血色は悪くない。
それなりに食事は食べさせているのだろう。
だが、どう見ても、ブラムゴンが身寄りのない可哀想な人族に、タダで食事と寝床を与えているようには見えない。
きっと裏があるはずだ……。
「あなた様がこの暗黒大陸に来ると聞いて、特別に仕込んでおきました。本来であれば、迎えに行くところだったのですが、この仕込みに間に合わず――――」
「ブラムゴン、1つ質問したい」
「な、なんなりと……」
「彼女はお前のなんだ?」
「へっ? 奴隷ですが、それが何か?」
やっぱりな……。
「人族の奴隷というのは、なかなか人気がありましてな。特に顧客は、健康的で若い女を好むのですよ。その中では、この娘は最高でしょう? ひと思いに切り刻み、悲鳴を聞くのもいい。頭から食べるのも悪くない。若い女の生き血などはいかがですか? ああ……。もちろん夜のお供に最適です。すでに仕込んでおりますから、安心してお使い下さい」
「…………れ……」
「さあ……。教えたとおりに、大魔王様に奉仕なさい」
ブラムゴンは少女の背中を押す。
俯き加減のまま俺の前に立つと、少女は唇を震わせながら言った。
「あ、あの……。わ、わたくし…………大魔王様のあ、いがん……人…………形に……して、ください。精一杯――ご奉仕させて…………いただきます」
少女はおもむろにしゃがんだ。
俺の下腹部を見つめる。
ハアハア、と荒い息を吹きかけた。
俺は少女の頭に手を置くのを見て、ブラムゴンは怪しく笑う。
「そんなことはしなくていい」
「「えっ??」」
奇しくもブラムゴンと少女の声が重なる。
「な……何を…………。ああ。その者が好みではなかったとか? なるほど。では他の娘を連れてきましょう。屋敷にはまだ――――」
「なるほど。村に若い娘がいないのはそういうわけか」
「え? そ、そうですよ。げぇげぇげぇ……。こいつらには感謝してもらいたいですな。使い道のない人族に、我が輩は役目を与えているのです。滅び行く種族でも役に立つと言うことを、我が輩は――――」
「ブラムゴンよ……」
「は、はい?」
「もう黙れ……。
【言霊】……。
山!
【言霊】を唱える前に放り投げた小石が、ムクムクと大きくなる。
爆発的に膨張すると、それは標高にして200メートルぐらいの小山へと変化する。
【言霊】で呼び出せる、限界の大きさだ。
それがブラムゴンに向かって降り注ぐ。
「ぐぅええええええええええええええ!!」
ブラムゴンの悲鳴が暗黒大陸に響き渡る。
そのまま山の下敷きになった。
これが本当の轢きガエルってヤツだ。
「山の下で、反省するんだな」
俺は山の下敷きになったブラムゴンに冷たい視線を浴びせるのだった。
~ ※ ~ ※ ~ ※ ~ ※ ~ ※ ~ ※ ~ ※ ~
ここまでお読みいただきありがとうございます。
~ ※ ~ ※ ~ ※ ~ ※ ~ ※ ~ ※ ~ ※ ~ ※ ~
「大魔王グランドブラッド様でいらっしゃいますね」
立っていたのは、巨大なガマガエルのような姿をした魔族だった。
確か魔蛙族と呼ばれる種族だ。
とても生存能力が高い魔族だと聞いている。
「我が輩の名前は、ブラムゴンと申します。この暗黒大陸の監視を仰せつかっております」
ブラムゴンは精一杯の敬意を俺に払う。
だが、その時にはすでに、俺の興味はブラムゴンの側にいた少女に向けられていた。
ショートのややくすんだ金髪。
その前髪に隠れた深緑の瞳が、夏の青葉を思わせる。
14、5歳ってところだろう。
白い肌は、まるで月の肌のように美しかった。
俺がじっと見つめていると、少女はハッとなって目をそらす。
目の下が赤く染まっていくのを見た。
可愛い……。
今まで異形の魔族ばかりだったからな。
アリュシュアも綺麗だったけど、この子には別種の美しさがあるというか。
いかん。いかん。
相手はまだ少女だ。
これじゃあ、ロリコンじゃないか、俺。
初めて人族に出会ったから変に興奮してるな。
ブラムゴンは「ゲッゲッゲッ」と鳴き、大きな腹を震わせる。
「この者は、大魔王様のお眼鏡に適いましたでしょうか?」
「あ。……いや、そういうわけじゃ。そもそもなんで人間がここにいるんだ? この村も……。俺はお前達に、魔族以外の種族はいないと聞かされていたんだぞ」
眉根を寄せ、ムッと顔を向ける。
大魔王の怒りの表情を見て、ブラムゴンは一瞬たじろぐ。
だが、その持続時間は短かった。
「この者たちは滅び行く種族です。いえ、この者たちだけではない。この大陸に住む獣人、ドワーフ、そしてエルフ……。そのすべてが滅びに貧している。そんなものいないのも同然でしょう」
俺は村人の方をチラリと見た。
誰も反応しない。
突然現れた暗黒大陸の当主とも言うべき存在を、ただただ恐れていた。
俺は振り返って、ブラムゴンに反論する。
「共生しようとは考えないのですか?」
一瞬、目を丸めたブラムゴンはまたしても汚い声で笑った。
「共生? 魔族と人族が? 笑わせないで下さい。こんな弱っちいヤツらが、我らとともに生きるなど、出来るわけがありません」
「おいおい。ブラムゴン、誰にそんな口を聞いているんだ?」
「え――――っ??」
「俺は大魔王だぞ。魔王エヴノスが認める魔族の王の王だ。その割りには、お前は随分と頭が高いんじゃないかのか?」
俺は1歩進み出て、ブラムゴンの前に出る。
そしてありったけの力を込めて、目の前の魔族を睨んだ。
さすがに魔王エヴノスの名前を出されては、ブラムゴンも立つ瀬はない。
そもそもこいつには、俺に対しても恩義があるはずだ。
俺が前に出る一方、ブラムゴンは己の立場をようやく理解したらしい。
ふらふらと後ろに下がると、頭を下げた。
「し、失礼しました、大魔王グランドブラッド様!」
「そもそも俺は人族だ。お前は大魔王である俺を馬鹿にしたことになるんだぞ。不敬にも程があるとは思わぬか?」
「誠に申し訳ありません。どうかここは、この娘を献上するということで許していただけないでしょうか?」
ブラムゴンは先ほどの少女を差し出す。
少女を促し、俺の前に立たせた。
「どうぞ近くで見て下さい。どうです? なかなかそそる顔をしてるでしょ? 肌なんてすべすべです。毎日ミルクを注いだお風呂に入れておりますからね」
確かに少女から甘い匂いが漂ってくる。
村人と比べると、血相は悪くても、血色は悪くない。
それなりに食事は食べさせているのだろう。
だが、どう見ても、ブラムゴンが身寄りのない可哀想な人族に、タダで食事と寝床を与えているようには見えない。
きっと裏があるはずだ……。
「あなた様がこの暗黒大陸に来ると聞いて、特別に仕込んでおきました。本来であれば、迎えに行くところだったのですが、この仕込みに間に合わず――――」
「ブラムゴン、1つ質問したい」
「な、なんなりと……」
「彼女はお前のなんだ?」
「へっ? 奴隷ですが、それが何か?」
やっぱりな……。
「人族の奴隷というのは、なかなか人気がありましてな。特に顧客は、健康的で若い女を好むのですよ。その中では、この娘は最高でしょう? ひと思いに切り刻み、悲鳴を聞くのもいい。頭から食べるのも悪くない。若い女の生き血などはいかがですか? ああ……。もちろん夜のお供に最適です。すでに仕込んでおりますから、安心してお使い下さい」
「…………れ……」
「さあ……。教えたとおりに、大魔王様に奉仕なさい」
ブラムゴンは少女の背中を押す。
俯き加減のまま俺の前に立つと、少女は唇を震わせながら言った。
「あ、あの……。わ、わたくし…………大魔王様のあ、いがん……人…………形に……して、ください。精一杯――ご奉仕させて…………いただきます」
少女はおもむろにしゃがんだ。
俺の下腹部を見つめる。
ハアハア、と荒い息を吹きかけた。
俺は少女の頭に手を置くのを見て、ブラムゴンは怪しく笑う。
「そんなことはしなくていい」
「「えっ??」」
奇しくもブラムゴンと少女の声が重なる。
「な……何を…………。ああ。その者が好みではなかったとか? なるほど。では他の娘を連れてきましょう。屋敷にはまだ――――」
「なるほど。村に若い娘がいないのはそういうわけか」
「え? そ、そうですよ。げぇげぇげぇ……。こいつらには感謝してもらいたいですな。使い道のない人族に、我が輩は役目を与えているのです。滅び行く種族でも役に立つと言うことを、我が輩は――――」
「ブラムゴンよ……」
「は、はい?」
「もう黙れ……。
【言霊】……。
山!
【言霊】を唱える前に放り投げた小石が、ムクムクと大きくなる。
爆発的に膨張すると、それは標高にして200メートルぐらいの小山へと変化する。
【言霊】で呼び出せる、限界の大きさだ。
それがブラムゴンに向かって降り注ぐ。
「ぐぅええええええええええええええ!!」
ブラムゴンの悲鳴が暗黒大陸に響き渡る。
そのまま山の下敷きになった。
これが本当の轢きガエルってヤツだ。
「山の下で、反省するんだな」
俺は山の下敷きになったブラムゴンに冷たい視線を浴びせるのだった。
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