北の魔法使いと東の魔法使い

あのこみ

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第1章

3話 ~秘薬屋~

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noside


コツコツ

オシャレな煉瓦の道をブーツの踵が音を鳴らしている。

事の始まりは、遡る事三十分前

……………………………………………………………………

愛羅「叶夢!秘薬屋に行こ!」

叶夢「なんで?」

愛羅「魔法にだって、薬品がいるんだよ。
叶夢、マスタークラウンになりたいでしょ?」


魔法使いには、ランクがある。
魔法の腕を磨いて強くなると、王様から新しい称号と杖が貰える。

叶夢でも、まだ見習い魔法使いランクだ。
杖も星の杖。高等部生徒にしては良い方でも低い。

愛羅は下から2番目の下っ端魔法使いランクだ。
杖は一番下レベルの木の杖。

トップランクがマスタークラウン



叶夢「嗚呼、お前魔法医になりたいんだっけ?」

愛羅「そう!だから行こうよ。ほら生活費だって必要だから、シェードタウンの秘薬屋バイト募集中だったし。」

叶夢「俺は、仕送りに困ってはいない。」


愛羅「この金持ちが!」



………………………………………



なんだかんだでついてきてくれてはいる。


愛羅「都会って凄いね!ビルが沢山だ!」

叶夢「無駄にでかいだけじゃないか。」

やっぱりクール

東地方は、木々が多く自然豊かな地方で、農家が沢山いる。


都会が珍しくてワクワクしているのだろう。


叶夢「着いた。」


賑やかな店が並ぶ隅っこにひっそりとたたずむ秘薬屋。


【秘薬屋     トメヤ】


愛羅「入ろっか!ごめんください~!」

ギィィ



そこには、老女が居た。


老女「いらっしゃい。」

愛羅「秘薬作りのバイトさせて下さい!」


老女「おや、元気な事。アタシャこの店の店主、亀山かめやま とめ。そっちの坊やもバイト希望かい?」


嗄声で、名を名乗った。


叶夢「ええ。お願いします。時雨  叶夢です。」
愛羅「桜咲  愛羅です!」


留「じゃあ材料をとってきてほしい。【マンドラゴンの根っこ】に欠かせない、マンドラゴンをとってきてほしい。
どれだけ時間がかかっても構わないよ。」


愛羅「分かりました!」


留「マンドラゴンは一見草のようだが、抜くと恐ろしい声をあげる。気をつけるんじゃよ。」


返事をして、マンドラゴンを探しに店を後にした。



……………………………………………


愛羅「マンドラゴンってどうやって取るの?」

叶夢「あれは危険だからな。声を出されたら危ない。」



ウ~ンと腕を組んで愛羅は考え込む。


愛羅「あっ!ノーマル魔術の口封じを使えば良いんじゃない!?」


叶夢「やって見る価値はありそうだ。先生の所へ行こう。」


愛羅「うん!」



2人は駆け足でファンタジスタ学園を目指した。
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