昭和アウトローガールズ☆

くとぉ

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2章 ペットと契約 

③残暑の突風

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確かにペットになれと言いはした、礼子は半分本気、半分冗談のつもりだった。

吉野に求められる前に勉強のつもりで、既に結婚して家屋の別棟に義姉と暮らしてる兄では無く…

まだ未婚の次兄の部屋に忍込み、押入れの奥に隠されていた十数本アダルトビデオを漁った事があった。

その中に一本だけ他の物とは違うものがあったのだ。

タイトルは…… 

【坊や私のペットにおなりなさい】

で…ある。

SM風の作品で他との違いは、終始女優主導でプレイが進められ、男性の全裸土下座から始まり。

服従のポーズや自慰の強制、馬や犬にさせるプレイ…

顔面に腰掛け、おしっこを飲ませるシーンも有り、最後は女性上位の体位での挿入とそんな流れであった。

礼子は目を見開き、非常な興味を引かれ、こんなモノもあるのかと驚き目を離せ無かったが…

その時は吉野との関係をより強固なものにする為に、必要な情報では無かったので、すぐにこれは役に立たないと他の物を見始めたのであった。

そう、そのSM作品の女優のセリフを多少アレンジしただけのセリフなのだ。

自分でも相当無茶苦茶な理由を口にしたと思っており。

(ハムスター飼えないとか何?私のバカ!)

と、表には出さないが…内心赤面すらしていた。

実の所反撃を受けたら、身体中を痣だらけにされた報復を力技でするつもりでさえあったのだ。

が…この光景である。

唯は引き攣り、怯えた表情のまま目に涙を溜めながらも…

何処か焦点の合わない瞳で、全裸のままビルの間の狭い路地に佇んでいる。

その足元には太腿を伝って来たた潮の水溜りが出来ているが…

礼子には潮吹きしおふきなどといった現象の知識は無い。

礼子など吉野との性行でさえ、まだまだ何となく気持ち良い程度でしか無く…

つい最近まで痛みを我慢していた程である、ガサツな吉野が相手であり、今でも彼が興奮した時などは痛みを覚える事も有る。

そもそも礼子は濡れぬれにくい体質で、初めて絶頂を経験するのも数年後…それも…ごく浅いものである。

礼子が今、唯が感じている深い快楽を経験するのは十数年先の中年期の話であり…

それは遥かな未来の話でしか無い、つまりはまだ精神的にも情緒的にも成熟には程遠いと言う事だ。

そんな未来でも元々濡れにくく潮もわずかであった為、それと気付かず、三十を過ぎてずいぶん濡れやすくなったと感慨かんがい深く思う程度なのだが…

今の礼子が放尿ほうにょうと勘違いするのも無理は無い。

(なに?!何なの?!え!え!あっ!私がお漏らしてるところ見たいって言ったんだっけ?でも……立ったままおしっこ漏らす事は無いじゃない!!!)

唯はぼーっとしたまま、何のアクションも起こさない。

この光景に驚き焦ったあせった礼子の選択は……

【逃げる】だった。

礼子はやや慌てながら、体操着の入っている袋を開け、唯が服や下着を折りたたんで置いてある木箱?の様なものの上に、唯が気付かない様にそっと自分のスポーツタオルを置くと、足早に路地裏を去るのであった。


 ◆ ◆ ◆



徐々に快感が引いていき、唯の頭もハッキリとして来た、浮遊感から徐々に覚醒かくせいに向かい…

気が付くと唯は一人で裸のまま、ビルとビルの間、狭い路地に佇んでいた。

記憶が定かでは無い…

(え…とあの娘に命令されて…脱いでそれから…)

ふと足元に目を落とすと小さい水溜りが出来ている、足の指を動かすと感触がおかしい。

何かサラサラしており、ぬめりは無い。

いつの間にか尿を漏らしたのかとも思ったがそれは違う。

暫くしばらく裸でいた為だろう、ブルッと震える、残暑ではあるがこの北の地では秋の気配も近づいている。

薄暗い路地裏で身体が冷えたのか、急に尿意にょういを覚える。

唯は表通りに目を向け、人がいないのを確認して謎の液体からそっと…足を抜き…

路地裏の奥に見える排水溝らしきものの前でしゃがみ、そのまま放尿する。

その後、謎の液体の前で腰を屈め恐る恐る指で触れてみる、自分の身体から出たものなのは間違いは無いが、感触がおかしい、無色無臭でサラサラとした感触。

(◯ン汁じゃ無いみたい…なんだろ?)

と、いささか下品な名称で自身のいつもの分泌液ぶんぴつえきとの違いを疑問に思う。

(そうだ!あの子?!礼子…様は?)

既に心の中では礼子に対して敬称付きけいしょうつき…年下の一年生だが、篠田礼子のあの迫力と恐怖を頬を打たれた痛みを思い出す。

何故か陰核がうずいて、自身の恥部の粘膜ねんまくから恥ずかしい粘液が染み出すのを感じた。

一瞬表通りに自転車が通り過ぎるのを目で捉えると、慌てて服を着ようと下着を手に取る、そこに恐らく礼子が置いたであろうタオルが目に留まる。

無意識のまま下着を腕に通し巻き付かせると、タオルを手に取り思わず顔を埋める。

(ああ、タオル置いてくれたのかな?優しい…礼子…様の匂い………)

暫くそうした後…頭の中で今起こった事を反芻しながらそのまま制服を着ると表通りに飛び出した。

運動が嫌いでいつもならダルそうにチンタラ歩く唯であったが…

今は違う、胸の高まりと共に小走りに駆け出す。

どちらかと言えば可愛らしくはあるが地味な顔立ちの筈だ、が、今の唯は人が見れば何故か妙な艶かしさ、魅力さえ感じたかも知れない。

巡回中の若い警察官が短いビジネス街に差し掛かると、突然路地裏から茶髪の小柄な女子高生が飛び出した。

腕には白いリボンだろうか?布の様な物が巻いてあるのが確認できる。

片手に鞄、もう片方には何故かタオルだ、時間は10時を少し回った所である。

補導するべきか、少し話して注意だけでもするべきだろう。

他の先輩警官なら問題でも起こさない限りは、普通科高校の生徒に注意しようなどと思わない。

配属はいぞくされたばかりなのだろう…

その間も小柄な女子高生は軽やかに駆けていく、警官は自転車を漕ぐスピードを早める。

…女子高生まで残り…数メートル…

その時………突風とっぷうが吹いた!

「うっわっ!すげー風!」

そう叫びながら片手でスカートの前を抑える唯、短いスカートの後の部分が、激しい残暑の突風で全開に捲れめくれ上がる。

警察官は自転車を止め、思わず固まってしまった。

彼の眼の前には生の尻があった。

足を少し広げた状態で突風に耐え、腰をかがめて尻を突き出し耐えているのか…

痩せて肉付きの悪い尻の排泄器官ルビや、生殖孔せいしょくこうの一部も若干見えており、それは警察官の網膜もうまくに焼き付いた。

そう…唯はパンツを腕に巻いたままである、そして自分の知らないところで恥をかいた事にこのまま気づく事も無い。

女子高生…唯は固まったまま動け無いでいる、警察官には気付かずそのまま学校に駆けていくのであった。






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