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第二章:城塞都市クレイル
冒険者(9)
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――ああ、これはもう助からへんな。
レネ・フィルギヤは首元から流れ落ちる血が床に広がっていくのをぼんやりと見詰めていた。
ブランカが治癒魔法の使い手を呼ぶ叫び声が遠くに聞こえる。
アルフレッドは応急処置を続けてくれている。そのお陰でまだ意識を繋ぎ止められているが、治療は間に合いそうにない。そもそも瀕死の状態から回復させられるような高位の魔術師がクレイルには居るとは思えなかった。
やはり死の運命からは逃れられないようだ。
レネは間近に迫った死を前にして、スピカの言葉を思い出す。
『避けることはできるんだけど、でも避ける気がないような不思議な死相。もしかしたら納得尽くの死だったりするのかも』
お気に入りの冒険者であるアンを見付けて声を掛けた時、一緒に居たのがスピカだった。一人で活動するアンには珍しく同行者が居たので最初から気になっていたが、初対面の相手に「死相が見える」と口にするような変人ですぐに気に入った。
フィルギヤに対して死を告げるという、その滑稽さが特に笑えた。
それでもアンが同行を許す相手で、死相が見える件についてアンは咎めはしても否定はしなかったことから、レネは真剣に受け止めるべきだと判断した。
フィルギヤにとってレネの死は一つの状態変化に過ぎないが、また王都からクレイルまで移動するのは面倒である。それにブランカとは命を大切に扱う約束をしているので抗いもせず死を受け入れるわけにはいかない。
レネは城塞都市まで連れてきた予備の私兵をすぐさま動員して、都市内の監視を強化した。護衛も倍の人数に増やして徹底的に守りを固めた。
しかし事前交渉で再びスピカを顔を合わせると、死相が変わりなく見えていると改めて告げられたのだ。
普通の行動、常識的な判断で崩せない運命であるのならば、普段は絶対にしないようなことをすればどうだろうか、と考えた結果、酒に酔っ払って突拍子もないアイディアを練ろうとしてみたりしたが、ロゼに白い目を向けられるだけで死相も気分も晴れることはなかった。
ここまでやって回避できない死の運命とは果たしてどんなものなのか。
むしろ楽しみにすらなってきた。
そしてその時がやってきて――レネはようやく事前交渉の時にスピカから聞かされた言葉の意味を理解した。
レネは顔を上げて、ロゼに目を向けた。
顔面蒼白で罪悪感に塗れている。
しかし無事だ。体のどこにも怪我は見当たらない。
ロゼの生き残る結末こそが、レネの避けられない死だった。
これは無駄死にではない。それを伝えるためにも最期の時間の使い道は決まった。
(すまんね、レナーテ……情報の抱え落ちして。次に会う時、ウチをあんまり怒らんでやってな、なんも覚えとらへんやろうし……)
*
襲撃を受けて最初から最後まで何もできなかった。
そして今もロゼは何ができるわけでもなく、レネの傍に座り込んでいる。
治療の心得がないのでアルフレッドの応急処置を手伝うこともできない。無力感に打ちひしがれて、段々と呼吸の浅くなるレネを見詰めるだけだ。
床に広がるレネの血が、ロゼのスカートに染み込んでいく。
あの時、室内に駆け抜けた突風――目には見えない風の刃が狙っていたのはロゼだった。
レネが致命傷を負った原因は自分にある。その事実を直視するだけで罪悪感に押し潰されてしまいそうだ。
「ごほっ、ごほっ!」
レネの口から濁った咳と共に血が吐き出される。
凄惨な光景にロゼは体を丸めて頭を抱え込みそうになるが――最後の意地でそれを堪えた。責任から逃げてしまえば本当に何もかも失ってしまう。
「……ロゼ様」
レネの手がロゼに向けて伸ばされる。
その血塗れの手を取るのに躊躇いはなかった。血で汚れるのを気にせず両手で包み込むように握り締めた。
「レネさん、私のせいで……!」
「ちゃうで、敵はヘタこいたんや。長くはもたないし、しんどいんで手短に伝える。ローウェルも十分や」
アルフレッドは短く嘆息すると、治療の手を止めてしまった。
「治療を続けてください! まだ治癒魔法が間に合えば――」
「ロゼ様、見てみい?」
レネの身体が白緑色に淡く輝いていた。
それは魔力光だった。その光景を目にしてようやくレネとレナーテの魔法について思い出した。
「言うたやろ、【双体魔法】で肉体を作っとるって。せやからなんも悲しむ必要はないで。ちょっとばかしお休みするだけの話や」
「肉体の死は、レネさんが亡くなるわけではないのですね」
「そういうこと、ほな時間がないからぱぱっと遺言を伝えるで」
レネはいつもの胡散臭い微笑みを形作った。
ロゼの強張っていた体から力が抜ける。
致命的な失敗だったのには変わりない。大いに反省しなくてならないが、庇ってくれたのがレネだったのは不幸中の幸いだった。もしもリーサやアルフレッドであれば本当に命を落ちしていた可能性が高い。
「この襲撃は最初からウチ狙いやった。ロゼ様を庇おうと動くウチが本命ちゅうことや」
「……ですが、レネさんは殺しても死にません。厳戒態勢の城塞都市に忍び込む手練れにしては妙ではありませんか」
「問題はそこや、ウチが一時退場になるだけで十分やったとしたら?」
ロゼは目を見開いた。
「すぐに次の動きがある、ということですね」
「大正解や。ウチはレナーテと繋がっとるから、すぐに情報を王都に伝えられる。それを避けたかったのかもしれへんな」
「待ってください。そうなると敵は目的を果たしたことになります。何も失敗していません」
「あちら視点ではその通りやな、せやけど最初から目標設定を誤っとったら成功しようがないんやで」
「どういう意味ですか?」
レネは穏やかに微笑んだ。
両手で握ったレネの手から力が抜けていく。
仮初の肉体であると分かっても、死の気配に不安が込み上げてきた。
「この襲撃で確信したで……世界はまだロゼ様に気付いてへん……だから、どうぞご存分に」
いつになく力強く見詰められて動揺する。
その目には見覚えがあった。
「どうして、ですか?」
戸惑いの言葉が口を衝いて出る。
その目が意味することは分かっても、その目が自分に向けられる理由が分からない。
「ウチは知ってるんや……ロゼ様が才気を発揮した僅かな時間を……あの日々で目にしたロゼ様は輝いておられた。ウチはその光に王国の未来を視たんや」
玉座に君臨する国王を見上げる臣下の目だ。
父や兄弟姉妹が向けられるのを何度も見たことがある――その忠誠心を第三王女という肩書しか持たないロゼがレネ・フィルギヤに捧げられている。そして自らの命を厭わず庇う行動で嘘偽りがないことは証明されていた。
「……私は何も成し遂げていません」
幼少期、神童と呼ばれていた――らしい。
何故そう呼ばれていたのか本当に思い出せなかった。
「歳を重ねて失われる程度の才能ではございません。あれだけの才覚を失い、ほんで自覚できひんようなら、それも含めてロゼ様の計画やと思うとります」
自分の記憶に答えを探そうとするが、やはりフィルギヤ商会が手を貸してくれる理由なんて一つも見当たらない。しかし、レネが命懸けで救ってくれた事実や、レナーテが最初から協力的だった理由に説明がついてしまう。
ロゼはまるで長い夢の中に囚われているような気がした。
王城のバルコニーから流星を目にしてから、これまでの代わり映えのない日々が嘘のように思える。
「最初の一歩はロゼ様自身のものだった。だからウチは協力者になったんや」
レネの言葉にはっとする。
そうだ。それだけは嘘ではない。
誰に言われたから動いたのではなかった。
理由もまともに説明でできないあやふやなものだけれど、ロゼ自身の意志で流星事変に関わった。未だに何ができるかは分からないが、これは自ら始めたことだ。
「レネさん、レナーテさん……私は最後まで自分の意志で進みます。あなた達の献身と忠誠に改めて感謝を致します」
ロゼの覚悟が伝わったのか、レネは満足そうに微笑んだ。
「レネ嬢、私は貴女を誇りに思う」
ブランカが跪いて、ロゼが握るレネの手とは反対の手を握っていた。
「あっははー、今回も大号泣してもええんやで」
「ふっ……この後、独りで小娘のように泣くとしよう」
「ブランカちゃんの泣き顔を見れないことだけが心残りやなぁ」
握っていたレネの手が白緑の魔力光を放ち出した。
魔力光は全身に広がっていき、床や服に染み込んだ血も光を帯びていく。やがてレネの体は完全に光に覆われた。
レネ・フィルギヤは首元から流れ落ちる血が床に広がっていくのをぼんやりと見詰めていた。
ブランカが治癒魔法の使い手を呼ぶ叫び声が遠くに聞こえる。
アルフレッドは応急処置を続けてくれている。そのお陰でまだ意識を繋ぎ止められているが、治療は間に合いそうにない。そもそも瀕死の状態から回復させられるような高位の魔術師がクレイルには居るとは思えなかった。
やはり死の運命からは逃れられないようだ。
レネは間近に迫った死を前にして、スピカの言葉を思い出す。
『避けることはできるんだけど、でも避ける気がないような不思議な死相。もしかしたら納得尽くの死だったりするのかも』
お気に入りの冒険者であるアンを見付けて声を掛けた時、一緒に居たのがスピカだった。一人で活動するアンには珍しく同行者が居たので最初から気になっていたが、初対面の相手に「死相が見える」と口にするような変人ですぐに気に入った。
フィルギヤに対して死を告げるという、その滑稽さが特に笑えた。
それでもアンが同行を許す相手で、死相が見える件についてアンは咎めはしても否定はしなかったことから、レネは真剣に受け止めるべきだと判断した。
フィルギヤにとってレネの死は一つの状態変化に過ぎないが、また王都からクレイルまで移動するのは面倒である。それにブランカとは命を大切に扱う約束をしているので抗いもせず死を受け入れるわけにはいかない。
レネは城塞都市まで連れてきた予備の私兵をすぐさま動員して、都市内の監視を強化した。護衛も倍の人数に増やして徹底的に守りを固めた。
しかし事前交渉で再びスピカを顔を合わせると、死相が変わりなく見えていると改めて告げられたのだ。
普通の行動、常識的な判断で崩せない運命であるのならば、普段は絶対にしないようなことをすればどうだろうか、と考えた結果、酒に酔っ払って突拍子もないアイディアを練ろうとしてみたりしたが、ロゼに白い目を向けられるだけで死相も気分も晴れることはなかった。
ここまでやって回避できない死の運命とは果たしてどんなものなのか。
むしろ楽しみにすらなってきた。
そしてその時がやってきて――レネはようやく事前交渉の時にスピカから聞かされた言葉の意味を理解した。
レネは顔を上げて、ロゼに目を向けた。
顔面蒼白で罪悪感に塗れている。
しかし無事だ。体のどこにも怪我は見当たらない。
ロゼの生き残る結末こそが、レネの避けられない死だった。
これは無駄死にではない。それを伝えるためにも最期の時間の使い道は決まった。
(すまんね、レナーテ……情報の抱え落ちして。次に会う時、ウチをあんまり怒らんでやってな、なんも覚えとらへんやろうし……)
*
襲撃を受けて最初から最後まで何もできなかった。
そして今もロゼは何ができるわけでもなく、レネの傍に座り込んでいる。
治療の心得がないのでアルフレッドの応急処置を手伝うこともできない。無力感に打ちひしがれて、段々と呼吸の浅くなるレネを見詰めるだけだ。
床に広がるレネの血が、ロゼのスカートに染み込んでいく。
あの時、室内に駆け抜けた突風――目には見えない風の刃が狙っていたのはロゼだった。
レネが致命傷を負った原因は自分にある。その事実を直視するだけで罪悪感に押し潰されてしまいそうだ。
「ごほっ、ごほっ!」
レネの口から濁った咳と共に血が吐き出される。
凄惨な光景にロゼは体を丸めて頭を抱え込みそうになるが――最後の意地でそれを堪えた。責任から逃げてしまえば本当に何もかも失ってしまう。
「……ロゼ様」
レネの手がロゼに向けて伸ばされる。
その血塗れの手を取るのに躊躇いはなかった。血で汚れるのを気にせず両手で包み込むように握り締めた。
「レネさん、私のせいで……!」
「ちゃうで、敵はヘタこいたんや。長くはもたないし、しんどいんで手短に伝える。ローウェルも十分や」
アルフレッドは短く嘆息すると、治療の手を止めてしまった。
「治療を続けてください! まだ治癒魔法が間に合えば――」
「ロゼ様、見てみい?」
レネの身体が白緑色に淡く輝いていた。
それは魔力光だった。その光景を目にしてようやくレネとレナーテの魔法について思い出した。
「言うたやろ、【双体魔法】で肉体を作っとるって。せやからなんも悲しむ必要はないで。ちょっとばかしお休みするだけの話や」
「肉体の死は、レネさんが亡くなるわけではないのですね」
「そういうこと、ほな時間がないからぱぱっと遺言を伝えるで」
レネはいつもの胡散臭い微笑みを形作った。
ロゼの強張っていた体から力が抜ける。
致命的な失敗だったのには変わりない。大いに反省しなくてならないが、庇ってくれたのがレネだったのは不幸中の幸いだった。もしもリーサやアルフレッドであれば本当に命を落ちしていた可能性が高い。
「この襲撃は最初からウチ狙いやった。ロゼ様を庇おうと動くウチが本命ちゅうことや」
「……ですが、レネさんは殺しても死にません。厳戒態勢の城塞都市に忍び込む手練れにしては妙ではありませんか」
「問題はそこや、ウチが一時退場になるだけで十分やったとしたら?」
ロゼは目を見開いた。
「すぐに次の動きがある、ということですね」
「大正解や。ウチはレナーテと繋がっとるから、すぐに情報を王都に伝えられる。それを避けたかったのかもしれへんな」
「待ってください。そうなると敵は目的を果たしたことになります。何も失敗していません」
「あちら視点ではその通りやな、せやけど最初から目標設定を誤っとったら成功しようがないんやで」
「どういう意味ですか?」
レネは穏やかに微笑んだ。
両手で握ったレネの手から力が抜けていく。
仮初の肉体であると分かっても、死の気配に不安が込み上げてきた。
「この襲撃で確信したで……世界はまだロゼ様に気付いてへん……だから、どうぞご存分に」
いつになく力強く見詰められて動揺する。
その目には見覚えがあった。
「どうして、ですか?」
戸惑いの言葉が口を衝いて出る。
その目が意味することは分かっても、その目が自分に向けられる理由が分からない。
「ウチは知ってるんや……ロゼ様が才気を発揮した僅かな時間を……あの日々で目にしたロゼ様は輝いておられた。ウチはその光に王国の未来を視たんや」
玉座に君臨する国王を見上げる臣下の目だ。
父や兄弟姉妹が向けられるのを何度も見たことがある――その忠誠心を第三王女という肩書しか持たないロゼがレネ・フィルギヤに捧げられている。そして自らの命を厭わず庇う行動で嘘偽りがないことは証明されていた。
「……私は何も成し遂げていません」
幼少期、神童と呼ばれていた――らしい。
何故そう呼ばれていたのか本当に思い出せなかった。
「歳を重ねて失われる程度の才能ではございません。あれだけの才覚を失い、ほんで自覚できひんようなら、それも含めてロゼ様の計画やと思うとります」
自分の記憶に答えを探そうとするが、やはりフィルギヤ商会が手を貸してくれる理由なんて一つも見当たらない。しかし、レネが命懸けで救ってくれた事実や、レナーテが最初から協力的だった理由に説明がついてしまう。
ロゼはまるで長い夢の中に囚われているような気がした。
王城のバルコニーから流星を目にしてから、これまでの代わり映えのない日々が嘘のように思える。
「最初の一歩はロゼ様自身のものだった。だからウチは協力者になったんや」
レネの言葉にはっとする。
そうだ。それだけは嘘ではない。
誰に言われたから動いたのではなかった。
理由もまともに説明でできないあやふやなものだけれど、ロゼ自身の意志で流星事変に関わった。未だに何ができるかは分からないが、これは自ら始めたことだ。
「レネさん、レナーテさん……私は最後まで自分の意志で進みます。あなた達の献身と忠誠に改めて感謝を致します」
ロゼの覚悟が伝わったのか、レネは満足そうに微笑んだ。
「レネ嬢、私は貴女を誇りに思う」
ブランカが跪いて、ロゼが握るレネの手とは反対の手を握っていた。
「あっははー、今回も大号泣してもええんやで」
「ふっ……この後、独りで小娘のように泣くとしよう」
「ブランカちゃんの泣き顔を見れないことだけが心残りやなぁ」
握っていたレネの手が白緑の魔力光を放ち出した。
魔力光は全身に広がっていき、床や服に染み込んだ血も光を帯びていく。やがてレネの体は完全に光に覆われた。
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