魔術師の少女が仕事にも恋愛にも全力でぶつかっていくお話。

魔術師の少女が、仕事も恋愛も頑張った結果。

リンゴーン

そんな鐘の音が聞こえる。

見上げる空は、雲ひとつない、綺麗な青空。

白い綺麗な教会には、正装である白の騎士団服を着た人達で溢れている。

ヨシュリア の花びらが舞う中、レッドカーペットを歩くのは、

「アリア副団長ー！なんで、なんで、結婚しちゃうんですかー！」

「私ももういい年なの。結婚させてよ。」

そう。

純白のドレスに身を包んでいるのは、私、セシリア・リューココリーネ ・ルクレツィアではなく、私の上司である、アリア・フランソワーズ。

結婚の報告を受けた時は、泣いた。

それはもう嬉しくて泣いた。

そして、相手を聞いた時、

「ははっ、セシリアは俺のファンだったからな！すまない！俺も罪な男だな！」

その相手を腐海に沈めようかと思った。

そう。相手はあの、第1騎士団団長を務める、レオン・フィリベルトだったのである。

何がどうなって、こうなったのかは分からないが、隣同士幸せそうに並ぶ2人は美男美女。すごくお似合いだ。

「レオン団長、アリア副団長、結婚おめでとうございます。」

「シャロン！お前も、ようやくセシリアと恋人になれたらしいな。」

「はい。」

「シャロン副団長、セシリアを泣かしたらダメですよ？」

「嬉し涙なら良いですよね？」

「ふふっ、そうね。」

私とは少し離れた場所にいたシャロン様が来て、2人と話す。

いつもの軍服も素敵だが、白い服を着ているシャロン様は、神様のようだ。

神々しすぎて直視できない。

「まぁ、結婚するとは言っても仕事は続けていく予定だから、よろしくね。」

「え？そうなんですか？」

「そうよ？何？実は一緒に仕事したくないの？」

そう言って頬を膨らますアリア副団長に、いえ！嬉しいです！と言えば、笑ってくれた。

とても綺麗だな…。と思っていれば、兄もやってくる。

それに続いてアレクサンダー団長や、オギンスキ団長、イリヤ副団長も集まっってくる。

みんなが集まり、わいわいと騒がしくなった時、アレクサンダー団長が、そうだ。と言った。

どうしたのかと思えば、私とシャロン様の方を向いて、お前達はいつ結婚するんだ？と聞いてくる。

それに顔を赤くして固まっていれば、遠くない未来に。とシャロン様が言って笑った。

それにまた顔を赤くする。

茹で蛸状態の私をみんながからかえば、アリア副団長が、でもそうなるとノア団長は寂しわね。と言う。

結婚すると、寮生活か又は敷地を出て新居に住むかを選べる。

アリア副団長は後者だ。

だからだろう。そう言うのは。

しかし、私はこの解決策を知っている。

「何言っているんですか！もしそうなったら、私とシャロン様とお兄ちゃんの3人で住みますよ！」

どうだっ！と無い胸を張れば、

「「「「「「……え？」」」」」」

「そうだよねぇ、セシリー。」

笑顔の兄と、ポカンと口を開けるみんな。

それに、え？と返せば、みんなからの猛抗議が来る。

それに楽しいなー！と思う私は、きっとこの人達が大好きなのである。








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「なんで新居に邪魔者シスコンをいれてるのよ⁉︎」

「うわぁ！ひどーい！」

「セシリア、よく考えろよ？」

「このシスコンだぞ？」

「そうよぉ、セシリアちゃん、シャロンの為にも考えてあげて頂戴！」

「え？シャロン様ダメですか？」

「……お前はそう言うやつだったな。セシリア。好きにしろ。」

「おい、シャロン！諦めたらそこで試合は終了だぞ⁉︎」

「ふふっ、楽しみだねぇ。」

「そうだね！」

「……はぁ。…ははっ、昔から変わらないな。俺達。」







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あとがき

このお話は、以上で終了となります。

初めて書いた小説で、読みづらかったりした部分もあったかと思いますが、最後までお付き合いいただきありがとうございました。

書きたいことは全て書けた気がします！


本当に、ありがとうございました！！！！


imu