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本物の気持ち
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しおりを挟むとくんとくんと、膣に温かいものが注がれる感覚がある。
「返事は今じゃなくていいから。」
そっけなくそうつぶやくと、徹さんは私にタオルをぽいっと投げ、身支度をすませたのか運転席に戻った。
着替えを終わらせ助手席に戻ると徹さんは事務所に向かって車を発進させた。
「あのっ「お前さ、」」
ふと、徹さんに声をかけると、同じタイミングで徹さんも私に話しかけた。
「徹さんからどうぞ・・」
「ん。俺明日スタジオで撮影だから。」
「あ、うん。雑誌の表紙だよね!女性誌の表紙なんてすごいよ」
今まで悠斗の仕事だけスケジューリングしてたけど、
徹さんが大抜擢されたとき嬉しくて書き込んでいたのだ。
「お前もついてくるよな」
「もちろん、今日から徹さんの・・だから」
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