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強欲な甘い過去
嫉妬?
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***
「本宮遥香さんが、喜んでウェディングドレスのデザインをしてくださるとおっしゃいました。6ヶ月ほどいただきたいとのことです」
「そうか。つばさはハルカ・モトミヤのドレスでそろえたいらしい。お色直しのドレスも頼みたい」
「承知しております」
ゲストルームにコーヒーを運ぶと、佑磨さんと天ヶ瀬さんは、まるで仕事の打ち合わせをするかのように、ひたいを突き合わせていた。
佑磨さんは、ついさっきまで私を抱いていたとは思えないぐらい、さわやかな笑顔を見せている。
あいかわらず、時間の使い方が上手で、切り替えのはやい人だ。
私はいつも翻弄されてばかりだけど、頼りがいのある素敵な人と結婚できたんだなって思う。
「ああ、つばさ。こっちにおいで。遥香さんがドレスのデザインを引き受けてくれた。次の休みには担当を寄越すから、要望があれば伝えてほしいそうだ」
手招きする彼の隣に腰をおろす。
佑磨さんは、デザイナーのハルカ・モトミヤを遥香さんと呼ぶのだ。
遥香さんの母親である本宮ブライダルの社長を本宮さんと呼んでいるから区別してるのかもしれないけれど、私が想像している以上に懇意の仲だろう。
「担当の方には失礼のないように気をつけます」
「大丈夫ですよ、つばささん。担当はお嬢さまのエマさんですから」
かしこまる私に、天ヶ瀬さんがやんわりと教えてくれる。
「お嬢さまって……。担当は、本宮遥香さんの娘さんなんですか?」
全然、大丈夫じゃない。
「はい。本宮エマさんはハルカ・モトミヤブランド専属のティアラデザイナーでございます。デザイナー以外のお仕事も精力的にこなす方ですので、頼られると良いですよ」
「海外暮らしだって、何かで見たことがあったので、てっきり、日本にはいらっしゃらないのかと思ってました」
「ええ、普段はフランスを拠点に活動されています。今回は佑磨さんとつばささんのために来日してくださるのですよ」
「そんな、わざわざ?」
海堂リゾートの御曹司が呼べば来てくれるなんて、やっぱり、海堂ってすごいセレブなんだ、と改めて実感する。
「佑磨さんとエマさんは幼なじみのようなものですから、お気になさらず」
「え、そうなんですか?」
驚いたものの、海堂リゾートとハルカ・モトミヤのつながりを考えれば、じゅうぶんにあり得る話だ。
「佑磨さんのためとあれば、何よりも優先してくださるのです」
「和希、仕事に関係ない話は不要だ」
佑磨さんは、くだらない話はするな、とでも言いたげな顔をして、釘を指す。
「失礼しました。早速ですが、つばささん、エマさんがつばささんのお写真を拝見したいとのこと。ある程度のイメージをつかんでから、お会いしたいそうです」
「ただ、つばさの顔が見たいだけだろう。エマの考えそうなことだ」
彼はますます不機嫌そうに、腕を組む。
エマって、呼び捨てにするんだ。幼なじみならあたりまえかもしれないけれど。
「佑磨さんはエマさんと仲がいいんですね」
「会えば話すぐらいはする」
「どんな方なのか、お会いするのが楽しみです」
笑顔で言うと、佑磨さんは眉をぴくりとあげる。楽しみにする意味がわからないみたいな顔をするのだ。
その様子をおかしそうに笑った天ヶ瀬さんが尋ねてくる。
「では、つばささん、何かお写真はございますか?」
「あっ、どうかな。最近、写真は撮ってなくて……」
スマートフォンを開く。前に、友人と旅行に行ったのはいつだっただろう。いくつか写真は出てくるものの、友人が撮ってくれたプライベートすぎる写真ばかりだ。
「あんまり、見せられるような写真が……。あっ! ウェディングドレスの写真があります。持ってきますねっ」
そうだった、とスマートフォンをテーブルに置いて、立ち上がる。
「先日の?」
「はい。試着会で天ヶ瀬さんと撮影した写真です。美梨さんがアルバムにまとめてくれたんです」
引っ越してきたときに、学生時代の卒業アルバムと一緒に持ってきたはず。
「ちょっと探してきますね」
そう言い置いて、リビングへ行き、早速、キャビネットを開く。案の定、整然と並ぶ書籍の端にアルバムが置かれている。
「あ、あった」
赤いミニアルバムを取り出すと、胸に抱えて、ゲストルームへ戻る。そのとき、テーブルの上のスマートフォンが光った。
「メールかな」
ロック画面の通知を開いて中を確認する。
「誰だ?」
佑磨さんがじろりとスマートフォンへ鋭い目を向けてくる。
「あっ、お友だちです、大学時代の。結婚したって連絡したら、すっごく驚いてて。落ち着いたら会おうね、って連絡くれました」
「ふーん。女か?」
「友だち? はい。女子短大に通ってたので、男のお友だちは全然いなくて。中でも、一番仲良くしてる子です。落ち着いたら、会ってきてもいいですか?」
「好きにしたらいい」
「よかった」
ホッとする。ちょっと怖い顔してたから、反対されるかと思った。
スマートフォンを置いてアルバムを広げると、天ヶ瀬さんがくすりと笑う。
「なんですか?」
「あ、いえ。佑磨さんがわかりやすくて、少しおかしかったものですから。失礼」
「わかりやすい?」
「はい。嫉妬ですよ。やきもちと申しましょうか」
友人が男じゃないかって疑って、嫉妬したってこと?
そっか。佑磨さんにはいろんな女の人との過去があるから、私にもそういう男の人がいるんじゃないかって心配してるんだ。
初めては全部、佑磨さんに捧げたけど、たとえば、片想いの彼がいたとか、キスぐらいだったらしたことあるんじゃないかって、どこかで疑ってるんだろう。
そういう男の人は一人もいないのに。
でも、もしそれを話したら、佑磨さんが嫉妬するかもしれない男の子ならいる。
いつか、話す日が来るかな。もしかしたら、あの男の子が私の初恋だったかもしれないって。
「和希。ざれごとはいいから、話を進めろ」
佑磨さんがぶっきらぼうに言うと、天ヶ瀬さんは笑いをかみ殺した。
「かしこまりました。つばささん、アルバム拝見しますね」
「天ヶ瀬さんの写真もありますよ。美梨さんが撮影してくれた、ほとんどの写真が入ってます」
「それは、うれしい。私の写真は全部、佑磨さんの指示でお蔵入りですから」
「そうなんですか? でも、仕事中だったから、仕方ないですよね。私も無理言ってすみませんでした」
「いえいえ、決してそういうわけではないのですよ。これも、嫉妬……」
「和希、口を慎め」
嫉妬?
佑磨さんは天ヶ瀬さんと仲良くすると、嫉妬しちゃうみたい。それだけ、私を大切に思ってくれてるんだろうけど。
「あ、これなんか、いいですね。全身が映ってますし、素のつばささんがわかるような笑顔です」
天ヶ瀬さんは一枚の写真を指差す。
私が天ヶ瀬さんと話す姿を撮影したオフショットだ。
「佑磨さんはどう思いますか?」
尋ねると、彼は少し前かがみになって、いくつかの写真を確認した。
「いいんじゃないか? 和希が選んだやつで」
「ウェディングドレスをデザインするときの参考になるでしょうか」
「ああ、大丈夫だろう。写真より、実物の方が数段きれいだけどな」
彼はしれっとそう言って、コーヒーを口もとに運ぶ。
天ヶ瀬さんがにやついてるから、恥ずかしくなる。
「じゃあ、この写真でお願いします」
写真を一枚引き抜いて、天ヶ瀬さんに渡すと、そそくさとアルバムを閉じた。
「本宮遥香さんが、喜んでウェディングドレスのデザインをしてくださるとおっしゃいました。6ヶ月ほどいただきたいとのことです」
「そうか。つばさはハルカ・モトミヤのドレスでそろえたいらしい。お色直しのドレスも頼みたい」
「承知しております」
ゲストルームにコーヒーを運ぶと、佑磨さんと天ヶ瀬さんは、まるで仕事の打ち合わせをするかのように、ひたいを突き合わせていた。
佑磨さんは、ついさっきまで私を抱いていたとは思えないぐらい、さわやかな笑顔を見せている。
あいかわらず、時間の使い方が上手で、切り替えのはやい人だ。
私はいつも翻弄されてばかりだけど、頼りがいのある素敵な人と結婚できたんだなって思う。
「ああ、つばさ。こっちにおいで。遥香さんがドレスのデザインを引き受けてくれた。次の休みには担当を寄越すから、要望があれば伝えてほしいそうだ」
手招きする彼の隣に腰をおろす。
佑磨さんは、デザイナーのハルカ・モトミヤを遥香さんと呼ぶのだ。
遥香さんの母親である本宮ブライダルの社長を本宮さんと呼んでいるから区別してるのかもしれないけれど、私が想像している以上に懇意の仲だろう。
「担当の方には失礼のないように気をつけます」
「大丈夫ですよ、つばささん。担当はお嬢さまのエマさんですから」
かしこまる私に、天ヶ瀬さんがやんわりと教えてくれる。
「お嬢さまって……。担当は、本宮遥香さんの娘さんなんですか?」
全然、大丈夫じゃない。
「はい。本宮エマさんはハルカ・モトミヤブランド専属のティアラデザイナーでございます。デザイナー以外のお仕事も精力的にこなす方ですので、頼られると良いですよ」
「海外暮らしだって、何かで見たことがあったので、てっきり、日本にはいらっしゃらないのかと思ってました」
「ええ、普段はフランスを拠点に活動されています。今回は佑磨さんとつばささんのために来日してくださるのですよ」
「そんな、わざわざ?」
海堂リゾートの御曹司が呼べば来てくれるなんて、やっぱり、海堂ってすごいセレブなんだ、と改めて実感する。
「佑磨さんとエマさんは幼なじみのようなものですから、お気になさらず」
「え、そうなんですか?」
驚いたものの、海堂リゾートとハルカ・モトミヤのつながりを考えれば、じゅうぶんにあり得る話だ。
「佑磨さんのためとあれば、何よりも優先してくださるのです」
「和希、仕事に関係ない話は不要だ」
佑磨さんは、くだらない話はするな、とでも言いたげな顔をして、釘を指す。
「失礼しました。早速ですが、つばささん、エマさんがつばささんのお写真を拝見したいとのこと。ある程度のイメージをつかんでから、お会いしたいそうです」
「ただ、つばさの顔が見たいだけだろう。エマの考えそうなことだ」
彼はますます不機嫌そうに、腕を組む。
エマって、呼び捨てにするんだ。幼なじみならあたりまえかもしれないけれど。
「佑磨さんはエマさんと仲がいいんですね」
「会えば話すぐらいはする」
「どんな方なのか、お会いするのが楽しみです」
笑顔で言うと、佑磨さんは眉をぴくりとあげる。楽しみにする意味がわからないみたいな顔をするのだ。
その様子をおかしそうに笑った天ヶ瀬さんが尋ねてくる。
「では、つばささん、何かお写真はございますか?」
「あっ、どうかな。最近、写真は撮ってなくて……」
スマートフォンを開く。前に、友人と旅行に行ったのはいつだっただろう。いくつか写真は出てくるものの、友人が撮ってくれたプライベートすぎる写真ばかりだ。
「あんまり、見せられるような写真が……。あっ! ウェディングドレスの写真があります。持ってきますねっ」
そうだった、とスマートフォンをテーブルに置いて、立ち上がる。
「先日の?」
「はい。試着会で天ヶ瀬さんと撮影した写真です。美梨さんがアルバムにまとめてくれたんです」
引っ越してきたときに、学生時代の卒業アルバムと一緒に持ってきたはず。
「ちょっと探してきますね」
そう言い置いて、リビングへ行き、早速、キャビネットを開く。案の定、整然と並ぶ書籍の端にアルバムが置かれている。
「あ、あった」
赤いミニアルバムを取り出すと、胸に抱えて、ゲストルームへ戻る。そのとき、テーブルの上のスマートフォンが光った。
「メールかな」
ロック画面の通知を開いて中を確認する。
「誰だ?」
佑磨さんがじろりとスマートフォンへ鋭い目を向けてくる。
「あっ、お友だちです、大学時代の。結婚したって連絡したら、すっごく驚いてて。落ち着いたら会おうね、って連絡くれました」
「ふーん。女か?」
「友だち? はい。女子短大に通ってたので、男のお友だちは全然いなくて。中でも、一番仲良くしてる子です。落ち着いたら、会ってきてもいいですか?」
「好きにしたらいい」
「よかった」
ホッとする。ちょっと怖い顔してたから、反対されるかと思った。
スマートフォンを置いてアルバムを広げると、天ヶ瀬さんがくすりと笑う。
「なんですか?」
「あ、いえ。佑磨さんがわかりやすくて、少しおかしかったものですから。失礼」
「わかりやすい?」
「はい。嫉妬ですよ。やきもちと申しましょうか」
友人が男じゃないかって疑って、嫉妬したってこと?
そっか。佑磨さんにはいろんな女の人との過去があるから、私にもそういう男の人がいるんじゃないかって心配してるんだ。
初めては全部、佑磨さんに捧げたけど、たとえば、片想いの彼がいたとか、キスぐらいだったらしたことあるんじゃないかって、どこかで疑ってるんだろう。
そういう男の人は一人もいないのに。
でも、もしそれを話したら、佑磨さんが嫉妬するかもしれない男の子ならいる。
いつか、話す日が来るかな。もしかしたら、あの男の子が私の初恋だったかもしれないって。
「和希。ざれごとはいいから、話を進めろ」
佑磨さんがぶっきらぼうに言うと、天ヶ瀬さんは笑いをかみ殺した。
「かしこまりました。つばささん、アルバム拝見しますね」
「天ヶ瀬さんの写真もありますよ。美梨さんが撮影してくれた、ほとんどの写真が入ってます」
「それは、うれしい。私の写真は全部、佑磨さんの指示でお蔵入りですから」
「そうなんですか? でも、仕事中だったから、仕方ないですよね。私も無理言ってすみませんでした」
「いえいえ、決してそういうわけではないのですよ。これも、嫉妬……」
「和希、口を慎め」
嫉妬?
佑磨さんは天ヶ瀬さんと仲良くすると、嫉妬しちゃうみたい。それだけ、私を大切に思ってくれてるんだろうけど。
「あ、これなんか、いいですね。全身が映ってますし、素のつばささんがわかるような笑顔です」
天ヶ瀬さんは一枚の写真を指差す。
私が天ヶ瀬さんと話す姿を撮影したオフショットだ。
「佑磨さんはどう思いますか?」
尋ねると、彼は少し前かがみになって、いくつかの写真を確認した。
「いいんじゃないか? 和希が選んだやつで」
「ウェディングドレスをデザインするときの参考になるでしょうか」
「ああ、大丈夫だろう。写真より、実物の方が数段きれいだけどな」
彼はしれっとそう言って、コーヒーを口もとに運ぶ。
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