百年越しの求愛譚【R18】政略結婚〜白い結婚歴100年 王妃への嫌がらせに始めた性行為に沼る王様【主人公は沢山の苦難あってこそ!】

玉龍堂

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第1章 政略と白い結婚

1-2

 ※

 そもそも、政略結婚に至った鬼族側の当時の事情としては、

 隣国との領土争いの為に長く続いた戦によって荒廃した土地になり果て、
 
 民の蓄積された疲労、戦災孤児の増加など課題が山積みしていた。
 
 先の戦で前王が亡くなり、鬼族は女王が立つとたちまち勝利に国を導く鬼神と呼ばれる英雄となる。

 戦勝国となっても色々事情が重なり敗者である国が国力を使い貿易に圧力をかけてきて、縁国に不利な状況から脱するために他の隣国であった龍族に国を譲る事で国民を救うこととなった。

 龍族の永久国には、肥沃な土地に豊富な水資源は鬼族にとっては、妥協せざるを得ない状況下にあった。


 龍族側には龍王の証である龍玉の眼の王族は20代前の帝以来、生まれてこなかった。

 その悲願の中、

 隣国の縁国の鬼王の王族に、龍王の証である龍玉の眼を持った女児が生まれてしまった。

 何故、龍玉の眼が鬼族の王に出現してしまったかというと、

 鬼王の祖母は永久国の皇女だった為、龍王の血縁者であった龍玉の眼の御子が生まれてもおかしくない事態であった。


 鬼王の次代の王女に覚醒遺伝として、龍王の証を持って生まれた事を父である鬼の王は慎重に隠蔽続けた。


 が、戦後処理で失敗したことにより、
 鬼族の最後の女王は国と隠蔽し続けた龍玉眼を盾に、龍族の元老院と手を組んで龍王に婚姻を申し込んだ。
 強い次世代の王を生むことが、雪華のこの婚姻における義務であった。


 されど、

 悲願の龍王の証を持った御子が生まれる予定がない事が、
 王妃の仮面を見ればわかる事実だった。

 


 


  
  
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