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私、セクシー女優になりたいんですっ!
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大手芸能事務所が建ち並ぶ都内某所。
行き交う人もモデルのような人ばかり
最近ではゴーグルマップというスマホ用の地図なんかも発達していて
大体の場所ならわかるようになっている。のに・・・
・・どうしよう、建物が新しくて地図に載ってないなんて・・・
「あのっ、シャ・・シャイニー事務所ってここであってますか?」
いちかばちかで近くにいた黒ずくめの格好したマスクの男に声をかけた。
「……………あ、うん。面接?じゃあ、こっちかな。ついてきて。」
真新しい建物の中は、アットホーム・・・とまではいかないが、
堅苦しさのないきれいな建物で。
よく見るとスラっとした黒ずくめの男の後をついていった。
「社長、入りますね。」
「失礼します」
堅苦しさのない廊下の先にあったのはザ・社長室というようなドア。
緊張しながら深呼吸をする。一緒にいた黒ずくめの男に礼を言い、中に入る。
中には白髪交じりでパッと見は優しそうなおじいさんが一人と、後ろには男の人が二人。
「面接の予約している 梓沢 優姫(あずさわ ゆうき)と申します。
よろしくお願い致します!」
「どうぞ。」
(ええーっと、今日面接なんてあったかな・・)
そんな社長の考えは知らずに・・・
「初めまして。梓沢 優姫と申します。24歳です。
ある女優さんに憧れてその事務所である、御社を志望しました。
下働きでもどんなプレイでもなんでもやります!
ここで働かせてください!!!」
社長も、横に立つ二人の男もポカーンとしている。
「あの・・・・」
「えーっと。一生懸命なところ申し訳ないんだがね。うちの会社は、
女優は一人もいないんだよね。もしかして、うちとシャイニー事務所間違えてる?」
「………ええええええ?!!!」
社長の後ろに立つ若い男はプークスクスと言わんばかりに腹を抱えて笑っているし、その隣の中年・・・に見える男は小さい声で。
「それってアダルト女優の事務所じゃ」
「え、っ、あのっ、さっきの人にここであってるって……」
「うちはね、ジャーニー事務所。知ってる?男のアイドル養成とかの……」
「えええええええ?!」
思わず床にぺたりと座り込む。
「そんな・・・」
ショックと同時に恥ずかしさが沸き起こる。
社長と男2人は気まずそうに目を合わす。
「実はあの会社大阪に移転してうちの事務所が建て直したんだよね。
でもさすがに間違える人は初めてだなぁ・・」
「そ・・うなんですね」
「言いにくかったらいいんだけど、どうしてセクシー女優になろうとおもったの??」
「あの、いつもお世話になってて、キラキラしてて、いつも笑ってて、お仕事だからかもですけど、仕事に悩んでた頃にとても癒してもらってて・・・」
「梓沢さん・・・」
「いつもお世話になってるって。。馬鹿なほど素直すぎる。。くくっ」
社長の後ろの男たちは、片方は哀れんだような声と、もう片方はまたもや腹を抱えて笑っていた。
バンッ!!!・・・大きな音がしたかと思うと、
先ほど案内をしてくれた黒ずくめの男が入ってきた。
「社長~俺のマネージャーどうなりました?」
「おい、来客中だぞ、悠斗。」
「あれ?さっきの女の子。面接受かったの?」
「悠斗!??」
「どーも、悠斗でーす。さっきぶりだね。俺のマネージャー、どうかな?」
目の前にはそれはもう、キラキラしてニコニコしたアイドル、
悠斗が目の前にいた。
歌って踊れてモデルも俳優もなんでもこなすスーパーアイドル悠斗。
もちろん女優ばかり目で追っていた私でもわかる。
クラスの女子たちもTVや雑誌に出るたびに騒いでいたもの。
「この子は女優を目指してきたんだぞ。お前のマネージャーなんて・・」
「女優?そういえばシャイニーっていったの聞き間違いじゃないんだ?」
そういうと、上から下までジロジロと品定めするかのようにみてくる悠斗。TVでしか見たことない芸能人が目の前にいるだけでもありえない。
床にへたり込んだまま、金魚のように口をパクパクさせていた。
ゴッホンと大きく咳払いをした社長が悠斗に一瞥をして優姫を見た。
「あの、優姫さん。先ほど下働きでもいいと言ってましたが、
優姫さんが良ければ、悠斗のマネージャーとして働いてから
芸能の世界を勉強していくというのはいかがでしょうか。
実は悠斗のマネージャーが産休に入ることになって代わりを探してたんです」
「えっ・・そんな。でも私・・・」
「僕も困ってるんだよね。いろいろ教えてあげるからさ、3か月お試しということで。ダメかな?」
・・・そんな子犬のような顔で見られても・・・!
「・・お試しでよければ・・・・」
「そしたらさっそくだけど、徹と尾島、建物を見せてあげてくれ。」
「僕も行きますよ。優姫、改めてよろしくねっ」
行き交う人もモデルのような人ばかり
最近ではゴーグルマップというスマホ用の地図なんかも発達していて
大体の場所ならわかるようになっている。のに・・・
・・どうしよう、建物が新しくて地図に載ってないなんて・・・
「あのっ、シャ・・シャイニー事務所ってここであってますか?」
いちかばちかで近くにいた黒ずくめの格好したマスクの男に声をかけた。
「……………あ、うん。面接?じゃあ、こっちかな。ついてきて。」
真新しい建物の中は、アットホーム・・・とまではいかないが、
堅苦しさのないきれいな建物で。
よく見るとスラっとした黒ずくめの男の後をついていった。
「社長、入りますね。」
「失礼します」
堅苦しさのない廊下の先にあったのはザ・社長室というようなドア。
緊張しながら深呼吸をする。一緒にいた黒ずくめの男に礼を言い、中に入る。
中には白髪交じりでパッと見は優しそうなおじいさんが一人と、後ろには男の人が二人。
「面接の予約している 梓沢 優姫(あずさわ ゆうき)と申します。
よろしくお願い致します!」
「どうぞ。」
(ええーっと、今日面接なんてあったかな・・)
そんな社長の考えは知らずに・・・
「初めまして。梓沢 優姫と申します。24歳です。
ある女優さんに憧れてその事務所である、御社を志望しました。
下働きでもどんなプレイでもなんでもやります!
ここで働かせてください!!!」
社長も、横に立つ二人の男もポカーンとしている。
「あの・・・・」
「えーっと。一生懸命なところ申し訳ないんだがね。うちの会社は、
女優は一人もいないんだよね。もしかして、うちとシャイニー事務所間違えてる?」
「………ええええええ?!!!」
社長の後ろに立つ若い男はプークスクスと言わんばかりに腹を抱えて笑っているし、その隣の中年・・・に見える男は小さい声で。
「それってアダルト女優の事務所じゃ」
「え、っ、あのっ、さっきの人にここであってるって……」
「うちはね、ジャーニー事務所。知ってる?男のアイドル養成とかの……」
「えええええええ?!」
思わず床にぺたりと座り込む。
「そんな・・・」
ショックと同時に恥ずかしさが沸き起こる。
社長と男2人は気まずそうに目を合わす。
「実はあの会社大阪に移転してうちの事務所が建て直したんだよね。
でもさすがに間違える人は初めてだなぁ・・」
「そ・・うなんですね」
「言いにくかったらいいんだけど、どうしてセクシー女優になろうとおもったの??」
「あの、いつもお世話になってて、キラキラしてて、いつも笑ってて、お仕事だからかもですけど、仕事に悩んでた頃にとても癒してもらってて・・・」
「梓沢さん・・・」
「いつもお世話になってるって。。馬鹿なほど素直すぎる。。くくっ」
社長の後ろの男たちは、片方は哀れんだような声と、もう片方はまたもや腹を抱えて笑っていた。
バンッ!!!・・・大きな音がしたかと思うと、
先ほど案内をしてくれた黒ずくめの男が入ってきた。
「社長~俺のマネージャーどうなりました?」
「おい、来客中だぞ、悠斗。」
「あれ?さっきの女の子。面接受かったの?」
「悠斗!??」
「どーも、悠斗でーす。さっきぶりだね。俺のマネージャー、どうかな?」
目の前にはそれはもう、キラキラしてニコニコしたアイドル、
悠斗が目の前にいた。
歌って踊れてモデルも俳優もなんでもこなすスーパーアイドル悠斗。
もちろん女優ばかり目で追っていた私でもわかる。
クラスの女子たちもTVや雑誌に出るたびに騒いでいたもの。
「この子は女優を目指してきたんだぞ。お前のマネージャーなんて・・」
「女優?そういえばシャイニーっていったの聞き間違いじゃないんだ?」
そういうと、上から下までジロジロと品定めするかのようにみてくる悠斗。TVでしか見たことない芸能人が目の前にいるだけでもありえない。
床にへたり込んだまま、金魚のように口をパクパクさせていた。
ゴッホンと大きく咳払いをした社長が悠斗に一瞥をして優姫を見た。
「あの、優姫さん。先ほど下働きでもいいと言ってましたが、
優姫さんが良ければ、悠斗のマネージャーとして働いてから
芸能の世界を勉強していくというのはいかがでしょうか。
実は悠斗のマネージャーが産休に入ることになって代わりを探してたんです」
「えっ・・そんな。でも私・・・」
「僕も困ってるんだよね。いろいろ教えてあげるからさ、3か月お試しということで。ダメかな?」
・・・そんな子犬のような顔で見られても・・・!
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