28 / 37
18.3限目 大家ともう1人の同居人(中編)
しおりを挟む
「まさか……。白宮の他に、うちの生徒が住んでいるとはな」
麦わら帽子に、さらにタオルを頬被りし、長袖長ズボンという出で立ちで、すっかり農業するおっちゃんみたいな恰好になった俺は、軍手をはめた手で雑草を引き抜いている白宮の横に座った。
白宮はニコリと笑う。
麦わら帽子に、首から巻いたタオル。
地味な長袖のポロシャツに、ベージュのパンツと長靴。
すっかり農作業衣装であるが、それでも白宮の美しさは変わらない。
白い肌は汗ばんでも綺麗で、ブラウンに近い瞳は相変わらず美しく輝いている。
クスリと笑う姿も、いつもながらも雅だ。
果たして同じ恰好をした小野小町でも、ここまで美しいだろうかと思うほどである。
俺は白宮の反応を見て、すべてを理解した。
「お前、知っていたな?」
「同じ二色乃高校の生徒で、私の友人なのですから、知ってて当たり前ですよ。むしろ、玄蕃先生が知らなさすぎです」
「…………」
ぐぅの音も出ないとは、このことである。
宮古城も白宮に負けず劣らず目立つ人物だ。
そんな教え子と一緒に住んでいたことを、2ヶ月以上知らなかったとは……。
くっ……。
なんでだろう。
今、なんか無性にもったいなく思っている自分がいる。
「良かったですね。両手に花ですよ」
「お前が、それを言うのかよ。それよりも、俺がお前と一緒に夕飯を食べていることを知られていないだろうな」
「――――ッ!」
ちょっと待て。
なんだ、その今「あっ」という顔は。
マジか? バレているのか? 俺たちの関係……。
「問題ありません。ミネアが知っていようが知っていまいが……」
「いや、普通に問題あるだろ」
「たとえミネアは知っていても、他の人に喧伝するような子じゃないですよ」
「まあ、それはそうだが……」
宮古城はどちらかといえば、口数の少ない生徒である。
校内でも、白宮と話している時と授業の時ぐらいしか口を開かない。
人は宮古城のことを、「お人形さんみたい」と良く形容するのだが、まさしくその表現がぴったりな生徒だった。
白宮が言うとおり、俺たちの関係を知ったからといって、他人に言いふらすようなタイプには見えない。
「そもそも……。それなら宮古城と一緒に食べればいいじゃないか? それなら、お前も寂しがることないだろ。俺なんかより、同性の同級生の方がよっぽど……」
「何々? 君たち、随分と仲が良さそうじゃないか」
そう言って、間に入ってきたのは、ほのめさんだった。
手には何故か、缶ビールをぶら下げ、ちゃぽちゃぽと音をさせている。
割とさっきから気付いていたのだが、店子に任せておいて、ほのめさんは現場指揮という名のサボりモードに入っていた。
とはいえ、人手は足りている。
草刈り機を操る宮古城によって、大半の草がすでに狩られつつあった。
「人に美化清掃活動をさせて、自分はビールかよ。お気楽な大家だな」
「そうだぞ、シン。悔しかったら、大家になれ、君も」
ごきゅごきゅと喉を動かしながら、缶ビールを呷る。
なかなかいい飲みっぷりだ。
こう暑い日だとビールもおいしいだろう。
下戸の俺でも、金色に光る飲み物がおいしそうに見えてくる。
突然、白宮はすっくと立ち上がった。
巻いていたタオルを解き、麦わら帽子を取る。
「ちょっと部屋に戻ります」
俺の方に振り返ることなく、白宮は自分の部屋に戻っていった。
△ ▼ △ ▼ △ ▼
白宮が部屋に引っ込んだ理由はすぐにわかった。
美化清掃が終わった後に、簡単な軽食を用意してくれていたのだ。
中にはビールのつまみになりそうなものもあり、ほのめさんは「わかってるねぇ、このりちゃん」とご満悦だった。
俺も卵サンドをチョイスし、頬張る。
「うまい!」
さすがは白宮だ。
一見ただの卵サンドに見えるのに、市販で売ってるものとは違う。
マヨネーズと半熟卵、そこに刻んだキュウリが入っている。
前者2つの相性はいうまでもないが、半熟卵のとろりとした食感に、キュウリのシャキッとした食感が合わさるのは最高だ。
味も甘すぎず、粗挽きの胡椒がピリッと利いている。
そしてなんと言ってもパンだ。
レンジだけで作ったという自家製パンはモチモチしていて、パン職人が真っ青になるぐらいうまい。
耳まで甘く、もちろんカリッとした食感も素晴らしかった。
この卵サンドを作るのに、一体どれほどの手間がかかっているのか。
想像もできない。
まさしく珠玉の一品だった。
が、どうもおかしい。
いや、料理に関しては問題ない。
ただ――白宮がおかしい。
俺が食べてると自然と笑顔を向ける彼女が、今日は何か大人しい。
いつもなら何かと教師である俺をからかう口も、今日は機能を停止していた。
黙って、自分が作ったサンドウィッチを食べている。
ほのめさんと宮古城がいるから遠慮しているのか、と初め思ったが、そうではない。
事実、場の空気は悪い方へと向かっていく。
元凶はわかっている。
白宮だ。
ほのめさんが話しかけると、答えこそ返ってくるのだが、何か素っ気ない。
打てば音こそ鳴るが響かない鐘――そんな印象だ。
いつしか周りが気付きはじめた。
「このりくん……」
「は、はい。なんですか、ほのめさん」
「すまないが、雑草を入れる袋を買ってきてくれないか? どうやら、もうちょっといりそうなんだ」
「わ、わかりました」
ほのめさんは、白宮にお金を渡す。
白宮は二色ノ荘の敷地内に敷かれたシートの上で立ち上がった。
そのまま靴を履いて、二色ノ荘から出て行く。
すると、飛んできたのはほのめさんの鋭い眼差しだ。
「シン、君は一体何をやったんだい?」
「え? いや、俺は――」
「君と白宮くん……。どう考えたっておかしいぞ? 彼女、明らかに君を無視してるし。男が苦手というわけでもないだろう?」
質問の相手に選んだのは、宮古城だった。
こっちは先ほどから紅茶とスコーンを淡々と口に運んでいる。
特徴的な青い瞳が淀むことなく、空気などお構いなしといった感じだ。
「おそらく、玄蕃先生に問題があるかと」
「ほら……。宮古城くんもこう言ってるぞ」
「いや。俺にはさっぱり――」
「私だってさっぱりさ。なんで彼女が君に対して――――」
怒っているのか……。
そうだ。
白宮は怒っている。
明らかに。俺に対してだ。
ただ俺にはさっぱりだった。
何故、彼女が怒っているのか。
いや、原因はなんとなくわかる。
きっと俺が不用意にいった言葉が原因なのだろう。
しかし、わからないのは、何故あいつは宮古城ではなく、俺とご飯を食べることに、こう――怒ってまでこだわっているかということだ。
「とりあえずだ」
ほのめさんは、俺に缶ビールをかざした。
「きっかけは作ってあげた。あとはなんとかしてこい」
「いや……。でも、俺は――」
「君は教師だ。そして、その前に男だろう」
薄く笑いながら、決してほのめさんの瞳は笑っていなかった。
(※ 後編へ続く)
麦わら帽子に、さらにタオルを頬被りし、長袖長ズボンという出で立ちで、すっかり農業するおっちゃんみたいな恰好になった俺は、軍手をはめた手で雑草を引き抜いている白宮の横に座った。
白宮はニコリと笑う。
麦わら帽子に、首から巻いたタオル。
地味な長袖のポロシャツに、ベージュのパンツと長靴。
すっかり農作業衣装であるが、それでも白宮の美しさは変わらない。
白い肌は汗ばんでも綺麗で、ブラウンに近い瞳は相変わらず美しく輝いている。
クスリと笑う姿も、いつもながらも雅だ。
果たして同じ恰好をした小野小町でも、ここまで美しいだろうかと思うほどである。
俺は白宮の反応を見て、すべてを理解した。
「お前、知っていたな?」
「同じ二色乃高校の生徒で、私の友人なのですから、知ってて当たり前ですよ。むしろ、玄蕃先生が知らなさすぎです」
「…………」
ぐぅの音も出ないとは、このことである。
宮古城も白宮に負けず劣らず目立つ人物だ。
そんな教え子と一緒に住んでいたことを、2ヶ月以上知らなかったとは……。
くっ……。
なんでだろう。
今、なんか無性にもったいなく思っている自分がいる。
「良かったですね。両手に花ですよ」
「お前が、それを言うのかよ。それよりも、俺がお前と一緒に夕飯を食べていることを知られていないだろうな」
「――――ッ!」
ちょっと待て。
なんだ、その今「あっ」という顔は。
マジか? バレているのか? 俺たちの関係……。
「問題ありません。ミネアが知っていようが知っていまいが……」
「いや、普通に問題あるだろ」
「たとえミネアは知っていても、他の人に喧伝するような子じゃないですよ」
「まあ、それはそうだが……」
宮古城はどちらかといえば、口数の少ない生徒である。
校内でも、白宮と話している時と授業の時ぐらいしか口を開かない。
人は宮古城のことを、「お人形さんみたい」と良く形容するのだが、まさしくその表現がぴったりな生徒だった。
白宮が言うとおり、俺たちの関係を知ったからといって、他人に言いふらすようなタイプには見えない。
「そもそも……。それなら宮古城と一緒に食べればいいじゃないか? それなら、お前も寂しがることないだろ。俺なんかより、同性の同級生の方がよっぽど……」
「何々? 君たち、随分と仲が良さそうじゃないか」
そう言って、間に入ってきたのは、ほのめさんだった。
手には何故か、缶ビールをぶら下げ、ちゃぽちゃぽと音をさせている。
割とさっきから気付いていたのだが、店子に任せておいて、ほのめさんは現場指揮という名のサボりモードに入っていた。
とはいえ、人手は足りている。
草刈り機を操る宮古城によって、大半の草がすでに狩られつつあった。
「人に美化清掃活動をさせて、自分はビールかよ。お気楽な大家だな」
「そうだぞ、シン。悔しかったら、大家になれ、君も」
ごきゅごきゅと喉を動かしながら、缶ビールを呷る。
なかなかいい飲みっぷりだ。
こう暑い日だとビールもおいしいだろう。
下戸の俺でも、金色に光る飲み物がおいしそうに見えてくる。
突然、白宮はすっくと立ち上がった。
巻いていたタオルを解き、麦わら帽子を取る。
「ちょっと部屋に戻ります」
俺の方に振り返ることなく、白宮は自分の部屋に戻っていった。
△ ▼ △ ▼ △ ▼
白宮が部屋に引っ込んだ理由はすぐにわかった。
美化清掃が終わった後に、簡単な軽食を用意してくれていたのだ。
中にはビールのつまみになりそうなものもあり、ほのめさんは「わかってるねぇ、このりちゃん」とご満悦だった。
俺も卵サンドをチョイスし、頬張る。
「うまい!」
さすがは白宮だ。
一見ただの卵サンドに見えるのに、市販で売ってるものとは違う。
マヨネーズと半熟卵、そこに刻んだキュウリが入っている。
前者2つの相性はいうまでもないが、半熟卵のとろりとした食感に、キュウリのシャキッとした食感が合わさるのは最高だ。
味も甘すぎず、粗挽きの胡椒がピリッと利いている。
そしてなんと言ってもパンだ。
レンジだけで作ったという自家製パンはモチモチしていて、パン職人が真っ青になるぐらいうまい。
耳まで甘く、もちろんカリッとした食感も素晴らしかった。
この卵サンドを作るのに、一体どれほどの手間がかかっているのか。
想像もできない。
まさしく珠玉の一品だった。
が、どうもおかしい。
いや、料理に関しては問題ない。
ただ――白宮がおかしい。
俺が食べてると自然と笑顔を向ける彼女が、今日は何か大人しい。
いつもなら何かと教師である俺をからかう口も、今日は機能を停止していた。
黙って、自分が作ったサンドウィッチを食べている。
ほのめさんと宮古城がいるから遠慮しているのか、と初め思ったが、そうではない。
事実、場の空気は悪い方へと向かっていく。
元凶はわかっている。
白宮だ。
ほのめさんが話しかけると、答えこそ返ってくるのだが、何か素っ気ない。
打てば音こそ鳴るが響かない鐘――そんな印象だ。
いつしか周りが気付きはじめた。
「このりくん……」
「は、はい。なんですか、ほのめさん」
「すまないが、雑草を入れる袋を買ってきてくれないか? どうやら、もうちょっといりそうなんだ」
「わ、わかりました」
ほのめさんは、白宮にお金を渡す。
白宮は二色ノ荘の敷地内に敷かれたシートの上で立ち上がった。
そのまま靴を履いて、二色ノ荘から出て行く。
すると、飛んできたのはほのめさんの鋭い眼差しだ。
「シン、君は一体何をやったんだい?」
「え? いや、俺は――」
「君と白宮くん……。どう考えたっておかしいぞ? 彼女、明らかに君を無視してるし。男が苦手というわけでもないだろう?」
質問の相手に選んだのは、宮古城だった。
こっちは先ほどから紅茶とスコーンを淡々と口に運んでいる。
特徴的な青い瞳が淀むことなく、空気などお構いなしといった感じだ。
「おそらく、玄蕃先生に問題があるかと」
「ほら……。宮古城くんもこう言ってるぞ」
「いや。俺にはさっぱり――」
「私だってさっぱりさ。なんで彼女が君に対して――――」
怒っているのか……。
そうだ。
白宮は怒っている。
明らかに。俺に対してだ。
ただ俺にはさっぱりだった。
何故、彼女が怒っているのか。
いや、原因はなんとなくわかる。
きっと俺が不用意にいった言葉が原因なのだろう。
しかし、わからないのは、何故あいつは宮古城ではなく、俺とご飯を食べることに、こう――怒ってまでこだわっているかということだ。
「とりあえずだ」
ほのめさんは、俺に缶ビールをかざした。
「きっかけは作ってあげた。あとはなんとかしてこい」
「いや……。でも、俺は――」
「君は教師だ。そして、その前に男だろう」
薄く笑いながら、決してほのめさんの瞳は笑っていなかった。
(※ 後編へ続く)
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
友達の妹が、入浴してる。
つきのはい
恋愛
「交換してみない?」
冴えない高校生の藤堂夏弥は、親友のオシャレでモテまくり同級生、鈴川洋平にバカげた話を持ちかけられる。
それは、お互い現在同居中の妹達、藤堂秋乃と鈴川美咲を交換して生活しようというものだった。
鈴川美咲は、美男子の洋平に勝るとも劣らない美少女なのだけれど、男子に嫌悪感を示し、夏弥とも形式的な会話しかしなかった。
冴えない男子と冷めがちな女子の距離感が、二人暮らしのなかで徐々に変わっていく。
そんなラブコメディです。
クラスメイトの美少女と無人島に流された件
桜井正宗@オートスキル第1巻発売中
青春
修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。
高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。
どうやら、漂流して流されていたようだった。
帰ろうにも島は『無人島』。
しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。
男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?
再婚相手の連れ子は、僕が恋したレンタル彼女。――完璧な義妹は、深夜の自室で「練習」を強いてくる
まさき
恋愛
「初めまして、お兄さん。これからよろしくお願いしますね」
父の再婚によって現れた義理の妹・水瀬 凛(みなせ りん)。
清楚なワンピースを纏い、非の打ち所がない笑顔で挨拶をする彼女を見て、僕は息が止まるかと思った。
なぜなら彼女は、僕が貯金を叩いて一度だけレンタルし、その圧倒的なプロ意識と可憐さに――本気で恋をしてしまった人気No.1レンタル彼女だったから。
学校では誰もが憧れる高嶺の花。
家では親も感心するほど「理想の妹」を演じる彼女。
しかし、二人きりになった深夜のキッチンで、彼女は冷たい瞳で僕を射抜く。
「……私の仕事のこと、親に言ったらタダじゃおかないから」
秘密を共有したことで始まった、一つ屋根の下の奇妙な生活。
彼女は「さらなるスキルアップ」を名目に、僕の部屋を訪れるようになる。
「ねえ、もっと本気で抱きしめて。……そんなんじゃ、次のデートの練習にならないでしょ?」
これは、仕事(レンタル)か、演技(家族)か、それとも――。
完璧すぎる義妹に翻弄され、理性が溶けていく10日間の物語。
『著者より』
もしこの話が合えば、マイページに他の作品も置いてあります。
https://www.alphapolis.co.jp/author/detail/658724858
天才天然天使様こと『三天美女』の汐崎真凜に勝手に婚姻届を出され、いつの間にか天使の旦那になったのだが...。【動画投稿】
田中又雄
恋愛
18の誕生日を迎えたその翌日のこと。
俺は分籍届を出すべく役所に来ていた...のだが。
「えっと...結論から申し上げますと...こちらの手続きは不要ですね」「...え?どういうことですか?」「昨日、婚姻届を出されているので親御様とは別の戸籍が作られていますので...」「...はい?」
そうやら俺は知らないうちに結婚していたようだった。
「あの...相手の人の名前は?」
「...汐崎真凛様...という方ですね」
その名前には心当たりがあった。
天才的な頭脳、マイペースで天然な性格、天使のような見た目から『三天美女』なんて呼ばれているうちの高校のアイドル的存在。
こうして俺は天使との-1日婚がスタートしたのだった。
同じアパートに住む年上未亡人美女は甘すぎる。
ピコサイクス
青春
大学生の翔太は、一人暮らしを始めたばかり。
真下の階に住むのは、落ち着いた色気と優しさを併せ持つ大人の女性・水無瀬紗夜。
引っ越しの挨拶で出会った瞬間、翔太は心を奪われてしまう。
偶然にもアルバイト先のスーパーで再会した彼女は、翔太をすぐに採用し、温かく仕事を教えてくれる存在だった。
ある日の仕事帰り、ふたりで過ごす時間が増えていき――そして気づけば紗夜の部屋でご飯をご馳走になるほど親密に。
優しくて穏やかで――その色気に触れるたび、翔太の心は揺れていく。
大人の女性と大学生、甘くちょっぴり刺激的な同居生活(?)がはじまる。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる