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悲しみのキャストドール
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「お兄ちゃんっ、今の人! 今の人って幽霊っ?」
那波が立ち去ると、妹の美都夜はそうそうに噛み付かんばかりの勢いで声を上げた。
ロリコンだ、誘拐だと騒ぎ立てたかと思えば、今度は幽霊と来た。
頭がおかしいのかと哀れにもなりそうだが、那波に関しては俺も同様のことを思い浮かべたりもしたから、頭ごなしに否定もできない。
那波はいったい何者だろう。
彼女に関わったことがある者は、一度は覚えた疑問ではないだろうか。しかし、俺は那波が何者であろうと好きだと思うのだから、どうしようもない男だ。
「なんでそう思うんだよ」
美都夜は思いがけず、嘉木野氏の人形について詳しかった。あの時、美都夜がそれに気づかなければ、俺は今でもあの写真を、幸せそうな家族写真としか捉えられなかっただろう。
もしかしたら今日もまた、美都夜の口からとんでもないことが聞けるかもしれないと考えた。そして案の定、彼女は期待を裏切らない発言をした。
「だって、あの人形にそっくりなんだもん!」
「やっぱりか……」
幼い芽依が抱く人形は、一見とてもリアルで精巧な、そして色白の細面が美しい人形だった。それはまさに、那波に抱いた第一印象ではなかったか。
「やっぱり? やっぱりって何? お兄ちゃん、あの人が幽霊だって知ってておしゃべりしてたのっ?」
「まさか。あの写真の人形、飛流さんに似てるかなって思っただけだよ」
「ひりゅう……、あの人、もしかして飛流ナミ?」
知っていることをすべて吐き出したい勢いで早口に美都夜は言うと、学生カバンを足元に落として、トートバッグから重たそうな写真集を取り出した。
国民的大スターのアニメキャラがデザインされた、いけ好かない目つきをしているそのキャラの絵柄が可愛いと、美都夜が気に入っているトートバッグだ。
今朝、彼女が学校に行く時は全く重さを感じさせないバッグだった。
どうやらお願いした写真集を早速借りてきてくれたようだ。俺なんかより何十倍も何百倍も行動力があるらしい。
「さっき、お友達のうちに寄って借りてきたの。でね、嘉木野さんの作品で黒髪の人形はこれしかないって言われて。それがあの人によく似た人形なんだって」
考えてみたら、美都夜は通学にこの道を使わない。ここで妹と出くわした時点で、俺は「どこかに寄ってきたのか」と尋ねるべきだったかもしれない。妹の非行を監督するのは兄の使命でもある。
「ほら、見て、お兄ちゃん」
脳内の俺のたわごとをよそに、そのページを探し出した美都夜は写真集を突き出す。
それは写真集の後半の方で、どちらかというとメインではない作品を数点並べて撮影した一枚の写真が掲載されたページだった。
しかし、芽依の写真とは違う。明らかに人形一体一体の顔がはっきりとわかる写真だ。
「これ、これだよっ」
「まあ、わかるよ」
黒髪の人形は一体しかない。最初からその人形に釘付けだ。隣で騒ぐ妹を制しながら、そっと写真集を閉じる。
「お兄ちゃん? もういいの?」
「ああ、十分だよ。ありがとうな」
目を皿のようにして眺める必要などなかった。それほど那波に類似していた。偶然でここまで似ることはないだろうと思えるほどに。
「でもさ、この人形が飛流さんに似てるからって、あの写真の人形かどうかは確かめようがないよな。嘉木野さんの作品で黒髪の人形はこれしかないって、確かな証拠はないんだから」
芽依が抱く人形はこの人形とは別物かもしれない。そう思う俺の言葉を、美都夜は確信を持ってあっさりと否定した。
「絶対あの写真の人形だよ。さっきのあの人が飛流ナミなら、あの写真の女の子はメイだよね? 違う?」
「なんでそんなこと知ってるんだよ」
情報通というものには、感心する前に恐ろしさを覚える。知らなくてもいいようなことまで暴き出してしまう気がする。
「聞いたの、友達のお母さんに。もう10年ぐらい前のことらしいけど」
そう言って、美都夜は友人の母親に聞いたという昔話を語りだした。
嘉木野氏の工房に彼らが訪れたのは、12年前の冬のことだった。
あまり雪の降らないこの地方でも、この年は例年になく冷え込むことが多く、この日も夕方からちらほらと雪が舞っていた。
暗くなる頃には道路にはうっすらと雪が積っていた。いつもより帰宅の遅いご主人を心配した奥さんが様子を見に外へ出ると、はす向かいの工房の前に横付けされた一台の高級車から、彼ら一家がちょうど降りてきたところだったという。
薄茶の長い髪が愛らしい少女と、スマートな佇まいが印象的な黒いコートの男性、そしてアーモンドブラウンのシルエットが美しいコートを身にまとい、少女の足元を気遣う美しい女性。大層品の良い家族だと、その時奥さんは思ったそうだ。
そのあとすぐにご主人が帰宅して家の中に入ったが、奥さんが夜遅くに外を確認した時にはまだ、工房には明かりがついていたという。
この奥さんが美都夜の友人の母親であり、工房を訪れた三人が飛流一家であったようだ。
人の出入りが激しくない田舎のこの町で、見慣れない飛流一家のことは瞬く間に噂になった。刺激のない日々を過ごす町人たちが、ひまつぶしで話題にするにはもってこいの出来事だったのだ。
飛流一家が江井見家の親族であることを奥さんが聞いたのは、あの雪の日から一週間後のことだった。
その時には、薄茶の髪の少女が、江井見建造氏の孫であり、飛流芽依という名であることが主婦仲間の間では広まっていた。
この時はまだ飛流一家はこの町には暮らしていなかった。時折、江井見家を訪れる姿が目撃されているぐらいで、町人と交流もない。
嘉木野氏の人形も今ほど有名ではなく、彼と交流のある江井見建造のススメで工房を見学に来たのだろうぐらいにしか思われていなかった。
それから半年後、夏になると芽依の姿がよく見かけられるようになった。とても利発で好奇心旺盛な彼女は、勝手に祖父の屋敷を飛び出しては厳格な父親に叱られていたようだ。
そんな芽依の遊び場は、江井見建造氏の運営する私立英美学園の裏山で、彼女の愛らしさに惹かれてこっそりと裏山に忍び込む子供達と遊ぶこともあったようだ。もちろん、それがわかったのはずいぶん後になってからだが。
どちらかというと、その頃の江井見家の敷地は周囲に開けた環境にあった。無論防犯に努めていないという意味ではなく、たとえ子供達が裏山に忍んでも、大人は見て見ぬふりをしていたという点においてである。
しかし、いつの頃からか、江井見家は外界から隔離された空間のように閉鎖的になったという。
はっきりとした理由はわからない。だからこそ無責任な噂は広まる。時には矛盾した噂に気付かず、さらなる噂を呼び起こしていたと、奥さんはあの日を振り返り語った。
「芽依ちゃんは確かに飛流さんちの一人娘だったんだけどね……。でもね、もう一人娘さんがいるという人もいたの。おかしいなぁとは思っていたけど、去年飛流さんちの娘さんたちが英美学園に入学したと聞いて驚いたのよ。だって双子だって言うじゃない。双子っていつも一緒にいるものだと思ってたけど、二人でいる時なんて見かけたことなかったし……、偏見だったのかしらね。それにね、もう一人娘さんがいるって言った人の話だと、その子は病気で亡くなったって。それは那波ちゃんのことでしょう? もう、わけがわからなくて」
何が真実なのか、いまだに奥さんはわからないという。
「それとね、あの人形よ。嘉木野さんの写真展を見に行って、何気に写真集を買ってきたんだけど、見て驚いたわ。美都夜ちゃんが知りたがってた黒髪のドール、あのドールね、那波ちゃんにそっくりなんだもの。どういうことかしら? ってご近所さんと話をしていたら、こんな話を聞いたわ」
それもあくまで噂だけど……と、奥さんは前置きしたが、その話を聞いた時一番腑に落ちたのだという。
それはあの雪の日、飛流一家が嘉木野氏の工房を訪れたのは、生き別れになった芽依の双子の妹である那波にそっくりの人形を作成して欲しいと頼みに来たのだという話。
生き別れになった理由は、体が弱くて施設に入っていたからだとか。そういう話が一人歩きして、那波が亡くなったという話にも発展したのだとか。
だから、人形が那波に似ているのは当然で、小さな頃に芽依が一人で遊んでいたことに不自然なことはなかった。
「ただね、那波ちゃんの良くない噂も聞いて、もしかしたら、なんて考えたりして」
奥さんは言葉を濁した。口にするのもはばかれる内容だったのだろう。
その言葉は容易に想像がつく。那波の体が冷たいことは、誰も口にしないだけで、この辺りでは広く知られているのだろう。だから美都夜も叫んだのだ。
幽霊、という言葉を。
那波が冷たいのは死人だから。飛流氏が娘の死を悼み、嘉木野氏に人形を作らせたという話の方がどちらかというと信憑性がある。それだけの理由で。
結局、美都夜の話は、俺にとっては何も報われない話だった。
那波そっくりの人形を抱いていた幼い芽依に説明はついたが、那波は何者だろう、その疑問の答えは出なかったのだから。
「お兄ちゃんっ、今の人! 今の人って幽霊っ?」
那波が立ち去ると、妹の美都夜はそうそうに噛み付かんばかりの勢いで声を上げた。
ロリコンだ、誘拐だと騒ぎ立てたかと思えば、今度は幽霊と来た。
頭がおかしいのかと哀れにもなりそうだが、那波に関しては俺も同様のことを思い浮かべたりもしたから、頭ごなしに否定もできない。
那波はいったい何者だろう。
彼女に関わったことがある者は、一度は覚えた疑問ではないだろうか。しかし、俺は那波が何者であろうと好きだと思うのだから、どうしようもない男だ。
「なんでそう思うんだよ」
美都夜は思いがけず、嘉木野氏の人形について詳しかった。あの時、美都夜がそれに気づかなければ、俺は今でもあの写真を、幸せそうな家族写真としか捉えられなかっただろう。
もしかしたら今日もまた、美都夜の口からとんでもないことが聞けるかもしれないと考えた。そして案の定、彼女は期待を裏切らない発言をした。
「だって、あの人形にそっくりなんだもん!」
「やっぱりか……」
幼い芽依が抱く人形は、一見とてもリアルで精巧な、そして色白の細面が美しい人形だった。それはまさに、那波に抱いた第一印象ではなかったか。
「やっぱり? やっぱりって何? お兄ちゃん、あの人が幽霊だって知ってておしゃべりしてたのっ?」
「まさか。あの写真の人形、飛流さんに似てるかなって思っただけだよ」
「ひりゅう……、あの人、もしかして飛流ナミ?」
知っていることをすべて吐き出したい勢いで早口に美都夜は言うと、学生カバンを足元に落として、トートバッグから重たそうな写真集を取り出した。
国民的大スターのアニメキャラがデザインされた、いけ好かない目つきをしているそのキャラの絵柄が可愛いと、美都夜が気に入っているトートバッグだ。
今朝、彼女が学校に行く時は全く重さを感じさせないバッグだった。
どうやらお願いした写真集を早速借りてきてくれたようだ。俺なんかより何十倍も何百倍も行動力があるらしい。
「さっき、お友達のうちに寄って借りてきたの。でね、嘉木野さんの作品で黒髪の人形はこれしかないって言われて。それがあの人によく似た人形なんだって」
考えてみたら、美都夜は通学にこの道を使わない。ここで妹と出くわした時点で、俺は「どこかに寄ってきたのか」と尋ねるべきだったかもしれない。妹の非行を監督するのは兄の使命でもある。
「ほら、見て、お兄ちゃん」
脳内の俺のたわごとをよそに、そのページを探し出した美都夜は写真集を突き出す。
それは写真集の後半の方で、どちらかというとメインではない作品を数点並べて撮影した一枚の写真が掲載されたページだった。
しかし、芽依の写真とは違う。明らかに人形一体一体の顔がはっきりとわかる写真だ。
「これ、これだよっ」
「まあ、わかるよ」
黒髪の人形は一体しかない。最初からその人形に釘付けだ。隣で騒ぐ妹を制しながら、そっと写真集を閉じる。
「お兄ちゃん? もういいの?」
「ああ、十分だよ。ありがとうな」
目を皿のようにして眺める必要などなかった。それほど那波に類似していた。偶然でここまで似ることはないだろうと思えるほどに。
「でもさ、この人形が飛流さんに似てるからって、あの写真の人形かどうかは確かめようがないよな。嘉木野さんの作品で黒髪の人形はこれしかないって、確かな証拠はないんだから」
芽依が抱く人形はこの人形とは別物かもしれない。そう思う俺の言葉を、美都夜は確信を持ってあっさりと否定した。
「絶対あの写真の人形だよ。さっきのあの人が飛流ナミなら、あの写真の女の子はメイだよね? 違う?」
「なんでそんなこと知ってるんだよ」
情報通というものには、感心する前に恐ろしさを覚える。知らなくてもいいようなことまで暴き出してしまう気がする。
「聞いたの、友達のお母さんに。もう10年ぐらい前のことらしいけど」
そう言って、美都夜は友人の母親に聞いたという昔話を語りだした。
嘉木野氏の工房に彼らが訪れたのは、12年前の冬のことだった。
あまり雪の降らないこの地方でも、この年は例年になく冷え込むことが多く、この日も夕方からちらほらと雪が舞っていた。
暗くなる頃には道路にはうっすらと雪が積っていた。いつもより帰宅の遅いご主人を心配した奥さんが様子を見に外へ出ると、はす向かいの工房の前に横付けされた一台の高級車から、彼ら一家がちょうど降りてきたところだったという。
薄茶の長い髪が愛らしい少女と、スマートな佇まいが印象的な黒いコートの男性、そしてアーモンドブラウンのシルエットが美しいコートを身にまとい、少女の足元を気遣う美しい女性。大層品の良い家族だと、その時奥さんは思ったそうだ。
そのあとすぐにご主人が帰宅して家の中に入ったが、奥さんが夜遅くに外を確認した時にはまだ、工房には明かりがついていたという。
この奥さんが美都夜の友人の母親であり、工房を訪れた三人が飛流一家であったようだ。
人の出入りが激しくない田舎のこの町で、見慣れない飛流一家のことは瞬く間に噂になった。刺激のない日々を過ごす町人たちが、ひまつぶしで話題にするにはもってこいの出来事だったのだ。
飛流一家が江井見家の親族であることを奥さんが聞いたのは、あの雪の日から一週間後のことだった。
その時には、薄茶の髪の少女が、江井見建造氏の孫であり、飛流芽依という名であることが主婦仲間の間では広まっていた。
この時はまだ飛流一家はこの町には暮らしていなかった。時折、江井見家を訪れる姿が目撃されているぐらいで、町人と交流もない。
嘉木野氏の人形も今ほど有名ではなく、彼と交流のある江井見建造のススメで工房を見学に来たのだろうぐらいにしか思われていなかった。
それから半年後、夏になると芽依の姿がよく見かけられるようになった。とても利発で好奇心旺盛な彼女は、勝手に祖父の屋敷を飛び出しては厳格な父親に叱られていたようだ。
そんな芽依の遊び場は、江井見建造氏の運営する私立英美学園の裏山で、彼女の愛らしさに惹かれてこっそりと裏山に忍び込む子供達と遊ぶこともあったようだ。もちろん、それがわかったのはずいぶん後になってからだが。
どちらかというと、その頃の江井見家の敷地は周囲に開けた環境にあった。無論防犯に努めていないという意味ではなく、たとえ子供達が裏山に忍んでも、大人は見て見ぬふりをしていたという点においてである。
しかし、いつの頃からか、江井見家は外界から隔離された空間のように閉鎖的になったという。
はっきりとした理由はわからない。だからこそ無責任な噂は広まる。時には矛盾した噂に気付かず、さらなる噂を呼び起こしていたと、奥さんはあの日を振り返り語った。
「芽依ちゃんは確かに飛流さんちの一人娘だったんだけどね……。でもね、もう一人娘さんがいるという人もいたの。おかしいなぁとは思っていたけど、去年飛流さんちの娘さんたちが英美学園に入学したと聞いて驚いたのよ。だって双子だって言うじゃない。双子っていつも一緒にいるものだと思ってたけど、二人でいる時なんて見かけたことなかったし……、偏見だったのかしらね。それにね、もう一人娘さんがいるって言った人の話だと、その子は病気で亡くなったって。それは那波ちゃんのことでしょう? もう、わけがわからなくて」
何が真実なのか、いまだに奥さんはわからないという。
「それとね、あの人形よ。嘉木野さんの写真展を見に行って、何気に写真集を買ってきたんだけど、見て驚いたわ。美都夜ちゃんが知りたがってた黒髪のドール、あのドールね、那波ちゃんにそっくりなんだもの。どういうことかしら? ってご近所さんと話をしていたら、こんな話を聞いたわ」
それもあくまで噂だけど……と、奥さんは前置きしたが、その話を聞いた時一番腑に落ちたのだという。
それはあの雪の日、飛流一家が嘉木野氏の工房を訪れたのは、生き別れになった芽依の双子の妹である那波にそっくりの人形を作成して欲しいと頼みに来たのだという話。
生き別れになった理由は、体が弱くて施設に入っていたからだとか。そういう話が一人歩きして、那波が亡くなったという話にも発展したのだとか。
だから、人形が那波に似ているのは当然で、小さな頃に芽依が一人で遊んでいたことに不自然なことはなかった。
「ただね、那波ちゃんの良くない噂も聞いて、もしかしたら、なんて考えたりして」
奥さんは言葉を濁した。口にするのもはばかれる内容だったのだろう。
その言葉は容易に想像がつく。那波の体が冷たいことは、誰も口にしないだけで、この辺りでは広く知られているのだろう。だから美都夜も叫んだのだ。
幽霊、という言葉を。
那波が冷たいのは死人だから。飛流氏が娘の死を悼み、嘉木野氏に人形を作らせたという話の方がどちらかというと信憑性がある。それだけの理由で。
結局、美都夜の話は、俺にとっては何も報われない話だった。
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