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強欲な甘い結婚
初めての……(2)
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ワイングラスが空になると、ソファーに座る私に身を寄せてくる。
「待って……」
「もうずいぶん、待った」
それはそう。前だって、抱きたいと言ってくれたのに、待ってくれた。
「今日はそのつもりがなくて……」
「いやか?」
「いやって言うか……。勇気がなくて」
「どんな勇気がいる? つばさはきれいだよ。俺は知ってる」
トップスインしてないブラウスのすそから、彼の手が入り込む。
ブラジャーに触れた指が胸をさぐると同時に、唇をふさがれた。
甘い香りが鼻へ抜ける。彼から伝わるワインの香りはとても甘い。
舌が絡まり合って、甘い息が漏れる。抱かれてもいい。そんな風に思うぐらい、甘いキスで脳がしびれていく。
「海堂さん……」
「ベッドに連れていっていいか?」
うなずいたときにはブラウスを脱がされていた。立ち上がると、スカートが足もとに落ちる。
彼は恥ずかしがる私を軽々と抱き上げて、ベッドに押し倒すと、ワイシャツのボタンを外す。
鍛えられた胸が目の前にさらされて、パッと目をそらすと、彼はくすりと笑った。
「もっと俺を見てろ」
そう言って、私にまたがると、ブラジャーをはずしてくる。
「いい体だな。形も、大きさも好みだ」
大きな手が胸を柔らかく包み込む。
「……あんまり、見ないで」
「そう言われると、余計に見たくなる」
顔を近づけてくる。軽くキスをして、そのまま頭を下げていく。見ないで、というのに、胸もとへ無遠慮に注がれる視線を感じる。
じっくりと眺めてるのだろう。彼の指先が胸の先をもてあそぶ。
「感じてるのがわかるか?」
いじわるに言う彼は、恥ずかしさのあまり首を横に振る私に笑んで、そのまま胸の先端を口に含んだ。舌先が円を描くようにいたずらに滑り、音を立てて吸いついた。
甘い声が漏れ、同時に体が波を打つ。体をよじると、ショーツに指がかかる。
「やばいな。……興奮する」
そうつぶやいた佑磨さんの唇が、柔らかな肌を確かめるようにお腹に触れて、さがるショーツの中へ落ちていく。
「海堂さん……、だめ……」
ため息は、すぐに甘い息へと変わった。体を起こした彼の指先が、誰にも触れられたことのない柔らかな場所へ入り込んでくる。
「やめ……っ」
「すぐに気持ちよくなる」
何度も上下する指に、息が荒立った。何も考えられない。足の指先に力が入り、シーツをつかむのが、やっと。
彼は女性の扱いになれてる。そう思わせるぐらい、私の体が私のものじゃないみたいに、とろかされていく。
「つばさ、俺を見て」
足を押し開かれて、思わず、体を浮かす。
「怖くない」
佑磨さんは足を抱え、逃げ出しそうになる私を抱き寄せた。
「待って……」
「待たない」
「でも……」
「怖いのは、最初だけだ。俺の首に腕を回してろ」
言われるがままに、彼に抱きついた。硬質な胸板と、どきどきと高鳴る胸が合わさって、守られてるような錯覚に満たされた。
欲深になって、鍛えられた背中に指を這わせる。佑磨さんに触れることを許された私が、特別な存在になったような気がした。
「佑磨さん……」
名前を呼んだ。そう名前を呼ぶのが許された女性になれたと思った。
「つばさ」
彼はどことなくうれしそうに笑んで、甘いキスを落としてくる。
「大丈夫だから、ちょっと我慢してろよ」
耳元で甘くささやいて、私の中へ入ってくる。苦しげに息をつく彼は妖艶で、とてもきれいだった。
「佑磨さん……」
グッと力が入ってしまうと、彼はますます苦しげにする。
「力、抜け」
「どうしたら……」
息があがる。頼りなげに見上げたら、彼はとろんと目を細めた。
「あんまり、かわいい顔するな。余裕がなくなる」
こめかみにキスをして、髪をなでてくれる。力を抜こうと必死になる私を落ち着かせようと唇を合わせてくる。
「もう、大丈夫だ」
「佑磨さ……ん」
「最高の気分だ」
うっすら涙の浮かぶ目で息を整える私を、佑磨さんはベッドに腕をついて見下ろしている。
「動くぞ」
彼はわずかに目を伏せ、腰を揺らした。長いまつ毛が色っぽくて、息を漏らしながら恍惚とするさまは美しかった。
ああ、佑磨さんに余裕のない顔をさせてるのは、私なんだ……。
痛みも恥ずかしさも全部、どこかへ置き去りにしたみたいに、彼と溶け合っていく。
離れたくない。
佑磨さんをぎゅっと抱きしめる。
運命の出会いってあるんだと思う。どんなに好きになったって、どんなに手を伸ばしても届かない、叶わない恋をしてるはずなのに、彼はお互いの熱が伝わる距離にいてくれる。
「ずっと佑磨さんといる……」
何があっても、佑磨さんから離れない。
「ああ、離さない。絶対だ」
彼も力強く約束して、さらに激しく腰を打ち付けてくる。
全身が幸福に満たされていく。
幸せ。こんなに幸せでいいんだろうかって思うぐらい。
「佑磨さん、好き……」
甘い息とともに吐き出したら、耳たぶを甘噛みしながら、「俺もだ」と、彼はささやいてくれた。
「待って……」
「もうずいぶん、待った」
それはそう。前だって、抱きたいと言ってくれたのに、待ってくれた。
「今日はそのつもりがなくて……」
「いやか?」
「いやって言うか……。勇気がなくて」
「どんな勇気がいる? つばさはきれいだよ。俺は知ってる」
トップスインしてないブラウスのすそから、彼の手が入り込む。
ブラジャーに触れた指が胸をさぐると同時に、唇をふさがれた。
甘い香りが鼻へ抜ける。彼から伝わるワインの香りはとても甘い。
舌が絡まり合って、甘い息が漏れる。抱かれてもいい。そんな風に思うぐらい、甘いキスで脳がしびれていく。
「海堂さん……」
「ベッドに連れていっていいか?」
うなずいたときにはブラウスを脱がされていた。立ち上がると、スカートが足もとに落ちる。
彼は恥ずかしがる私を軽々と抱き上げて、ベッドに押し倒すと、ワイシャツのボタンを外す。
鍛えられた胸が目の前にさらされて、パッと目をそらすと、彼はくすりと笑った。
「もっと俺を見てろ」
そう言って、私にまたがると、ブラジャーをはずしてくる。
「いい体だな。形も、大きさも好みだ」
大きな手が胸を柔らかく包み込む。
「……あんまり、見ないで」
「そう言われると、余計に見たくなる」
顔を近づけてくる。軽くキスをして、そのまま頭を下げていく。見ないで、というのに、胸もとへ無遠慮に注がれる視線を感じる。
じっくりと眺めてるのだろう。彼の指先が胸の先をもてあそぶ。
「感じてるのがわかるか?」
いじわるに言う彼は、恥ずかしさのあまり首を横に振る私に笑んで、そのまま胸の先端を口に含んだ。舌先が円を描くようにいたずらに滑り、音を立てて吸いついた。
甘い声が漏れ、同時に体が波を打つ。体をよじると、ショーツに指がかかる。
「やばいな。……興奮する」
そうつぶやいた佑磨さんの唇が、柔らかな肌を確かめるようにお腹に触れて、さがるショーツの中へ落ちていく。
「海堂さん……、だめ……」
ため息は、すぐに甘い息へと変わった。体を起こした彼の指先が、誰にも触れられたことのない柔らかな場所へ入り込んでくる。
「やめ……っ」
「すぐに気持ちよくなる」
何度も上下する指に、息が荒立った。何も考えられない。足の指先に力が入り、シーツをつかむのが、やっと。
彼は女性の扱いになれてる。そう思わせるぐらい、私の体が私のものじゃないみたいに、とろかされていく。
「つばさ、俺を見て」
足を押し開かれて、思わず、体を浮かす。
「怖くない」
佑磨さんは足を抱え、逃げ出しそうになる私を抱き寄せた。
「待って……」
「待たない」
「でも……」
「怖いのは、最初だけだ。俺の首に腕を回してろ」
言われるがままに、彼に抱きついた。硬質な胸板と、どきどきと高鳴る胸が合わさって、守られてるような錯覚に満たされた。
欲深になって、鍛えられた背中に指を這わせる。佑磨さんに触れることを許された私が、特別な存在になったような気がした。
「佑磨さん……」
名前を呼んだ。そう名前を呼ぶのが許された女性になれたと思った。
「つばさ」
彼はどことなくうれしそうに笑んで、甘いキスを落としてくる。
「大丈夫だから、ちょっと我慢してろよ」
耳元で甘くささやいて、私の中へ入ってくる。苦しげに息をつく彼は妖艶で、とてもきれいだった。
「佑磨さん……」
グッと力が入ってしまうと、彼はますます苦しげにする。
「力、抜け」
「どうしたら……」
息があがる。頼りなげに見上げたら、彼はとろんと目を細めた。
「あんまり、かわいい顔するな。余裕がなくなる」
こめかみにキスをして、髪をなでてくれる。力を抜こうと必死になる私を落ち着かせようと唇を合わせてくる。
「もう、大丈夫だ」
「佑磨さ……ん」
「最高の気分だ」
うっすら涙の浮かぶ目で息を整える私を、佑磨さんはベッドに腕をついて見下ろしている。
「動くぞ」
彼はわずかに目を伏せ、腰を揺らした。長いまつ毛が色っぽくて、息を漏らしながら恍惚とするさまは美しかった。
ああ、佑磨さんに余裕のない顔をさせてるのは、私なんだ……。
痛みも恥ずかしさも全部、どこかへ置き去りにしたみたいに、彼と溶け合っていく。
離れたくない。
佑磨さんをぎゅっと抱きしめる。
運命の出会いってあるんだと思う。どんなに好きになったって、どんなに手を伸ばしても届かない、叶わない恋をしてるはずなのに、彼はお互いの熱が伝わる距離にいてくれる。
「ずっと佑磨さんといる……」
何があっても、佑磨さんから離れない。
「ああ、離さない。絶対だ」
彼も力強く約束して、さらに激しく腰を打ち付けてくる。
全身が幸福に満たされていく。
幸せ。こんなに幸せでいいんだろうかって思うぐらい。
「佑磨さん、好き……」
甘い息とともに吐き出したら、耳たぶを甘噛みしながら、「俺もだ」と、彼はささやいてくれた。
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