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本物の気持ち
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しおりを挟む他愛のない話をしていると気が付いたら事務所の前だった。
車を降りて入り口まで来ると朝と変わらず、取材班の人だかりをみてまた現実を見る。
「明日、朝早いから飯食ったら早く寝ろよ。」
「うん、今日はありがとう、楽しかったよ・・わっ!」
ほら、行くぞと言わんばかりに手を握ると、取材班に目もくれず堂々と事務所の中へはいっていったものだから
また取材班が大騒ぎしているのを後ろに聞きながら徹さんに続いた。
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