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第一部/1組目・自信家の盗賊
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しおりを挟む※1組目:触手、雌落ち、媚薬などの要素が含まれます※
…ダンテ渾身のダンジョンがオープンしてから半日。
ダンジョン全体をモニター出来る『管理人室』にいたダンテは、ダンジョンの入口付近に人族の存在を感知した。
「む…早速第1の挑戦者か?」
遠見の魔法でその場所を映し出せば、そこには警戒するようにダンジョンを見上げる1人の人族。
見た目から判断するに、どうやら人間の冒険者のようだ。
(装備は軽装、腰には短剣。おそらく盗賊だな。…さて、ダンジョン探索に長けた職ではあるがどこまで進めるか…)
1人管理人室でほくそ笑みながら、ダンテはその盗賊の観察を始めた。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
冒険者達が集うブラスレッタの街から数km。
街道からそれて物珍しいものを探していた1人の冒険者…盗賊のラウルは、見たことの無い洞窟に大きく目を見開いていた。
「これは…自然の物じゃないな…暗くて見えにくいけど、中の床や壁は綺麗に舗装されてるし」
そして何より入口の横には不自然な看板。
警戒しながら近寄れば…
『ダンジョン新規オープン!』
『今なら先着10組の挑戦者に親子枝(ダンジョン脱出アイテム)をプレゼント!』
…といった怪しさ満点の誘い文句が。
「……怪しい。怪しすぎる…」
ダンジョンとは到底思えない看板に、ラウルの警戒心は更に強くなる。
(でもこんな所にダンジョンなんて聞いたことないし、これがイタズラじゃなく本当に新しいダンジョンだとすれば……報酬が手に入るチャンスかもしれない)
…ギルドに所属する冒険者には様々な報酬制度がある。
その中のひとつ『冒険者情報共有制度』は、その名の通り新しい情報を冒険者ギルドに報告することで報酬を得られる制度だ。
その『新しい情報』には珍しい魔物、薬の製法、新しい魔法など様々なものが存在するが…特に、未発見のダンジョンの情報には高い報酬が与えられる。
(…ダンジョンの場所だけじゃなくて、中をある程度調査してから報告すれば報酬を上乗せしてもらえるかもしれないな)
ラウルは持ち前の強欲さからそう判断すると、ダンジョンの入口に1歩近付いてから片手を前方に差し出す。
「…罠探知、気配遮断」
そしていつもの様に補助魔法で万全の体制を取ると、ラウルは追加報酬目当てに意気揚々とダンジョンへ潜って行った。
挑戦者 NO.1
----------------------------
ラウル 人間・盗賊
Lv.26 性別:男 年齢:21
HP:180/180
MP:39/43
状態:良好
----------------------------
ーーー1部屋目ーーー
ダンジョンに踏み込んだ瞬間、転移の魔法陣によって飛ばされたラウルは見知らぬ部屋に立ち尽くしていた。
「っ…な、何だ今のは…」
咄嗟に武器に手を伸ばそうと思えば、手のひらの中には『親子枝』が。
(…これが、さっきの看板に書いてた先着プレゼントってやつか?)
親子枝は冒険者御用達の脱出アイテムで、中規模以上の街には必ずある聖樹の枝だ。
これを折ることでその聖樹がある街へと帰還することが出来るのだが…ラウルにはその親子枝を与えた者の意図がさっぱり分からなかった。
(このダンジョンの主は何を考えてるんだ?わざわざこんなものを……)
と、大きなため息をつきそうになったその時。
ーーべちょっ
「っー!」
部屋の奥から聞こえた粘着質な音に、ラウルは姿勢を低くして短剣を構える。
(早速敵のお出ましか…一応気配遮断はかけてるが…)
足音を殺し、ゆっくりと音の方へと歩み寄るラウル。
するとそこには……
(……スライム?)
べちょべちょと粘着質な音を立てて床を這うスライム。
そこには赤と緑の2種類のスライムがいたが、ラウルにとってはどちらも一薙ぎで片付けられる程度の雑魚だと判断された。
「はぁ…アホらし。ハズレダンジョンかよ」
あからさまに大きなため息をつくと、ラウルは気配遮断を解除してスライム達に襲いかかる。
そして目にも留まらぬ速さで繰り出された凶刃は緑スライムの柔らかな体を………
ーーぶにゅんっ
「…は?」
…薙ぐことは出来ず、それどころか短剣は緑スライムの身体の中に取り込まれてしまう。
「っ!う、そだろ…!」
ラウルは咄嗟に短剣を手放し、スライム達から距離をとる。
しかし攻撃された緑スライムはぷるぷると震え、取り込んだ短剣をじわじわと溶かしていた。
(マジかよ…金属を溶かしたってのか?)
物理攻撃の効かない相手に思わずたじろぐラウル。
そんな獲物に、今度はスライム達が攻勢に入った。
『ぬべちょーん!!』
「っー!」
何処か間の抜けた鳴き声を発し、ラウルに襲いかかるスライム達。
その速度は見た目以上に速く、ラウルは避けきれずに腕を掴まれてしまう。
「くっ、この…!」
ージュウウウッ!
掴まれた腕の防具と服がじわじわと溶かされていくが、人体には影響が無いのかラウルの肌を焼くことは無い。
(生きながら溶かされることはないか…不幸中の幸いだな)
僅かに安堵したラウル。
しかし未だスライムに拘束されたままの体は逃げること能わず、その間にも他のスライムが擦り寄ってくる。
「くそっ…!離しやがれ!」
足元からじわじわとラウルの体に這い上がり、防具と衣類を溶かしていく緑スライム。
やがて衣類の大部分を溶かされ、引き締まった裸体が半分程晒された所で今度は赤いスライムがにじり寄る。
ーーにゅるっ
「ひっ!」
身体の一部を細長く伸ばし、溶けた衣類の隙間からラウルの体をまさぐり始めた赤スライム。
スライムと同じ色の赤い粘液をその体にぬりたくりながら、細長く伸ばした体を更に枝分かれさせていく。
「ば、バカっ!どこ触って…ひぁ!?」
そして赤スライムが辿り着いたのはラウルの胸元。
冷たい外気に晒され硬くなった乳首を器用につまみ、くりくりと弄り始めた。
「なん、でっ…スライムが、こんなっ…ぅああっ♡」
スライムに乳首を弄られ、思わず口から溢れた甘い声にラウルは目を見開く。
(お、俺の声…なのか?)
まるで娼婦のような甘ったるい喘ぎ声。
しかし自分自身に驚く暇は無く、赤スライムは枝分かれさせた身体の一部を今度は下着の中へと伸ばしていった。
「っー!?」
男の急所…いわゆる男性器を捉えられ、ラウルは本能的な恐怖に息を飲む。
「や、やめろ…そこはっ…」
だが人語を解さないスライムはラウルの言葉を無視し、小さく萎えた男性器を優しくしごき始める。
ーーシュッ シュッ
「あ♡や、やめ…あぁっ…♡」
拒絶の意志とは裏腹に、ラウルの体は快感を拾い始めてしまう。
…それもそのはず。
赤スライムの粘液は『媚薬』の効果を持ち、先程ラウルの全身にぬりたくられたそれが効力を発揮し始めていた。
(っ…おれ、スライムなんかに…!)
悔しそうに唇を噛み締めるラウル。
だがそんな行為も許さぬように赤スライムはラウルの口の中をも犯し始める。
ーーにゅぶっ!
「んぐぅ!!」
口の中に滑り込んだ赤スライムは体を膨らませ、ラウルの口内を無理矢理塞いでからあの粘液を分泌し始めた。
(や、べぇ…あたまが…)
口内に直接注ぎ込まれた粘液はラウルの思考力と抵抗力を奪っていく。
「むぐっ…んん…♡♡」
媚薬が回った状態で乳首と性器への2点責め。
次第にラウルは快感に屈し始め、自らゆらゆらと腰を揺らし始めていた。
……しかし…
ーーブツッ
ガシャンッ!!
『ぷぎゅー!!』
「っー!?」
緑スライムの体で溶かされ、床に落ちたベルトポーチ。
その中身が散乱した瞬間、赤と緑のスライム達は一斉にラウルの体から離れた。
「げほっ、ごほっ…これは…」
未だハッキリとしない意識で床に散乱したそれを確認すれば、そこには割れた塩の瓶。
どうやらこのスライム達は塩を嫌っているようだ。
(ナメクジかよ…っ、いや、そんなことより今は…!)
ようやくスライム攻めから逃れられたラウル。
即座に周囲を見渡し淡く光る転移の魔法陣を見つけると、力の入らない足で駆け出す。
「っ、加速!!」
そして補助魔法で無理矢理速度を上げると、ラウルはそのまま魔法陣へと飛び乗った。
ーーー1部屋目 スライム部屋 突破ーーー
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ラウル 人間・盗賊
Lv.26 性別:男 年齢:21
HP:141/180
MP:30/43
状態:防具損壊、媚薬漬け
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→ 2部屋目 →
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