最初で最後の日まで…

しろきち

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誰だ……

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「邪魔するぜぇ~」
ドアを開けたと同時にそんな声が聞こえる。
「誰だ....」
「お~久しぶり~元気しとったか?なんだよ、そんな浮かない顔して。なんかあった?」
「.......久しぶり。」
そう私は言葉を零した。
そしてこいつは誰かと言うと、俺の昔の友達。未風 隼人(みかぜ  はやと)だ。
こいつとはだいぶ世話になってた友達だ。
「最近連絡くれないじゃん。寂しかったよ~」
「ていうか、なんで来た。」
「ん、暇だったから来た。悪いか?」
「急に来られても迷惑だから帰れ。こっちは色々と忙しいんだ。お願いだから帰れ」
「ほ~こりゃなかなか珍しいきつい言葉をいただきましたなぁ」
「ほんで、なんかあったか?また幼馴染事故とか。」
「.....」
「やっぱりな。図星か。今日外からサイレンの音が聞こえたからな。」
「ああ、そうだよ。俺の大事な幼馴染、ハクが死んだ。それが悔しかった!でもそんな泣いてるとこ、ハクには見せたくなかった!」
「ま、そう思うのも無理はない。せや、今日泊まってもええか?お前の世話をしたるわ」
「ああ、ありがとう、そうしてくれると頼むよ」
そうして、隼人は俺の夕食を作ってくれた。やっぱり隼人には負ける。
あいつは心を解くのが早いため、俺の心もすぐ打ち解けられた。
そうして俺は はぁ と大きなため息を吐いた。
この先どうするのか、どうなるのかそんなことを考えてると、隼人がこういった。
「明日。休むんか。」
「そうさせてもらうよ」
そうして一日は過ぎていったのだった。
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