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第01章 よくある話
02 高校の友人たち
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高校入学して早々、生徒会長とのトラブルになりかけたけど、なんとかそれを回避できたおかげで、いまのところ平穏な日々を送っている。
「香久山さん、お願い! 今回だけでいいから助っ人、引き受けてくれない?」
そう声をかけてきたのは、クラスメイトの笹山楓さんだった。
「笹山さん、何度も言ったと思うけど……私、柔道はやったことないよ?」
「うん、聞いた。でも、香久山さんの運動神経なら、きっとすぐにできるようになると思うし。それに、武術だっけ? あれはできるんでしょ?」
私はこれまで、笹山さんには自分がやっているのは柔道みたいな“武道”ではなく、もっと古風な、いわば“古武術のようなもの”だと説明してきた。
「うん、でも私がやってるのはスポーツじゃないんだ。もし試合中にそっちの技を使っちゃったら、危ないかもしれないよ?」
もちろん、私だって分別はあるつもり。試合中に危険な技を使うなんてことはたぶんしないし、そこまでの相手もそうそういないとは思う。でも、絶対に大丈夫ってわけじゃない。だから、やっぱり気が進まない。
「それも聞いたけど、大丈夫だよ。それに今回は、本当に頼みたいの」
「どういうこと?」
笹山さんの話によると、今回の試合は練習試合ではあるけれど、相手が昔からのライバル校らしくて、どうしても負けたくないらしい。ところが、メンバーのひとり――それもエースが、昨日の練習中にケガをしてしまったとのこと。ほかに代わりがいないから、白羽の矢が立ったのが……私というわけ。
「あれって、もしかして私がそのエースの代役ってこと?」
「うん、そう。お願い!」
エースの代わりって、ちょっと荷が重いけど……ここまで真剣に頼まれたら、断りづらい。こういうところ、自分の性格だなって思う。たぶん、父の影響だろうな。あの人も、人に頼まれると放っておけない性分だったから。
「はぁ……わかった。今回だけだよ」
「ありがと!」
というわけで2日後、試合会場となる我が校の武道場にやってきた。
「それじゃ香久山さん、今日はお願いね」
「はい」
女子柔道部の部長である斎藤先輩から、改めて頼まれる。ちなみに顔合わせは昨日済ませていて、その時に柔道のルールや禁止事項などを中心に教えてもらった。というのも、柔道で使われる投げ技の多くが、私の知っている古武術の技と似ているからだ。ただ、私の技は“競技”ではなく“実戦”用――つまり、相手を本気で傷つけてしまいかねない。だからこそ、加減の調整が必要だった。
そうして始まった試合。私はエースの代役ということで、大将――最後を任された。
「……ちょっと緊張してきた」
戦いそのものは何度も経験してきたけれど、人前での“公式な試合”という形は初めて。ちゃんと動けるか、足を引っ張らないか――不安は尽きない。
「愛莉亜、大丈夫。リラックス、リラックス♪」
「う、うん……」
背後から聞こえた声は、笹山楓――今ではもう、名前で呼び合う仲になった彼女の明るい応援だった。たった2日でも、ぐっと距離が縮まった気がする。
そして試合は拮抗した展開に。先鋒が勝ち、次鋒が負け、中堅が負け、副将が勝ち――互角の流れの中、勝敗を左右するのは、私の大将戦に委ねられることとなった。
「いよいよ、か……」
「愛莉亜、頑張って!」
「うん!」
深呼吸。気合を込めて、一歩踏み出す。
いざ、尋常に――勝負!
「はじめ!」
試合開始の号令とともに、私は構えを取った――といっても、柔道の構えなんて知らない。中途半端に真似ても仕方ないので、いつものように体を斜めにし、腰を低く落とし、両腕を自然に軽く上げ、手は開いたまま。全体の重心をコントロールできる、実戦用の構え。
それだけで、相手はじりっと警戒する。なかなか動かない。でも、このまま硬直しているわけにはいかない。
私はまず動いた。相手の裾と襟をつかみにいく。すると、相手も反応し、私をつかもうと手を伸ばしてきた。それをすかさず引いて、流すようにさばく。
――ふむ、さすが大将。動きに無駄がない。私の目にはゆっくりに見えるけど、普通の人ならこれ、見切るのはけっこう大変そう。
そう分析しながらも、淡々と相手の手を受け流していく。が、このままだと“消極的”と判断されてしまうかもしれないので、今度はこちらから再び詰めにかかる。
案の定、相手はさばいて反撃しようとつかみに来る。こちらも即座にそれをさばき――その瞬間、わずかな隙が見えた。
――今だ!
すかさずその隙に手を差し入れ、相手の袖と襟をつかむ。相手もつかみ返してくるが――こちらから、ほんの少しだけ押してみた。
すると相手は、反射的に体を前に出してきた。そこを狙って、今度は一気に引き込み、素早く相手の懐に潜り込む。
そして――
「せいやっ!」
――一気に背負い投げ!
「一本!」
背負い投げはきれいに決まり、相手選手の背中が床に付いた瞬間審判がそう宣言したことで、私の勝利が確定したのだった。
「ふぅ……」
「すごっ、まさか本当に田中さんに勝つなんて!」
「それも、あんなに綺麗な背負い投げって初めて見たかも!」
こちら側の応援席は、一斉に驚きの声と賞賛で包まれた。一方、相手陣営は言葉を失っているようだった。
「すごいね、愛莉亜! 強いとは思ってたけど、まさかあの田中さんを倒しちゃうなんて!」
「そうなの?」
正直、高校柔道の“レベル”がどれほどのものか、私にはよくわからない。確かにやりやすい相手ではなかったけど、別に“手強い”というほどでもなかった。……まぁ、だからといって、こんな場で「全然余裕だったよ」とか言うほど私は空気を読めない人間ではない。
「うん、田中さんって女子柔道界ではかなり注目されてて、昔から何度も優勝してるんだよね。うちのエースの金井先輩とも何度も戦ってて、戦績はほぼ互角なんだって」
「へぇ……そうなんだ」
するとそのとき――
「ちょっといいかな」
声をかけられて振り向くと、そこに立っていたのは、ついさっきまで私と戦っていた田中さんだった。
「はい?」
「あなた、すごいわね。まさか……金井さん以外に、私が負けるなんて思わなかったわ」
「ありがとうございます」
私は軽く頭を下げた。心の中で、ひとつ深く息を吐きながら。
「そういえば、あなたは本来、古武術をやってるそうね」
「はい」
相手にはきちんと説明してある。私が柔道ではなく、古武術をやっているということを。でないと、さすがに段も持たず白帯の私が大将を務めるなんて、おかしな話になってしまうから。
「やっぱり、古武術って柔道より強いのかしら?」
「えっと、そういうわけじゃないと思います。ただ、私の場合は……より実践的というか」
「? 実践的?」
「うまく言えないんですけど……私がやっているのは“相手を倒す”という目的に特化した、本当の意味での戦闘技術なんです」
「なるほど……なんだか私たちとは根っこの部分が違うって感じなのね」
「そうですね。でも、今日私がやったことくらいなら、先輩ならすぐにできるようになりますよ」
「え、本当に?」
「はい」
というのも、私がやったことって、ただ冷静に状況を見て、ちょっとした駆け引きをしただけのこと。特別な技術というより、意識と判断の積み重ね。これは私のやっている古武術に限らず、武道全般で身につけられる技術だと思う。
そんな話を、田中さんをはじめ、その場に集まっていた柔道部の皆にもゆっくり話して聞かせた。そのまま、いろいろと雑談を交えながら、あっという間に時間が過ぎていった。
――余談だけど、この日私の話を聞いていたメンバーの中から、後に柔道の成績が爆発的に伸びる人が続出し、数年後には両校が全国トップの座を争うようになる。けれど、それはまた別の物語。
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更新ですが、最初の5話までは毎日朝7時に更新します。
次回は7/22です。
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「香久山さん、お願い! 今回だけでいいから助っ人、引き受けてくれない?」
そう声をかけてきたのは、クラスメイトの笹山楓さんだった。
「笹山さん、何度も言ったと思うけど……私、柔道はやったことないよ?」
「うん、聞いた。でも、香久山さんの運動神経なら、きっとすぐにできるようになると思うし。それに、武術だっけ? あれはできるんでしょ?」
私はこれまで、笹山さんには自分がやっているのは柔道みたいな“武道”ではなく、もっと古風な、いわば“古武術のようなもの”だと説明してきた。
「うん、でも私がやってるのはスポーツじゃないんだ。もし試合中にそっちの技を使っちゃったら、危ないかもしれないよ?」
もちろん、私だって分別はあるつもり。試合中に危険な技を使うなんてことはたぶんしないし、そこまでの相手もそうそういないとは思う。でも、絶対に大丈夫ってわけじゃない。だから、やっぱり気が進まない。
「それも聞いたけど、大丈夫だよ。それに今回は、本当に頼みたいの」
「どういうこと?」
笹山さんの話によると、今回の試合は練習試合ではあるけれど、相手が昔からのライバル校らしくて、どうしても負けたくないらしい。ところが、メンバーのひとり――それもエースが、昨日の練習中にケガをしてしまったとのこと。ほかに代わりがいないから、白羽の矢が立ったのが……私というわけ。
「あれって、もしかして私がそのエースの代役ってこと?」
「うん、そう。お願い!」
エースの代わりって、ちょっと荷が重いけど……ここまで真剣に頼まれたら、断りづらい。こういうところ、自分の性格だなって思う。たぶん、父の影響だろうな。あの人も、人に頼まれると放っておけない性分だったから。
「はぁ……わかった。今回だけだよ」
「ありがと!」
というわけで2日後、試合会場となる我が校の武道場にやってきた。
「それじゃ香久山さん、今日はお願いね」
「はい」
女子柔道部の部長である斎藤先輩から、改めて頼まれる。ちなみに顔合わせは昨日済ませていて、その時に柔道のルールや禁止事項などを中心に教えてもらった。というのも、柔道で使われる投げ技の多くが、私の知っている古武術の技と似ているからだ。ただ、私の技は“競技”ではなく“実戦”用――つまり、相手を本気で傷つけてしまいかねない。だからこそ、加減の調整が必要だった。
そうして始まった試合。私はエースの代役ということで、大将――最後を任された。
「……ちょっと緊張してきた」
戦いそのものは何度も経験してきたけれど、人前での“公式な試合”という形は初めて。ちゃんと動けるか、足を引っ張らないか――不安は尽きない。
「愛莉亜、大丈夫。リラックス、リラックス♪」
「う、うん……」
背後から聞こえた声は、笹山楓――今ではもう、名前で呼び合う仲になった彼女の明るい応援だった。たった2日でも、ぐっと距離が縮まった気がする。
そして試合は拮抗した展開に。先鋒が勝ち、次鋒が負け、中堅が負け、副将が勝ち――互角の流れの中、勝敗を左右するのは、私の大将戦に委ねられることとなった。
「いよいよ、か……」
「愛莉亜、頑張って!」
「うん!」
深呼吸。気合を込めて、一歩踏み出す。
いざ、尋常に――勝負!
「はじめ!」
試合開始の号令とともに、私は構えを取った――といっても、柔道の構えなんて知らない。中途半端に真似ても仕方ないので、いつものように体を斜めにし、腰を低く落とし、両腕を自然に軽く上げ、手は開いたまま。全体の重心をコントロールできる、実戦用の構え。
それだけで、相手はじりっと警戒する。なかなか動かない。でも、このまま硬直しているわけにはいかない。
私はまず動いた。相手の裾と襟をつかみにいく。すると、相手も反応し、私をつかもうと手を伸ばしてきた。それをすかさず引いて、流すようにさばく。
――ふむ、さすが大将。動きに無駄がない。私の目にはゆっくりに見えるけど、普通の人ならこれ、見切るのはけっこう大変そう。
そう分析しながらも、淡々と相手の手を受け流していく。が、このままだと“消極的”と判断されてしまうかもしれないので、今度はこちらから再び詰めにかかる。
案の定、相手はさばいて反撃しようとつかみに来る。こちらも即座にそれをさばき――その瞬間、わずかな隙が見えた。
――今だ!
すかさずその隙に手を差し入れ、相手の袖と襟をつかむ。相手もつかみ返してくるが――こちらから、ほんの少しだけ押してみた。
すると相手は、反射的に体を前に出してきた。そこを狙って、今度は一気に引き込み、素早く相手の懐に潜り込む。
そして――
「せいやっ!」
――一気に背負い投げ!
「一本!」
背負い投げはきれいに決まり、相手選手の背中が床に付いた瞬間審判がそう宣言したことで、私の勝利が確定したのだった。
「ふぅ……」
「すごっ、まさか本当に田中さんに勝つなんて!」
「それも、あんなに綺麗な背負い投げって初めて見たかも!」
こちら側の応援席は、一斉に驚きの声と賞賛で包まれた。一方、相手陣営は言葉を失っているようだった。
「すごいね、愛莉亜! 強いとは思ってたけど、まさかあの田中さんを倒しちゃうなんて!」
「そうなの?」
正直、高校柔道の“レベル”がどれほどのものか、私にはよくわからない。確かにやりやすい相手ではなかったけど、別に“手強い”というほどでもなかった。……まぁ、だからといって、こんな場で「全然余裕だったよ」とか言うほど私は空気を読めない人間ではない。
「うん、田中さんって女子柔道界ではかなり注目されてて、昔から何度も優勝してるんだよね。うちのエースの金井先輩とも何度も戦ってて、戦績はほぼ互角なんだって」
「へぇ……そうなんだ」
するとそのとき――
「ちょっといいかな」
声をかけられて振り向くと、そこに立っていたのは、ついさっきまで私と戦っていた田中さんだった。
「はい?」
「あなた、すごいわね。まさか……金井さん以外に、私が負けるなんて思わなかったわ」
「ありがとうございます」
私は軽く頭を下げた。心の中で、ひとつ深く息を吐きながら。
「そういえば、あなたは本来、古武術をやってるそうね」
「はい」
相手にはきちんと説明してある。私が柔道ではなく、古武術をやっているということを。でないと、さすがに段も持たず白帯の私が大将を務めるなんて、おかしな話になってしまうから。
「やっぱり、古武術って柔道より強いのかしら?」
「えっと、そういうわけじゃないと思います。ただ、私の場合は……より実践的というか」
「? 実践的?」
「うまく言えないんですけど……私がやっているのは“相手を倒す”という目的に特化した、本当の意味での戦闘技術なんです」
「なるほど……なんだか私たちとは根っこの部分が違うって感じなのね」
「そうですね。でも、今日私がやったことくらいなら、先輩ならすぐにできるようになりますよ」
「え、本当に?」
「はい」
というのも、私がやったことって、ただ冷静に状況を見て、ちょっとした駆け引きをしただけのこと。特別な技術というより、意識と判断の積み重ね。これは私のやっている古武術に限らず、武道全般で身につけられる技術だと思う。
そんな話を、田中さんをはじめ、その場に集まっていた柔道部の皆にもゆっくり話して聞かせた。そのまま、いろいろと雑談を交えながら、あっという間に時間が過ぎていった。
――余談だけど、この日私の話を聞いていたメンバーの中から、後に柔道の成績が爆発的に伸びる人が続出し、数年後には両校が全国トップの座を争うようになる。けれど、それはまた別の物語。
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