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「お昼休憩、いただきまーす」
店長に声をかけて、テナントを出る。
いつもはお弁当持参だが、啓介が出張でいないから、外食が続いている。
今日は何にしようかな。
よく行くカフェとコンビニを通り過ぎ、キョロキョロと辺りを見回していると、赤信号の奥を歩いていく見知った顔を見つけて、胸が跳ね上がる。
啓介だ。久しぶりに見る彼にドキドキするなんて、きっとすごく会いたかったんだろうと思う。
どこに行くんだろう。どんどん離れていく啓介の背中を目で追いかけながら、信号が青に変わるとともに走り出す。
思ったより、足が速い。見失うかもしれない。そう思ったとき、啓介がカフェ『モルドー』に入っていくのが見えた。
たまに私も利用するカフェだ。啓介もお昼を食べるのかもしれない。だったら、一緒に食べたいなと歩き出したそのとき、モルドーに入っていく茶髪の女の人に気づいた。
「あれは、綾……」
間違いない。あれは、吉川綾だ。どうしてここに?
足早に歩き、モルドーに近づくと、窓際に座る啓介を見つけた。彼はスマホを見つめながら、難しい顔をして何やら考え込んでいる。
すると、啓介の隣に綾が現れ、彼女に気づいた彼が顔をあげる。最初は驚いた様子だったが、彼はすぐに笑顔を見せた。
約束はしてなかったみたいだが、初対面でもなさそうだ。胸がドクドクと音を立て始める。
啓介はいつから綾と知り合いなのだろう……。
唐突に、いつかのハンカチが思い出された。あれは、綾のものだったんだろうか。
啓介は東京に取材に行くと言っていたけど、綾と過ごしていた可能性はないだろうか。いや、それはないか。ハンカチが玄関にあるのを、今朝、見ている。ハンカチが綾のもので、ふたりで出かけたなら、もう返しているはずだ。そうは思っても、不安は消えない。
ふたりから目が離せずにいたが、綾が席を移動し、彼に執拗にくっつくのを見たら、目を背向けずにはいられなかった。
呼吸が荒くなる。落ち着かなきゃ。
啓介に限って、浮気なんてありえないだろう。しかも、綾とだなんて。これには何か理由があるんだ。そう思うのに、頭がどんどん真っ白になっていって、何も考えられない。
気づくと、ほおに涙がつたっていた。すれ違う人が振り返るから、あわてて涙をぬぐうと、来た道を戻る。
結局、お昼を食べる気にはなれず、午後からの仕事は身が入らないまま、終業とともにマンションへと帰った。
ハンカチの入った紙袋はまだ下駄箱の上にあった。それを横目にリビングへ入ると、キッチンに立つ啓介が、「おかえり」と笑顔を向けてくる。
私は平静を装い、綾のことは何も問い詰めずに、出張はどうだったの? と聞いた。仕事内容は話せないけど、と彼は前置きをしたが、東京での取材は久しぶりで……と、流暢に話し始めた。その様子はいつもと何も変わらない。綾と一緒にいるところを見たのは、幻だったかもしれないと思うほどだった。
しばらくすると、啓介の外出が増えた。春に向けた講演会の準備が立て込んでいるらしい。この時期はいつも忙しいから、夕食の準備ができない日も出てくる。申し訳ないと頭を下げる彼は、いつもの優しい啓介だった。
「ちょっと出かけてくるよ。遅くなるから、先に寝てていいよ」
春の訪れを感じるような温かい一日の終わりに、啓介はそう言った。
いつも先に寝てる。そう思いながら、私は出かける啓介の背中を見送った。
リビングに戻り、時計を見る。21時を過ぎている。遅い時間から出かけるのは、さすがに珍しい。
しばらく、何もする気が起きずにソファーにうずくまっていたが、思い立って、スマホを手に取り、芹奈へ電話をかけた。
「どうしたのー?」
「こんな時間にごめんね。ちょっと……、聞いてほしいことがあって」
「全然いいよ。さっきね、のんちゃんも誠也さんと帰ったところだから」
芹奈はまったく迷惑がらずにそう言ってくれる。
「帰ったばっかりなんだね。誠也さん、これから啓介と会う予定があるとか言ってた?」
「啓介? 会わないと思うよ。疲れたから、帰ってすぐ寝るって言ってたし」
「そっか」
どうやら、誠也さんと会うわけじゃないらしい。
「啓介と何かあった?」
芹奈の心配そうな声に心が揺さぶられる。
ずっと言おうかどうしようか悩んでいた。勘違いならそれでいい。彼女を巻き込んで大騒ぎしたくないと思っていた。しかし、彼女の心配する声を聞いたら、涙が出てきた。ずっと我慢してたんだと気づいた。
「啓介ね、最近よく出かけるようになって……」
「そうなの? あっ、でも、この時期はいつも忙しそうだよね」
「講演会が続くみたい」
「そうそう。学校とか施設とか、いろいろ。今も帰ってきてないの?」
「帰ってないっていうか、いま出かけたよ」
「いま? こんな時間に仕事?」
芹奈も不思議がる。
「だよね。ちょっと変だよね」
「そうだねぇ。仕事以外の用事かな?」
「誰と会うかは聞いてない。怖くて……」
「怖いって?」
「実はね、啓介が将司の不倫相手と会ってたの、見ちゃったんだ」
勇気を出してそう言うと、彼女は息を飲んだ。そして、電話の奥で眉をひそめる彼女が容易に想像がつくほどの低い声で言う。
「なにそれ、本当なの?」
「うん。先月の末ぐらいに見かけたんだけど、それから外出が増えるようになって」
「外泊もあるの?」
「それはないよ。でも……、昼間でも会えるから」
将司だって、朝から綾とホテルに出かけていたらしい。融通のきく仕事をしてる啓介だって、会おうと思えばいつでも密会できるだろう。
「そっかぁ。あっ、祥子さ、スマホの位置情報共有したって言ってなかった? いま、どこにいるの?」
「……それも怖くて見れてない」
「見た方がいいよ。啓介に限ってって、私はやっぱり思っちゃうけど、万が一のときのために証拠は必要だよ?」
「それはわかってる……」
将司のときは、綾が私に直接バラしに来たから、証拠集めに奔走したりはしなかったけど、証拠が重要だってことはよくわかっている。
でも、私たちはまだ結婚してない。彼が浮気してたって、何の罪にも問われない。
「とりあえず、位置確認してみて」
「わかった」
いったん、電話を切って、アプリを立ち上げる。啓介の居場所が表示される。その場所を拡大したあと、すぐに芹奈へ電話をかけ直す。
「どうだった?」
「コモンにいるみたい」
「コモンって、バーの?」
「うん、そう。そこからずっと動いてなかったから、移動中じゃないと思う」
「誰かと会ってるのかなぁ?」
「わかんない。でも、ひとりじゃないよね?」
「だよね。ひとりなら、祥子と行けばいいしね。どうするの?」
「……見に行ってみようかな」
ずっと何も知りたくない、何も見たくないと逃げていたから、迷った挙げ句、そう言う。
「行くの?」
「何もなければ、それでいいし」
「そうだね。……でも、気をつけて」
「わかってる。また連絡するね」
「いつでもいいよ。待ってる」
「ありがとう」
ふたたび、電話を切るとすぐ、コートを羽織って、玄関に向かう。靴を履きながら、何気に下駄箱の上を見て、ハッと息を飲む。昨日まであった紙袋がなくなっている。
「綾に会いに行ったのかも……」
やっぱり、行くのやめようか。怖気付きそうになったが、このままずっと見て見ぬふりをして啓介と過ごしていくのもつらい。
将司のときに学んだではないか。あやしいと思っていたのに問い詰めなかったから、問題が大きくなってしまったことを。
勇気を出して一歩足を踏み出す。そうすると、進むしかない足はもう迷うことなくコモンへと向かった。
「お昼休憩、いただきまーす」
店長に声をかけて、テナントを出る。
いつもはお弁当持参だが、啓介が出張でいないから、外食が続いている。
今日は何にしようかな。
よく行くカフェとコンビニを通り過ぎ、キョロキョロと辺りを見回していると、赤信号の奥を歩いていく見知った顔を見つけて、胸が跳ね上がる。
啓介だ。久しぶりに見る彼にドキドキするなんて、きっとすごく会いたかったんだろうと思う。
どこに行くんだろう。どんどん離れていく啓介の背中を目で追いかけながら、信号が青に変わるとともに走り出す。
思ったより、足が速い。見失うかもしれない。そう思ったとき、啓介がカフェ『モルドー』に入っていくのが見えた。
たまに私も利用するカフェだ。啓介もお昼を食べるのかもしれない。だったら、一緒に食べたいなと歩き出したそのとき、モルドーに入っていく茶髪の女の人に気づいた。
「あれは、綾……」
間違いない。あれは、吉川綾だ。どうしてここに?
足早に歩き、モルドーに近づくと、窓際に座る啓介を見つけた。彼はスマホを見つめながら、難しい顔をして何やら考え込んでいる。
すると、啓介の隣に綾が現れ、彼女に気づいた彼が顔をあげる。最初は驚いた様子だったが、彼はすぐに笑顔を見せた。
約束はしてなかったみたいだが、初対面でもなさそうだ。胸がドクドクと音を立て始める。
啓介はいつから綾と知り合いなのだろう……。
唐突に、いつかのハンカチが思い出された。あれは、綾のものだったんだろうか。
啓介は東京に取材に行くと言っていたけど、綾と過ごしていた可能性はないだろうか。いや、それはないか。ハンカチが玄関にあるのを、今朝、見ている。ハンカチが綾のもので、ふたりで出かけたなら、もう返しているはずだ。そうは思っても、不安は消えない。
ふたりから目が離せずにいたが、綾が席を移動し、彼に執拗にくっつくのを見たら、目を背向けずにはいられなかった。
呼吸が荒くなる。落ち着かなきゃ。
啓介に限って、浮気なんてありえないだろう。しかも、綾とだなんて。これには何か理由があるんだ。そう思うのに、頭がどんどん真っ白になっていって、何も考えられない。
気づくと、ほおに涙がつたっていた。すれ違う人が振り返るから、あわてて涙をぬぐうと、来た道を戻る。
結局、お昼を食べる気にはなれず、午後からの仕事は身が入らないまま、終業とともにマンションへと帰った。
ハンカチの入った紙袋はまだ下駄箱の上にあった。それを横目にリビングへ入ると、キッチンに立つ啓介が、「おかえり」と笑顔を向けてくる。
私は平静を装い、綾のことは何も問い詰めずに、出張はどうだったの? と聞いた。仕事内容は話せないけど、と彼は前置きをしたが、東京での取材は久しぶりで……と、流暢に話し始めた。その様子はいつもと何も変わらない。綾と一緒にいるところを見たのは、幻だったかもしれないと思うほどだった。
しばらくすると、啓介の外出が増えた。春に向けた講演会の準備が立て込んでいるらしい。この時期はいつも忙しいから、夕食の準備ができない日も出てくる。申し訳ないと頭を下げる彼は、いつもの優しい啓介だった。
「ちょっと出かけてくるよ。遅くなるから、先に寝てていいよ」
春の訪れを感じるような温かい一日の終わりに、啓介はそう言った。
いつも先に寝てる。そう思いながら、私は出かける啓介の背中を見送った。
リビングに戻り、時計を見る。21時を過ぎている。遅い時間から出かけるのは、さすがに珍しい。
しばらく、何もする気が起きずにソファーにうずくまっていたが、思い立って、スマホを手に取り、芹奈へ電話をかけた。
「どうしたのー?」
「こんな時間にごめんね。ちょっと……、聞いてほしいことがあって」
「全然いいよ。さっきね、のんちゃんも誠也さんと帰ったところだから」
芹奈はまったく迷惑がらずにそう言ってくれる。
「帰ったばっかりなんだね。誠也さん、これから啓介と会う予定があるとか言ってた?」
「啓介? 会わないと思うよ。疲れたから、帰ってすぐ寝るって言ってたし」
「そっか」
どうやら、誠也さんと会うわけじゃないらしい。
「啓介と何かあった?」
芹奈の心配そうな声に心が揺さぶられる。
ずっと言おうかどうしようか悩んでいた。勘違いならそれでいい。彼女を巻き込んで大騒ぎしたくないと思っていた。しかし、彼女の心配する声を聞いたら、涙が出てきた。ずっと我慢してたんだと気づいた。
「啓介ね、最近よく出かけるようになって……」
「そうなの? あっ、でも、この時期はいつも忙しそうだよね」
「講演会が続くみたい」
「そうそう。学校とか施設とか、いろいろ。今も帰ってきてないの?」
「帰ってないっていうか、いま出かけたよ」
「いま? こんな時間に仕事?」
芹奈も不思議がる。
「だよね。ちょっと変だよね」
「そうだねぇ。仕事以外の用事かな?」
「誰と会うかは聞いてない。怖くて……」
「怖いって?」
「実はね、啓介が将司の不倫相手と会ってたの、見ちゃったんだ」
勇気を出してそう言うと、彼女は息を飲んだ。そして、電話の奥で眉をひそめる彼女が容易に想像がつくほどの低い声で言う。
「なにそれ、本当なの?」
「うん。先月の末ぐらいに見かけたんだけど、それから外出が増えるようになって」
「外泊もあるの?」
「それはないよ。でも……、昼間でも会えるから」
将司だって、朝から綾とホテルに出かけていたらしい。融通のきく仕事をしてる啓介だって、会おうと思えばいつでも密会できるだろう。
「そっかぁ。あっ、祥子さ、スマホの位置情報共有したって言ってなかった? いま、どこにいるの?」
「……それも怖くて見れてない」
「見た方がいいよ。啓介に限ってって、私はやっぱり思っちゃうけど、万が一のときのために証拠は必要だよ?」
「それはわかってる……」
将司のときは、綾が私に直接バラしに来たから、証拠集めに奔走したりはしなかったけど、証拠が重要だってことはよくわかっている。
でも、私たちはまだ結婚してない。彼が浮気してたって、何の罪にも問われない。
「とりあえず、位置確認してみて」
「わかった」
いったん、電話を切って、アプリを立ち上げる。啓介の居場所が表示される。その場所を拡大したあと、すぐに芹奈へ電話をかけ直す。
「どうだった?」
「コモンにいるみたい」
「コモンって、バーの?」
「うん、そう。そこからずっと動いてなかったから、移動中じゃないと思う」
「誰かと会ってるのかなぁ?」
「わかんない。でも、ひとりじゃないよね?」
「だよね。ひとりなら、祥子と行けばいいしね。どうするの?」
「……見に行ってみようかな」
ずっと何も知りたくない、何も見たくないと逃げていたから、迷った挙げ句、そう言う。
「行くの?」
「何もなければ、それでいいし」
「そうだね。……でも、気をつけて」
「わかってる。また連絡するね」
「いつでもいいよ。待ってる」
「ありがとう」
ふたたび、電話を切るとすぐ、コートを羽織って、玄関に向かう。靴を履きながら、何気に下駄箱の上を見て、ハッと息を飲む。昨日まであった紙袋がなくなっている。
「綾に会いに行ったのかも……」
やっぱり、行くのやめようか。怖気付きそうになったが、このままずっと見て見ぬふりをして啓介と過ごしていくのもつらい。
将司のときに学んだではないか。あやしいと思っていたのに問い詰めなかったから、問題が大きくなってしまったことを。
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